Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー南部の旅 17 さらにボールダー島

2018-05-30 19:28:21 | 東南アジア
3月12日

ボールダー島の沖で一夜を過ごし、朝食の後早くも海に入っている添乗員の後を追ってみると
 
船の周りには小魚がいっぱい。

ディンギーに乗ってボールダー島をぐるっと回り、停泊地の反対側にあるモーケン・ベイへ。
 
ここは遠浅にサンゴがいっぱい。
  
  
透明度も高いのでいろいろな形のサンゴに
   
 
その間を泳ぐ魚も良く見える。

少し浜を離れるとサンゴがまるで森のようで
  
 そこを泳ぐ魚を追いかけるのも楽しい。

モーケン・ベイからはまた島を廻って元のボールダー・ベイへ。
こちらはちょうど満ち潮で海が深くなってしまったが 
  
 
イカが泳いでいる姿も見られてラッキー。

シュノーケリングを満喫したら船に戻ってお昼。
  
本日のメニューはスペアリブに四角豆のあえもの
 イカのカレー炒めもおいしい。

 
ボールダー島とはこれでお別れだが、昨夜リゾートにいたドイツ人観光客によるとここは食事もすごくおいしいそうで、またこの海に来るならぜひこのリゾートに泊まりたいものだ。

ここからは進路を東に取り、本日の停泊地は本土に近いテイ島。
 夕方だけれど、ここで最後のシュノーケリングをすると
 透明度も下がり、もうボールダー島のようなサンゴはあまり見られない。

それでも立って泳ぐ透明な葉っぱのようなものを発見。
 
これ、ヘコアユというれっきとした魚だそうだ。

海から上がってさっぱりしたら甲板で日が沈むのを眺める。
 
この島には人が住んでいるのか、漁船に近づく小舟も見える。

シージプシー号での夕食も今夜で最後。
 魚も毎日、よく食べた。

 今夜も漁船の明かりがまぶしい。


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ミャンマー南部の旅 16 ボールダー島

2018-05-29 18:14:23 | 東南アジア
忘れた頃のミャンマー旅行記再開

3月11日 続き

 お昼を食べたら船は南下し、次はボールダー島へ。

 
ディンギーできれいな白浜に上陸すると
 浜にはBoulder Bay Eco Resortの看板が。
そして海からは見えないがちょっと入ると建物があって
 
ここは我々のシージプシー号の会社が経営する、計画中も含めてまだ6軒しかないメルギー諸島のホテルの一つなのだそうだ。

 小さな島にはハイキングルートがいくつかあるので、ガイドに先導されてジャングルの中へ。

  
どうなっちゃってるのかと思うほど絡まった木やら、ファスナーが付いているかのような木。
  
花はそれほど見当たらないが
 
いろいろな種も落ちていて、植物に詳しい人と歩いたら楽しそうだ。

20分ほどでバンブーベイに到着。

砂浜から海に入ってみると
 
結構魚が見られるけれど、もっとたくさんいる所まではちょっと遠いということで、
 ディンギーで移動してシスターベイの沖で海に入ってみると
 
海の中はまるでバラの花のようなサンゴでいっぱい、透明度も高くてきれい!

  
 魚も小さいのから大きいのまでたくさんの種類が見られて、ここは今回のクルーズでも最高のポイント。
動画も撮ってみたが腕が悪すぎてろくな絵が撮れていないのがくやしい。

あとでラノーンの温泉で会ったフランス人研究者によるとここはなぜか「ジャパニーズ・ガーデン」と呼ばれているとか。
2004年のスマトラ島沖地震の際の津波でかなりの被害にあったそうなので、以前はもっと見事だったのだろう。

この湾でシュノーケリングを堪能して、船でシャワーを浴びたら再びボールダー島に上陸。
 
日の落ちる砂浜にはテーブルがセットされて
 
スタッフはバーベキューでエビやらカニやら魚、さら肉までどんどん焼いてくれる。
 
シェフの力作サラダなどもいただいていると
 
蒸した魚に詰め物をしたイカも来て、贅沢な夕食になった。


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ドイツ 出張飯

2018-05-26 00:02:51 | ヨーロッパ
今回は一応仕事だったので、お昼は毎日オフィスの会議室で。

ケータリング会社がいろいろ用意してくれるのだが
 テーブルの上はサンドイッチの海。

タルタルステーキの乗ったものとか各種ハムやチーズ、パンもドイツのプレッツェルやライ麦パンはとてもおいしいけれど、日本人としては毎日サンドイッチでは飽きが来る。

ホテルの周りには前にも書いた通り何もない。
かろうじてすぐ隣の駐車場にガソリンスタンド併設のコンビニがあるので、夕食を簡単に済ませようと思うとこうなる。
 ソーセージに付いてくるパンが侮れないおいしさ。

これではあんまりだ、ということで一夜は日本人同士で町の中心へ。
 
ドイツ人におすすめされたのはドーム教会の目の前にある「ストーク」と言うレストラン。
建物は新しいが1704年創業、フランクフルト最古のレストランだそうで、教会の塔を眺めながらテラスで食事ができる。

そもそも今回ドイツにやってきたのは「今なら白アスパラが食べられますよ」の言葉に誘われたためなので
  
なにはともあれシュパーゲル(白アスパラ)にシュニッツェル、牛肉煮込みのザワーブラーテンにソーセージ類の盛り合わせという定番を頼むと、店側も心得たもので当然のようにシェアできるよう皿を持って来てくれる。
しかしここのアスパラは水っぽく、牛肉も柔らかいが味が抜けている。
 青い焔をあげてやって来たくるみアイスクリームが一番おいしかったくらいで、あとでジモティーに聞くと「レーマー広場のまわりは観光客しか行かないよ」とのこと。む~。

そのジモティーに後日案内されたのはザクセンハウゼン地区にある「アドルフ・ワーグナー」と言う店。
   
 ここも有名な老舗で、日本人をはじめ大勢の観光客グループの姿が見えるが、地元民にも愛されている店とのことで、実際案内されたテーブルでは地元のご機嫌じいさんたちと相席に。
 ここで頼むべきはフランクフルト周辺でしか飲めないというアップルワイン。陶器の入れ物に描かれた数字はこれで9杯と言う意味で、濁っている方が甘さの全くないリンゴジュースという感じのアップルワイン、透明な方はノンアルコールだがこちらは甘みの少ないリンゴジュース。

ここでももちろんシュパーゲルを注文。
  
一人前になんと太いのが6本も来て、アスパラで満腹になるなんて初めての経験。
一緒に頼んだハムも、連れが頼んだシュバイネハクセもボリュームたっぷりで、ここはさすがにおいしい。

帰国日は夕方の便だったので、午前中にまた町に出てレーマー広場の近くのクラインマルクトという市場へ。
 
それほど大きな市場ではないが、きれいな場内の入り口近くには八百屋が何軒も。
  
 
カラフルな野菜が美しく並べられ、じゃがいもや玉ねぎの種類がたくさんあるのも楽しいが
 
この時期の主役はやっぱりシュパーゲル。
一番太くて立派なのが1キロ15本ほどで9ユーロぐらい、1000円ちょっと。日本の通販を見ると北海道産は1キロ5000円ぐらいするので安い!

壁際にずらりと並ぶのは肉屋で、
 
ソーセージの種類のまあ豊富なこと。

それほど客の多くない平日の昼間でも行列ができているのはSchreiberという肉屋さん。
 
カウンターのおばちゃんにソーセージを注文すると「ビーフ?ポーク?」と聞いてお湯の中の大きなソーセージを一本出し、好きな大きさに切ってさらに皮を剥くか残すか聞かれる。
 マスタードをたっぷりにパンも一つ付けてもらって、これで2ユーロちょっと。
壁際で立ち食いすればジモティー気分。

 
場内に何軒かあるパン屋さんではライ麦パンを購入。 
 小さくてもドイツパンはどっしり重い。

この市場には2階もあって両端にはレストランとワインバーもある。
 
ここに魚屋が一軒だけ。階下の肉屋とは大違い。

 
ウォーキングツアーの観光客も来てはいたが、買い物しているのは地元の人らしきこの市場、お惣菜を買いに来るのも楽しそう。

ここからさらにちょっと北に上がると
 フランクフルトで一番賑やかなショッピングエリア、ツァイル通り。
 
不思議な形をしたMy Zeilというショッピングビルの地下にスーパーがあるので
 
ここでチョコレートやらインスタント食品やらお買いもの。
カップスープのコーナーに「ジャガイモスナック」なるインスタント・マッシュポテトのようなものがあるのがドイツっぽい。

最後はスープ屋さんで
 
ボリュームたっぷりの豆スープをいただいてフランクフルト出張は終了。

ドイツは美食の国ではないけれど、おいしいシュパーゲルにソーセージ、パンが食べられたので満足。


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フランクフルト 博物館めぐり

2018-05-23 00:10:37 | ヨーロッパ
今回のフランクフルト滞在、仕事の前に一日、市内観光をしてみた。
なにしろこの町は乗り換えで通過したことはあっても、観光のためにわざわざ降り立つことはないから。

滞在はずっと空港近くのホテルなので、まずはシャトルバスで空港へ。
バス停のすぐ隣には鉄道駅があって、長距離は上階へ、近距離は地下へ降りればいい。

 下りると切符の自動販売機がずらりと並んでいるのだがこれがくせもの。
現金は高額紙幣を受け取らなかったり、クレジットカードは何回やっても通らなかったりで、イタリアやスペインより使いづらい。
なので機械の前ではオタオタする旅人多数、結局有人の窓口に長蛇の列ができていたりして、ドイツの信用早くもガタ落ち。
 
ただし一日券を買ってしまえばあとは簡単。空港から市内へは9.55ユーロで、これで鉄道、市電、バスとすべての交通機関が乗り放題。切符を見せることもないが、たまに回って来るらしい検札時に切符がないと60ユーロの罰金だそう。

空港駅からフランクフルト中央駅までは各駅停車でも15分。
 森を出て高層ビルが見えてきたら中央駅。
 
いかにもヨーロッパのターミナルらしい姿がかっこいい。

この構内にはツーリスト・インフォメーションがあるので、まずは市内の地図と
 Museumsufer Ticket 18ユーロを入手。
これで市内35ヶ所の博物館、美術館も見放題。

中東などからの移民のレストランが並ぶ駅前を通り抜け、歩道橋でマイン川を渡る。
 
すると川沿いが博物館通りで、目の前には一番大きなシュテーデル美術館がお目見え。

しかしここは後に回して、まずは右手に折れてリービークハウス彫刻美術館へ。
 
この建物は19世紀末、リービーク男爵が建てた館だそうで、屋根裏部屋だの時計塔などのあるこの屋敷自体がまず面白い。

展示品は名前の通りエジプト古代から中世、ルネッサンス、近代までの彫刻で、自分は中世のドイツ彫刻を目当てに行ったのだが、ちょうどウィリアム・ケントリッジという現代アーティストの全館を使ったインスタレーションが展示されていて
  
 
これがなければかなり地味であろう展示をおかげで期待以上に楽しめた。

ここから2,3分の所にあるのが本日のメインイベント、シュテーデル美術館。
 
さすがに多くの人でにぎわっている館内、まずは3階に上がるとオールド・マスターの作品が集められ
 一番の目当てはフェルメールの「地理学者」だったけれど、これが目立たないほど特にフランドル絵画が充実していて
  
白眉のファン・アイクにクリストゥス
  
ファン・デル・ワイデンにボッシュ、クラナッハのヴィーナスもあり
 
他にも美男、美女がいっぱい。

2階は1800年から1945年までの近代絵画だが、ここはさすがにキルヘナーやベックマンなどドイツ人のコレクションが充実していて
 
かわいい犬や猫もいる。

予想以上の広さとコレクションの充実度に地下の現代絵画には気付かずに出てしまったが、ここは半日つぶす価値あり。

さらに進んで次に入ったのは建築博物館。
 
白を基調に吹き抜けなどもあってこの建物自体もちょっとおもしろいが、3階には石器時代からの建築物の変遷をミニチュアで見せる展示があって
  
 
ミニチュア好きにはこれがたまらなかったりする。

川沿いには10も博物館が並んでいるので、途中は飛ばして4館目は東の端にあるイコン博物館。
 
ここは予想通り小さな博物館で
 
ほとんどはロシアのイコンだが
 
エチオピアの、これもイコンと呼ぶのだろうか、素朴な絵が面白い。

博物館通りはこれで一応端から端まで歩いたので

また橋を渡って町の中心部へ。
駅の方向には高層ビル街も見えるが、目指すのはその手前に見える教会。
 フランクフルト大聖堂、通称「カイザードーム」。

95mの塔が目立つゴシック様式の教会は13世紀からのもの。
  
 
内部には中央祭壇をはじめ、いかにもドイツらしい細かい彫刻の祭壇がいくつもあって、思いがけず見所が多い。

入口の脇にはドーム博物館があって、ここも博物館パスで入れるので見てみると
 
豪華な写本が何冊か。こんな本はもちろん王侯貴族か教会しか持てなかっただろう。

ところでこの教会の周囲には昔ながらの木造の家々が立ち並んでいたそうだが
 第二次大戦の空襲で1944年の3月にはこんな状態に。
2000軒ほどの家の中で破壊されなかったのは1軒だけ、その真ん中の教会は奇跡的に少しの損傷で済んだのだとか。

そんなわけで教会を出てすぐの所にあるレーマー広場。
 
昔風の建物が並んでいるが、これらはすべて戦後に再建されたもので、時代がないので残念ながらいささかディズニーランド風。

 
それでも大勢の観光客でにぎわうこの広場の前から市電に乗って、中央駅から空港へ帰還。

よく歩いた一日だった。


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フランクフルト発ルフトハンザ、ビジネスクラス

2018-05-20 01:01:20 | 機内食・映画・美術展
ドイツでの仕事も無事終了、午前中は市内で遊んで、夕方の飛行機に乗るべく早めにホテルを出た。

 
フランクフルト空港はさすがルフトハンザのハブだけにすごい数のカウンターがあり、ファーストやビジネスはちょっと離れた所に専用カウンターがあって、こちらは待たされることもなく素早くチェックイン完了。

ところがこの先の出国審査がひどくて、EUパスポート保持者は自動化ゲートで簡単に通れるがそれ以外のパスポートは長蛇の列、これを通過するのに40分以上もかかって、結局空港に着いてからラウンジに落ち着くまで1時間もかかってしまった。

 と言うことでやっとたどり着いた搭乗ゲート近くのルフトハンザ・ラウンジ。
 
ハブなのでちょっと期待していたのだが、質実剛健な造りに食べ物も必要最小限で、今時はもっと上級クラスにならないと豪華さを求めてはいけないらしい。

お腹は空いていなかったのだが、つい好奇心と貧乏人根性で野菜カレーを取ってしまった。
 
見た目がとてもおいしそうだったのだが、食べてみたらこれが何と、ほとんど何の味もしない。英語のblandという言葉がこれほどぴったりのカレーは初めてでびっくり。
カスタードのデザートもいまいちで
 一番よかったのはかわいい飛行機型グミだったかも。

 時間になって乗り込んだのは往路と同じB747-400。
 
今度のアメニティはエコバッグに入っていて、これはちょっと珍しい。
チープだけれど実用性は一番あるかもしれない。

食事前の飲み物には珍しくノンアルコールビールなど頼んでみた。
 ハーブ入りとあったので好奇心が働いたのだが、飲んでみたら普通のビールの味。
と言っても普段ビールを飲まないのであてにならない評価だが、少なくともイランのノンアルコール・ビールよりはずっとビールらしいだろうと思う。

食事はエビの前菜に魚のメイン。
 
パンと魚に添えられた大麦のリゾットのようなものがおいしい。
 ヨーグルトムースをいただきながら、さて映画、映画。

本日一本目はアガサ・クリスティなど選んでみた。
 Crooked House 
「ねじれた家」の映画化で、これはポワロやミス・マープルが出てこない作品。
出演者はどこかで見た顔だな、と思うとBBCのドラマに出ている人たちで、グレン・クロースとテレンス・スタンプの超ベテラン2人も出ているがいかにも地味な配役。
なので日本での公開はなさそうだが、クリスティ作品の雰囲気がちゃんと出ていて、ケネス・ブラナ―の「オリエント急行」よりもずっといい。
ヒーロー役の若い男優にもう少し華があればもっと好かった。


続けて2本目。
 Darkest Hour 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
ゲイリー・オールドマンが化けまくってチャーチルを演じ、アカデミー主演男優賞を取った映画。
素の顔がわからないほどの特殊メイクがすごいし、おそらくは本人のしゃべり方の癖などを研究しつくしただろう、前篇出ずっぱり、しゃべりまくりでご苦労様、という感じ。

しかしチャーチルは日本人にはあまりにもなじみがないし、ドイツとの開戦前夜の話も今のようにきな臭い時期にどうなんだろう。
和平交渉を模索した政治家たちが悪役のような扱いになっているのがいささか気にかかる。


着陸2時間前には2食目の食事で、今度は和食を選択。
 ドイツで積み込んだ和食だが、これが意外に悪くなくて、特にご飯が日本発よりこちらの方がおいしいのはなぜなんだろう。

残り時間を気にしながら3本目。
 The Post 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」 
明らかにスピルバーグがトランプの就任を意識して作った映画で、どうもこの人の場合は批判性というよりタイムリーさ、話題性を意識しているんじゃないかと勘ぐりたくなるところがある。

大統領の権力に屈せず問題ある内容の機密文書を公表するジャーナリストたちの話だが、それなら最初に取り上げたニューヨーク・タイムズこそ主役になるべきだと思うし、ブンヤの描き方もアカデミー作品賞を取った「スポットライト」の方が迫力があった。
今回はそれにワシントン・ポストの女性社主の話を絡めていて、本来はこちらが主軸なのではないかと思うのだが、メリル・ストリープとトム・ハンクスという2人のスターを使ってしまったためにあぶはち取らずになってしまった感じ。
メリル・ストリープは相変わらずうまいので、なおさらこの人に絞った映画にしてほしかった。


と、映画が終わった所で無事羽田に到着した。


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フランクフルト Steigenberger Airport Hotel

2018-05-17 05:28:03 | ヨーロッパ
フランクフルトで滞在しているのは空港の近くの Steigenberger Airport Hotel。

 
空港の周辺のホテルはどこも無料シャトルを出していて、ターミナル前の乗り場で待っていれば20分に1本の割合で大きなバスが来てくれる。

 ホテルへは5分ほどで到着。
大きなホテルだけれど
 
目の前には森が広がっているだけで、周辺には全く何もない。

 
空港の近くだけに防音は完璧。奇妙な形のオットマンがあるが、これが意外に具合がいい。

ベッドの前にはもちろんテレビがあるが、探してもチャンネル案内がない。
それどころかおなじみのルームサービスメニューやらディレクトリーもないのだが、よく見るとこんなものが。
 スマホでQRコードを読み込んでサービスメニューを見ろというもの、今どきだれでもスマホを持っているだろうというこれ、いかがなものか。

到着翌日は日曜だったので、事前予約すれば19ユーロ、当日だと23ユーロという朝食ビュッフェへ。
 
いろいろ並ぶテーブルの前に見たことのないフレッシュバター・ディスペンサーがあるので試してみると、何のことはない、バターが一切れポトンと落ちてくるのだが、こちらの乳製品はさすがにおいしい。
 
ソーセージの種類が豊富なのは当然で
 
あれもこれもと欲張ったら夜までまったくおなかが空かなかった。


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フランクフルト行きルフトハンザ、ビジネスクラス

2018-05-14 17:06:08 | 機内食・映画・美術展
えらく久しぶりにドイツに出張、しかも現在お世話になっている会社はバイトのおばさんにもビジネスクラスを使わせてくれる。
太っ腹でありがたい会社だ。

今回は羽田からルフトハンザのフランクフルト行き直行便。
普段はJL派なのでスタアラのANAの羽田ラウンジは初めて。

 
広いけれど作りはJLのラウンジの方がしゃれている気がする。
ただし食べ物の品ぞろえはこちらの方がちょっといいかも。ヌードルバーがあるのはうらやましい、今回はいただかなかったけれど。

 
小さな高菜のおにぎりやサラダ、デザートにANAのロゴ入りコーヒー味フィナンシェをいただいたらもうおなか一杯。

 乗り込んだのはB747-800。
 
2-2-2の座席配列は隣同士が少しハの字型になっていて、特に足元はお隣さんのすぐ横、フルフラットになるけれど間にパーティションもないのがちょっといや。

 本日のビジネスクラスはほぼ満席。
お客さんは日本人が4割といったところ。自分の隣もずっとメールを見ている外人のおっさんだった。

座席前の下段にはお水とアメニティのバッグ。
 でもこれ、今どきのビジネスのアメニティにしてはペンケースのような入れ物でいささかチープ。トルコ航空はエコノミーでも同じようなものをくれたぞ。

と、こんなものをチェックしつつ、ウェルカムドリンクのジュースを飲んでいるうちに離陸。

14時の出発から2時間して遅い昼食のサービス。
レストランスタイルのサービスで前菜は3種類から選択。
 野菜の盛り合わせにしたらこれがなかなかの充実ぶり。真ん中に乗っているキヌアはいかにも今どきのベジタリアン向けという感じがする。
 メインはメニューに「牛肉のたたき」とあったので選んだが、これはただのステーキ。味は悪くないがちょっと焼きすぎで疲れちゃう。
 
デザートにはチョコレートムースをお願いしたら、食後にもチョコレートがこんなに来た。ドイツ人、どんだけチョコレートが好きなんだか。

さすがにエコノミーに比べてずっといいお食事をいただきつつ、早速映画鑑賞開始。

一本目はぜひ見たかった、これ。
 I, Tonya 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」

アルベールビルとリレハンメルに出たトーニャ・ハーディングはもちろんリアルタイムで知っているし、ナンシー・ケリガンとの一件は本当に大スキャンダルだったのでよく覚えている。あれから20年以上、どんな風に映画化しているのか興味があった。

内容は子供時代からトーニャがいかにひどい環境で育ったかを説得力満点に見せて、セリフなどFやSで始まる4文字言葉が付かないことの方が珍しい。
ホワイトトラッシュの典型で、特に鬼母の迫力がすごい。この鬼婆を最後までいい人になどしないところがいい。
トーニャへのインタビューという形を取っているので、トーニャ側からの「真実」だろうし、あるいはまた金のためにこの企画を受けたのではないかと勘繰りたくもなる。しかし半分でもこの映画で描かれているような生い立ちだとしたら、スケート界から永久追放されたトーニャ・ハーディングには同情したくなる。

スキャンダラスな題材だけれどかなりよくできた映画。
鬼母を見るだけでも見る価値あり。


2本目。
 Phantom Thread 「ファントム・スレッド」

50年代のイギリスを舞台に、王族や貴族を顧客に持つ中年のデザイナーが若いミューズを見つけて、その彼女のためにそれまでの生活スタイルを崩される話。
あらすじを読んだ時に実在のデザイナーの話なのかと思ったが、ダニエル・デイ・ルイスが演じるのは架空の人物。しかしこの偏屈なデザイナーをダニエルが非常に魅力的に演じていて、これで引退を表明しているようだがまだまだセクシーさは健在。

相手役のヴィッキー・クリープスはなじみのないルクセンブルグ出身の女優さんだが、おとなしそうでいて我の強さを感じさせるところなど抑えた演技でうまい。
彼女の着る衣装が素敵で、アカデミーの衣装デザイン賞を受賞したのもむべなるかな。

しかしストーリーの方はどうなんだろう。
彼を独占しようと彼女が仕組んだ一件のラスト、まさかああなるとは思わなかった。てっきり彼女の妄想でどんでん返しがあるのかと思ったら終わってしまって肩透かし。
生活スタイルを崩したくない男に同情しすぎなんだろうか。


フルフラットの座席を倒してみたがやはり眠れないので、3本目の映画を選択。
 Suburbicon 「サバービコン 仮面を被った街」

ジュリアン・ムーアが好きで、ジョージ・クルーニーが白人至上主義の郊外住宅を皮肉っているようなので見てみたが、これは失敗。
映画の紹介にはサスペンスなどとあるが、これはブラック・コメディではないのか。が、そのわりには全く笑えない。

中流白人たちの夢の郊外住宅地に黒人一家が越してきて、それを近所の住人達が露骨に嫌がらせを始めて追い出そうとする。
一方、その隣に住む白人一家には強盗が入り、足の不自由だった妻が殺されてしまう。
この2つの家族の出来事、関連があるのかと思うとまったくなく、特に黒人一家の話はなぜ必要なのかさっぱりわからない。
聞くところでは元々あったコーエン兄弟の脚本にあとから黒人一家の話が付け加えられたそうで、現在のご時世からクルーニーが社会派っぽい色を加えたかったのかもしれないが、ストーリーとしてもかみあわないし、もう一つの話のトーンとも合っていない。

元の脚本をティム・バートンか、いっそジョン・ウォルターズあたりがコメディとして撮ればもっと面白くなったかもしれないのに。
最後まで退屈はせずに見られたが、これは失敗作だろう。


ところでルフトハンザの映画、ビジネスクラスはボーズのヘッドフォンでこれが優秀。
 ノイズキャンセリングが良く働いて、おかげで英語のセリフもよく聞き取れる。さらに英語版に英語の字幕を付けることもできて、これが助かるのだ。

そうこうしているうちにフランクフルトが近づいて2回目の食事。

 今度は和食を選んだらこれが予想外においしい。
全体に味付けが濃いしご飯がぱらぱらで食べにくいが、おかず類が充実していてかなりいい。

最後は担当のお姉さんに丁寧にご挨拶いただいて、11時間半の空の旅は終了。


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「名作誕生」&「プラド美術館展」@上野

2018-05-11 17:45:55 | 機内食・映画・美術展
 「名作誕生 つながる日本美術」展を見にまた東京国立博物館へ。
今年もこんなに足しげく通うならまた年間パスポートを買うべきだったろうか。

名作と呼ばれる作品が他の作品や文学とどうつながっているかを関連する作品を並べて見せるという面白い企画。
最初の鑑真ゆかりの仏像から始まり、特に雪舟や若冲なども中国の美術のコピーから学んでいる所など、改めて中国の芸術の大きさを実感する。

友人には等伯の「松林図屏風」が必見と勧めておきながら、自分が行った時にはすでに展示替えになっていたとは、我ながら詰めが甘すぎる。

その代わり雪舟の国宝、「天橋立図」が出ていて、これはいくら眺めても飽きない素晴らしさ。
中国に学んだ雪舟だがこれは完全に日本の水墨画になっていてうっとり。

大倉集古館の超イケメン普賢菩薩がいらっしゃったのもうれしかったし、これぞ日本的グラフィックデザインの宗達や光琳のおしゃれさも再確認して、後半はちょっと尻つぼみながら楽しめた。


東博に続いては国立西洋美術館にはしごして
 「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」

プラドは去年行ったばかりだし、そもそもスペイン絵画にはあまり興味がないのでこの展覧会に行く気はなかったのだが、ちょうど唯一好きなベラスケスに関する本を読みはじめたので彼の作品だけ見ようと会場へ。

今回は確かにベラスケスが7点も来ていて、もちろん「ラス・メニーナス」は来ていないが、王室付きになる前の宗教画からバルタザール・カルロスの騎馬像まで観られ、ベラスケスの年表をはじめベラスケスが仕えていた時代のスペイン王宮の情報などもあって、やっぱり来てよかった。

ところで今読んでいるベラスケスの本とはこちら。
 19世紀の中ごろ、イギリスのある本屋がひょんなことからベラスケス作と思われるイギリス王、チャールズ1世の肖像画を手に入れる。はたしてそれは本当にベラスケスの真筆なのか、その調査にまつわる本屋の執念とそのために巻き込まれる不幸、さらにその本屋の足跡と共にベラスケスそのひとの生涯を追う作者、そして本屋のベラスケスは?というノンフィクション。

町の普通の本屋が一枚の絵を巡って学者顔負けの調査をし、その絵に執着するあまりに生活までめちゃくちゃにしてしまうのだが、自ら不幸を望んだんじゃないかと思わせるほどのその執着ぶりがすごいし、100数十年前の普通人を追いかける作者の調査もすごく、どちらもひどくイギリス的に思われるところがとても面白い。
あと少しで本屋のベラスケスの顛末まで読み終わるのでワクワク。
ベラスケス本人の生涯も見えるようで見えなくて、それで一層プラド展を楽しめた。

ちなみにこの本、邦訳も出ているが、単行本が高いのでペーパーバックを読んでいる次第。

 プラド展のショップではついこんなものまで買ってしまった。


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ミャンマー南部の旅 15 ジャーラン島

2018-05-10 15:30:01 | 東南アジア
3月11日

途中に1,2回目を覚ましながら、起き出したのは6時。
普段は5時間ぐらいの睡眠なのに、我ながらよく9時間も寝られたと感心する。

 チューリップのソーセージなどいただいて、停泊地を出発。

やって来たのはジャーラン島。
メルギー諸島の800余りの島々の中でも人が住んでいるのは20ほど、その中でこの島には200人ほどが住んでいるとのこと。
 
大きく入り組んだ湾の正面には大きな仏様の乗ったお寺が見える。

船が横付けしたのは水や燃料の補給基地。
 
と言っても水に浮かぶ掘立小屋のようなものだが、反対側には小さなイカ釣り漁船も並んでいる。
避難場所にも良さそうなこの島はこの辺りで操業する漁船の大切な寄港地のようだ。

停泊してディンギーの準備などしていると手漕ぎの小舟がいくつもやって来た。
 
乗っているのはモーケン族。シー・ジプシーとも呼ばれるこの人たちは元々家船に住み、魚を獲って一年中海上で暮らしていた人々。
だから年寄りも子供も2本の櫂を器用に操って結構な早さでやって来る。
 
いつものことなのだろう、船のスタッフが米やお菓子など分け与えると、愛想もふりまかずにさっさと村へ帰って行く。
 
そこで我々も顔一面にタナカを塗ったお母さんたちの後を追って村へ。

 
桟橋に降りると小さな食堂があり
 
その先には結構物の豊富な商店もいくつかあるが、これらはビルマ族が経営しているとのこと。
村のメインストリートを挟んで陸地側に住んでいるのがビルマ族。
 海側の高床に住んでいるのが政府の方針で定住させられたモーケン族とのことで、こんな小さな島にも格差があるのがわかってしまう。
伝統的な暮らしを離れ、教育もない少数民族が苦しい生活に陥って差別されるのはどこの国でも見られることだ。

 
空き地に座り込んでいる人たちがいるので何をしているのかと見るとどうやら新しい家を建てようとしているらしい。
それではどんな家か、と子供の後に付いてS社名物、いきなりお家訪問。
 
 
予想通り簡素そのものだが、きれいに片づけられている。

  
屋根の上や軒先のサンゴや宝貝は土産物になるのだろうが
 
ビンロウの隣のフグの皮は何にするのだろう。
 
お母さんたちの開く魚、一夜干しで焼いたらおいしそうだ。

歩いているうちに面白いものを発見。
 パプリカのようなこれはカシュ―の実。お尻に飛び出た種だけが普通ナッツとして売られるが、実も食べらるとはカンボジアやスリランカで聞いた。
一度食べてみたかったので買いたいと言ったのだが
 
八百屋のおばちゃんはどうしてもお金を取ってくれない。そこでありがたくいただいて齧ってみると、実は柔らかくて水分たっぷり。甘さも十分あるのだが、えぐみもかなりあっておいしいとは言い難い。
しかしおかげで好奇心を満足できた。

大人は仕事に出ているのか、村の中は子供だらけ。
  
   
我々が写真に撮る以上に彼らのスマホで写真を撮られたかも。

村を一通り歩いてその先へ行くと、船から見えたお寺に出る。
 
最近えらいお坊さんが建てたとのことで、参拝者のための宿泊施設まである立派なもの。
こんなに楽しく建てました、と手前の像も語っている。

 帰りはお寺の下の桟橋からディンギーに乗って
 今度は湾に浮かぶ漁船を突撃訪問。
 
3隻をつないだ船上では、夜の漁に備えて皆さん魚網のお手入れ中。
魚がいっぱい獲れるまで2週間から1ヶ月ほどは海の上だそうだが、突然の珍客の乱入に驚いただろう。

 
湾内にはもっと大きな船もいる。

 
我々のスタッフは魚のお土産をもらって船に帰還。

 お昼は大きなエビだった。


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ミャンマー南部の旅 14 メルギー島めぐり2日目

2018-05-07 16:15:19 | 東南アジア
3月10日

船での最初の1泊、夜中に強い風が吹いたりもしたが、おかげでそれほど暑くもなく、しかし9時の就寝では当然早くに目が覚めて、それでも5時半まではベッドの上でうだうだしてようやく起きだす。

 5時半時点で気温は27℃、日出は6時。

朝食は7時半から。
 パンケーキやら目玉焼きやら、朝から盛りだくさん。

 9時からは停泊地の目の前のポニ島に上陸。
 
 真っ白い砂浜の波打ち際には落としたコンタクトレンズのようなものがいっぱい。これは何かと現地ガイドに聞いてみるとクラゲの赤ちゃんとのこと。

しかし幸いにしてこれは刺さないミズクラゲ、この島ではまだ大きくなったものも見当たらなくて
  
  
浅い浜近くでも水の中にはおいしそうな魚の姿も見える。

船にはシュノーケルの他にパドルボートやカヤックも積まれているので
 
遠浅の海で練習。

1時間半ほどこの島で遊んで、
 帰りはカヤックをディンギーに引っ張ってもらって気持ちいい~。

ここからちょっと移動して、次は115島と呼ばれる所へ。

  
ここはポニ島よりもさらに砂が白くて、絵に描いたような南の島の風景。

この島に上陸する前に、魚が多い所でディンギーから海に入る。
 
するとこちらではウニやサンゴがいっぱい見られて
  
 
クマノミやツノダシ、チョウチョウウオもいる。
 
水の透明度が明らかに良くなって、楽しい!

ひとしきり泳ぎ回ったところで115島に上陸。
 
ここの白砂は本当に細かくて、足がずぶずぶとかかとの上まで沈んでしまうほど。

  
木陰にスタッフがピクニックランチを用意してくれていて
 
スパゲティ・オン・ザ・ビーチ。

食後ゆっくりした後は、またちょっと移動してボウェイ島へ。
 
 
この島の周りにも小さな漁船がいっぱい。

ここでもディンギーから海に入ってみたが
 
こちらではそれほど魚が見られずにちょっと残念。

 船に戻っておやつをいただいているうちに今夜の停泊地、Great Swinton島のイグアナ・ベイへ移動。
 

  
 
今日のスープもまだ胡椒が効きすぎているけど、魚の唐揚げなどおいしくいただいて、今夜も9時で消灯。


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