ペナンから戻ったばかりだが、面白いイベントを見つけたので参加してみた。
「マレーシアごはんの会」が主催する「カレーミーとラクサを徹底検証」
会場は渋谷の「マレーアジアンクイジーン」。
以前にもここでナシレマとラクサを食べたことがあって、どちらもおいしかったので期待できる。
貸し切りの店内は30人ほどでほぼ一杯。
マレー系の一グループに、見た目では日本人と区別がつかないが中華系マレーシア人も何人か来ている。
時間になると主催者のちょっとした挨拶と説明があって、早速2種類の麺の食べ比べ。
まずはニョニャラクサから、と言うことで
カウンターで一杯づつ出来立てを受け取る。
手前がイポー出身の店のオーナー、奥がジョホール出身のシェフだそうだが、どちらも中華系なので話さなければマレーシア人とはわからない。
こちらが一杯目のニョニャラクサ。
こちらのスープは濃厚な魚出汁。エビと、底の方には魚の身のフレークも沈んでいたのでサバあたりを使っているのではないか。ココナッツミルクがたくさん入っているのでスープはピリ辛ながらマイルド、辛くしたい場合はサンバルで調整する。
麺はかなり細めのビーフン、トッピングにはもやしやお揚げ、ゆで卵の他にエビとイカが乗っている。
ラクサをおいしくいただいて、小さく見えた器ながらたっぷり入ったビーフンでもうかなりお腹が膨れながら、勢いのあるうちに、と次のカレーミーを受け取る。
上から見ると同じように見えるが、こちらは明らかにカレーのにおいで、スープを一口飲めば違いが歴然。
出汁は鶏だし、ターメリックなどのスパイス使いがまったく違い、ココナッツミルクが少ないので意外にラクサよりもあっさりしている。
麺は黄色い小麦麺、トッピングに鶏肉が乗っているところも違う。
しかしこの2つの麺、こうして比べると明確に違うが、実際のマレーシアの屋台では地方によってもバリエーションがあり、特にKLではフュージョンもあってかなりごちゃごちゃ、さらにシンガポールまで含めると呼び方はさらに混乱するらしい。
それでも主催者の古川音さんによれば、ラクサは海鮮だしで米麺、カレーミーは鶏だしで小麦麺が一応基本、とプレゼンテーションで説明。
ラクサに関しては今回食べたのはニョニャラクサだが、これも地方ごとにいろいろ違い、会場にいたマレーシア人に聞くとそれぞれ出身地のラクサが一番、と主張するのが楽しい。
ペナン出身者はもちろんアッサムラクサが一番好きだと言い、KL出身者はラクサには赤貝を煮たものが入らなければ偽物だと言う。
おもしろいのはジョホール出身者で、ジョホールラクサの麺はスパゲティ、汁はなくて魚系のタレをかけて手で食べるのだとか。
カレーミーの麺は食べきれなくて残しながら
揚げたてのピサンゴレン(揚げバナナ)の誘惑には勝てず、甘いテタレ(ミルクティー)と一緒にいただいてイベントは終了。
文化が混ざりあい、さらに地方色も豊かなマレーシアの食は面白くて、しばらくはまりそうだ。
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「マレーシアごはんの会」が主催する「カレーミーとラクサを徹底検証」
会場は渋谷の「マレーアジアンクイジーン」。
以前にもここでナシレマとラクサを食べたことがあって、どちらもおいしかったので期待できる。
貸し切りの店内は30人ほどでほぼ一杯。
マレー系の一グループに、見た目では日本人と区別がつかないが中華系マレーシア人も何人か来ている。
時間になると主催者のちょっとした挨拶と説明があって、早速2種類の麺の食べ比べ。
まずはニョニャラクサから、と言うことで
カウンターで一杯づつ出来立てを受け取る。
手前がイポー出身の店のオーナー、奥がジョホール出身のシェフだそうだが、どちらも中華系なので話さなければマレーシア人とはわからない。
こちらが一杯目のニョニャラクサ。
こちらのスープは濃厚な魚出汁。エビと、底の方には魚の身のフレークも沈んでいたのでサバあたりを使っているのではないか。ココナッツミルクがたくさん入っているのでスープはピリ辛ながらマイルド、辛くしたい場合はサンバルで調整する。
麺はかなり細めのビーフン、トッピングにはもやしやお揚げ、ゆで卵の他にエビとイカが乗っている。
ラクサをおいしくいただいて、小さく見えた器ながらたっぷり入ったビーフンでもうかなりお腹が膨れながら、勢いのあるうちに、と次のカレーミーを受け取る。
上から見ると同じように見えるが、こちらは明らかにカレーのにおいで、スープを一口飲めば違いが歴然。
出汁は鶏だし、ターメリックなどのスパイス使いがまったく違い、ココナッツミルクが少ないので意外にラクサよりもあっさりしている。
麺は黄色い小麦麺、トッピングに鶏肉が乗っているところも違う。
しかしこの2つの麺、こうして比べると明確に違うが、実際のマレーシアの屋台では地方によってもバリエーションがあり、特にKLではフュージョンもあってかなりごちゃごちゃ、さらにシンガポールまで含めると呼び方はさらに混乱するらしい。
それでも主催者の古川音さんによれば、ラクサは海鮮だしで米麺、カレーミーは鶏だしで小麦麺が一応基本、とプレゼンテーションで説明。
ラクサに関しては今回食べたのはニョニャラクサだが、これも地方ごとにいろいろ違い、会場にいたマレーシア人に聞くとそれぞれ出身地のラクサが一番、と主張するのが楽しい。
ペナン出身者はもちろんアッサムラクサが一番好きだと言い、KL出身者はラクサには赤貝を煮たものが入らなければ偽物だと言う。
おもしろいのはジョホール出身者で、ジョホールラクサの麺はスパゲティ、汁はなくて魚系のタレをかけて手で食べるのだとか。
カレーミーの麺は食べきれなくて残しながら
揚げたてのピサンゴレン(揚げバナナ)の誘惑には勝てず、甘いテタレ(ミルクティー)と一緒にいただいてイベントは終了。
文化が混ざりあい、さらに地方色も豊かなマレーシアの食は面白くて、しばらくはまりそうだ。
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