1月21日 続き
金沢駅から特急しらさぎに乗り込み、わずか40分弱で芦原温泉到着。
駅前からはバスに乗って、東尋坊までは小一時間。
さすが有名観光地の東尋坊へは乗客も多く、バス停に隣接する土産物屋にみな大きな荷物を預ける。
バス停から続くのは食堂と土産物屋街。
あたりにはイカやら貝やらを焼くにおいが漂ってまるで海水浴場の屋台街みたい。
土産物屋には今時誰が買うんだ、と思うような物が並んで昭和にタイムスリップしたよう。
あとはひたすらカニ、カニ、で、食堂前にたむろする猫も餌が豊富なのか丸々している。
これまた昭和のにおいがプンプンする東尋坊タワーを見上げながらしばらく歩くとようやく海が見えた。
けど、あの有名な断崖はどこ?
階段を降りたらようやくそれらしい岩が見えてきた。
下の方から見上げればなるほどこれが柱状節理ね、と思うが、自殺の名所と言われたほどの高さは感じず、「えっ、こんなもんなの?」と言う感じ。
雪が吹きすさび、大波が砕け散る景色を期待していたのに、異常に暖かくて穏やかな日に来てしまったせいで迫力がなかったのかもしれない。
でも「昔はもっと大きな岩だったのに」って言うおじさん、岩は縮みませんって。
東尋坊からは三国駅行きのバスに乗って「宿」と言うバス停で下車。
振り返ったところに今夜の宿、 「ばんこ旅館」 があった。
宿の前は道路を隔てて整備工事中の海水浴場、通る車もなく、歩く人の姿もない。
玄関や看板に明かりはなく、扉を開けて入っても誰も出てこない。
まさかつぶれたわけではあるまい、と大声を出したらやっとおかみさんが出てきてくれて暖房の入った部屋に案内してもらえた。
通された部屋は8畳で明るくきれい。
トイレこそ外だが、洗面台もついて思いのほかいい部屋。ああ、よかった。
一休みしたところでちょっと外をお散歩。
10分も歩くと小さな三国港がある。
ここは言わずと知れた越前ガニの水揚げ港。ここに来たのはもちろんカニを食べるためだが、自分だけ食べるのもなんなので
一応実家にも送ってご機嫌をとる。
夕方にお願いした宅急便は翌日の午前中には関東について、カニは夜には胃袋の中に消えたそうだ。
義務を果たしたら宿に戻ってひとっ風呂。
ここのお風呂も天然温泉、海辺のせいか無色透明のお風呂は塩気があり、出た後もなかなかさめることがない。
浴槽は3人はいればいっぱいなほどの大きさだが、大きな窓からは海が見える。
天気が良い日には夕日が見事だそうだが、これはなかなか見られないらしい。
そして待望の夕食は宴会場の個室にて。
テーブルに並んでいるのはお造りに笹ガレイの焼き物、なまこ酢にエビの唐揚げ。
脚だけの蟹は水ガニと言って脱皮したての殻が柔らかい越前ガニ。指で簡単に殻が割れ、身もするっと出しやすいので地元では人気があるそうだが、あしが速いので地元以外には出回らないのだそうだ。
箸置きや箸袋も蟹のこの食卓で、よだれかけならぬ蟹の絵の入った前掛けまでつけて食べるのは、しかし水ガニだけではない。
追加でお願いした「大人」の越前ガニ一匹。
港の看板にもあった通り、ちゃんと三国で揚がった越前ガニの証明タグがついている。
お姉さんにバキバキと解体してもらって早速みそをしゃぶると、これが甘くておいし~。
身ももちろん甘みがあって、水ガニは確かに食べやすいが、味の濃厚さで言うとやっぱり殻の固い大人の蟹の方が上だ。
隣の部屋では子供から老人まで、総勢20人近い団体がカラオケまで歌って大宴会中だが、こちらは黙々と蟹をいただく。
「まあ、すっかり無口になられて」と後から運ばれてきたのは
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自宅で育てたという野菜の蒸し物に天ぷら。
最後は内子や外子の入った蟹ごはんに、カワハギのお吸い物。
蟹だけではなく、お刺身やらなまこ、エビもすべておいしくて、お料理を完食したらさすがにご飯が全部食べられなくて残してしまった。無念!
格闘の後はこの通り、これで一人前。
こちらのお宿では蟹づくしもあるが、今回お願いしたのは宿泊込み一人一万円のコース、追加の蟹が一匹一万円で大満足。
福井も来てよかった~。
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駅前からはバスに乗って、東尋坊までは小一時間。
さすが有名観光地の東尋坊へは乗客も多く、バス停に隣接する土産物屋にみな大きな荷物を預ける。
バス停から続くのは食堂と土産物屋街。
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あたりにはイカやら貝やらを焼くにおいが漂ってまるで海水浴場の屋台街みたい。
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あとはひたすらカニ、カニ、で、食堂前にたむろする猫も餌が豊富なのか丸々している。
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階段を降りたらようやくそれらしい岩が見えてきた。
下の方から見上げればなるほどこれが柱状節理ね、と思うが、自殺の名所と言われたほどの高さは感じず、「えっ、こんなもんなの?」と言う感じ。
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でも「昔はもっと大きな岩だったのに」って言うおじさん、岩は縮みませんって。
東尋坊からは三国駅行きのバスに乗って「宿」と言うバス停で下車。
振り返ったところに今夜の宿、 「ばんこ旅館」 があった。
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宿の前は道路を隔てて整備工事中の海水浴場、通る車もなく、歩く人の姿もない。
玄関や看板に明かりはなく、扉を開けて入っても誰も出てこない。
まさかつぶれたわけではあるまい、と大声を出したらやっとおかみさんが出てきてくれて暖房の入った部屋に案内してもらえた。
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トイレこそ外だが、洗面台もついて思いのほかいい部屋。ああ、よかった。
一休みしたところでちょっと外をお散歩。
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ここは言わずと知れた越前ガニの水揚げ港。ここに来たのはもちろんカニを食べるためだが、自分だけ食べるのもなんなので
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一応実家にも送ってご機嫌をとる。
夕方にお願いした宅急便は翌日の午前中には関東について、カニは夜には胃袋の中に消えたそうだ。
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ここのお風呂も天然温泉、海辺のせいか無色透明のお風呂は塩気があり、出た後もなかなかさめることがない。
浴槽は3人はいればいっぱいなほどの大きさだが、大きな窓からは海が見える。
天気が良い日には夕日が見事だそうだが、これはなかなか見られないらしい。
そして待望の夕食は宴会場の個室にて。
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テーブルに並んでいるのはお造りに笹ガレイの焼き物、なまこ酢にエビの唐揚げ。
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箸置きや箸袋も蟹のこの食卓で、よだれかけならぬ蟹の絵の入った前掛けまでつけて食べるのは、しかし水ガニだけではない。
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港の看板にもあった通り、ちゃんと三国で揚がった越前ガニの証明タグがついている。
お姉さんにバキバキと解体してもらって早速みそをしゃぶると、これが甘くておいし~。
身ももちろん甘みがあって、水ガニは確かに食べやすいが、味の濃厚さで言うとやっぱり殻の固い大人の蟹の方が上だ。
隣の部屋では子供から老人まで、総勢20人近い団体がカラオケまで歌って大宴会中だが、こちらは黙々と蟹をいただく。
「まあ、すっかり無口になられて」と後から運ばれてきたのは
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自宅で育てたという野菜の蒸し物に天ぷら。
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蟹だけではなく、お刺身やらなまこ、エビもすべておいしくて、お料理を完食したらさすがにご飯が全部食べられなくて残してしまった。無念!
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こちらのお宿では蟹づくしもあるが、今回お願いしたのは宿泊込み一人一万円のコース、追加の蟹が一匹一万円で大満足。
福井も来てよかった~。
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