閉館時間も間際、高山陣屋の見学を終えたら赤い橋を渡り
旧高山町役場の前を通って伝統的建造物群保存地区へ。
歴史のありそうな餅屋や豆屋に酒蔵、ハンバーガー屋まで洒落た造り。
小腹が空いたのでまずはみたらし団子を一つ。高山のみたらしは醤油味で甘辛ダレではない。こっちの方が好きかも。
適当に歩いているとやけに人が多い一角があって、土産物屋などが立ち並ぶここが上三之町と気づく。
が、すれ違った人の曰く「前に来た時はもっと人がいっぱいいたけどな」と今日は空いている方らしい。
この通りでも一段と人が群がっているのは「こって牛」という飛騨牛にぎり寿司の店。
その向かい側にも行列の出来ている店があるので見ると
「坂口屋」というこちらこそ元祖だと名乗っているのでこちらを食べてみることに。
小さな窓口で握り、えびせんの上に乗せて出てくる飛騨牛にぎりは2貫で700円。
小振りなので一口でパックリ行くと、さしが口の中で溶けて、これはおいしいわ。
いくらでも食べられそうで危ないので、この一角を離れて古い町並みを北へたどる。
小雪が舞いだし次第に店も人も少なくなって、正真正銘の住宅地に入っていくが
こちらの町並みこそ美しい。
町内ごとに祭り屋台の立派な倉庫があるのもさすが伝統の町。
そのいくつかが展示されていると言う屋台会館も行ってみたかったが、残念ながら間に合わなかった。
下二之町の端まで歩いて古い家並みも尽きたので、町の中心を流れる宮川沿いに出る。
ここは朝市が立つ通りだが、夕方に開いている店はなく、人通りもない。
日も暮れてきたので早めの夕食を取ろうと大通りをまた古い町並みの方へ向かってみるが、お店はもう早々と閉まって食べ物屋もあまりない。
やっと開いていたのは飛騨牛のお肉屋さん。
先ほど食べたにぎりがおいしかったので、こちらの飛騨牛まぶしを試すことに。
まずはそのまま、次は薬味を乗せ、最後は出汁をかけて食べよとの解説書は英語と韓国語オンリー。
こま切れ肉は甘辛く煮付けられているが、味付けが濃すぎて正直肉の味はわからない。
一番おいしかったのは薬味を乗せるだけの食べ方。わさびが甘辛のお肉によく合う。
お腹一杯で店を出ると、昼間は人通りの多かった大通りも閑散。
しかし腹ごなしに駅まで歩いてみると駅の周りにはさすがに飲食店がたくさんあって、こちらに来るべきだったかと反省。
JR高山駅にも入ってみると祭り屋台の一部など工芸品の展示があってきれい。
だが他に見るものはない。
ホテルに戻ってしばらくゴロゴロして、寝る前に大浴場へ。
こちらは小さいながら天然温泉。「松倉湯の山温泉」と言うそうで無色透明、ほんのわずかに金気臭がするが全く癖のないお湯。とは言えゆっくり足を伸ばせる大きな浴槽はありがたい。
これで1泊4700円のこちらのホテル、コスパが良くて当たりだ。
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家に送られてくる「大人の休日俱楽部」の雑誌をめくっていて新穂高ロープウェイが冬でも運行していることを知った。
岐阜は今まで通り過ぎたことがあるだけ、高山も行ったことがないと思い立つも飛騨高山までJRはお高い。
そこで今回は新宿発高山行きの濃飛バスを利用。連休中日でも乗車率は4割ほど、座席はゆったりして飛行機のエコノミーより座り心地良し。Web割引で片道6,500円。
休日ながら都内の中央高速は渋滞していて、釈迦堂、諏訪湖でそれぞれ10分トイレ休憩する頃には30分の遅延。
しかしよく晴れて気持ちのいい青空。
釈迦堂でおいしいよもぎ餅、諏訪湖で野沢菜入りのパンなど買い食いするのも楽しい。
中央道を松本で降りて山道に入る頃から細かい雪が舞いだして
平湯に上がる手前では路線バスが雪道にスタックしている。そのお客さんをこちらに積み替え、タイヤにチェーンを巻いてまた30分のロス。
ということで平湯ではバス会社がお詫びにお茶を一本くれた。
その後は順調に山を下り
高山に着いてみると雪も全くなかったが、結局1時間の遅れで乗車時間は6時間30分。しかし元々長距離移動は苦にならないたちだし、座席のおかげかほとんど疲れなかった。
駅からは徒歩5分ほどで今夜の宿、「高山セントラルホテル」へ。
コンパクトな部屋の典型的ビジネスホテルで、窓からはJRの線路が見える。
さてこの宿にたどり着いた時点ですでに午後3時。
観光施設の冬の営業時間は短いのでゆっくりしていられないし、見学できるのも1つがやっと。
そこでやって来たのは高山陣屋。
全国にあった江戸時代のお役所だが、今も建物が残っているのはここだけだそうで、主な建物は1816年に建てられたもの。
玄関を上がって右に折れると民事のお白州と幕府の役人、地元の役人の部屋が並び
その奥にはちゃんとお茶を飲む「カフェテリア」と、大小に分かれた厠があって、当然だろうがなんだか感心してしまう。
役所部分の奥には郡代の「社宅」がつながっていて
庭に面した明るい方には公務用の広間や郡代と家族の居室。
裏側が女中部屋だが思ったよりいい部屋。
ただしかまども郡代家族用と使用人用ではきっちり分かれていたとか。
玄関の方に戻り、民事用お白州の反対側に行くと今度は刑事用お白州。
控えめに飾られた拷問の絵が痛そう
この先には1600年ごろに造られたと言う大きな米蔵があって、中が撮影不可の資料室になっているのだが、ここがなかなか面白い。
というのも今ちょうど司馬遼太郎の「菜の花の沖」を読んでいて、高田屋嘉平が松前藩や蝦夷開拓の幕府役人たちとやり取りしているところ。
知れば知るほど江戸時代の侍と言うのは「徳川株式会社」の社員たちだったのだなと思われ、この資料室の展示でなおさらその感を深める。
年代表を見ると郡代は大体5年ほどの任期で交代していて、これなども現代の地方や海外赴任と変わるまい。
とても興味深く見学出来たが、開けっ放しの館内は寒くて足先が冷え切ってしまった。
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1月22日 続き
カフェのお向かいにはひなびたショッピングモールがあり
その先に並ぶビルやアパートもちょっとレトロな感じ。
大きな公園の向こうには派手な三聖宮という中国式のお寺があるが、すでに門が閉ざされていた。
そこで空港からの車の中から見えた教会を見に行こうと丘をちょっと登っていくと
セント・マリア教会というカトリック教会の前に出た。ここは1883年にサンダカンで初めて建てられた教会だそうだが、現在の建物はもちろん戦後に建てられたもの。
目指していたのはここではない、と周りを見回すとちょっと離れた所に石造りの教会が見えた。
こちらはセント・ミカエル教会という英国教会系聖公会の教会で1925年に完成、戦前の建物で残っているのはここぐらいなのだとか。
日曜礼拝が4か国語で行われているらしいのが興味深く、中を見てみたかったがここもすでに閉まっていて、扉から辛うじて中を拝見できたのみ。
この教会の隣には男子校らしい大きな学校もあった。
教会のある丘から降りてまた古ぼけた建物を見ながら海側に向かっていくと
先に見たのとは別のバスターミナルがあって、町の中心部はこれでほぼ1周した感じ。
日もだいぶ傾いてきたのでナシレマを食べたカフェと同じビルの、今度はNak Hotelの方に入る。
この屋上にまた別のカフェがあるのだが、ロビーからエレベーターで最上階で降りると
なんとも殺風景な階段があって、これを上がったところがやっと目指すカフェ。この扉がまた入りずらい。
しかし思い切ってこの扉を開けばその先はなかなかおしゃれな造りで
ここからさらにもう一階、かなり頼りない螺旋階段を上がると屋上のスペースに出る。
ここから見えるこれが町の中心部のほぼ全部。
遮るものもなく海が見えるのでここでジュースなど飲みながら日の入りを待つ。
海辺なので日が陰れば吹く風も心地よく
なかなかきれいな夕焼けが見えて
町にも灯が灯り始めた。
それでは宿に帰りましょう、と下に降りると
日が落ちた途端に店はほとんどシャッターを下ろして、まるで夜中みたい。
フロントのお姉さんに治安を聞いた時、「一人歩きなら8時には戻った方がいいと思う」と言われた理由を深く納得。
ナシレマのおかげでお腹も空かないので、7時前にはホテルに戻って、今夜は市場で買ったロンガンで終了。
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1月22日 続き
ホテルを出て街歩きを開始。
さすがに日差しが強くて暑く、地元民もさしているので傘をさして歩く。
ホテルから1ブロック海側へ行けばすぐに大通り。
大きなロータリーにあまり立派ではない噴水が見える。
まずはこの町の歴史を確認しておこうと、このすぐ近くのサンダカン遺産博物館へ。
と思ったらなんと、昨年の11月から閉館中との張り紙でがっかり。
サンダカンは19世紀末にイギリス領北ボルネオの首都になり、戦前には南洋貿易の輸出港として日本人もたくさんいたと言う町。そのため「からゆきさん」と呼ばれる日本人娼婦もたくさんいたということは大昔読んだ「サンダカン八番娼館」で知った。
第二次大戦中は日本軍が占領して、おかげで空襲のために古い町並みはすべて破壊されてしまったとのこと。だから昔の写真など見てみたかったのだ。
それでは現在の街並みは、と町の中心部に入ってみると
低層のビルが立ち並ぶが、60~70年代に建てられたものだろうか。
中華系が多いと見えて漢字の表記も見え、「ドラえもん氷菓室」なんて店もある。
なんとなく香港の裏町のような雰囲気だ。
町の真ん中には大きなバスターミナルがあって、その隣のごちゃごちゃした商業施設を突き抜けると
海岸沿いに飲食店が並んでいる。
その先は海!
左手の白い高層ビルはフォーポイント・シェラトン・ホテル。
その前には最近はどこでも見かける町の名前の看板があって、ホテルと続いているのは恐らくこの町唯一の大型ショッピングモール。
が、どこでも同じようなモールに興味はない。
この建物の裏に回ると
お目当てのセントラル・マーケットがあった。
入ってみると中は驚くほど広くて
入ってすぐの所には乾きもの系の店がずらり。
干しエビや煮干しが山と積まれ、乾燥ナマコなども見える。
壁沿いにカウンターが並ぶのは肉屋のようだが、ここはほぼ営業が終了。
八百屋もそれぞれ専門が分かれているようで
檳榔も種類がいろいろあるらしい。
さらに奥に進むと海鮮マーケットが出現。
こちらももう午後3時を回っていたので人があまりいなかったが、それでも並ぶ魚の種類は豊富で
エイやちょっと不気味な模様の大きな貝、サメなども見られて面白い!
この丸くなっている部分が魚市場、そのすぐ脇に漁船が着けられているのだから鮮度は間違いないだろう。
楽しく市場の見学を終えたら、中途半端な時間だけれど食事をしにカフェへ。
検索をして目を付けていたのはこちらのHotel Nakの下にあるSan Da Gen Cafe。
内装がおしゃれで床や壁のタイルも素敵。若いウェイター君もいい感じで
まずはCincau(仙草)を頼むとこんな姿で登場。金属製のストローは日本より進んでいる。
そして食事はこれが食べたかった、ウチワエビのナシレマ。
頭の大きいエビは食べる所は多くないが、身は締まってイセエビのよう。
添えられたかき揚げやジャコ、その向こうのハーブ類が特に美味しくて、サンバルの辛さもちょうどいい。
このカフェでは一番高いメニューだけれど、それでもRM32(約850円)で大満足。
お腹を満たしたところで、もう少し散歩を続けよう。
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1月22日
早めにホテルを出てKLIAへ移動。
大きな空港だが、国内線への入り口は一番端にひっそりとある。
今日もマレーシア航空なので朝食をいただくべくゴールデン・ラウンジへ。
窓に沿って細長い国内線ラウンジは思ったほど大きくなく
用意された食事も期待したほどではなかったが、イポー・ホーフンというきしめんのような汁麺を作ってもらえたのはうれしい。
本日はサンダカンまで、2時間40分の飛行。
KLIAのまわりはヤシの木だらけ。
やがて機内食をいただいているうちに海上に出て
出発2時間ほどで眼下に見えた町は地形から言ってコタキナバルのはず。
と、すぐに雲の上に頭を出しているキナバル山が見えた。
サンダカンに近づくにつれて雲が切れて地上が見えてきたが
川が蛇行する平地は畑になっているようで、ジャングルだらけだと思っていた予想を裏切られる。
あとで聞くとマレーシア側のボルネオ島の20%が耕作地、市街地が14%で残り66%が未だジャングルだそうだが、海岸部の耕作地はどんどん内陸部に広がっているのだそうだ。
やがて町が見えてきてサンダカン空港に到着。
ボーディングブリッジが2つあるだけのかわいらしい空港だ。
ターミナルに入ると国内線とは言えイミグレーションがあって、これはマレーシア人も通らなければならない。
これはボルネオ島のサバ州とサラワク州はマレーシアの中でも自治が認められているからとか。
パスポートにサバ州入境日のスタンプが押されて、荷物もすぐに出てきた。
出口の手前にタクシーのカウンターがあったので、ここで街の中心にあるホテルまでの支払い、RM32(約850円)。
20分で今夜の宿、Hotel Sandakanに到着。
春節間近なのでロビーにはねずみがいっぱい。
すぐに入れてもらえた部屋は広さも十分、サバ・ティーもちゃんと用意されていて、これで値段は昨夜のTune Hotelの半額以下なのだからうれしい。
漢字でサンダカンは「山打根」と書くのか、と感心していると
クローゼットの脇に禁止事項が張られているのを発見。ドリアンはよく見るが、魚や干物類も禁止とはなかなか厳しい。
ホテルのお向かいには激シブのビリヤード屋が並び
隣にはサンダカン最古というモスクがあって、ここのアザーンは夜明けにもよく聞こえた。
サバ・ティーを一杯いただいたら、身軽になって町の探索に出かけよう。
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2020年1月21日から1月27日 ボルネオ島サバ州の旅
1月21日
朝10時成田発のマレーシア航空に乗るべく、8時過ぎに空港へ。
朝食がまだだったのでJLのサクララウンジに行くと、同じような人々でダイニングエリアはいっぱい。
しかしよく見ると部屋の奥にさらに入り口がある。こんなところ、前からあったかしら、と行ってみると
どうやらスペースを拡張したようで、すこし空いているこちらで飛行機を見ながら朝食をいただく。
その代わりこの下のフロアの奥はまたまた改装工事中でクローズ。
ラウンジ内に限らず成田空港内はあちらこちら改装中で、オリンピックまでにお色直しを済ませようと突貫工事中らしい。
朝食をいただいてもまだ時間があったので、搭乗ゲートのあるサテライト側に移動して今度はカンタスのラウンジへ。
ここは以前に来た時にも空いていたけれど
今回は文字通り一人占め。
あまり食べるものがないのはわかっていたのでサクララウンジに寄ってきたが、どうせ大したものは食べない朝食なら最初からこちらでもよかったかもしれない、焼きおにぎりなんてものまであったし。
マレーシア航空のビジネスクラスで7時間40分、クアラルンプールに到着。
プレミア・レーンを使わせてもらったおかげで入国も楽々。
入国したらすぐに地下へ降りて、KLIA TransitでKLIA 2へ移動、2リンギット(約60円)。
KLIAからKLIA 2へはエキスプレスでもトランジットでも行けるのだが、切符を買うとわざわざトランジットに乗れと指示された。先に来たエキスプレスを律義に見送ったが、乗ったら怒られるのだろうか。
乗車3分でKLIA 2の駅改札を出るとすぐにショッピングモールになっていて、
これを突き抜けて渡り廊下を渡って行くと、その先にあるのが今夜泊まるTune Hotel。
渡り廊下がなんだか成田のT2からT3への通路みたい。
ロビーは天井が高くて明るいが
壁一面がコンビニ売店になっていて、カップラーメンの給湯器まであるところ、さすが格安エアアジアの系列ホテルだ。
部屋も狭くて必要最低限、これで一泊8000円はいささかお高いが、エアポートホテルなので仕方ないか。
窓の外は駐車場、その先が空港だが、防音はしっかりしていてよく眠れた。
荷物を下ろして一息入れたら、夕食を求めてKLIA 2のモールへ。
ATMで現金を調達し、7日間有効のSIMをRM20で入手。タイより安い。
スーパーでお土産の下見などして
夕食はフードコートへ。
散々迷った挙句、マレーシア一食目はこんなフライドチキンの定食、RM14.5にマンゴージュースがRM8。
貧乏くさい旅の始まりだ。
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海外旅行での楽しみの一つは現地の果物を食べること。
日本の果物は美しいけれど、手をかけすぎてお高すぎる。
バンコク初日に行ったアイコンサイアムでは日本並みのお値段に仰天したが、これはタカノや千疋屋のようなもの、普通のスーパーでは普通の値段で一安心。
タイのマンゴーは時期ではないかと心配したが
アユタヤのナイトマーケットで買ったカオニャオ・マムーアンはとてもおいしくて大満足。
市場ではワット・ドンワイの水上マーケットの果物が大充実。
特にソムオー(ポメロ)はこのエリアの名産らしく
かわいいお姉さんが試食させてくれたものがとてもおいしかったのでもちろんお買い上げ。ソムオーには中が赤いものもあるが、意外に白っぽい物の方が甘いよう。
この市場ではチョムプー(レンブー)も大量陳列されていて
赤いのから緑色のもの、その中間のものとこんなに種類があるのかと驚くほど。
初めて食べた時にはシュカシュカとしてあまり甘みがなくおいしいとは思わなかったが、台湾でみずみずしくて甘いものに当たって以来すっかりお気に入り。
kimcafe隊長も舟のおばさまからお買い上げ。
この同じ市場で初めて見る果物を発見。
チョムプー・ナムドークマイというそうで、一袋100バーツもする高級品なのでkimcafeさんと半分こすることに。
宿に帰って割ってみると中は空洞で丸い種が一つコロコロ転がる面白い果物。
食べるとほんのりジャスミンのような香りがして甘みもほんのり。食感はレンブーより枇杷に近い。
他にもいろいろな果物があるドンワイ市場。
タマリンドやジャックフルーツぐらいはわかるが
これはパルミラ・ヤシの実だそうで、皮をむいてあるものはシロップ漬けかな。
桑の実もわかるが、その隣の赤い実や、細長い緑の実もなんだかわからない。
安いのだからみんな買ってみればよかった。
と言いつつ宿の冷蔵庫はすでに果物でいっぱいで
毎朝フルーツ三昧。しあわせ。
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タイのお札のお顔も代替わりでデザインが変わってしまった。
新デザインは、ねえ(以下、自粛)。
そのお札を握りしめて、ホテルのすぐ隣のスーパーへ。
ここは24時間営業、品揃えも思ったより良くて、お土産になりそうなものにも事欠かない。
トロピカルフルーツ入りシリアルはともかく、ドリアン入りコーヒーはいかがなものか。
レイズのポテチもしっかり、ミヤンカムやらプーパッポンカレーやら、タイ風味を揃えている。
その戦略にすっかり乗せられてミヤンカムと焼きえびとタレの2in1を買ってみたが、どちらも結構それっぽい味がして気に入った。
お茶やコーヒー、調味料の他にインスタントのお粥もいろいろ買ってみたが、「魚醤の照り焼き」はちょっと惜しい感じ。
チャトチャックでは安いシャツやナップサックなど。
靴下のタグもがんばっているけど惜しい。
ドライマンゴーはアイコンサイアムで6袋500バーツ。その下のクッキーはアユタヤのナイトマーケットで買ったパイナップル入り。その隣は足の裏に貼る生薬入りの湿布のようなものだけれど、果たして効果はあるのか。
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12月28日
バンコク滞在最終日、ではあるが出発は夜なので午前中は週末の定番、チャトチャックのウィークエンド・マーケットへ友人をご案内。
チャトチャックへは地下鉄1本、スクムビット滞在は便利で大正解。
早めにやって来たのでまだそれほどの人混みでもなく、今日はちょっと涼しいので狭い通路に入ってもそれほど苦ではない。
売られているものにそれほど目新しいものはないけれど
カラフルな琺瑯のお弁当箱、毎度欲しいと思いつつ、実際には使わないだろうと今回も見送り。
若いアーティストの店などあるのが楽しくて
特にパグのTシャツ屋、かわいい!
チャトチャックを一回りひやかしたら、大通りを渡って高級青果のオートコー市場へ。
通路も広くて清潔な場内、お客さんは観光客が多そう。
整然と並べられた果物も美しいが、帰国日とあっては買うわけにはいかない。
となれば目当てはもちろん食べるもので、フードコートの周りのお店を覗いて回り
調子よくすぐそばのテーブルを片付けてくれたおばちゃんの店でカニ入りワンタン麺、80バーツ。カニ肉も結構入っていて満足。
他にニラ入り揚げ餃子は1つ15バーツ。
そしてなぜか妙に好きなミヤンカム。タイでは定番の前菜なのに、日本のタイ料理屋で見ることがないのが残念。
お昼を食べたら宿に戻り、残った食材などを片付けて15時にチェックアウト。
Column Bangkokはホテルサイトから予約をしたら16時まで無料でチェックアウト時間の延長ができたので助かった。
スワンナプームでチェックインしたらすぐにラウンジへ。
往路はJGCのJLだったけれど、帰路はステータスのないスタアラなのでプライオリティパスを使えるたくさんのラウンジの中から珍しいオマーン航空のラウンジを選択。
入るとすぐにタイ、オマーン、両国の国王のお写真が。オマーンを旅行した時すっかりおなじみになったカーブース・ビン・サイード陛下だが、今年の1月10日に亡くなられて、その後いとこが新国王に即位したとか。
ラウンジ内はそれほど広くないが、ブルーの照明がなにやらエキゾチック。
期待したほどアラブっぽい食事はなかったが、アラブコーヒーが用意されているのがうれしく
ホムスやタブーリなど、人の少ないラウンジでゆっくりいただいた。
バンコクからはまずタイ航空でプノンペンへ。
マイレージ使用なのでこんな経由便になってしまったのだが、定時から30分遅れの18:50に出発して
わずか1時間15分の飛行時間ながら暖かいチキンパイとマフィンが出る。チキンパイ、一口だけかじってみたが、なかなかおいしかった。
20時前にプノンペン空港に到着。
この空港に降り立つのは初めて。一国の首都空港にしてはこじんまりとかわいらしいが、思いのほか(失礼!)きれいでちょっとびっくり。
土産物も、カンボジア・シルクの製品などタイより洗練されている。ベトナムもそうだが、元フランス領は今でもフランス人オーナーやデザイナーが関わっている場合が多くてデザインが垢ぬけているのだ。
バンコクからの便は少し遅れたが、乗り継ぎにはまだ3時間あるのでまたプライオリティパスでラウンジへ。
この空港にはバンコク・エアウェイズ以外はPlaza Premium Lounge1つしかないのだが
中はとても広くて座席数もいっぱい。食事の用意もヌードルバーをはじめ、かなり充実している。
初めは広い方の座席にいたが、こちらは階下のロビーからの音が上がってきて結構うるさいので奥まった席に移動。人も少なくて静かで、ゆっくりさせていただいた。
プノンペンから成田へはANAのB787。結構な搭乗率の、80%はカンボジア人のツアー客だったのは意外。カンボジアでも経済的に余裕のある層が着実に育っていると見える。
23時に出発すると、すぐにこんなお菓子類が配られて
タイ時間の午前2時にはもう朝食が配られる。
5時間ちょっとの飛行時間では眠れないし、食べられない。
12月29日
朝6時に成田到着。気温-1度。
もっと長くバンコクにいたかった。
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12月27日 続き
ワット・サムプランの見学を終えたら、ちょうどお客さんを下ろしたタクシーを捕まえて7㎞ほど離れたワット・ドンワイへ。
こんなところから外国人が乗ることはないのだろう、我々が日本人と知った運ちゃんはハイテンションで楽しそう。
20分ほどでワット・ドンワイに到着。
広い駐車場を備えたなかなか大きなお寺だが、参拝することもなく境内を通り抜けると
その先に市場の入り口があって、入ってすぐの所には果物や野菜を売る店が並ぶ。
この市場はずっと先まで伸びていてちょっと驚く規模なのだが、まずはお昼
と言うことで川沿いの食堂へ。
この市場は川沿いに伸びているので水上市場なのだが、ボートの物売りは果物売りが2,3艘見える程度。
食堂も地元民ばかりでメニューもすべてタイ語。なので注文はタイ語を解するkimcafeさんにお任せ。
定番のトムヤムクンは濃厚でコクがあるので辛いけどいける。白身魚のカレー炒めも青菜炒めもおいしくて、やっぱりタイ料理はどんな所でもレベルが高い。
食事を済ませたら隣の船着き場へ。
ここから出るクルーズは80バーツ(約280円)と超庶民価格。
船上にはテーブルがあって市場で買ったものを食べられるようになっているので、我々も切符売り場前でココナッツゼリーを買って持ち込み。
時間になって船は出発。
船長は船を操りながらマイクで説明もして忙しい。タイ語なので何を言っているのかはわからないけど。
川の両岸はなにがあるというわけでもなく、のどかな景色。
家の前では空心菜のようなものを栽培しているのか、農作業をしている人の姿も見える。
やがて大きなお寺が見えてきて、その先の大きな橋のたもとで船はちょっと泊まり、アシスタントが食パンを売り始める。
それと言うのもここには魚がいっぱいいて、パンを投げるとうじゃうじゃやってくる。
我らが隊長が持っているカラフルな梱包材のようなものも魚にやるためのお麩。ただしこれは人気がなくて、食パンに完敗。
ここで船は引き返して、ちょうど1時間でクルーズ終了。
見るものはなくても風が気持ちよくて、80バーツは超お得。
船から降りたらしばし市場の見学。
この市場、ほんとに奥に細長くて、コンクリート床、木床、石床と続いて行き
一番奥から外に出ると水辺に蓮がいっぱい。
売られているのはほとんど食材で、アヒルはここの名物らしい。
袋に入っているのはソーセージのようなものだと思うが、親指の先ほどに包む作業、考えるだけで気が遠くなりそう。
野菜や果物、お惣菜も充実しているし
こんなかわいいルークチュップもある。
ローカルな市場は最高に楽しい。
16時半になるとそろそろ片付け始める店も出てきたので、Grabで車を呼んで30分ほどで出発点のバーン・ワー駅へ。
BTSのスラサック駅で降りて、今夜の夕食はこちら。
イサーン料理の「ラープウボン」。店先でガイヤーンや魚が炭火焼されているのが素敵。
広い店内、入った17時半ごろにはまだたくさん空席があったが、その後どんどんお客さんが来てすぐに満席になった。
kimcafeさんとヒョウちゃんは連日のイサーン料理らしいが、こちらは久しぶりなので定番をお願いして、豚肉のラープにソムタム。
ソムタムは沢蟹も入ったソムタム・プラーラー。プラーラーは魚を発酵させた調味料だそうで、鼻を近づけるとちとどぶ臭いが、お味は深みがあってうまし。
店頭で焼かれていたガイヤーンにはもちろんモチ米のカオニャオも付ける。
そして本日のメインはチムチュム鍋。
この料理、今まで食べたことがなかったのだが、お肉に生卵をからませ、レモングラスなどハーブがたくさん入ったスープでしゃぶしゃぶして食べると言うもの。
スープがさっぱりさわやかでおいし~。初タイの友人もおおいに気に入った様子。
4人だといろいろ食べられていいね。
と、丸一日お二人にはお付き合いいただき、おかげで本日かかった費用は食事代も全部含めて一人たったの481バーツ(約1680円)。
お二人と別れた後は今夜はハーブボールのマッサージをしようと隣のスパに行くも今夜はもうだめと断られ、それではと一番近いHealth Landに行くとこちらももう予約でいっぱいとのこと。
あきらめきれずに他を探そうと店を出ると、すぐお向かいの2階にもマッサージ屋がある。
いささか怪しげなこちら、店先には携帯をいじる店員がゴロゴロ、二人別々に入れられた部屋は布団一枚がやっと広げられるだけの独房状態。
お世辞にも清潔感あふれるとは言い難い店内、初めての友人は大丈夫だろうかと心配したが、施術が始まれば技術はしっかりしていて、熱いハーブボールはやっぱり気持ちいい。
後で聞くと友人の担当も上手だったそうで、前日のHealth Landより良かったとご満悦。
これだからバンコク行きは癖になるのだ。
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