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スコットランド紀行 16 バレル・コレクション

2024-07-07 12:23:17 | ヨーロッパ

5月26日 続き

マッキントッシュの家を出た時には雨もやみ、薄日が差したりもしてきたので次の目的地まではちょっと距離があるが歩くことにした。

大通りをしばらく歩くとポロック・カントリーパークという大きな公園に入る。
 濃い緑の中を遊歩道が続き
 
シャクナゲなど花もいっぱいでとても気持ちのいい散歩。

40分ほど歩いて目的の建物が見えてきた。
 
これがバレル・コレクションという美術館。グラスゴーの海運業で財を成したウィリアム・バレル卿の個人コレクションを展示している。

 
こちら、通常展は入場無料だが、ちょうど開催中のドガ展は時間指定の予約で£11。
まずはカフェでブラウニーとコーヒーで一息。

 
ガラス天井で明るい休憩スペースの一角、16世紀の入り口を通って展示室へ。

 入ると正面は一面ガラスで公園の緑が見え、その前に彫像が並ぶ。
  
中世の宗教彫刻が好みにどストライクなのだが
  
面白いのはその中に中国の陶器やらブロンズ、エジプトの石板まで混ざり合って展示されていること。
いかにも「気に入った美術品をみんな集めました」と言う感じが個人コレクションらしくていい。

 これに続く部屋はバレル卿の居城の一室を再現したもの。
 
所々に映像パネルがあって、俳優が演じるバレル卿や夫人、執事やメイドまでが自分たちのことを語る仕掛け。面白い。

コレクションは実に多岐にわたっていて
  
ヨーロッパ絵画はもちろん、家具やカーペット、イスラムや中国の陶器、
  レースや刺繍などの布工芸
 
ステンドグラスもいっぱい。
雑多なようだけれど収集には奥さんも重要な役割を果たしたという美意識には筋が通っているように見える。

やがて予約時間になったので、地階のドガ展へ。
 
バレル卿自身がドガの絵を20枚以上所有していたということで中心はこの美術館の収集品だが
   
 
大好きなパステル画がいっぱいあって、小規模な展示ではあったが見ごたえ十分。

 広いショップも充実していて、バレル・コレクションは個人コレクションとは思えない規模だった。この美術館とドガ展のことを教えてくれた友人に感謝。

それでは帰りましょう、と外を見ると本格的に雨が降っている。
広い公園は公道に出るまでに10分以上かかる。園内を無料シャトルバスが巡回しているというのでこれを待つと、20~30分ごとに来るはずが40分も待つことになってしまって、こういうのはいつ諦めるかが難しい(笑)。
公園の出口からはバスに乗って中央駅まで20分、£2。

宿までの途中でスーパーに寄って、今夜は部屋でサラダ・ディナー。
 これで£6、1200円と換算してしまうと高い。


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