いつもはバンコクにしか滞在しないタイ出張、今回は珍しく地方に足を延ばした。
訪問したのはバンコクから国内線で1時間、タイ第二の都市であるコンケーン。
タイ東北地方(イサーン)の中心都市で、日本で言えば仙台にあたるような所なのだが、タイという国はバンコクだけがずば抜けて大きく、ほかの都市は規模がぐっと小さいので、ここも仙台というよりは地方の県庁所在地の次の町程度の大きさ。
街で一番高い建物であるホテル15階からの景色はこんな感じ。
平らな土地なので市街地は結構大きく広がっているが、5階建て以上の建物はちらほらとしか見えない。
同じような規模のチェンマイには観光するところがたくさんあるが、こちらはそのような名所もなく、いたって地味。
唯一の「観光地」とおぼしき人造湖の向こうには変わった形の大きなお寺が見えるが、仕事中のオフィスの窓から眺めるのみ。
ただし街中にはあちらこちらにローカルな市場があり
屋根付きの中央市場にはあらゆるものがごちゃごちゃと売られてこういうところは面白そうなのだが、今回は残念ながらゆっくり見る時間もなし。
そんなコンケーン出張で唯一楽しみだったのが食事。
バンコクとは一味違ったものが食べられるかと期待がふくらむ。
早朝7時にコンケーンに到着してまず向かったのは朝食屋さん。
屋台で見かけるようなコーヒー用ストーブのあるローカルな店だが
この小鍋に入った目玉焼きがコンケーン名物なのだとか。目玉焼き自体は本当に卵を割っただけで味付けもされていないが、上に載った2種類のソーセージ(ネーム)がここの名物で、これを挟んだ小さなサンドイッチが薄甘い懐かしい味のパンでおいしい。
海から遠い内陸のコンケーンは豚肉料理が多いらしく
道端でもこんな風に網の上で肉やら筋やらを干している。
この干した肉を唐揚げにしたものも脂身があっさりして実においしかった。
ホテルの近くには「Mr.Sushi」なる怪しげな日本食屋もあったが、夜はもちろんイサーン料理。
というわけで連れてこられたのは空港から車で5分ほどのこちらの店、「Praprai」。
ここもまたごくカジュアルな造りだが、コンケーンでは誰もが認めるイサーン料理の名店とのことで、見ているとなるほど接待と思われる外人連れも次々にやってくる。
こちらで同行のタイ人に注文してもらったお料理。
左のスープは川魚入り。辛くて酸っぱいのはタイのスープに共通だが、ココナッツミルクが入っていないのであっさりしている。右のラープは豚ひき肉のあえもの。ハーブがたくさん入って、辛いけれどさわやか。もち米と一緒に食べるといくらでも食べてしまいそうでやばい。
イサーン料理で一番有名なパパイヤのあえもの、ソムタム。同行のタイ人たちもバンコク育ちで辛いものは苦手なので、たぶん一番マイルドにしてもらった。それでも十分、汗が出るほど辛いのだが、そうめんのようなビーフンにかける食べ方を教えてもらって、これがまたうまーい!手前はそのビーフンが初めから入ったソムタムで、こちらはタムソアというらしい。
だがこの店で誰もが一番感動したのはこちら
豚ののど肉の焼き肉、コームーヤーン。
これが全体に脂がのっているのだがしつこくなく、柔らかくてジューシーな焼き上がり。
タイ人たちに言わせるとバンコクではこんなに柔らかいコームーヤーンは食べたことがないとか。
この店のもち米入りイサーン・ソーセージもおいしくて感激したのだが、興奮していたらしく写真がない。
最後の生姜入りスープに入った黒ゴマ団子まで大満足で、名店の名に偽りはなかった。
こんなにおいしいものが食べられるなら飛行機に乗ってでも食事に来たい、などと冗談を言いつつ空港に着くと、空港のお土産も豚肉ざんまい。
冷蔵庫にはいろいろな種類のイサーン・ソーセージが並び、同行のバンコクっ子たちは全員箱に入ったセットを買い込んでいる。これはソーセージと若いバナナ、スターフルーツなどをライスペーパーとレタスにくるんで食べるもの。ベトナム料理の影響を受けているらしい。
こちらも買って帰りたいけれど、さすがにこれは日本に持ち込めないとほかの店を覗いていいものを発見。
のしココナッツ!
この若いココナッツの実を板状にのしたお菓子、もう10年も前にラオスからタイに入国した時、ウボンラチャタニーという地方空港で見つけてとても気に入ったもの。以来バンコクでいつも探していたのだが見つからなかったのだ。聞けばやはりウボンラチャタニーの名産で、今日もたまたまウボンから入荷したところだったとか。ラッキー!
おいしいご飯を食べられるなら、コンケーン、また来てもいい。
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訪問したのはバンコクから国内線で1時間、タイ第二の都市であるコンケーン。
タイ東北地方(イサーン)の中心都市で、日本で言えば仙台にあたるような所なのだが、タイという国はバンコクだけがずば抜けて大きく、ほかの都市は規模がぐっと小さいので、ここも仙台というよりは地方の県庁所在地の次の町程度の大きさ。
街で一番高い建物であるホテル15階からの景色はこんな感じ。
平らな土地なので市街地は結構大きく広がっているが、5階建て以上の建物はちらほらとしか見えない。
同じような規模のチェンマイには観光するところがたくさんあるが、こちらはそのような名所もなく、いたって地味。
唯一の「観光地」とおぼしき人造湖の向こうには変わった形の大きなお寺が見えるが、仕事中のオフィスの窓から眺めるのみ。
ただし街中にはあちらこちらにローカルな市場があり
屋根付きの中央市場にはあらゆるものがごちゃごちゃと売られてこういうところは面白そうなのだが、今回は残念ながらゆっくり見る時間もなし。
そんなコンケーン出張で唯一楽しみだったのが食事。
バンコクとは一味違ったものが食べられるかと期待がふくらむ。
早朝7時にコンケーンに到着してまず向かったのは朝食屋さん。
屋台で見かけるようなコーヒー用ストーブのあるローカルな店だが
この小鍋に入った目玉焼きがコンケーン名物なのだとか。目玉焼き自体は本当に卵を割っただけで味付けもされていないが、上に載った2種類のソーセージ(ネーム)がここの名物で、これを挟んだ小さなサンドイッチが薄甘い懐かしい味のパンでおいしい。
海から遠い内陸のコンケーンは豚肉料理が多いらしく
道端でもこんな風に網の上で肉やら筋やらを干している。
この干した肉を唐揚げにしたものも脂身があっさりして実においしかった。
ホテルの近くには「Mr.Sushi」なる怪しげな日本食屋もあったが、夜はもちろんイサーン料理。
というわけで連れてこられたのは空港から車で5分ほどのこちらの店、「Praprai」。
ここもまたごくカジュアルな造りだが、コンケーンでは誰もが認めるイサーン料理の名店とのことで、見ているとなるほど接待と思われる外人連れも次々にやってくる。
こちらで同行のタイ人に注文してもらったお料理。
左のスープは川魚入り。辛くて酸っぱいのはタイのスープに共通だが、ココナッツミルクが入っていないのであっさりしている。右のラープは豚ひき肉のあえもの。ハーブがたくさん入って、辛いけれどさわやか。もち米と一緒に食べるといくらでも食べてしまいそうでやばい。
イサーン料理で一番有名なパパイヤのあえもの、ソムタム。同行のタイ人たちもバンコク育ちで辛いものは苦手なので、たぶん一番マイルドにしてもらった。それでも十分、汗が出るほど辛いのだが、そうめんのようなビーフンにかける食べ方を教えてもらって、これがまたうまーい!手前はそのビーフンが初めから入ったソムタムで、こちらはタムソアというらしい。
だがこの店で誰もが一番感動したのはこちら
豚ののど肉の焼き肉、コームーヤーン。
これが全体に脂がのっているのだがしつこくなく、柔らかくてジューシーな焼き上がり。
タイ人たちに言わせるとバンコクではこんなに柔らかいコームーヤーンは食べたことがないとか。
この店のもち米入りイサーン・ソーセージもおいしくて感激したのだが、興奮していたらしく写真がない。
最後の生姜入りスープに入った黒ゴマ団子まで大満足で、名店の名に偽りはなかった。
こんなにおいしいものが食べられるなら飛行機に乗ってでも食事に来たい、などと冗談を言いつつ空港に着くと、空港のお土産も豚肉ざんまい。
冷蔵庫にはいろいろな種類のイサーン・ソーセージが並び、同行のバンコクっ子たちは全員箱に入ったセットを買い込んでいる。これはソーセージと若いバナナ、スターフルーツなどをライスペーパーとレタスにくるんで食べるもの。ベトナム料理の影響を受けているらしい。
こちらも買って帰りたいけれど、さすがにこれは日本に持ち込めないとほかの店を覗いていいものを発見。
のしココナッツ!
この若いココナッツの実を板状にのしたお菓子、もう10年も前にラオスからタイに入国した時、ウボンラチャタニーという地方空港で見つけてとても気に入ったもの。以来バンコクでいつも探していたのだが見つからなかったのだ。聞けばやはりウボンラチャタニーの名産で、今日もたまたまウボンから入荷したところだったとか。ラッキー!
おいしいご飯を食べられるなら、コンケーン、また来てもいい。
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