9月15日
今朝もしっかり朝食をいただいたら9時の送迎車で北上駅へ。
列車まで40分ほどあるので西口の観光物産館へ行ってお土産を物色。
北上のお菓子がおいしいのは春に来た時に確認済み。
やまびこを仙台で乗り継ぎ、降り立ったのは白石蔵王駅。
この駅では片倉小十郎と真田幸村を売りにしていて、白石城主の片倉氏はわかるがなぜ真田?と思ったら伊達政宗の腹心だった小十郎景綱の息子、重長がなんと大坂城陥落後に真田幸村の娘をかくまって娶ったのだそうだ。
白石のもう一つの名物は温麺。
そこで本日のお昼は駅中で野菜餡掛けのおくずかけを。短いそうめんのような温麺、うまし。
駅前からは遠刈田温泉行きのバスに乗車。
遠刈田の温泉街まではわりに平坦な道で、途中には梨畑がいっぱい。
温泉中心街を過ぎて終点の遠刈田アクティブリゾーツまでは1時間、大きなリゾートホテルの前には宿の車が待っていてくれて、ここから7kmは山の中に入って行く。
やって来たのはおなじみ日本秘湯を守る会の宿、「不忘閣」。
すっきり広々としたロビーでチェックインをしたら若いお兄さんの案内で部屋へ。
ちょっと複雑な館内、1階に4部屋あるがそれ以外は不忘庵になる。
この扉をくぐるとすぐにすごい階段が待っていて、途中に踊り場をはさみつつ全部で100段近く。お風呂も食事処もすべて1階なので、ここも足腰が弱ったらアウト。案内する人も大変だ。
部屋は踏み込みに続く8畳、窓の先に仙台市街のはずれがわずかに見える。
ここもお風呂がいっぱい、男女入れ替え制の所が多いので一息入れたら早速探検へ。
まずはこの宿一番の売り、大湯へ。
「政宗の湯」という札のかかるこちらの扉、開けるとほんのわずかに2つの建物の間に出て、次の扉を開けると
まるでプールのような細長い浴槽が絶妙にライティングされて美しい!
500年前に発見されたこのお風呂、昔はこの温泉場の共同浴場だったものを不忘閣さんが復元したそうだが、縁の石組だけは昔のままなのだとか。
40℃の単純泉はまったく癖というか特徴もないが、この大きなお風呂にゆっくり浸かるだけでなんとも贅沢な気分になる。
大湯の向かい側には大小2つの御殿湯があって、この2つは時間により男女入れ替え。
伊達家の殿様方は大風呂の大湯ではなく、ここにあった専用のお風呂に入ったそうで
小さい方は二人サイズ、大きい方でも3,4人でいっぱいになりそう。ここにだけシャワーが1基づつある。
このお宿のお湯はすべて青根の混合泉で同じだと思うのだが、なぜかここだけ他よりツルツルする気がする。
御殿湯の隣には亥之輔の湯なる貸切半露天があるが、ここは空いていればいつでもOK。
お茶室のように小さな入り口をくぐると石造りの浴槽が一つ。ここは覗いただけで結局入浴しなかった。
これらの浴室の手前には湯上りどころがあって
冷水やお茶、コーヒーの他にお酒も飲み放題と太っ腹。いつもならこんにゃくおでんや餡ドーナッツまで用意されているそうだが、コロナ対策とやらでナッツの提供だけになっていたのは残念。
ロビーを挟んで反対側に進み、階段を降りると新湯がある。
新湯とは言え大湯より新しいと言うだけでこの浴槽の縁石も500年近い歴史。地下で落ち着く浴室。
そして最後がこれもこの宿で人気の貸切蔵湯。
外から見るとこんな蔵が2つ並んでいるのだがその一つが浴室になっていて
フロントの前からこのまな板のような貸切札を持ってきておくと入浴中のサイン。
この日、お宿は満室だったようだがなぜかどの浴室でも他のお客さんには会わず、しかしここだけはなかなか空かなくて夜遅い入浴になった。
扉を開けて蔵の間の通路を歩いて行くと途中に小さな祠があって、ここでちょっと手を合わせて先に行くと
提灯の下がる蔵の入り口。
重い扉を開けると広い板敷きの片側に木の浴槽が一つ。
ここもまたライティングの演出が素晴らしくて、これを独り占めはまさに殿様気分。
と、またお風呂を満喫したが、このお宿の素敵なところは浴室だけではないのだった。
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9月14日
朝一はこじんまりと気に入った白猿のラジウム泉に入って、7時から朝ごはん。
御飯の友がいっぱいでうれしい内容。
本日は連泊なので布団敷きっぱなしの部屋でごろごろ、10時からは大湯、11時からは真湯の女性専用時間で、同じように連泊の人が一人、二人いるけれど日帰り客はいなくてのんびり。
お昼は仙台で買ってきたずんだ餅。
部屋にはないが廊下の端に冷蔵庫が一つ置かれているので、飲み物なども冷やせて不便なし。
お腹を満たしたら宿を出て、夏油のもう一軒のお湯へ。
元湯夏油に着く直前に左手に入る道があって
その先にあるのが夏油観光ホテル。「ブナの森」なる食堂も併設されたこちら、名前は立派だけれど
玄関を入ってみるとアットホームな雰囲気。
受付にだれもいなくて、ちょうどお昼時の食堂までおねえさんを呼びに行く羽目になったけれど、日帰り入浴料600円に+200円で貸切露天に入れるというのでお願いする。
まずはフロントから右手に進み、休憩所の先へ。
扉を開けて、えっ、ここ?と建物の裏に出るとさらに矢印があって
階段をどんどんと下りて行く。秘湯は足腰勝負、年取ってからなんて言っていたら入れなくなる。
途中、小さな小さな金蛇神社を見ながら川べりに出ると少し先にちょっと囲いをしたところがあって、これが貸切の「新太郎の湯」。
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉のお湯はきれいな水色、2,3人サイズの湯舟の底は石がごろごろしているけれど透明なので足元がよく見え、温度は39℃の長風呂仕様。
目の前の渓流と緑を見ながら実に気持ち良くて、これは200円払って階段を下りる価値がある。
30分の貸切時間が過ぎたら次は内湯へ。
なかなか広い脱衣場から扉を開けると、おお、なんと素敵な浴室。
浴室は男女入れ替わるようで、この時間は蛇の湯と新太郎の湯が並ぶ方に当たった。
新太郎の湯は内湯では42℃とちょっと熱め、それより奥の蛇の湯が40℃の適温でやわらかくて実に気持ちのいいお湯。分析表を見るとそれぞれ少しづつ成分が異なり、蛇の湯は元湯と同じ源泉らしい白猿の湯よりラドン含有量が多いけれどラジウム温泉とは称していない。よくわからん。
内湯からはフロントの前を通って今度は左手へ。
扉の先は外の通路になっていて、その先がブナ林露天風呂。
ここもきれいに設えられていて、元湯もいいが観光ホテルも負けていない。
連泊してこちらにも来たのは大正解。
観光ホテルのお向かいにはもう一軒、大きなコンクリート造りの夏油山荘があるが、元湯の系列らしいこちらはもう10年ぐらい休業している様子。
もったいないこと、と思いながらこの裏手の草ぼうぼうの道を迷いながらしばらく行くと
小さな石橋の奥に洞窟が見え、その先には小さな滝が落ちている。
この洞窟の奥にも温泉が出ていて以前は入れたそうだが、崩落の危険があるとのことで橋の先はブロックされている。同宿の年配のご夫婦は「洞窟の中はすごい湿気よ」と言っていたが、このバリケードをよく越えたな、とちょっとびっくり。
周りにはユキノシタやウメバチソウがまだ咲いているが、秋の花はちょっと寂しげ。
宿に戻ってまた露天に入って
2泊目の夕食は1泊目よりいいかも。食堂に集まる人の半分以上はやはり連泊のようだ。
テレビもない宿では早く寝すぎないようにするのが一番の苦労。
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コロナのおかげで収入激減のJR東日本、通常であれば年に3回の大人の休日俱楽部パスを今年は連発している。
9月中旬にもネット限定で発売、夏の非常事態宣言は延期されてしまったけれど、せっかく予約を入れたことだしと出かけてしまった。
9月13日
稲穂の垂れる田んぼを愛でつつ、東北新幹線で北上へ。
この春にも降り立ったばかりのこの駅、東口には宿の送迎車が待っていてくれた。数年前までは目指す夏油温泉まで路線バスがあったそうだが廃止になり、マイカー以外では一日一本のこの送迎を使うしかない。そんなわけで平日のこの日もお客さんは9人、一組のご夫婦を除いては一人旅ばかり、全員まちがいなくコロナ接種済みのお年頃で安心だ
途中、水神、瀬美など気になる温泉の看板を見つつ、夏油高原スキー場入り口までは平たんでいい道。
しかしそこから先はくねくねとしたすれ違いも難しそうな山道になって、
50分で道のどん詰まり、夏油温泉に到着。
宿泊する「元湯夏油」が正面にある。
宿に入ったら早速ロビーで全員に館内案内。
特にお風呂は男女が時間ごとに分かれているので入る順序をよく考えないといけない。
説明が終わったら各自のお部屋へ。
この日の一人客は全員嶽館になった様子。
昔の写真が並ぶ駒形館の廊下を通り、嶽館の2階へ。部屋にはトイレもテレビもないけれど8畳と広く、畳は古いけれど建物の外観よりは中はきれいで一安心。
お着き菓子の小さなお饅頭を食べたら早速宿の探検開始。
真ん中の通路の両脇に建物が並び、昔の写真を見るとここにお店が出たりして湯治客でにぎわっていたようだが
これらの湯治棟はもう使われていない様子。
こちらも無人かと思ったら干された浴衣が見えて宿泊者がいる。ただし同じバスで到着した一人旅のおば様は部屋を見たら怖すぎると旅館部に変えたとか(笑)。
建物の裏手には真っ赤な鳥居があって、その奥に霊泉の石碑。
小さな薬師神社の祠の脇には樹齢850年という立派な杉の木が立っている。
この神社の反対側には川へ下りる階段があって、その途中にあるログハウスは女性専用の「滝の湯」。
露天と呼ばれてはいるが壁も天井もあるこちら、コンクリート造りの浴槽は2つに分かれていて、手前は38℃とぬるいが奥は45℃の熱いお湯。ナトリウム・カルシウム塩化物泉のお湯は透明で、なめると軽い塩気にわずかに卵っぽい香りがする。熱いお湯にほんの少し浸かり、後はぬるい方でゆらゆら~。
16時になったら真湯、目の湯が女性時間なのでそちらへ移動。
建物の間をすり抜け、裏手の階段をまた下りて行くと
手前に真湯、簡単な木橋を渡った先が目の湯。
真湯は40℃ほどの適温に調整された癖のないお湯なので露天の中では一番入りやすい。
目の湯の方は3、4人でいっぱいになる小さな浴槽。ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉のこちらはちょっと濁ったウグイス色で薬っぽい香りがする。
よく見ると足元湧出でところどころから泡が出ているのが見え、34℃しかないぬるいお湯だが浸かっていると不思議に寒さは感じない。
17時になったら今度は大湯と疝気の湯が女性時間、とお湯めぐりは忙しい。
大湯は先ほど入った滝の湯の先にあって、過去の写真を見ると真湯のような脱衣場と屋根掛けがあったようだが、今年はどういう事情かまったくの野天。
そのおかげか、夏には48℃の激熱になることもあるというお湯はこの日は44℃になっていて十分肩まで浸かれる。青く見えるお湯はナトリウム・カルシウム塩化物泉だけれどほんのわずかに硫黄の香りがする。
この川沿い、すぐ先にあるのが疝気の湯。
2,3人でいっぱいになる小さなお風呂はここも足元湧出がはっきりわかる。35℃とぬるくて入りやすいからだろうか、ここはお湯がなまっているように感じた。
ところでこの日宿泊の女性客は全部で6人。女性専用時間が限られているので露天では全員集合になってしまう。が、お湯の中で情報交換などして、それもまた楽し。
お湯から上がればすぐに18時の夕食。
大広間に座卓が並んでいるがほとんど一人客。
食事は期待できないと聞いたが豚しゃぶメインの食事は量も十分。1万円の宿泊料でこの食事なら何の文句があろうか。
暇な夜になってようやく内湯へ。
本館、ロビーの先にある「白猿の湯」へは階段を下りて行く。
それほど大きくない浴槽だが湯口の岩には抽出物がびっしり。カルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物泉の分析表にはラジウムの湯の表記もあり、このラジウム温泉というものはいまだによくわからないのだが41℃のお湯はやわらかくてとても気持ちが良かった。
ついでに内湯はもう一つあって、嶽館の下にあるのが「小天狗の湯」。
この宿で一番新しくて設備の整った浴室だが、お湯めぐりは忙しくて結局ここは一度しか入れなかった。
月のきれいな夜、山奥の秘湯は静かだった。
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お彼岸で母のお墓参りに。
いつものことながら、我が家の墓参りは滞在10分。
掃除をしてお花を上げて、ちょっと手を合わせたら即終了。薄情な家族だ。
墓参の後、すぐ近くだとわかったのでスクムビットさんに教えていただいた村上緑地公園へ行ってみた。
村上は千葉県八千代市にあり、工業団地と住宅団地の間が緑地になっている。
ここに9年前から彼岸花の群生地を作って来たのだそうだ。
駐車場に車を置いて、しばらく遊歩道を行くと見えてきた。
赤い花の群生。日の当たる所ではオレンジ色に近く、盛りを過ぎたものはピンク色っぽくなって、土地に傾斜があるのもいい景色になっている。
平日だったがシニアを中心にカメラを持った人たちで結構な人出。もう知る人ぞ知る名所になっているらしい。
「もう盛りを過ぎちゃって、今日は写真を撮る気にもならないわ」というおばさまもいらっしゃったが
葉もなくてまっすぐの茎に毒々しいほどの鮮やかな花が咲く彼岸花はお墓の周りなどで見るといささか不気味にも見えるけれど
間近でつくづくと眺めれば実に面白い造形。
20万本植えられているという中に黄色いものは2本しか見なかったが、駐車場に近いエリアには白い花がまとまって咲いていて
この白は赤と黄色の自然交配で生まれたものとか。
舗装された歩道もあるので車椅子に乗せた父親も群生を見ることができて、これは良い所を教えていただいた。
彼岸花を鑑賞した後はこれも近所にあった業務スーパーに父親デビュー。
業スーは店舗ごとに品ぞろえが違うのが面白くて、ここでいいものを発見。
サウジアラビア産のデーツ・シロップ!
500gで500円しないのは楽天やアマゾンに出品されているものの半額以下。さすが業スー、うちの近所の店にも置いてほしい。
さらに翌日はお昼を食べるだけのために「道の駅 発酵の里こうざき」へ。
こちら、開業したばかりの頃は品ぞろえもいまいちで企画倒れかと思ったが、だんだんと全国各地のを質のいい発酵製品を揃えて充実してきた。
レストランメニューもすべて発酵食品利用とこだわっていて
この日いただいた甘麹入り麻婆豆腐定食には味噌入り餃子もついて満足度高し。
おかげさまで我が家の91歳も食欲旺盛で元気だ。
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長野から戻った後、7月後半から8月は本当に家におこもり。
暇になるとついお取り寄せに走ってしまう。
以前にも一度取り寄せた六花亭のおやつ屋さんを7月に再度ポチ。
これはこの時だけ特別に例の花柄の保冷バッグがおまけで付いていたから。
当然おやつボックスがぴったり入る大きさ。六花亭の花柄は本当にかわいい。
花と言えば暑い時期は切り花の出物があまりなかったのだが、新潟のJAがカーネーションのキャンペーンをやっていたのでポチリ。
これが届いてから2週間もきれいにもって、10本送料込み1300円はお得だった。
夏に入ってからはあまりお得感がないかも、と思いながら飽きもせずにJAの野菜ボックスにトライ。
静岡の磐田市からはときめき野菜セット。
磐田市では中国野菜の栽培が盛んでこれをときめき野菜と名付けているとのことなので試してみた所、12袋のうち空心菜2つ、香菜2つ、青梗菜1つと中国野菜は3種類。もう少し変わったものが入っていないかと期待していた点ではちょっとがっかりだったけれど、量的にはまあまあ。
次は神戸から六甲のめぐみなるJAのボックスを。
こちらには白いトウモロコシやナスが入り、トマトは大中小と3種類。モロヘイヤもたっぷり入って、これは冷たいスープにしておいしくいただいた。
ヴィッセル神戸のウェットティッシュもおまけに入ったこちらのセットはバランスもよくて当たり。
これに気をよくしてさらに岐阜の野菜ボックスにも挑戦。
するとこちらは1品づつの量がしっかりあって、これも当たり。
珍しいおかわかめがまた入って来たけれど、これを袋に書いてあるようにトマトも合わせて卵とじにしてみたらとてもおいしくて、これは新発見。
枝豆もすごく濃厚だったし、バターナッツかぼちゃはたっぷりのスープになった。
最近、天候不順でスーパーの野菜がお高い。
こういう時こそお取り寄せがお得かも、とまた物色してしまうのだ。
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日曜日、友人のアマチュア交響楽団が2年ぶりに演奏会を開くと言うので横浜へ。
この時期どうやって練習していたのか、大変だったろうと思うが趣味があるっていいよね。
演奏会の後、中途半端な時間ではあったがせっかく久しぶりに出たのだからと同行の友人と横浜中華街へ。
友人など何十年ぶりかの訪問とか、自分もいつ以来だろうか。
小籠包でも食べようと軽くネット検索して来たが、目当てにした店は5時ごろでもう結構な人の入り。
混んでいる店は不安だと友人が言うので適当な店に入ったら、残念、はずれだった。
食事を終えて外に出るとまあまあの人の出、しかしほとんどは若い子たちで、あちこちに立ち食いのカウンターがある。年十年も来なければそれは街も変わるよね。
でも日曜の晩でも混んでいるとは言えない状態、飲食店はまだまだ大変だろう。
さて時は中秋。この時期に中国や香港、台湾に行くと町中いたるところ月餅だらけだった。
伝統的なお饅頭タイプから、一時期はアイスやチョコレートまで月餅と称して豪華な化粧箱入りで売っていたけれど最近はどうだろうか。
こちらの中華街ももちろん月餅だらけなので、お土産にすべく聘珍楼と重慶飯店を物色。
一番多いのはもちろん小豆餡だが、好きなのはナッツとドライフルーツがみっちり入ったもの、ココナッツ餡や蓮の実餡も好き、と偏った選択。
聘珍楼のミニ月餅は栗餡。さすがにしっかり栗の風味でうまし。
これからしばらくおやつは月餅。
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7月16日 続き
八丁坂から降りたら昨日とは打って変わったお天気なので再び千畳敷カールの遊歩道へ。
山をバックにコバイケイソウの群生がすごい。
ロープウェイのHPによるとここまでたくさん咲くのは数年に一度とのことで、これに当たったのはラッキー!
シナノキンバイも青空に映えて、今回は天気を心配しながら来たけれどこの日にちょうど梅雨明け。これもラッキーだった。
小さな花も探しながら歩いて
剣ヶ池からの眺めも今日は明るい。
ホテルに帰り着いたらロビーのカフェで一息。
細長いポテトベーコンパイと100%桃ジュース、おいしかった。
宝剣岳に別れを告げて13時のロープウェイに乗ると、往路とはちがって今度はかなりの混雑。
しらび平でバスを待つ人も行列を作っていたが、ほとんどの人は菅の台バスセンターからマイカーに乗り換えるお客さん。
駒ヶ根駅行きには別のバスが用意されて、こちらはぐっと人数が少なく、終点の駅まで乗ったのは我々の他には一人しかいなかった。
駒ヶ根駅に着いたのが14:08。
駒ヶ根と言えばソースカツ丼が有名。せっかくなので駅前のとんかつ屋から持ち帰ろうと店に行ってみたら、なんともう閉店している。がっかり。
14:40の列車に乗って、岡谷であずさに乗り換え、新宿に着いたのは18:43。
信州も思いのほか遠い。
しかし礼文、青森、信州とこの夏は本当に高山植物を満喫できてよかった。
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7月16日
朝早くに目を覚ますと天気がいい!
1階に降りて駒ヶ根市の方向を見れば山の稜線がきれいに見える。残念ながら富士山は見えなかったけれど。
部屋の窓からも日の差してきた千畳敷カールが今日はくっきり。
朝食は食堂で7時から。
煮物やらサラダ、ソーセージなどボリューム満点で、このホテルは食事がいい。
今日の予定は天気次第と思っていたが、素晴らしい晴天なので登山をすることに決定。
早朝出発もありだが、ど素人の二人では不安なのでロープウェイが動き出して他の登山客がやってくる8時まで待ち、チェックアウトをして荷物を預け出発。
昨日も歩いた遊歩道を行くと前を歩いていた人が「あっ、クロユリがある」とかがみこんだ。後から覗き込んでみると確かにクロユリ。
1つ気が付くとあちこちに咲いていて、なんで昨日は全く気が付かなかったのだろう。
八丁坂の分岐点からも下の駒ヶ根市までよく見えたが、今日はここから八丁坂を上がる。
下から見てもすごい急斜面、岩の階段をひたすら上るけれど
その脇にはハクサンイチゲやイワカガミ、
ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲなどたくさん咲いているのでゆっくり行く。
ホテルもだいぶ下に見えて来たら
最後は階段を上がって
標高2850mの乗越浄土に到着。すごい名前。ここまで70分。
眼下にはホテル、右手に見えるのが宝剣岳。
左手に行けば伊那前岳
反対側の先には山小屋が二つ見えて、その向こうに見えるのが中岳。
山小屋の前には天狗岩があって
その先の景色も爽快。
ここから中岳までは大したのぼりではなく
20分で標高2925mの中岳山頂に無事到着。
これだけの登りでも乗越浄土が眼下になる。
この中岳から向こうにやっと見えたのが標高2956mの木曽駒ケ岳。
山頂にはたくさんの人の姿が見えるが、今日の我々はここまで。
イワツメクサやツガザクラ
イワウメの写真を撮ったら来た道を戻る。
帰路は往路よりも足元が怖いので慎重に下って
乗越浄土から25分で無事八丁坂の下まで帰還。
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7月15日 続き
3時過ぎにホテルにチェックイン、外は当然まだ明るいけれど、お茶を飲んでひょっと目を上げると一瞬で窓の外が真っ白になっていたりする。
それでもちょっと明るくなったので外に出てみる。
ホテルの千畳敷カール側出口。左手には食堂、我々の部屋は右手の建物の3階だ。
出てちょっと階段を下りてはみたものの、行く手はご覧の通り真っ白、やがて雨が落ちてきて一度退散。
しばらくしたら雨が止んだので、再度チャレンジで今度は反対回りで歩いてみることにする。
ホテル出口の右手すぐには信州駒ケ岳神社。
これを過ぎてを整備された遊歩道を歩いて行くと
霧が晴れて千畳敷カール全体が見えてきた。
足元を見れば
ヨツバシオガマやショウジョウバカマ、イワカガミもたくさん見える。
黄色いスミレはキバナノコマノツメと言う名前だそうだ。
八丁坂の分岐を過ぎて谷を少し下るとハクサンイチゲや
シナノキンバイ
さらに数年に一度しか咲かないと言われるコバイケイソウが今年は大当たりらしくてたくさん咲いている。
この辺りが一番花が多くて、高山植物の宝庫と呼ばれるのも納得。
花に雨の後の水滴が付いている姿もかわいい。
遊歩道の一番低い部分、剣ヶ池まで来るとうれしいことに宝剣岳もきれいに見えてきた。
振り返れば駒ヶ根方向には青空まで見える。
この後は石段を上ってホテルに戻るが
こちら側にはナナカマドがいっぱい。秋になればこれが紅葉してきれいだろう。
あちこちでしゃがみこんで花の写真を撮りながら歩いても遊歩道の1周は1時間。
千畳敷カールは思ったよりもずいぶん小さかったけれど、時期的にちょうどいい時に来られたようでうれしい。
夕食は18時から食堂で。
この日のテーブルの埋まり具合は50%ほどだっただろうか、部屋は空いていないようだったので定員を減らして営業していたのかもしれない。
お料理はすべて一遍に並べられていたけれど、特にローストビーフがとてもおいしくて、その他に信州牛の陶板焼きも付く豪華さ。
食後は大浴場でお風呂も入れて、この標高でこのサービスはやはり値段相応かもしれない。
暗くなってから外を見ると
駒ヶ根市の明かりが見えて、明朝の天気が楽しみになった。
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昨日ようやく2回目のワクチン接種を終えて、今日は一日おとなしくしているけれど、腕の痛みなど1回目の方が強かったぐらいで何の影響もなし。
これでちょっとは安心だけれど、いい歳の自分の接種が今までかかったのは自治体の予約サイトがぼんくらだったおかげ。
予約開始可能日にたまたま外出中だったのでスマホからトライしたのだが、どこの会場でどの時間が空いているのかがまったくわかりずらく、しかも一度予約を入れてしまうとそれをキャンセルしない限り他の空きをチェックすることもできない。
こんなひどい設計のサイト、品川区は一体どこに発注したんだ。
接種が終了した後も接種済み証明がいまだに紙の切れ端なんて、世界中でもこの国ぐらいなんじゃないの、と思う。
たいていの国では今やスマホのアプリで動いているのに、それすらできない。
海外への証明には改めて役所でワクチンパスポートの申請が必要なんて、役人はそんなに仕事がほしいの?
と、タイミングよく(?)デジタル庁設置って今からかい、としか思えない。
どうせガラパゴスのこの国、いっそ書類はすべて手書きの墨書に印鑑必須にすれば世界遺産に登録されるんじゃないだろうか。
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