8月5日 続き
昼食をとり、一休みしたところでホジャンドの市内観光に出発。
まずは町のはずれながら、一番にぎわっているこちらの広場。
左手にはモスクとメドレッセ、正面にはイスラム用品のバザール、右手には日用品のバザールがある。
中心のモスクは最近建てられたらしくピカピカ、奥にある聖人の廟も修復中。ソ連邦から独立後のイスラム復活がここにも見える。
モスクの両側を囲む建物はメドレッセ(神学校)なのだが、左手は女子用、右手は男子用とのことなので女性だけ女子神学校の中を覗かせていただく。
と中は柱と天井が美しい空間。数人のおばちゃんたちが絨毯に転がっていたが、暑い日中は涼しいここで昼寝が正解。
バザールに入る前に、裏手にある両替所で現地通貨を入手。
さすがにここで日本円の両替は不可。
米ドルからタジキスタンの通貨ソモ二に両替すると、1ソモニは大体20円だった。
このお金を握りしめて、パンジシャンベ・バザールへ突入。
中は広々として整然、清潔。これはソ連時代の名残だろうか。
しかし売られているものはさすがに中央アジアの香り。
いかにもなノン(ナン)売りの女性たちがずらりと並び
肉は脂身の方が多い。
たくさんあるナッツの店では早速干しアンズとピスタチオを購入。
アンズは500gで200円、イラン産のピスタチオはさすがに高くて250gで400円。
スパイスはもちろん、お米も種類が豊富。
乳製品売場にたくさん並んでいた丸いものはヨーグルトを乾燥させたクルト。持ち運びに便利なスナックということで、この後道端で売っているのも見かけたが、味見をさせてもらったものは予想外に柔らかく、簡単にかじれたがしょっぱかった。
さらに衣類や雑貨の店がひしめく2階からは広い場内が一望できて、やっぱりどこの国でも市場は面白い。
バザールを出た後は町の北側を流れるシル・ダリヤの川辺へ。
天山山脈を源流とするこの川は西へ流れてアラル海にそそぐのだが、アム・ダリヤとともにこの水が綿花栽培に使われすぎてアラル海が干上がったというもの。
しかしこの近辺ではまだ水は驚くほどきれいで、岸辺にはタジキスタンの英雄たちの胸像が並び、なかなか雰囲気がいい。
この川辺のすぐ南にはアレキサンダー大王も駐屯したという城塞の跡があるが、内部は現在タジキスタン軍の駐留地になっている。
城壁だけはきれいに修復され、南の端にはスグド歴史博物館。
閉館時間はすぎていたが、我々を待っていてくれた管理人が鍵を開けてくれる。
まず地下に降りると壁を取り巻くモザイク壁画はアレキサンダー大王の一生を描いたもの。
古いものではなく、ここがアレキサンダーの最東端の駐屯地ということで観光の目玉にしたいらしい。
征服者ではあるが、ソグドの娘ロクサーヌを娶ったことからその末裔とも名乗りたい様子。
展示物に歴史的価値のあるものはないが
石器時代や鉄器時代の家族が面白かったり、
現代のコーナーではイランと中国との仲良しこよしぶりが強調されているのが興味深い。
タジク族は他の中央アジア諸民族がトゥルク系なのに対して唯一ペルシャ系で、言葉も翻訳が必要ないほどペルシャ語に近いとか。なのでイランとは仲が良く、いろいろ援助してもらっているらしい。
中国が援助と称して、特に道路工事を請け負っているのは他の中央アジア諸国と同様だが
こんなものまで博物館に展示するかね。
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昼食をとり、一休みしたところでホジャンドの市内観光に出発。
まずは町のはずれながら、一番にぎわっているこちらの広場。
左手にはモスクとメドレッセ、正面にはイスラム用品のバザール、右手には日用品のバザールがある。
中心のモスクは最近建てられたらしくピカピカ、奥にある聖人の廟も修復中。ソ連邦から独立後のイスラム復活がここにも見える。
モスクの両側を囲む建物はメドレッセ(神学校)なのだが、左手は女子用、右手は男子用とのことなので女性だけ女子神学校の中を覗かせていただく。
と中は柱と天井が美しい空間。数人のおばちゃんたちが絨毯に転がっていたが、暑い日中は涼しいここで昼寝が正解。
バザールに入る前に、裏手にある両替所で現地通貨を入手。
さすがにここで日本円の両替は不可。
米ドルからタジキスタンの通貨ソモ二に両替すると、1ソモニは大体20円だった。
このお金を握りしめて、パンジシャンベ・バザールへ突入。
中は広々として整然、清潔。これはソ連時代の名残だろうか。
しかし売られているものはさすがに中央アジアの香り。
いかにもなノン(ナン)売りの女性たちがずらりと並び
肉は脂身の方が多い。
たくさんあるナッツの店では早速干しアンズとピスタチオを購入。
アンズは500gで200円、イラン産のピスタチオはさすがに高くて250gで400円。
スパイスはもちろん、お米も種類が豊富。
乳製品売場にたくさん並んでいた丸いものはヨーグルトを乾燥させたクルト。持ち運びに便利なスナックということで、この後道端で売っているのも見かけたが、味見をさせてもらったものは予想外に柔らかく、簡単にかじれたがしょっぱかった。
さらに衣類や雑貨の店がひしめく2階からは広い場内が一望できて、やっぱりどこの国でも市場は面白い。
バザールを出た後は町の北側を流れるシル・ダリヤの川辺へ。
天山山脈を源流とするこの川は西へ流れてアラル海にそそぐのだが、アム・ダリヤとともにこの水が綿花栽培に使われすぎてアラル海が干上がったというもの。
しかしこの近辺ではまだ水は驚くほどきれいで、岸辺にはタジキスタンの英雄たちの胸像が並び、なかなか雰囲気がいい。
この川辺のすぐ南にはアレキサンダー大王も駐屯したという城塞の跡があるが、内部は現在タジキスタン軍の駐留地になっている。
城壁だけはきれいに修復され、南の端にはスグド歴史博物館。
閉館時間はすぎていたが、我々を待っていてくれた管理人が鍵を開けてくれる。
まず地下に降りると壁を取り巻くモザイク壁画はアレキサンダー大王の一生を描いたもの。
古いものではなく、ここがアレキサンダーの最東端の駐屯地ということで観光の目玉にしたいらしい。
征服者ではあるが、ソグドの娘ロクサーヌを娶ったことからその末裔とも名乗りたい様子。
展示物に歴史的価値のあるものはないが
石器時代や鉄器時代の家族が面白かったり、
現代のコーナーではイランと中国との仲良しこよしぶりが強調されているのが興味深い。
タジク族は他の中央アジア諸民族がトゥルク系なのに対して唯一ペルシャ系で、言葉も翻訳が必要ないほどペルシャ語に近いとか。なのでイランとは仲が良く、いろいろ援助してもらっているらしい。
中国が援助と称して、特に道路工事を請け負っているのは他の中央アジア諸国と同様だが
こんなものまで博物館に展示するかね。
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