Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

またもお出かけ♪

2014-10-28 16:35:38 | 雑談
お友達、自由ヶ丘「コッコロ」のマダムに誘われてイタリアに行くことになった。

ヨーロッパは4年ぶり、と言っても前回行ったのはキプロスだし、イタリアは2005年にシチリアに行ったきりだから9年ぶりだ。

今回は北イタリア、ボローニャを中心にしたエミリア・ロマーニャ州。
予習としてン十年ぶりに塩野七生の「ルネサンスの女たち」など読んでみたが、塩野先生さすがにまだ若い、と感じるような年にこちらもなってしまった。

ところで先日、知り合いにこんなことを言われた。
「旅行先はスタバがないところを選んで行っているの?」

さて、ボローニャにスタバはあるだろうか。

お腹が張り裂けなければ1週間後に帰国予定。


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歯磨き粉コレクション 9

2014-10-25 15:47:31 | コレクション
まいどおなじみ歯磨き粉コレクション、今回はぐっと地味なラインナップ。

まずは初の南米産、アルゼンチンの歯磨き。
 ちょっと古めかしい箱に中身も普通の白いミント味。
しかし実はアルゼンチンのスーパーはコルゲートに占拠されていて、これはようやく見つけたローカル・ブランド。
それも箱の裏をよく見ると会社はコルゲートの傘下に入っていた。

実際世界中どこに行っても売り場はコルゲートに占領されていることが多くて、そうでなければ元東インド会社のユニリーバが大きな顔をしている。そのどちらもまったく見かけないのは日本ぐらいではないだろうか。

イランのスーパーに並んでいるのも外国製が多く、ガイドさんは「イラン製なんてありませんよ」と言っていたが、なんとか一つ発見。
 エンボスまで使ったなかなか立派な箱入りで、中身は青いツブツブ入りのきれいな水色。シベリア・クリーンという名前の割にミントは強くなくて穏やかな味。
 イラン製であることはガイドさんに確認してもらったが、そのわりに表は英語表記、ペルシャ語はサイドと裏になっているのがおもしろい。

もう一つイランで買ったこれはトルコ製。
 これも中身はごくオーソドックスな白いミント味。
こちらは見た途端、「これはイラン製じゃないです」とガイドさんが言うのでなぜわかるのかと聞くと、「イラン製だったらこんなスカーフをかぶっていない女性の写真を載せないです」ということでなるほど。しかしイスラムマーケット向けに髪の毛はデザインで隠しているらしい。そこまでするか。
 ただしこちらは元ソ連圏がおもな輸出先らしく、片面は英語、片面はロシア語表記になっている。

久しぶりに台湾で買った歯磨き粉はこちら。
 フルーツミント味で泡立ちの少ない、おそらくは子供仕様。
このアヒルさんがかわいくて買ったのだが
 同じアヒル柄のハンドソープやシャワージェルもあって、ほしかったが重いのであきらめた。

同じようなアヒルものは町中に氾濫していて
 
ケーキやらキャンディやら、同じアヒルのリュックを担いだ子も何人か見かけた。

このアヒルの元ネタはオランダの芸術家、フロレンティン・ホフマンの巨大オブジェで、世界のあちこちに出現して人気を博している。(写真は公式サイトから
 台湾には2013年に出現したばかりなのでいまだに人気が続いている様子。
 日本にも2009年に大阪、2012年には尾道に出現したらしいが、日本ではそれほど話題にならなかったのはなぜだろう。かわいいのに。


過去のコレクション:

歯磨き粉の話
また歯磨き粉の話
歯磨き粉コレクション 3
歯磨き粉コレクション 4
歯磨き粉コレクション 5
歯磨き粉コレクション 6
歯磨き粉コレクション 7
歯磨き粉コレクション 8


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デジカメの修理

2014-10-22 16:45:50 | 雑談
2年前から愛用しているコンデジはキャノンのS100。
 まさにコンパクトで軽く、街中でさっと撮りたい時にはとても便利。今まで使ってきたコンデジの中では一番の性能だと思う。

そのキャノンちゃん、このところシャッターの調子が悪く、いざという時に引っかかって下りなくなってしまった。

調べてみるとこの機種の修理はどんな故障でも一律11,500円。
1500円で宅配の引き取り、送付をしてくれるというので申し込むと、送ってからきっちり1週間で無事に修理されて戻ってきた。

使い慣れたカメラだし、まだ買ってから2年しか経っていないので修理を依頼したが、購入金額は3万円ほど。
修理に送料、消費税を入れると14,000円で、2回修理したら購入額になってしまう。
今回は部品交換をしたとのことだが、素人考えではたいした故障ではなかったのではないかと思う。
それを考えると一律11,500円は随分高くないだろうか。

しかも修理の保証期限は来年の頭まで。それ以降は部品の在庫をなくすので修理ができなくなるとのこと。
(修正:ご指摘を受けて確認しなおしたところ、アフターサービス終了は2017年8月でした)

デジカメに限らず、最近の機械類は壊れたら買い替えが当たり前。
次々に性能がいい新機種が出るので買い換えたい人の方が多いだろうし、メーカーは当然そうしてくれなければ商売にならないだろうが、カメラとかはもっと愛着を持って使いたい。

きれいにお掃除をしてくれて、消えかけた機番プレートまで交換してくれた修理には愛情を感じるんだけどな。


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北東北の戦利品

2014-10-20 15:27:58 | 国内旅行
先日の東北旅行でお持ち帰りしたもの。

まずは宮城県、鳴子の近所の「あ・ら・伊達な道の駅」からはむかご。鄙びた味が好きで、軽くゆでて塩を振るだけでおいしい。
 隣の「簡単もちキット」は「やくらい土産センター」で見つけたもので加美郡加美町産。
 プラスチックのカップの中に米粉の入った袋、きなこ、黒蜜が2つづつ入っていて、
  
袋に50gの水を入れ、振ってモミモミしてよく混ぜ合わせて10分ほど置けばお餅の出来上がり、というもの。
滑らかさが足りないのは水をもうちょっと入れた方が良かっただろうか。もち米とうるち米のミックスはちょっと米粉特有のにおいがあるが、結構モチモチになって面白い。火を全く使わないので非常食やキャンプ用にいいかも。

 これも「あ・ら・伊達な道の駅」で買った「いぶり豆腐」は沖縄の島豆腐のように固く、名前の通りスモーキーな香り。味は全くついていないので、オリーブオイルと塩をかけて食べたり、サラダに入れるのが良さそう。
サンファームのヨーグルトはトロトロで、ちょっと甘みがついているがすごくおいしい。

栗駒山荘に出張に来ていたのは「若返りまんじゅう」という怪しい名前の秋田のお菓子屋さん。
 干し柿の中に餡と餅を入れたものが珍しいので買ってみたら、これが上品な甘さでとてもおいしい。ずんだを皮に練り込んだおまんじゅうもしっとりとおいしくて、この店は名前の怪しさで損してるんじゃないだろうか、確かに印象には残るけど。

須川高原温泉の方に出張に来ていたのは気仙沼の海鮮問屋さん。
 須の子と言うのはなんなのかと聞いてみると鯨のあごの肉だという。以前バスクで食べたメルルーサのあご下が忘れられないおいしさだったので買ってみると、牛筋を煮こんだようにやはりコラーゲンたっぷりだった。大和煮の味付けが東北らしくちょっと甘すぎるのがいささか残念。
まつもと言うのも珍しいが、イラストにある通りの海藻を乾燥したもので、お味噌汁を注いだだけで食べられる。コキコキとした食感がかなり好み。
山の中で珍しい海の物が買えるとはありがたいが、気仙沼から須川高原まで車で2時間なのだそうだ。

 新幹線の乗り換えでちょっと時間のあった盛岡では、南部せんべいと柿の種のミックスと、南部せんべいのみみ。この固いみみが好きなんだよね。

そして青森ではりんご尽くし。
 
なにしろ新青森駅はりんごのお菓子屋さんだらけ。100%果汁のりんごジュースも濃厚で、お砂糖を全く加えていないのにとても甘い。

東北4県の物を一度に買えて楽しかった。


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錦秋の東北 4 八甲田山

2014-10-19 19:44:37 | 国内旅行
10月7日

朝、またゆっくり「龍神の湯」を楽しんで、7時から朝食。

 左上のお茶碗に入っているのはすりおろしリンゴジュース。長いもにベビーホタテの味噌汁も青森らしく、右上の豆乳おぼろ豆腐がとてもおいしくて、大満足の朝ご飯。

食後はそのままチェックアウトをして宿のミニバンに乗車。
八甲田ロープウェイまで送ってもらえるのだが、前日に宿の人と相談したところ、「紅葉が見ごろなので出遅れると乗車するのに1時間以上並ぶこともある。始発のロープウェイに乗るのがおすすめ」とのことで7時半に宿を出る。
こちらの宿はこんな送り迎えまでしてくれて一泊8800円。東北のお宿はどこもCPが良くてうれしい。

ロープウェイの駅までは20分ほどで、無事に8時の始発に乗り込む。
  
100人乗りの大きなロープウェイなので余裕の乗車。台風一過の素晴らしい青空に気分も上がる。
 眼下には黄色く色づいた木々が広がるが、ちょっと期待していたのとは違う色合い。他のお客さんも同じ思いらしく、スタッフのお姉さんに「見ごろはまだなの?」と聞いている。「今がピーク。この後は茶色くなってしまう」とのお答えで、八甲田には赤くなる木はないらしい。

10分ほどで山頂駅に到着。
 
標高1314m、気温は2.2℃とあるが、お日様が出ているので全く寒さは感じない。

 紅葉の先に広がる青森市街。 

その向こうには津軽半島が見えて気持ちいい~。

 山頂駅からは一周1.8キロの八甲田ゴードラインという遊歩道が整備されているので早速出発。一番のロープウェイで来て、一番に歩き始めたので前方に人の姿はない。

  
山頂に生えているのはアオモリトドマツやハイマツなので紅葉はなし。
 
その代わり湿原が見事な草紅葉になっている。

  
 
足元にも色を探して歩くうち展望が開けて

左から赤倉岳、井戸岳、そして一番高い大岳が標高1584m。

実は八甲田はいくつもの山からなる山系で、八甲田山と言う山はない。
標高もそれほど高くなく、ロープウェイなどで来てしまうとあっけなくて、ここであの有名な遭難事件が起きたのかと思うが、遭難場所はこの山の上でさえなくて、実は昨晩泊まった温泉からほど近いところ。そこが冬にはすごい積雪になり、異常な低気圧の中を強行したために遭難してしまったのだそう。
「八甲田山死の彷徨」も読んだけれど、今日のようなうららかな天気では現場の実感はない。

 田茂第二展望所は高くなっていて、先に見た湿原やロープウェイ駅が見える。

さらに行けば毛無岱の展望台。
 
岱(たい)というのは下に広がる湿原のことなのだそうだ。

遊歩道をゆっくりと歩くと、季節柄花などはないものの、コケの緑が目に優しい。
  
  
  
よく見るとなかなか面白くて、世の中にはコケマニアなる人々もいるそうだが、ちょっとわかる気もする。

標準時間60分のコースを90分かけてロープウェイ駅に帰還。
1977年の映画のロケ写真(高倉健が若い!)がたくさん貼られたレストハウスの、昭和くさいレストランでココアを一杯。
 

 下から上がってくるロープウェイを確認して下りに乗り込む。

帰りは朝よりも混んでいるけれど、窓から見る紅葉は光線の具合か、朝よりも鮮やかに見える。
 
黄色と茶色と緑のモザイク。
 標高が下がるにつれて緑が増えるグラデーション。

山麓駅に降りたら預けていた荷物を受け取って青森行きのバスを待つが、ホタテスープときりたんぽなんて見つけちゃったので買い食い。
 
売り子のお姉ちゃん、ギャル曽根に似ているけどもっとかわいい。

 バスを待つうちにも雲が増えてきて、やっぱり宿の人の言う通り、朝一に来たのは大正解。
 時間通りにやって来たJRバス「みずうみ号」で新青森まで一時間。

本当は青森で海鮮丼でも食べたかったところだが、夕方東京で用事があったので、お昼は新幹線の車内で「海鮮萬両玉手箱」。
 
蓋を開けると一面の卵焼き、その下に海鮮が隠れているこのスタイルは前にも食べたことがあったな、と思い出したのは新潟の「えび千両ちらし」。
 ネットで見つけた、これがその中身。
千両が萬両になって、おかずもウニやカニ、イクラと華やかだけれど、味の完成度はエビそぼろも乗った新潟の方がおいしかったように記憶する。オリジナル越えはやはり簡単ではないか。

というわけで景色、温泉、食事と大満喫した秋の東北。
次は新緑かなあ。
ともちゃん、田原くん、Kさん、またよろしく!


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錦秋の東北 3 ぬぐだまりの里 八甲田温泉 

2014-10-16 19:46:45 | 国内旅行
10月6日

台風が関東に上陸中の朝、岩手・秋田県境も激しい雨。

それにもめげず、朝早く目が覚めたので、6時過ぎに須川高原温泉の大露天風呂へ。
 受付のおじさんに台風情報など聞きつつ更衣室に入ると、なんと、もうすでにお風呂から上がってきたおばちゃんたちが4、5人いる。
「傘ささないと濡れちゃうわよ~」とアドバイスをくださったおばちゃんたち、オープン前から待って入ったというからすごい。

アドバイス通りに傘を持って温泉に出れば
 露天の周りの紅葉も霧にけぶる。
 そしてここにももう一人、物好きな方が洗面器をかぶって根性で入浴中。(写真はご本人の承諾をいただいております)
やはり「大人の休日パス」を使ってご夫婦で来られたと言う奥様、「主人は入りに来なかったけど、こんな経験、めったにできないわよね~」と2人で大雨と紅葉の中の温泉浴を堪能(笑)。

 宿に戻ってみたら露天は閉鎖の張り紙が出されていた。

部屋に戻ったら朝ご飯。
 鍋いっぱいのサラダやグリーントマトの塩麹あえが美味。
 
さらにデザートにともちゃんちの庭になっていたポーポー。
北米原産と言うこの果物、寒さに強いらしいがマンゴーやパパイヤのようなトロピカルな香りがして、味はマンゴーとバナナとパイナップルを足して3で割ったみたい。おいしいのだが、皮に傷がつきやすくて見た目が美しくなく、追熟が必要な割に日持ちがしないので商品としての流通は難しいのだそうだ。

充実の朝食が済んだら須川高原温泉にさようなら。
 自炊なら一泊5500円のこの宿、リピート必至。

雨の中をともちゃんに運転してもらい、帰りは岩手側に降りて一関駅へ。
ともちゃんと別れた後は新幹線で新青森へ。台風で遅れたり、運休したりするのではないかと心配したが、東北新幹線は時刻表通りで感心する。

新青森ではまた別の友人と合流し、宿の送迎バスで1時間20分。
 今夜の宿は「ぬぐだまりの里 八甲田温泉」
写真は翌朝獲ったので快晴だが、到着した時はまだ雨。

「ゆっくり温泉に入ってください」と感じのいい宿の人に案内されて部屋に向かえば
 広々としたロビーから
 
廊下や休憩処にはちょっと雑多な古民具などが並べられている。

案内された部屋は6畳+8畳でゆったり。
 
すでに布団が敷かれているので邪魔される気遣いもない。

部屋の内装はきれいになっているが、宿泊棟は相当古そうで
 
外から見るとはっきり言ってかなりぼろい。

しかし窓の外に見える大浴場は
 宿の人自ら「旅館よりずっと立派です」という堂々たる建物。

そこで一休みしたら早速その大浴場、「龍神の湯」へ。
 
廊下の突き当たりを左へ曲がり、スリッパをはきかえて一度外に出る。
 
こちらこそ高級旅館の入口のような扉を開けると男女の浴室へののれん。

更衣室も広々としてきれいだが、浴室への扉を開けると圧巻。
 中央に樹齢200年という巨大なナラの柱がそびえ、その向こうの大きな浴槽の中にも木の柱が何本も立っていて、浴槽の縁、壁、天井もすべて木材。
浴槽は近くの酸ヶ湯の千人風呂にも負けないほど大きく、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉という茶色っぽく薄濁りのお湯はちょっと金気臭があって、43℃ほどだろうか、悠々と手足を伸ばして入れる。

 その手前には3分の1ほどの大きさの浴槽がもう一つあり、こちらは硫黄の香りのする白濁の「ミルク風呂」。温度が体温ほどしかないのでかなりぬるいが、熱いお湯と交互に入ればいつまででも入っていられる。

さらにこの浴室から扉を開けるとこれまた大きな浴槽が2つある露天。
 こちらも薄濁りと白濁の2種類のお湯が張られ、塀の向こうの紅葉も美しいが、雨が降って寒いのでさすがにここはぬるすぎる。

照明を落とし、小さい窓からの光だけでうす暗い内湯は落ち着いてすばらしい。
ずっと入っていたいが、もう一つあるお風呂に行くために着替えて廊下の反対側へ。

こちらも一度外に出る「らむねの湯」。
 
「龍神の湯」に比べるとだいぶ簡素な造りだが、入ってすぐ右手に貸切風呂、手前に男風呂、奥に女風呂がある。

 
こちらのお風呂は8人ほどでいっぱいになる位の大きさで、まわりはやはりすべて落ち着いた木造。二面は雨戸を開いて半露天にできるようだが、気温が低いためだろう、閉め切られていて、内湯好きとしてはこれもまたいい。

こちらのお湯は無色透明、ほんのわずか白い湯の花が見えて硫黄の香りもする。温度は38℃ほどだろうか、やはりかなりぬるいがミルク風呂よりは暖かい。
そして一番の特徴は名前の通り
 炭酸の泡がいっぱいつくこと。
お湯に入ればすぐに体中に小さな泡がついて、これを手で拭うのが何とも気持ちいい。
宿の人は日本でも一、二を争う炭酸の量だと言っていたが、確かにお湯でこれだけの泡が付く温泉はそうないだろう。

この八甲田温泉、実は良く参考にさせていただいている「温泉逍遥」のブログ主さんが絶賛されているので来てみたのだが、さすが2000湯も入っている方が絶賛するだけのことはある、素晴らしい温泉だ。

宿の方のおすすめ通り、本当にゆっくり温泉を楽しんで、6時から食堂で夕食。
静かな宿だが15部屋のほとんどが埋まっていたらしく、大勢の人にちょっとびっくり。

食事はすでにテーブルに並べられていて
 ぜんまいの煮物や根曲がり竹、お切込みなど郷土料理がうれしく
 
冷めたてんぷらは残念だが煮魚がおいしい。
 
一人分づつ炊かれた釜飯の他にお蕎麦も来たが、おかずが少なめなので全部食べてしまった。
男性にはいささか物足りないんじゃないかと思うほどの量だが、これぐらいがヘルシーか。

食後、寝る前にもう一度と一人でラムネの湯へ行き、気持ちよさに長居をしていたら同行者に心配されてしまった。



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錦秋の東北 2 須川高原温泉

2014-10-14 12:04:39 | 国内旅行
10月5日

 陶芸の里 ゆ~らんどの朝食。
これにコーヒーまで用意されているのだから言うことなし。

稲刈りを終了してほっと一息の田原くんに迎えに来てもらい、今日もまたともちゃんのお宅へ。
ここで荷物をいっぱい積んで、今度はともちゃんの車で出発。
鳴子の手前から北上し、秋田県の湯沢方面へ向かって栗駒山を目指す。

栗駒山麓は季節になると一面紅葉するそうだが、10月初めではまだ早く、木の葉が色づく準備中という感じ。
しかし次第に高度があがるにつれて赤く色づいた山ブドウなどが目立ちだし、須川湖まで来ると湖畔は色とりどり。

あいにくの曇り空だが、流れる霧も風情がある。

ここからさらに上がって行くと秋田側に栗駒山荘、県境を挟んで岩手側に須川高原温泉がある。
今夜は須川高原温泉に泊まるのだが、紅葉シーズン真っ盛りの日曜日、到着した1時には駐車場は満杯、栗駒山から降りてくる登山道はハイカーが行列を作っている。

なんとか駐車スペースを見つけ、部屋に入れるのは4時からとのことなので、隣の栗駒山荘の入浴券をもらってまた秋田側へ。

ちょっと道を下ると錦秋と言う言葉通りの素晴らしい景色。
 
 

いつもより1週間早いそうだが、ちょうど見ごろに当たったようだ。

紅葉を愛でているうち体が冷えてきた。温泉に入って暖まろうと栗駒山荘へ。
 ここは2年前の新緑の季節に来たことがあるが、今回は以前に輪をかけた人出でお風呂の更衣室など芋洗い状態。
 なにしろこんなところに露天があるのだから人気が出ないわけがない。
しかし中に入ってしまえばガラス窓に面した内湯も、その下にしつらえられた露天も大きいので、大勢の入浴客でもゆったり入れる。
そしてお風呂に浸かって見られる景色がこれ。
HPの写真に偽りなし。こんな絶景の露天風呂はそうそうない。

景色を堪能してお風呂を出ると、季節のこととて宿の入り口、お向かいの土産物屋にはきのこがいっぱい。
 
 売っていたおばあちゃんに珍しいきのこのことを聞いてみたけど、なんて言っているのかよくわからない。秋田弁、難易度高し。

時間になり、須川高原温泉のお部屋にチェックイン。
今回は旅館部に泊まろうと思ったのだが、2か月前で既に予約はいっぱい、自炊部の、しかも食事なしでならOKとのことで今回も増築を重ねた旅館の奥へ。
  
標高1126mのここではすでにロビーや廊下にストーブが炊かれ、部屋の暖房も入っているので簡素な室内でも快適だった。

こちらの有名な大露天風呂も栗駒登山を楽しんできたお客さんでいっぱいだったが、栗駒山荘以上に大きなお風呂なのでもちろんゆったり(お風呂の様子は前回の記事参照)。硫黄の香り漂う白濁のお湯は気温の低さのおかげで適温、景色は山荘、お湯の新鮮さはこちら、と両方楽しめるぜいたくさ。

お湯を堪能して部屋に戻ったら夕食の用意。
と言っても今回はともちゃんがコンロと鉄板、お肉と自慢の野菜をふんだんに持って来てくれたので
 お部屋で焼肉
しかしこの大量のお肉、食べ盛りの男の子が2、3人いなきゃとても食べつくせない。
そしてそれ以上においしいのが新鮮な野菜。カブにピーマンにオクラ、ナス、どれも焼いただけで塩も必要ないほど味が濃くておいしい。

台風が近づき、外は激しい雨が降り始めた。


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錦秋の東北 1 再びの農家訪問

2014-10-10 19:10:15 | 国内旅行
2014年10月4日から7日 北東北の旅

7月に行ったばかりだけれど、「大人の休日倶楽部バス」を使ってまた東北に行ってきた。

10月4日

 「こまち」につながれた「はやぶさ」に乗って、まずは古川へ。
駅で前回もお世話になったともちゃんにピックアップしていただき、お宅へ。

2回目ともなれば図々しさも増して、お昼を用意していただいている間に勝手に農園を散歩させていただく。

 今日も元気に、隙あらば脱走を図る鶏さんたちに挨拶し
 ハウスに残るトマトをこれまた勝手にいただきながら
  
ナスやニンジン
 鮮やかな唐辛子などの「お花見」。
  
オクラは芙蓉のようなきれいな花を咲かせるが、これは珍しい赤いオクラ。食用だが、大きく育ったものはオブジェのようで、これを活けちゃうともちゃんのセンスがすばらしい。

そしてご馳走になったのは
 宮城の秋の郷土料理、はらこ飯とあら汁。
はらこ飯は炊き込みではなく、鮭を醤油などで煮た汁でご飯を炊き、その上に鮭、いくらを乗せたもの。あら汁は鮭のあらの他に野菜がふんだんに入っていて、なんと贅沢なお昼だろう。

すっかり満腹になったところで、本来はこのために来たはずの田原くんの田んぼへ。
2か月半前には一面緑だった田んぼ
 すでに稲刈りが終了し、はせかけ作業も完了寸前。
 
かろうじて最後の30分だけ参加し、張られたビニールひもの上に束ねられた稲束を掛けさせてもらう。
稲藁がいいにおいで、一日中この作業をするのは大変だろうが、たったの30分では物足りないほど楽しい。だったらもっと早く来てもっと手伝えよ、って話だが。
 
はせ掛けはもちろん稲穂を干すために行うのだが、こうして稲を逆さにすることにより刈られてもまだ生きている茎から栄養分が穂に降りてお米がおいしくなるのだそうだ。
だからこそ田原くんも天日干しにこだわるのだが、手間が大変なので、なるほど近所ではせ掛けをしている田んぼはほとんどない。

この稲穂がお米になるまであと1ヶ月、台風に負けないことを祈るばかり。

田んぼの作業が終了した後は、近所の「やくらい土産センター」をちょっと見学。
 
地元のおいしそうな野菜などが並ぶ中、玄米は1キロ300円と驚きの安さ。幻のササニシキもある。

ここからさらに車で送ってもらって今夜宿泊する「陶芸の里 ゆ~らんど」へ。
 元町営の温泉宿泊施設だが
 通された部屋はきれいで設備に何の不足もなし。
 
食堂に用意された食事もボリューム、味とも申し分なく、これで一泊7500円とはCP良すぎ。
  
お風呂もとても清潔な大きな内風呂に、サウナ付きの水着着用混浴エリアまであるのだが、惜しむらくはこのお湯、無色透明の天然温泉らしいのだが、循環で塩素のにおいがプンプンする。不特定多数が入浴する公共の施設では仕方がないのだろうが。

他に宿泊客のいない静かな館内、敷いてもらったふかふかのお布団でぐっすり眠りに着いた。


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2014年10月の桝ざき

2014-10-08 18:31:12 | 食べ歩き
以前に勤めていた会社の元同僚がポーランドから来日。
日本食が大好きな人なので鉄板の「桝ざき」さんへご案内。

 いつもの通り、茶わん蒸しからスタート。
言われた通り上の海苔餡と混ぜて食べると濃厚なうまみ。聞いてみれば姿は見えないがウニが入っているとの説明に納得。

 20品盛りの前菜には栗や柿など秋らしさがいっぱい。
しかし「うど」とか英語で説明できん。

 土瓶蒸しはもう最後の松茸だそうだが、これは「トリュフやポルチーニみたいなもの」で簡単に説明できる。しかし白子真薯は説明が面倒なので「豆腐みたいなもの?」「そう、そう」

 素敵なプレゼンテーションのお造りは7種盛りだが、これも「全部魚」。「シェフの説明はもっと長かった」と言うけれど魚の名前なんて鮪とタコ以外わからん。
その鮪、「言われなければツナとわからなかった。ポーランドで食べるものとは別物」って、当たり前。才巻海老も口の中でとろける。

 焼き物は贅沢にも松茸に巻いたさんまとブリの柚子味噌のせ。柚子風味は最近ヨーロッパの日本食屋でもはやっているらしい。

 とても優しい味のカブは「中にいろいろ入ってる」。だってむかごなんて、日本語でさえ説明できない。
輪島塗のお椀が素敵で、盗んで帰りたいぐらい。

すべてきれいに食べてくれている同行者、「もうおなか一杯なんだけどまだ出るの?」「大丈夫、あとはご飯とデザートだけだから」。で登場するご飯。
 
知人は「秋の宝石箱」と命名したらしいが、まさに食べる宝石のようなあでやかさ。
ちなみにこれを持っている店主はこの4ヶ月で8キロのダイエットに成功したとか。昨年の同じポーズに比べて違いがわかるだろうか。

そして最後のデザート。
 期待通り、同行者大喜び。
栗とほうじ茶、アイスクリームが前よりおいしくなってる。
手前に並ぶトランプをかたどった豆皿は手書きの特注品だそうで、これもかわいい~。

何でもおいしく食べてくれる人でこそ懐石は紹介のし甲斐がある。
今回も本当に喜んでくれて、おかげで久しぶりの再会の会話が弾んだ。

ところで今回の同行者、現在はワルシャワに駐在しているが、実はエジンバラ生まれの生粋のスコットランド人。
となればもううんざりしているかも、と思いつつ、やはり先日の独立投票のことを聞かずにはいられない。

イングランド人と結婚し、海外生活も長い人なので、「私は独立賛成派」と言うのには正直驚いた。
なんでも子供のころからスコットランド人としてのアイデンティティを強烈に植えつけられているので、自分を「イギリス人」とは認識していないのだそうだ。
だから心情的には「スコットランド独立賛成」なのだが、現実的にはパスポートはどうなる、預貯金はどうなる、と不確定要素が多すぎて、現時点での独立は非現実的とのこと。

「でもこれで独立するに当たっての課題がはっきりした。だから将来の独立のために今回の投票は有意義だった」とあくまで独立に前向き。
大英帝国の分解は夢物語ではなさそうだ。


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ポスト・コレクション 13

2014-10-03 19:11:33 | コレクション
イランのポストは久々のヒット。

 
ヨーロッパの影響か、色は黄色なのだが、オレンジの脚と屋根が付いている姿がユニークでかわいい
ちなみに右はイスファハンのイマーム広場、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォラーの真ん前にあったポスト。
ここに投函した絵葉書は日本に到着するのに20日かかった。国内有数の観光地のポストというのに。
 
イラン郵便さんにはもう少し頑張ってほしいところ。

台湾の高鐵台中駅でも面白いポストを見つけた。
 
 構内にある段ボール製品専門店はご紹介済みだが
 
店の前に立っているポストがよく見ると段ボール製。

さらに同じ構内にある鉄道グッズの店の前にはツートンカラーのポスト。
 台湾のポストは通常国内用の緑、国外用の赤の2つが並んで設置されているが、こんな風に塗り分けられているのは初めて見た。
後ろの看板には「愛的限時批 Love Letter」とあって、これは「愛の速達郵便」という意味らしいが、ここからラブレターを出せ、ということなのだろうか。

日本の上野公園にあったのは
 パンダポスト。もちろん動物園の目の前。

函館の金森倉庫内洋物館には「はこだてサンタ臨時郵便局」というのがあって
 ユメールくんなる赤い服を着たキャラクター型ポストがある。これは通常郵便用ポストだが
 さらにその隣には倉庫型ポストがあり、こちらに入れた手紙には365日いつ投函してもサンタの消印が押され、クリスマス時期に配達されるのだそうだ。

この郵便局、「サンタクロースの故郷フィンランド・ラップランド州よりサンタクロース郵便局として認定された臨時郵便局」なのだそうだが、なぜ函館でサンタなのだろうか。
ちなみに郵便局自体は切手を売っているだけの、まるで新聞売店のようなブースなのだが、写真を撮ったら撮影禁止だと怒られてしまった。すんません。


過去のポスト・コレクションはこちら↓

ふみの日記念 ポスト・コレクション
ポスト・コレクション 2
香港のポスト
ポスト・コレクション 4
ベトナムのポスト
バングラデシュのポスト
キプロスのポスト
ポスト・コレクション 8
モロッコのポスト
ポスト・コレクション 10
タジキスタンのポスト
ポスト・コレクション 12


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コメント (4)
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