Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー周遊 24 ヤンゴン散歩

2013-04-29 12:55:29 | 東南アジア
1月27日

ヤンゴンでのお泊りはセントラル・ホテル。
かなり年季の入った3つ星ホテルと言ったところだが、朝食ビュッフェは意外にも充実している。
 
なもんで、見に行っただけのはずなのについモヒンガーとお菓子なんて食べちゃう。

しかしここでお腹を一杯にするわけにはいかない。
今日も朝からガイドさんお勧めのカフェに行くのだ。

車で連れてこられたのは Tha Pyay Yeik という大きなカフェ。
 
日曜だからだろうか、他にも車がたくさん、店内は大賑わい。
 
本日の麺はシュエタウン・カオスエ。汁ありと汁なしの2種類があるが、普通の麺の上に揚げた麺が乗せられたところはチェンマイのカオソーイと同じ。ただしこちらの方がスープがあっさりしている。
  
ガイドさんの選択はプーリとカレー、他に豆カレーとナンも食べてみたが、さすがインドの隣と実感。

2度の朝食を済ませたら、消化のためにヤンゴン中心部を散歩することにする。

ヤンゴンの町にはイギリス植民地時代の建物がたくさん残っていて、これが何ともいい感じ。
 
 
建物好きには歩くだけで実に楽しい。

フラフラと歩いていたら小さな教会があった。覗いてみるとこれが珍しいアルメニア教会。
  
 ちょうど日曜のミサが行われていたが、信者さんは何人いるのだろうか。

さらに行くと有名なストランド・ホテル。
  
1泊500ドルもするここに泊まることはできないが、お茶ぐらいはしていこう。
  
いかにもコロニアルな雰囲気にガイドさんのロンジー姿がよく似合う。

散歩を再開してまだまだ続くコロニアル建築。
  
 
 
 この搭のある建物は消防署。

 
町の中心であるスーレーパヤ、その手前の公園の向こうには最高裁判所。
 
右手にはやたらに大きくて立派な市役所、左手にはおもしろい形のイスラム寺院も見える。

期待以上に楽しいヤンゴンの町歩きだったが、遠目には立派な植民地時代の建物も老朽化で放置されているものも多く、修復のお金などありそうにないので遠からぬ将来にはかなりなくなってしまうだろう。
古い建物好きは急ぐべし。


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ミャンマー周遊 23 ヤンゴン観光

2013-04-27 21:50:26 | 東南アジア
1月26日

まだ日も上らぬ早朝にインレー湖のホテルを出発。
  
とても寒いが、朝もやの立つ湖の景色は美しい。

ニャウンシュエからヘーホーへ向かうと、途中でお寺への供物を持った女の子たちに遭遇。
 
今夜は満月なので特別なのだとか。

ヘーホーからヤンゴンへはまたエア・マンダレー。
 
本日のCAさんはピンクの制服だけど、もう一人の男性はマンダレーからの飛行機にも乗っていた人。と思ったらエア・マンダレーはたった2機の運航なんだそうで。
普通においしいパンをいただきつつ、1時間でヤンゴンに到着。

地方を旅してからヤンゴンに来ると低層ながらもビルが立ち並ぶここはさすが大都会。
車の渋滞もかなりひどくなりつつあるようだが、この町にはアジアで大人気のバイクやスクーターが一台もない。
ガイドさんによると何年か前に政府のお偉いさんの息子がバイクで大事故を起こし、それ以来ヤンゴンでのバイクは一切禁止されてしまったとか。一説にはバイクを使った暴動を警戒してのこととも聞くが、「バカ息子バイク事故説」の方がずっと信ぴょう性があるような気がする。

ヤンゴンで最初に案内されたのはチャウッタジーパゴダ。
まるで工場か格納庫のような建物の中に巨大な仏様が横になっておられる。
 
 
例によってここでもおばちゃんたちがピクニックをしてくつろいでいる。
このちょっと色っぽいお釈迦様、元々はあるお金持ちが作った寝仏があったが、これが写真に残る通りあまりにも不細工だったので作り直したというのが笑える。

ところでヤンゴンへの道中、ガイドさんがやけに真剣な顔をして「ご相談があるんですが・・・」と始めた。
何事ならんと聞いてみると、「ヤンゴンで食事をする機会はあと4回しかありません。何が食べたいですか?」
何でも食べたがる我々にヤンゴンっ子としてのプライドをかけておいしいものを紹介してくれるつもりらしい。

そこで本日のお昼はこちらの要請によりビリヤニ屋へ。
  
 
インド人街にあるこちらのお店、店頭の大鍋といい店内の造りといいやはりインドっぽい。
中に骨付き肉の隠れたチキン・ビリヤニ、癖のない味でおいし~。

お腹がふくれた後は有名なボージョーアウンサンマーケットヘ。
  
巨大な屋内マーケットにたくさんの店が詰め込まれているが、衣類や宝石屋が多くてあまり買いたいものがない。

それより外の歩道に並んだこんな露店の方が面白い。
 
檻に入れられたたくさんの子犬は、まさか食用じゃないよね。

ホテルにチェックインして一休みし、夕方になったところでこれまた有名なシュエダゴン・パゴダへ。
 小高い丘の上まで登るエレベーターは大盛況。
 上がった境内にはさらに大勢の参拝客。
満月の今夜は観光客に加えて地元の人たちもたくさん訪れているそうだ。

中央にそびえるパゴダはさすがの大きさでキンキラキン。
 
 
まわりには寄進によるお堂がたくさん建ち、外国人観光客は座り込んで夜のライトアップを待つ。

うろうろしているうちに空が暗くなり、満月が登ってきた。
  
  
大仏塔の周りを囲む小さな祠のお釈迦様にはネオンが輝く。
 
写真で見ると宝石でびっしり覆われている仏塔の先端はさらにまぶしい。 

仏塔の周りを歩いていくとまるで遊園地の乗り物のようなものがあった。
 
これ、お布施を載せると乗り物がケーブルを上がってお向かいの仏塔の窓口に届くというもの。 

 
一列に並んでお掃除をするボランティア団がいたり、お灯明を上げる人たちがいたり、ここはミャンマーのディズニーランド。ここに人が集まるのは楽しいからだと思う。
 

パゴダのライトアップを満喫したら夕食のためチャイナタウンへ移動。
  
薄暗い歩道にも野菜や果物、食べ物の露店がたくさん出ている。

路地を一つはいるとそこは串焼き通り。
 
どの店も路上にまでテーブルを並べて大賑わい。 
 客は並んだたくさんの串の中から食べたいものをかごに取り、店員に渡せば焼いてくれるというもの。
 
ローカル・コーラと一緒にいろいろ食べてみたが、串焼きは普通の串焼きだった。


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神楽坂のワインバー 「ルバイヤート」

2013-04-24 17:01:50 | 食べ歩き
知人に誘われて珍しく神楽坂へ足を運んだ。

目的はお店の偵察(ってほどのことでもないが)、行先は「ルバイヤート」

「ルバイヤート」は山梨にある老舗ワイナリーのブランドで、この店はそこの直営とか。
神楽坂の路地を入ったところにあるこの店もワインバーとしては老舗のよう。

エキゾチックな店名ながらそれほど大きくない店内は下町のビストロというか洋食屋の雰囲気。
ワインは連れに任せて、こちらは食べることに専念する。

まずはおすすめメニューという鶏白レバーのムース。
 コニャックだろうか、お酒のよく効いたレバー・ムースはねっとりと濃厚ながら臭みなく、量もたっぷりで食べごたえあり。これはおいしい。

しかしこの後がいささか残念。
 本日のメニューから選んだ馬肉のカルパッチョ。
馬肉はとても柔らかいのだが、バルサミコがダバダバにかけられていて味が全く分からない。

これも本日のメニューのサルシッチャと春キャベツのスパゲティー。
 サルシッチャは悪くないが、パスタの味付けは塩とにんにく、オイルが多すぎ、キャベツは火が通りすぎで、正直素人料理のよう。

平日ながら8卓ほどあるテーブルはすべて埋まり、お客さんの平均年齢はかなり高い。
地元の常連さんが多いのだろうか、和やかな雰囲気は悪くない。

ワイナリーの直営とはいいながら、自家ブランド以外にイスラエルやチュニジアなど珍しいものまで含めたワインを揃えているようで、ここはワインを飲むために来るところ、食事に期待してはいけなかったようだ。

どうも失礼いたしました。


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渋谷のプラネタリウム

2013-04-21 20:32:42 | 機内食・映画・美術展
渋谷区総合文化センター大和田と言うところに行ってきた。
 場所は渋谷の南口から5分、セルリアン・ホテルのすぐ裏手なのだが、ここにこんな立派な区の施設があるなんて知らなかった。

ここに足を運んだわけは知人のそのまた知人がエストニアの陶芸作家の作品展示会をしていたから。
諸事情により写真がないが、猫をモチーフにした作品群はなんとも洒落た色合いでユーモアもあり、北欧っぽい洗練具合。

エストニアといえばバルト3国という知識しかなかったのだが、日本に5人ほどしかいないであろうと言うエストニア語研究者の主催者によると、エストニア語はフィン語やハンガリー語と同じウラル語族で、インド・ヨーロッパ語族のラトビア、リトアニア語とはまったくちがうのだそうな。
そのため国民の感情的にもいつも一緒にされるラトビアやリトアニアよりもフィンランドに親近感を持っているとか。
展示作品に北欧っぽいにおいがするのはそのためだろうか。
人口100万の小さな国、エストニアににわかに興味が湧いてしまう。


ところで渋谷区総合文化センター大和田の建物のてっぺんには大きな銀色のドームが乗っている。
ここにあるのが「コスモプラネタリウム渋谷」。

渋谷のプラネタリウムと言えば昔、東急文化会館にあった五島プラネタリウム。
当時の投影機が文化センターの中に展示されていたが
 これを最後に見たのは小学校の時。なんと40年以上も前だなんて、こわ!

せっかくだからこれも見て行こう、とあまり興味のなさそうな友人を強引に連れ込む。
2010年の開館当初はチケットが早々と売り切れてしまうほどの人気だったそうだが、2年半たった今はプログラムの開始直前に行っても十分に間に合う。

 会場内は撮影禁止のためHPより

場内に入って見ると昔の五島プラネタリウムよりもかなり小さい感じ。
しかし席の間隔はゆったり取られ、おかげで上を見上げるために座席を倒しても後ろの人の足に簡単には当たらない。
リクライニングの角度はヘタな航空会社のビジネスクラスよりしっかり倒れて、寝心地良さそう。
開始前の注意でも「寝ていただいても結構ですが、いびき、寝言にはご注意ください」って、本当に大いびきをかく人がいるんじゃないだろうか。

上映する作品は時間によって変わるが、たまたま当たったのは「シンフォニー オブ ユニバース」と言うプログラム。ガリレオ・ガリレーの話からクラシック音楽に合わせて木星のことやら宇宙の広がりのことやらを写真やCGで見せていく。当然のことながら、40年前にはこんなにすばらしい映像はなかった。

後半では「今夜の星空」を投影して星座の解説をするのだが、これは昔と変わらず。
しかし解説のお姉さんの声と話し方がとてもよくて、感心すると同時にちょっとうとうともしてしまった。
でもこれがまた気持ちいい。

50分の上映時間もちょうどよく、たまにはプラネタリウムもいいものだ。
しかし人工の星空を見たら、サハラ砂漠やラダックの降るような星空が恋しくなってしまった。


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ミャンマー周遊 22 カロ―

2013-04-19 15:50:14 | 東南アジア
1月25日 続き

ずっといても飽きない市場だけれど、次へ行きましょう、ということで町の外へ出る。

しばらく行って立ち寄ったのはシュエヤウンウェ僧院。
  
木造の小さな建物だが、まるで写真フレームのような楕円形の窓がユニーク。
 
この僧院は現役なので内部は生活感にあふれ、若い女の子たち数人が仏様の花を活け替えたり、かいがいしく働いているさまも印象的。
 
若いお坊さんたちは夢中でテレビを見ていたけど。

ヘーホー空港を通り過ぎ、2時間ほどでカロ―の町に到着。
標高が1300メートルあるため、植民地時代にはイギリス人の避暑地だったところ。

その名残の洋館がちらほらと見られ
 
  
教会もいくつか見える。

教会のお向かいには大きな学校。見ていると生徒たちがぞろぞろと隊列を組んで校門を出てきた。
  
  
しんがりの先生に聞くと町の弁論大会を見に行くとのこと。女の子たちはかわいいが、男の子は…男の子だ。

こちらの大きな洋館は1901年創業、大戦中は日本軍の司令部が置かれていたと言う由緒あるカロ―・ホテル。
 
 
いくつかの棟に分かれているが、中を見せてもらうと広い部屋はシンプルながらもなかなか雰囲気がある。
こんなにいいホテルがあるなら今夜はここに泊まりたかった~。帰ってから調べるとどこからともなく日本語の読経が聞こえてくるなんて噂もあるみたいだけれど。
 案内してくれたかわいいお姉さん、ありがとう。
ミャンマーはほんと、かわいい女の子が多い。

次に向かったのはシュウェウーミン寺院。崖下の建物に入ると
  
 仏像に囲まれて若い女の子たちがピクニック中。
なんだかすごく楽しそう。
そしてその横を抜けて奥に入ると
  
ピンダヤの規模にはかなわないが、やはり洞窟の中に仏像が一杯。
ミャンマーにはこんな洞窟寺院がたくさんあるらしい。

もう一つ、二―寺院。新しい建物のお寺だが
  
 
こちらの金色のご本尊も空洞の竹製で簡単に持ち上げられるとか。
お参りしているとおいしいラペットゥとお茶を出してくれ、脇ではタマリンドや陳皮の薬を売っているという、なんだか気楽なお寺。

 ちょうどお昼になったので、今日もローカル・レストランへ。
 本日の麺はトーフウン。  
米の麺の上に例のヒヨコマメのトーフの固まっていないものとタレがかけられているのだが、クリーミーな豆ペーストが麺に良くからんで、これまたうんまい。
  
連れが頼んだのは鍋焼きシャン・ヌードル。運転手のお父さんはご飯にラペットゥで、やっぱりこういうのが普段の食事なんだろう。

食後は小高い丘の上のお寺からカロ―の街を一望。
 
参道の階段では犬が昼寝する、実にのどかなところ。

最後は町の中心に戻ってまたもや市場見学。
  
 
例によって野菜やら乾物、雑貨といろいろ並んでいるが、店の雰囲気がどことなくインドっぽいのはイギリス人のヒルステーションでインド系がたくさん連れてこられたせいか。
シャン・ワインなるものも並んでいるが、何から作られた酒なのか、とても怪しい。

のんびりと気持ちの良かったカロ―を離れ、ニャウンシュエに戻る途中のアウンバンには交通の要衝らしく道端にお土産村ができていて、バスなども必ず立ち寄るらしい。
 
売られているのは果物やらお茶やら漬物やら、シャン州の特産品がずらり。

 と言うわけで今夜の夕食はこんな感じ。
シャン州のブドウは種があってすっぱくて、昔のブドウの味がした。


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ミャンマー周遊 21 ニャウンシュエの五日市

2013-04-16 16:59:09 | 東南アジア
1月25日

朝早く、ボートでホテルを出発。

 
朝もやの立つ湖面は寒いけれど、魚を捕る様がみられたり、荷物や乗客でいっぱいのボートと競走したりで退屈する暇がない。

ところで今朝はホテルの朝食は食べずに出てきた。
それというのもニャウンシュエの市場でローカル朝ごはんを食べるため。
 船着き場で出迎えてくれたシャン族のドライバー氏に案内され、この市場の中へ突入。

すたすたと案内されたのはお客さんでいっぱいのこちらの屋台。
 
連係プレイで手際よく料理を用意する中央のおじさん、おばさんを囲み、回りはぐるっとカウンター、奥にもテーブル、さらにテイクアウトのお客さんも引きをきらない。

正面の特等席に陣取り、早速こちらのスペシャリティを注文。
 
連れがいただいたのは昨日のお昼にも食べた魚ごはん。自分は豚ごはんの上に魚ごはんの乗った「ミックス」。豚ごはんは魚ごはんよりもおこわのようにしっかりした食感でコクがあり、自分はこっちの方が好きかも。
 
テーブルの上にあるのは見たこともないほど立派なニラの根。かじると確かにニラの香りがして、そのぴりっとした味がご飯に良く合う。
さらに運転手氏がほかの屋台からモンティーを運んできてくれて、これも濃厚なスープがおいしい。

食事の後は市場の外のカフェで一服。
 
テーブルの上には大きな肉まんやシュウマイが並んでいるが、これらは食べた分だけ精算する方式。
練乳の入った濃いコーヒーに油條をつけて食べるとこれがまたうまい。
ミャンマーの朝食、最高!

パワーをつけたところで改めて市場に突入。
5日ごとに違う町で開かれるという市場、今日はニャウンシュエにあたったのだ。

 
市場の外側では花など売っているが
 中はぎっしりの屋台の間を買い物客が埋め尽くして大混雑。
 
豊富な野菜の間には先ほどのニラの根も見える。
  
カボチャの花のようなものも多分食用、豆類もたくさんの種類がある。
 
一見芋虫のように見えたのはチョロギだけれど、その隣はたぶん蟻んこ。
  魚は生以上に干物類がたくさん。

  
たくさん売られていたこの丸いのはみそのようなものだろうか、計量のためのおもりがかわいい。

 
サラダや漬物のようなお惣菜も売られているし、
  こちらの若夫婦はお菓子を売っている。
 50円だか100円だかを渡していろいろ混ぜて、とお願いしたらこんなにきちゃった。どれも米と黒糖を原料としたお菓子でういろうのようなものが多い。

食料品の他にも衣類や雑貨を売っている一角もあり、
 ずらり並んだ買い物かごがかわいい。

かわいいお姉ちゃんたちが迷いながら選んでいたのはシャン・バッグ。
  
どうも「ブランド品」には興味がないようだったけど。

 
カラフルなターバン以外には少数民族らしい衣装などは見られなかったが、珍しい食材と活気を眺めているだけでも楽しい市場だった。  


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ミャンマー周遊 20 さらにインレー湖

2013-04-15 17:47:25 | 東南アジア
1月24日 続き

おいしいシャン料理をいただいた後は、食堂のすぐ隣のファウンドーウー寺院へ。
 
大きなお寺で、本堂も広々としている。

このお堂の真ん中、一段高いところに並んでいるのがシャン州でも一番人気と言う5体の仏像。
 
1934年の写真を見ると確かに仏像なのだが、今は例によって金箔を貼られまくり、5つの団子と化してしまっている。
 
今も盛んに金箔が貼られているこれらの仏像は年に一回、外の格納庫にある大きな船に乗せられて湖の周りの各村を巡回するのだそうだ。
しかし1体だけは巡回が嫌で勝手に帰ってきてしまったことがある(!)ため、毎年お留守番とか。

参拝者や観光客がにぎわうこのお寺の1階は商店街になっていて
 
衣類やらシャン・バッグやらが豊富でなかなか楽しい。

このお寺から幅の狭い水路をさかのぼっていく。
 
 
やがて行きつくのはインディン村。
 大きな市場があるが、残念ながら今日は開催されていない。

これを過ぎるとお寺への入り口があり、立派な柱と屋根の廊下が長く伸びる。
 
  
両側のお店では骨董めかしい木彫りや人形など売っているが、夕方のせいかあまり商売っ気もない。

 
終点には新しそうな拝殿と仏像があるが
  
まわりにはカックーとよく似た仏塔が林立している。  
  
よく見れば漆喰飾りの残るものも多く、修復の進んでいない分、こちらの方が雰囲気があるかもしれない。

水路を戻って次に立ち寄ったのはガーペンジョン寺院。
 
外から見るとさほど大きくも立派にも見えないが、中に入って見ると思いのほか広く
 
  いいお顔の仏像がたくさんある。

しかしこのお寺が有名なのはこいつらのため。
 
堂内にお猫様がたくさんいて、みんな悠々としているのだ。
以前はお坊さんが猫に輪くぐりを仕込んで見せていたらしいが、もうやっていないみたい。 

陽もだいぶ傾いたところでまたファウンドーウー寺院へ戻り、そのお向かいのレストランに入る。
 
眺めのいいところだが、まだ夕食には早いので今夜はここからテイクアウト。
ホテルの食事がまずいと訴えたのでガイドさんが気を利かせてくれたのだ。

今夜のメニューは焼きそばとパパイヤ・サラダにトーフサラダ。
 
トーフは先日揚げたものを食べたヒヨコマメ豆腐。固い卵豆腐のようで、キャベツや香草といっしょにさっぱりしたタレであえるとてもおいしい。
おかげで満足のいく食事になった。


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ミャンマー周遊 19 インレー湖

2013-04-11 23:20:41 | 東南アジア
1月24日

朝、部屋のテラスからの眺め。
 
柵のマス目一つづつにカモメが整列しているのがおかしい。

 
朝食ビュッフェは充実しているとは言えないが、麺があればとりあえずOK。

 
学校に向かう子供たちと一緒に、我々もインレー湖観光にボートで出発。

まず立ち寄ったのは織物工房。
  
3階建ての建物が2棟も並ぶ大きな工房だが、朝早いのでまだ織り手は来ていない。
そんな中、この地の特産である蓮の糸作りを実演してくれる。
  
蓮の茎にカミソリで切り込みを入れ、スーッと引っ張ると細い繊維が採れる。それを何本も縒り合せ、さらに長くつなげて糸にする。出来上がった糸はまるでそばのようだが、何とも手間のかかる作業。
 
これをさらに織って布にするのだが、触るとしっとりとして山繭から作るシルクに似ている。
大変に手間がかかるこの布は、昔は偉いお坊さんにさし上げるための物だったのだそうだ。なるほど併設の売店にもダライ・ラマに献上した写真がある。
今は一般人でも買うことができるが、ショール1枚が500ドルもする。

次に立ち寄ったのは鍛冶屋さん。
 
後ろの一段高いところに座った子がふいごを操り、前のふたりがハンマーをふるう。
ナイフや鎌の他に家畜のベルやお寺の鉦が売られていて結構おもしろい。

手巻きの葉巻屋さん。
  
 
ラベルにパイナップルの絵がついているのはパイナップル味なんだろうか。

次の土産物屋では紙漉きの実演をしていたけれど
 
それより店の奥でおばちゃんが作っていた漬物の方が興味がある。いろいろな野菜に塩や香辛料をまぶして、あれは絶対においしそうだ。

この店には首に金属の輪をはめたパダウン族の女性もいて写真を撮られている。
 
元はミャンマー領内にいたパダウン族も今はほとんどすべてタイ側に行ってしまって、観光の客寄せに何人かが呼び戻されているだけなんだそうだ。

銀の工房などに案内されるとつい買い物をしてしまう。
  
 
小さな鳥かごのペンダントは中にちゃんと鳥がいるんだよ~。

これらの店はもちろん湖の中。村も水上に建ち、土産物売りもボートで集まる。
  
 
ボートはまさに生活必需品。

こうして工房めぐりをしているうちにお昼になった。
昼食はシャン料理が食べたいと言うと、さすがよくわかっている我らがガイド、ツーリスト向けの所は避け、こんなところに案内してくれた。
 
有名なお寺のすぐ脇だが、実は我々が乗っているボートの船頭のお兄さんの店。
ほとんど原始的なキッチンながら、ここから出てきた料理は
 スープに魚のひらき、アヒルの唐揚げに野菜炒め。
  
そして代表的シャン料理という豆の乗ったごはんと魚ごはん。魚ごはんの方はほぐした魚入りのおじやと言った感じ。
どの料理もやさしい味で、おいし~。

 
店の中では娘が猫と遊んでいたり、かわいい双子を連れたお父さんがご飯を食べに来たり。
   
のんびりと、実にいい昼食になった。


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東京駅観光 東京中央郵便局&東京ステーションホテル

2013-04-10 18:33:36 | 国内旅行
仙台のお姉さまが上京してきたので東京駅観光をすることにした。
改装の終わった東京駅もJPタワーも、近場ながら口実がないとなかなか行かないのだ。

まずはJRの丸の内南口改札を出ると、頭上に例のドーム天井。
 
上もきれいだが、床のモザイクも2階の回廊から見下ろすととてもきれい。

写真で見るとわからないが、ドームの下には落下防止のためのネットが張られていたり、2階の回廊がやたらに高いガラスパネルで覆われて乗り出せないように出来ていたり、そのおせっかいさ加減が日本らしい。

駅舎を出れば目の前にJPタワー。
  
中はKitteという商業施設になったが、ポスト・マニアとして東京中央郵便局に挨拶に行かないわけにはいかない。

 入り口を入って右手にはゆうちょ銀行。
天井から下がるレトロな電灯がいい感じ。

そして左手には郵便局のお土産コーナー。
 
東京らしいポストカードやレターセットが並び、国内最大の品ぞろえという記念切手はパネルから選んで番号を注文票に書き込むようになっている。
 「東京中央郵便局限定」なんてレターセットがあれば買わずにはいられない。

そしてもう一つ限定品をお買い上げ。
 
東京駅舎柄のマスキングテープ。貼るとむちゃくちゃかわいい!

とこれだけ見るといいのだが、はっきり言ってここは実にもったいない。
お土産コーナーに並ぶ品は悪くないが、陳列の仕方などは町中の小さな郵便局と大差なし。
記念切手などはこれまた普通の郵便窓口に注文票を持っていき、職員が番号のついた引き出しをさがして出してくるというレトロぶり。
せっかく大きなビルに改装したのに、なぜ商業施設内に郵便グッズのショップでも作らないのだろうか。ポストや郵便マークはへたなクマのキャラクター(ぽすくま)なんて作らなくてもいくらでも洒落たグッズが作れるだろうし、切手だってもっと大きなスペースでいい展示ができるはず。

郵便窓口だって「中央」なんだからレトロを活かしつつもっと思い切った改装をすればよかったのに。
JRは商売上手になったが、JPはかわいそうになるぐらいセンスがない。
もっといいマーケティング・コンサルタントを雇え、と言いたい。

中央郵便局でちょっとがっかりしてしまったので、Kitteの方は見る気も失せてしまい、食事は東京ステーションホテルの方でとることにする。
 赤レンガの駅舎はやっぱりかっこいい。

ところが東京ステーションホテルの内部の造りがまたわかりづらくて、ドームの下を何度もうろうろ。
ここに案内係が一人いればいいのに、と言うところに誰も配置されていないのだ。

うろついたあげく、昼食はドームの下の2階にあるToraya Tokyoへ。
  
むき出しのレンガ壁に囲まれていただいたベジタブル・プレート。サラダにほんの小さなパンが一つ付くだけなのでお腹いっぱいにはならないが、豆のペーストやクミンの効いた人参サラダがエスニックっぽく、何より野菜がとてもおいしい。

この店のランチがどれもとても量が少ないのは食後に甘いものを食べてもらうためだろうが、他に目当てがあるのでここはお土産の羊羹を買っただけで出る。

そしてエレベーターを降りてホテル1階のロビーラウンジへ。
 大きな窓の、横に広い空間に大きな椅子やソファがゆったり配置されている。

一番奥のソファ席に案内されてメニューを広げると、げげっ、コーヒーや紅茶が1250円もする。
しかしここではどうしても食べてみたいものがあったのだ。

それは  フレンチトースト。

フルーツの乗った器はガラス製で重く、その下の丸いパンは厚さが5,6cm。中心まで卵液がしっかりしみているが、食べた感じはプリンというか、フランス菓子のフランのよう。
フレンチトーストとしては何かが足りない、と考えると、表面の香ばしく焼けた部分と中心のふわっと感の対比が足りない。
ついてきたキャラメルバターとイチゴジャムの方がおいしくて、ここのフレンチトースト1600円はいささか期待外れ。
フレンチトーストはやっぱりホテルオークラに軍配が上がる。

こちらはケーキセットのフルーツタルト。
 
特筆すべきものでもないが、アーモンドの効いたタルトは結構おいしい。

茶葉がいっぱい入ってやって来る紅茶ポットはこれだけで3杯飲め、頼めばさらにお湯を足してもらえる。
初めは値段の高さに目をむいたが、東京駅の中とは思えないこの落ち着いたラウンジで1,2時間もゆっくりさせてもらうことを考えれば決して法外な値段ではないように思えてきた。もうフレンチトーストは頼まないけど。
ホテルのわかりにくい造りも慣れれば隠れ家のようでかえっていいかもしれない。

とステーションホテルに納得したところでタイムアップ。
結局Kitteの探索は次回に持ち越しとなってしまった。
 


 
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ミャンマー周遊 18 インレー湖の宿 Shwe Inn Tha Floating Resort

2013-04-07 14:28:48 | 東南アジア
1月23日 続き

タウンジ―からインレー湖観光の基地、ニャウンシュエへ。

 町に近くなると畑の土の色が黒くなる。
さらにその先は湿地になって、湖との境界があいまいになるらしい。

  
船着き場からモーター付きのボートに乗船して今夜の宿へ向かう。

 
しばらくは間近に家も見える狭い水路を行くが、看板の先から広い湖面に出る。

すぐに寄ってくるのは片足で櫂を漕ぎ、独特のカゴで魚を捕るインター族。
  
 彼らはチップ目当てのパフォーマンスだが、遠くには同じ姿の本物の漁師たちも見える。

湖畔には村も見え、その周りに広がる野菜畑は浮島の上で栽培されているとか。
 
 沈む夕日を眺めながら湖面を渡るのは実に気持ちがよく、これだけでもここまで来た甲斐があったと思う。

40分ほどもボートの旅を楽しみ、湖の両岸もだいぶ狭くなったところでようやく宿が見えてきた。
Shwe Inn Tha Floating Resort
 
名前の通り水上コテージが並ぶが、周りを囲む柵の中の狭い門を船頭は一発で通って行く。さすが。
  
船着き場の階段を上がると開放的なロビーというかベランダ。ここでチェックインをして早速部屋へ。
 
桟橋を渡ってたどり着く一軒家。
 
広々とした部屋にベッドが3つ。
 大きな窓の向こうにはテラスがあり、湖の景色が存分に楽しめる。
 トイレとバスルームは分かれ、ちょっとぬるめながらお湯もちゃんと出る。
  
ランドリーバッグやお風呂のアメニティーもかわいい

さすがにちょっといい宿のことはあるかも、と気を良くして夕食を取りにホテルのレストランへ。
何しろここは湖の上、暗くなると他へ行くわけにはいかないのだ。
 開店を告げられていた時間に行ってみると他には誰も客がおらず、開店まであと30分あるという。
仕方ないので飲み物を頼んでメニューを眺めるが、シャンどころかミャンマー料理らしいものもほとんどなく、どうにも食指が動かない。
悩みつつ、なんとかオーダーした3品。
 
インレー湖の浮島で採れるというトマトはおいしいが、ミャンマーらしくニンニクが効きまくり。
野菜カレーは逆にスパイスが効いておらず、なんともとぼけた味。
シャン料理と書かれていた魚はお腹にひき肉を詰めて揚げた変わった料理だが、こちらもまったくおいしくない。
 

この宿には3泊もするのにあと2晩どうしよう、と盛り下がりつつ部屋で一晩過ごすと他にもこのホテルの問題点が発覚。

●トイレにペーパーはふんだんにあるが、なぜかペーバーホルダーがない。
●お風呂のアメニティ入れはかわいいが、どの容器に何が入っているのかさっぱりわからない。
●部屋が広いのにソファやテーブルがなく、室内でくつろぎにくい。

しかし一番の問題はこの時期のインレー湖は夜、寒いということ。なのにベッドには薄い毛布が一枚だけで、エキストラを頼んだら数が足りないという。
部屋にはエアコンがあるのでそれを使えと言われ、もちろん使わせてもらったが、電力事情の良くないこの国で無駄なぜいたく。余分の毛布を用意すれば済むことなのに。

大体部屋の造り全体が暑い時期に合わせてあるようで、しかも夜になるとメイドが殺虫剤をまき、蚊帳を下ろしに来る。寒くて虫なんて出ないこの時期に。
ミャンマーの観光のピークは冬なのだからなぜそれに合わせた準備をしないのだろうか。

悪い宿とは言わないが、思わず改善指導したくなるような残念な宿であった。


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コメント
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