大丸温泉の駐車場からは那須ロープウェイがよく見える。
ロープウェイに乗るには絶好のお天気。
と、くねくねと自動車道を上がって行くとすぐに麓の駅に着いた。
往復乗車券は1800円。10時の出発まで待つうちに様々な登山スタイルのお客さんが増えてきて
111人乗りの大きなゴンドラも窓際はいっぱいになった。
4分で山頂駅に到着。ここは那須岳(茶臼岳)の9合目で標高1700m。
テラスからはちょっと霞んでいるが白河市や那須野が原が広々と見えて気持ちいい!
この山頂駅から茶臼岳の山頂までは200m。登ろうかとトレッキングシューズを履いてきたが
途中までは子供や犬でも登れる道ながら
看板を過ぎたあたりから大きな岩がごろごろした急こう配になり、山頂まではまだ30分以上もかかりそうだったので大岩にタッチして引き返すことにした。もっと短時間で簡単に行けるかと思っていたのは甘かった。
10時に出発して11時に戻ってきてしまったので1時間しかいなかったが、冷たい風も気持ちのいい那須岳だった。
ここから下りて行けば那須湯本。駐車場で降りるとすぐ目の前に那須温泉神社の大きな鳥居がある。
境内に入るとさすが山の上で満開の桜も見え
急階段の下のご神水をいただいてふと見るとカタクリの花が咲いている。おお、とよく見れば
境内中カタクリがいっぱい、ショウジョウバカマも咲いている。
ところで温泉神社は「ゆぜんじんじゃ」と読むそうで、奈良時代からの延喜式にも載る由緒ある神社とのこと。
那須与一もお参りしたとのことで、これからもいっぱい温泉に入れますようにとお願いしておいた。
この社殿の裏に回ると眼下に殺生石へ続く遊歩道がよく見える。
先へ進んで下りて行くと殺生石のすぐ下に出るが、この有名な石は今年の3月に2つに割れてしまったばかり。2つの石は縄でつながれているのでそれとわかる。
火山ガスの噴き出る石原には赤い帽子をかぶったお地蔵様もたくさん立っているが
大昔、子供の頃に来た時にはこんな立派な木道はなかったなあ。
駐車場の下、有名な「鹿の湯」は土曜日なので混んでいそう、と外観を眺めるだけにして
川の中の源泉を確認。
お昼は運転手にお任せを決め込んでいると「清流の里」なる所に連れてこられた。
小さな滝まであるきれいな池が見えるが、これがイワナとニジマスの釣り堀。
が我々の目当てはその脇のお蕎麦屋さん。
売りは北関東らしいつけ汁のおそばらしいが、冷たいおろしそばにしたらおそばはもちろん、付いてきた舞茸の天ぷらがとてもおいしかった。
最後は往路にも寄った「道の駅 友愛の森」へ。
広い敷地内にはレストランやとても立派な工芸館があり
特産の大谷石をふんだんに使ったステージなどもあるが
目当てはもちろん地元の野菜類の直売所。苺は残念ながらもう売り切れていたけれど、カラフルなスイスチャードに立派なアスパラガス、さすがに味がちがった。
ということで充実の2日間になった那須の休日、運転手の弟に感謝。
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那須どうぶつ王国からはくねくねとした山道を上がること30分ほど、宿泊は大丸温泉旅館。
こちらには2年前にもお世話になったが、少し前に秘湯スタンプ帳の5冊目がいっぱいになったので今回はご招待。その上、同行の弟は埼玉在住者なのでブロック割りとやらで宿泊料が5000円引きに2000円分のクーポン付。この関東エリアのブロック割り、東京都だけ除外ってなんだか納得できない。
今回のお部屋は別館3階のツインルーム。
10畳間によじ登らなければならないほど高いベッドが二つ。押し入れだっただろうスペースに机が置かれているのがおもしろく、トイレ・洗面台にユニットバスまで付いている。
が、もちろんユニットバスなど使わず、大浴場へ。
この宿の売りは川を利用した大野天風呂だが、一番上流にあるのが女性専用の山ユリの湯。こちらは湯浴み着など必要なく入れるのでもちろんこちらへ。
奥からアツアツのお湯がふんだんに注がれ、これが下流の混浴に流れ込むのだから一番鮮度のいいお湯はここなのだ。
女性専用露天はもう一つあって、この奥に旅館の自家源泉が見える。
宿の人によるとこの2つのお風呂にはやっと先週から入れるようになった(冬季は閉鎖)とのことなので時期的にもぴったりだった。
食事は1階の個室食事処で。
鰆の西京焼きにマッシュポテトとケチャップが乗っているのはいささか微妙だけれど
カラッと揚がったメヒカリは頭からいただき、しゃぶしゃぶはお肉も野菜もたっぷり。鍋の片側は温泉水、もう片側は豆乳出汁で、野菜は豆乳、お肉は温泉水でしゃぶしゃぶするのが正解と見た。
つやつやのご飯には豆乳出汁をかけてネコまんまにして、デザートの苺プリンをいただいたら超満腹。
フカフカのお布団が暑すぎて早く目が覚めた翌朝、朝風呂に行くと女湯の手前の貸切風呂に小さく「硫黄泉」と書いてあるのに初めて気が付いた。
実はこの宿、館内に入ると廊下など硫黄の香りがプンプンするのだが、大浴場も自慢の野天も無色透明の単純温泉なのが不思議だった。この貸切風呂だけ源泉が違うとは知らなかったのでちょうど空いていたのを幸い入ってみると
透明なお湯の底にうっすらと湯の花が溜まっているのが見えて、室内はもちろん硫黄の香り。
しかし宿のサイトを見てもこの硫黄泉のことは書いていない。宿の自慢はあくまで那須御用邸にも引湯されているメタケイ酸豊富な自家源泉ということらしい。
朝食メニューは2年前と変わらず
つくね入りの具沢山味噌汁が美味。
坂の上にある駐車場まで、ほんのわずかの距離を車で送っていただいて宿を後にした。
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去年から友人が行きたいと希望していた那須どうぶつ王国。駅からのシャトルバスが限られていて行きにくい所、自由人になった弟を運転手に雇ってでかけることにした。
東北自動車道の那須ICを降りて、最初に立ち寄ったのは「道の駅 友愛の森」。
広い敷地内にいくつも建物がある充実した道の駅だが、観光交流センターに行ってみるとなんと、ふるさと納税の自販機が。
しかし我々がここに立ち寄ったのは納税のためではなく、こちらに目指すどうぶつ王国の入場券が2400円から2000円になる前売り券があるため。
入場券を入手したら30分ほどで目的地に到着。
まずは道の駅で買ったおにぎりやイチゴ大福で腹ごしらえをして見学を開始。
ゲートを入ってすぐのエリアは王国タウンと称され、室内展示が中心でいくつもに分かれた建物は屋根付きの回廊で結ばれている。
と、入って真っ先に見られたのはマヌルネコ。
中央アジアに住むというこのヤマネコ、耳と目の位置が独特でブサカワなんて言われるらしいが、いやいや精悍でかっこいい。
その先にあるのが今回の目玉、「保全の森」。
こちらには絶滅危惧種の動物が集められていて
これに会いたかった、対馬では見られなかったツシマヤマネコ。大きさも柄もイエネコと同じようだけれど、鋭い目付きがさすがヤマネコ、でもかわいい~。
そしてその隣にいるのが友人が熱望していたスナネコ。
今年の2月に子ネコが3匹生まれて、もう2か月半経ったのでだいぶ大きくなっていたけれどやっぱりまだ子供っぽくてかわいい。
お母さんは子供たちと一緒、お父さんは隣の部屋で別居中。
この建物内には他にもスバールバルライチョウや二ホンライチョウがいるけれど
皆さんスナネコにばかり注目するのでスタッフのお姉さんは寂しそう。
ミーアキャットは日光浴が好きらしいが、電灯を一生懸命に見つめるしぐさになぜか哀愁を感じてしまう。
次に熱帯の森とウェットランドに行ってみると
温室のようにむっと暖かいこちらはオープン展示になっていて
足元に亀や派手なオウギバトがいて踏みつけそうになったり、頭上をミミズクが飛んだり
マーモセットも手の届きそうな所にいる。
これも足元から逃げないクロエリセイタカシギ。
最近人気のハシビロコウも一羽いて、動かないと言われるけれど首は盛んに動かしていた。
人気のコツメカワウソはお昼寝の時間なのか団子になっていて、つやつやの黒い毛皮がウナギみたい。
たくさんのプレーリードッグがちょろちょろしているエリアを抜けるとホッキョクオオカミが2頭いるが
この子たちは秋田犬じゃないの?
「アジアの森」にはレッサーパンダが5頭ほど。
ほとんどは丸くなって寝ているので、動いている1頭が人気者。
その隣ではビントロングという初めて見る動物が love making の真っ最中。珍しい動物らしいが、黒い熊の毛が伸びて汚れちゃったような姿(笑)。
外に出るとこの動物園で有名なカピバラのエリア。
おとなしい動物なので中に入って触ることができるが、毛皮はとても硬くてゴワゴワしている。
同じエリアには鹿かカンガルーのようなマーラというげっ歯類もいる。
これで王国タウンもほぼ回ったので、次は王国ファームというエリアに向かう。
この2つのエリアはかなり離れているので無料のバスが頻繁に運行しているのだが
猫や犬の形をしたこのバス、カーブを曲がったりすれ違う度に「にゃーん」だの「わおーん」だの友人に言わせれば盛りが付いたような鳴き声を出すのがめちゃくちゃおかしい。
着いたのは広々と視界の開ける気持ちのいいエリアで、羊や馬、ラクダなどがいる。
が、ここまで来たのはバードパフォーマンスなるショーを見るため。
今日はお天気で良かった!
ショーは猛禽類が中心で、客席の前後にいる二人のスタッフの間を飛ばしたりするのだが
お客さんの頭スレスレを飛んだりして迫力あり。
一番好きなミミズクちゃんや
迫力ある白頭鷲、ハヤブサなどの他にオウムも出演したりして30分。こういうショーはカザフスタンでも見たが、やっぱり猛禽類はかっこいい!
ショーが終わり、またヤマネコたちを見に行って、気づけば時間はもう3時半を回っている。
園内は幼児連れや高校生などの修学旅行生、若いカップルが多かったけれど、シニアのおじさん、おばさんにも予想以上に楽しめた。
気候のいい時に来にくい所に来られてよかった。
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もう一つNetflixネタで「クリミナル」というドラマのこと。
これもまたイギリス発の刑事ものなのだが、舞台が取調室とその裏のモニター室、部屋の外のエレベーターホールに限定されていてそこから一歩も出ない。回想シーンなども一切なくて、一人の容疑者または証人へのインタビューだけで事件の真相が見えてくるという、実に渋いがよくできたドラマ。
さらにすごいのが全く同じセットを使ってイギリス版の他にドイツ版、フランス版、スペイン版も作られていて、それぞれの国のスタッフ、俳優で作られているのでお国柄を比べられるという、なんとも頭のいい企画。
見比べてみるとさすが一番面白いのは本家のイギリス版で、捜査チーム内の力関係やら協力関係もちゃんとわかるし、なにより役者たちがうまい。
ドイツ版は全体に地味な印象で、扱う事件に社会問題の色が濃い。
フランス版はさすが個人主義の国というか、他の国に比べるとチーム内の対立が強くて、警察がこれで大丈夫なのかと思ってしまう。しかし女性リーダーの着ているジャケットなどがなにげにすごくおしゃれで、さすがおフランス。
意外、と言っては申し訳ないが、イギリス版の次によかったのはスペイン。ストーリーも意外性があるし、役者もうまい。
面白いのは4か国とも尋問チームのリーダーが女性になっているところで、このドラマに限らず、最近の刑事ものは上司が女性と言う設定が多いが本当にそんなに女性上長が多いのだろうか。
このドラマでは特にフランス版、スペイン版のリーダーが女性だからと批判やプレッシャーにさらされていて、やはりヨーロッパといえども女性のキャリアは大変そう。
お金をかけなくても頭を使えばおもしろい番組は作れるという証明のようなこのドラマ、おすすめ。
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コロナ自粛が始まって1年目の昨年春、友人の勧めもあってNetflixに加入した。
当初の目当ては評判になっていた韓ドラを見ること。
「愛の不時着」と「ヴィンチェンツォ」は思っていたよりずっとコメディー要素が強くて、たくさん登場する脇役たちが達者なこと。
「不時着」の方は北朝鮮をギャグのネタにしつつ、意外に悪く描いていない所が気を使っているようでうまいなと思う。
この2作以上に良かったのは「賢い医師生活」。
韓ドラの医療ドラマというとフルメイクにハイヒールの女医が走り回ったりするものが多いのだが、これはちゃんとしたお医者さんたちの話で、スターは出ていないが脇役まで含めてとても良かった。
欧米物を入れても医療ドラマでは一番好きかもしれない。
もう1本、予想外に面白かったのが「刑務所のルールブック」。
大リーグ入り目前の野球選手があることから刑務所に入ることになってしまうので舞台は刑務所、登場人物たちもほぼ受刑者と刑務官なのだが、これも個性的な脇役たちが退屈させない。
床に布団を敷き、ちゃぶ台でご飯を食べるのは日本の刑務所と同じだろうか、食事にキムチが出る所だけが違うのかもしれない。
他にもドキュメンタリーや正統派ユダヤ人のドラマなど興味深いものはいろいろあるのだが、最近一番嵌ったのはイギリスBBCの「ライン・オブ・デューティー」という刑事ドラマ。
刑事と言っても警察内の汚職を捜査する部署なので他の部署からは毛嫌いされる、それでも不正を暴こうと奮闘する部員たちの話で、各6話5シーズンをほぼ一気見。第6シーズンもWowowでは既に見られるようなので、Netflixで見るのが楽しみ。
刑事ものなどのミステリーはやっぱりイギリスのものが圧倒的に完成度が高くて面白い。
韓ドラはマンガや劇画、イギリスのは本格小説と言う感じだろうか。
他にケーブルにも加入しているので、普通のテレビはニュース以外ほとんど見なくなってしまった。
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駅前にタワマンが2棟も建ってしまった武蔵小山。その影響もあるのか、駅前から伸びるアーケード街は賃料が爆上がりでチェーン店しか入れなくなり、実につまらない街になりつつある。
そこで最近は隣の西小山へ出張することが多くなった。
こちら方面で新しく店を出す若いシェフが増えてきているからだ。
そのうちの一軒は「パスティフィッチョスギノ」。
こちら、女性オーナーがイタリアでパスタ修行をされたとのことで、店頭には蕎麦屋のようにパスタを作るためのスペースがあり、生パスタを購入することもできる。
この店頭で先にオーダーをしてお支払い。ただし現金不可、カードか電子マネーのみとは、時代は変わりつつある。
カウンター数席にテーブルが4つほどの小さな店内。黒板に料理メニューがあるが、お昼はパスタのみ。
まずはサラダとパンが来て
自分はリガトーニのボロネーゼ、友人はラザーニャ。
パスタはモチモチと硬めで食べ応えあり。ソースも本格的だけれど、これで税込み1650円は西小山値段ではないような。
この店から3分ほどの所にはもう一軒、やはり女性シェフの店「Cizia」がある。
スギノと似たような内装だが、窓が大きい分こちらの店内は明るくて清潔感がある。
こちらのシェフは手打ちパスタではなく自家製パンが得意とのことで
まずはどっぷりオリーブオイルに浸ったフォカッチャが登場。
このパン、とてもおいしいのだけれど、オイルがたっぷりすぎて手がベタベタになるのがちょっと困る。
ランチのパスタはサルシッチャのカチョエペペと、菜の花とカラスミを二人でシェア。
どちらも具がたっぷりでおいしかったけれど、ちょっと塩がきついのはこの店が呑みを重視しているためだろうか。
立会道路に桜が満開になった頃に行ってみたのは「I, laugh」というお店。
階段を上がった2階は思いのほか広くて、窓からも桜が見える。
大きなバーカウンターが目立つがランチは4種類ほどが日替わりで
この日のカルパッチョサラダを頼んだら豆やキノコなど何種類ものサラダの上に魚も3,4種類乗って、これはいい。
次はパスタも食べて他と比べてみなければ。
ますます西小山に通うことが増えそうだ。
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大多喜で竹の子を楽しんだ後、君津方面へ移動してドリプレ・ローズガーデンと言う所にやって来た。
ドリプレとは Dreaming Place の略だそうで、オーナーご夫妻が個人で英国風のローズガーデンを作り、公開しているとのこと。
ここも「えっ、こんな所?」という山奥にあるのだが、やはり駐車場はいっぱい。
入り口のコテッジの内部はカフェになっているが、暑いほどの晴天だったのでカフェでランチをする人が大勢。
その周りに盛大に茂っているのはクリスマス・ローズ。
さらに奥は名前の通りのバラ園だが、この時期ではまだまだ蕾もさだかではない。
園内にはそれ以外にも水仙やらチューリップやら、小さな花もたくさん植えられているのだが、
この時期のお客さんたちの目当ては園内に11匹いるという猫。
こちらのお客さんなどおもちゃまで持ち込んでずっとこの猫にかかりきり。
これを近くで見ていた猫は鼻の下がちょび髭みたい、と思ったら「その子はチョビちゃんです」。
玄関先で迎えてくれた子はいつの間にか移動して
門の上でお昼寝中。
目が片目づつ青と黄色のオッドアイの子はなかなか顔を上げてくれなかったが
なでるとスヤスヤ、気持ちよさそう。
岩合さんごっこを楽しんで帰ろうとすると門の上にいた子がお見送り。
ここにいる猫たちはみんな可愛がられているので人懐っこくて、猫ってやっぱりおもしろい。またね。
園内でお茶をしてもよかったけれど、完全無農薬のためこの時は有機肥料のかぐわしい匂いが充満していたため君津市内へ移動。
店内は近所のマダムたちで非常ににぎわっていたので水田脇のテラスへ。
それぞれ注文したプリンやクリームソーダ、昭和の味がして懐かしい!
この店のオーナーはお坊さんだそうだが、スタッフの方もとても感じが良くて、こんな店が近所にあったらそりゃ通ってしまうよね。
帰路は袖ケ浦バスターミナルに送っていただいて
東京湾アクアラインを通れば品川まで1時間もかからない。
とても楽しい一日でした。
スクムビットさん、trintrin さん、ありがとう!
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先週家族と行った大多喜では竹の子を食べ損ねてしまったけれど、ありがたいことにブログ仲間のスクムビットさんが車を出してくださって、trintrin さんも入れた3人でまた大多喜へ。
たった1週間で満開だった桜は葉桜になり、新緑がまぶしくて気持ちのいい日。
大多喜城を過ぎた車はどんどん山奥に進み、周りは竹藪と水田ばかり。
本当にここ?なんて言いながら脇道に入って行くと
目の前の道路をオスのキジが横切って行く。すごい所に来た。
と思っているうちに無事目的地の「市原たけのこ園」に到着。
すると平日なのに駐車場には10台以上も停まっていて、皆さんこんな辺鄙なところをよくご存じ、と感心する。
このたけのこ園では竹の子掘りが本来の売り。
だから皆さん軍手とクワに背負い籠を借りてたけのこ山に入って行く。
我々3人は「竹の子の処理は面倒だし~」と最初から掘るつもりはないが、たけのこ園の見学、と付いて行くと
カエルの鳴く池の脇から結構な急こう配が続いて
びっしりと生えた竹が頭上でさやさやと音を立てる。
こちら、2町歩=6000坪もあるというから広い。
今年は不作だというけれど土日にはすごいお客さんの数でめぼしいものは掘られつくしてしまったそうだが、急に暖かくなって今日はまたたくさん出て来たとのこと。
お客さんが掘っているのを見ていると結構難しそうで、案内係のおじさんが助っ人に。
無事においしそうな竹の子が採れてお客さんも大喜び。採ったものの持ち帰りは1キロ1100円とさすがにお安い。
さて、掘りもしない我々の目当てはこちらで竹の子尽くしのお弁当を食べること。
事前予約が必要だが、こちらの食堂でいただける。
竹の子のてんぷらにお刺身、煮物、酢の物、キムチ。たっぷりの竹の子ご飯にお味噌汁まで竹の子入り。
こちらは味付けもよく、獲れたての竹の子はうま~い!
食べきれなかったご飯はおにぎりにして持ち帰って大満足。
こちらを探して予約までしてくださったスクムビットさんはいい人だ。
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「シェイプ・オブ・ウォーター」で大いに気に入ったギレルモ・デル・トロ監督、新作の配役が好きな俳優ばかりなので映画館に足を運んだ。
「ナイトメア・アリー」 Nightmare Alley
はじめカタカナのタイトルだけ見た時はアリーという悪女の話かと思ってしまったが、英語のタイトルをよく見たら「悪夢小路」なのね。
ブラッドリー・クーパー扮する訳あり男がカーニバル一座にまぎれこみ、そこで読心術のトリックを会得して成り上がるが、悪夢小路に迷い込んで落ちて行くというお話。
ストーリーに驚きはないがデル・トロ監督の魅力はその世界観。
前半の場末のカーニバルは前回同様ティム・バートンやテリー・ギリアムを思い出させるが、子供っぽさがなくダークなところ、やっぱりバートンよりもギリアムに近いと思う。
後半は第二次大戦が始まる1940年のバッファロー、ここで登場する市庁舎やマホニー・ビルがアールデコで素敵すぎる。
ケイト・ブランシェットのオフィスはセットだそうだが、その内装にはよだれが出そう。
バスターミナルの男性トイレまで、監督の世界は完璧だ。
豪華キャストのケイトにト二・コレット、ルーニー・マーラにデビッド・ストラザーンはみんな好きな俳優だけれど、どれもいかにもこの人の役、という感じで意外性はなく、それぞれ楽な仕事だったのではないだろうか。
いささか物足りなくはあるが、ケイト・ブランシェットのメイクや衣装がローレン・バコールを彷彿とさせて、さすがかっこいい。
クレジットタイトルの不気味なバックまでいかにもこの監督らしくて気に入るが、誰にでもお勧めできる映画ではなさそう。そのためか公開2週目で平日一番とはいえ観客は20人ほど。
次作もちゃんと公開されることを祈る。
さて、今回は渋谷の映画館に行ったので、お昼はスクランブルスクエアで。
12階にある Carvaan Tokyo は中近東料理のお店。
アラビアン・ベジプレートを頼んでみると
まず登場したレンズマメのスープはクミンが効いてアラブらしく
ファラフェルはなぜか二色で、赤い方よりも空豆を使っているだろう緑の方がずっとおいしいけれど、まわりのホムスやタブーリ、タヒーニなどもちゃんとしていてパンとよく合う。
コーヒーの器も凝っていて、この店は演出が実にうまい。
と、お料理には満足したけれど、これで3,000円越えはいかにも高い。
この値段は外の景色代込みか。
眼下では東急東横店の解体が進行中。渋谷は行く度に変わっている。
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大多喜に行った日は帰る頃になって青空が見え始め、翌日は朝から快晴。
では、とまたドライブに出かけるが、千葉県内の道の駅はもうほぼ制覇しつくし、同じところにばかり行くのもつまらないので、今回は茨城県まで足を延ばすことにした。
千葉から一番近い茨城県の道の駅は潮来ICからすぐの所にある「道の駅 いたこ」。
中央の大きなピラミッド型のガラス屋根が印象的。
お昼を回っていたのでまずは一番端にある「おふくろ亭」と言う食堂へ。
入るとお惣菜類が小皿に取り分けられていてどれも100円~150円ぐらい。これにメインのおかずや御飯、味噌汁セットを付けて好みの定食を作るのが社食みたい。
1時を過ぎてお惣菜はかなり少なくなってしまったが、以降は最初からセットになった定食類もある。
そしてこちらの道の駅の売りは潮来のお米とのことで、米粉のフォーも自慢らしい。
ということで自分はビーフ・フォーを選択。
するとたっぷりのパクチーが付いて、あっさりしたスープはかなり本場物に近くておいしい。
きんぴらなどの煮物はかなり甘目の味付けで、確かに家の母ちゃんが作るようなおかず。
特筆すべきは手作りヨーグルト。ちょっと硬めで表面に膜が張って、これもうま~い。
食後に売店を覗くと、ピラミッドの左手は加工食品の売り場。
自慢の米粉のどら焼きは店内で焼かれている。
茨城と言えばのメロン製品も豊富に揃い
何種類もある納豆は売れ行き好調。そう言えばねばーる君なるゆるキャラもいたっけ。
ピラミッドの正面には農産物を中心にしたもう一つの売店があって
こちらでは冷凍のフォーとスープも売られている。チキンとビーフではちゃんとスープが違うのが本格的。
面白いのは漬物コーナーで、ともちゃんだのきよちゃんだの、それぞれ作った人の名前と顔写真付き。
どころか、レジで精算をすると野菜や果物もすべて生産者の顔写真が表示されるのには驚いた。
茨城、やるなあ。
次はきっとメロンの季節に行くことになるだろう。
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