スロベニアン・ディナーで満腹した翌朝、京都に来たからには麗しい仏像も拝んでおかねば、とホテルから近い東寺へ。
もう紅葉はおわってしまったけれど
講堂の立体曼荼羅に金堂の薬師如来、何度見ても素晴らしい。
さて、それではお目当ての彼にお目にかかろうかと思っていると、「イケメンの帝釈天はこちらですよ」と係りのおじさん。
門前の交番にもかっこいいポスターがあるが、これがポリスのこととは外国人にはわかるまい。
さて、本日のメインイベントは京都でポルトガル人の焼くポルトガル菓子を食べること。
ということで地下鉄、バスを乗り継いで北野天満宮へ。
参道の前でバスを降りて、すぐに見えたこちらに直行。
真っ白い蔵に入った 「カステラ・ド・パウロ」。
店内一階にはポルトガル菓子の並ぶショーケース、奥ではお菓子を焼いているところも見える。
ここにもテーブルがいくつかあるが、ここもまた急な階段を上がるとロフトになった2階は落ち着いたいい雰囲気。
壁には様々なお菓子作りの道具がぶら下がり、ポルトガルの民族衣装を着たマネキンさんもいるし、
クリスマスらしい人形も飾られている。
それでは早速この店自慢のカステラをいただこうと注文したのは「食文化比較体験プレート」。
御大層な名前が付いているがメニューにある通り、ポルトガル各地のパォンドローというカステラの原型となったお菓子と、長崎で発展したカステラを食べ比べてくださいというもの。
器に入ったバイラ・リトラル地方のものは中がトロトロの半熟、その下の物も中心がかなり柔らかくて自分はこれが一番好き、長崎カステラが一番しっかりした食感で甘さも一番。
こちらはおすすめ3点セットで一番奥がナタというエッグタルト、手前右はプディングジェーマという濃厚なプリン、左のマミーニャシュはナボナのようなフワフワしたケーキ。
さらにショーケースから鶏卵素麺の乗ったエクレアとロールケーキ、スフレケーキのようなものを選んでみんなで食べ比べてみたが、どれも甘さはとても控えめ。
おいしいけれど、いずれも粉と卵だけの素朴なお菓子なので形は違っても味のバリエーションはあまりない。
帰ってからここを紹介してくれたコッコロのマダムに連絡したら、ここのフルーツケーキが絶品とのことでこれは食べ損ねた。
それにしても京都には面白い店がある。
と、お腹を満足させたところでやっと道真公のおひざ元へ。
参道の牛をなで
山門に掲げられた大きな猿の絵馬を見上げて
もう学業には縁がないが一応お参り。
大宰府に飛んで行ったはずの飛梅がなぜかここにもあるが、その他にも境内には梅の木がたくさんあって、暖冬のためか早くも花が咲いている木もある。
そしてこれらの梅の木に実がなると巫女さんたちがこれを塩漬けにして干して、年の瀬にはこれを大福梅としていただける。
と言うわけで無事にこれをゲット。700円。
元旦の朝にこれを初茶として飲み、「一年間生気に満ちた健康な日々を過ごすことを祈る」のだそうだ。
天神様にお参りした後は、この近くにある鶴屋吉信の本店へ。
ウィンドーもすっかりお正月らしく
これが干支の猿だとわかるデザインセンスがすばらしい。
ここでは目の前で和生菓子が作られるところを見ながらお茶を頂けると言うことだったのだが、年末のためお茶屋さんはお休み。
そこでいかにもお正月らしいお菓子を買って京都駅へ。
ここでももちろんいろいろ買いこんで、正月の用意はできた。
たった25時間の滞在でも京都は楽しい。
この一年も海外、国内、楽しく旅行できたことに感謝。
何かと物騒になってきた世の中ではあるが、来年も好きな時に好きなところに行けますように。
皆様、良い年をお迎えください。
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もう紅葉はおわってしまったけれど
講堂の立体曼荼羅に金堂の薬師如来、何度見ても素晴らしい。
さて、それではお目当ての彼にお目にかかろうかと思っていると、「イケメンの帝釈天はこちらですよ」と係りのおじさん。
門前の交番にもかっこいいポスターがあるが、これがポリスのこととは外国人にはわかるまい。
さて、本日のメインイベントは京都でポルトガル人の焼くポルトガル菓子を食べること。
ということで地下鉄、バスを乗り継いで北野天満宮へ。
参道の前でバスを降りて、すぐに見えたこちらに直行。
真っ白い蔵に入った 「カステラ・ド・パウロ」。
店内一階にはポルトガル菓子の並ぶショーケース、奥ではお菓子を焼いているところも見える。
ここにもテーブルがいくつかあるが、ここもまた急な階段を上がるとロフトになった2階は落ち着いたいい雰囲気。
壁には様々なお菓子作りの道具がぶら下がり、ポルトガルの民族衣装を着たマネキンさんもいるし、
クリスマスらしい人形も飾られている。
それでは早速この店自慢のカステラをいただこうと注文したのは「食文化比較体験プレート」。
御大層な名前が付いているがメニューにある通り、ポルトガル各地のパォンドローというカステラの原型となったお菓子と、長崎で発展したカステラを食べ比べてくださいというもの。
器に入ったバイラ・リトラル地方のものは中がトロトロの半熟、その下の物も中心がかなり柔らかくて自分はこれが一番好き、長崎カステラが一番しっかりした食感で甘さも一番。
こちらはおすすめ3点セットで一番奥がナタというエッグタルト、手前右はプディングジェーマという濃厚なプリン、左のマミーニャシュはナボナのようなフワフワしたケーキ。
さらにショーケースから鶏卵素麺の乗ったエクレアとロールケーキ、スフレケーキのようなものを選んでみんなで食べ比べてみたが、どれも甘さはとても控えめ。
おいしいけれど、いずれも粉と卵だけの素朴なお菓子なので形は違っても味のバリエーションはあまりない。
帰ってからここを紹介してくれたコッコロのマダムに連絡したら、ここのフルーツケーキが絶品とのことでこれは食べ損ねた。
それにしても京都には面白い店がある。
と、お腹を満足させたところでやっと道真公のおひざ元へ。
参道の牛をなで
山門に掲げられた大きな猿の絵馬を見上げて
もう学業には縁がないが一応お参り。
大宰府に飛んで行ったはずの飛梅がなぜかここにもあるが、その他にも境内には梅の木がたくさんあって、暖冬のためか早くも花が咲いている木もある。
そしてこれらの梅の木に実がなると巫女さんたちがこれを塩漬けにして干して、年の瀬にはこれを大福梅としていただける。
と言うわけで無事にこれをゲット。700円。
元旦の朝にこれを初茶として飲み、「一年間生気に満ちた健康な日々を過ごすことを祈る」のだそうだ。
天神様にお参りした後は、この近くにある鶴屋吉信の本店へ。
ウィンドーもすっかりお正月らしく
これが干支の猿だとわかるデザインセンスがすばらしい。
ここでは目の前で和生菓子が作られるところを見ながらお茶を頂けると言うことだったのだが、年末のためお茶屋さんはお休み。
そこでいかにもお正月らしいお菓子を買って京都駅へ。
ここでももちろんいろいろ買いこんで、正月の用意はできた。
たった25時間の滞在でも京都は楽しい。
この一年も海外、国内、楽しく旅行できたことに感謝。
何かと物騒になってきた世の中ではあるが、来年も好きな時に好きなところに行けますように。
皆様、良い年をお迎えください。
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