Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

17年台湾縦断 3 旗津観光

2017-04-30 13:49:37 | 東アジア
4月8日

本日も初めての高雄で定番観光。

まずはローカル朝食をいただこうとホテルから15分ほど歩いてこちらへ。
 朝食屋が2軒並んでどちらも盛況だが
 
右側の興隆居は店頭で蒸し上げられている湯包という肉まんを求めて行列ができている。
そこでまずはこちらに並ぶと、少し待つうちに新しい蒸篭が蒸しあがって、出来立てを1つゲット。
それを持って、次には隣の店で大好きな鹹豆漿を注文。
 こちらの店頭のテーブルで大阪で花見をしてきたというおばさまと筆談をしながらいただく。
 
鹹豆漿22元はちょっと薄めであまり好みではなかったが、湯包18元は名前の通りかじるとスープが飛び出してさすがのおいしさ。
40元(約145円)でおなかいっぱい、大満足の朝食。

と言いながら、ホテルも朝食付きだったのでこちらも覗いてみる。
 
明るくてきれいな食堂に、品ぞろえは予想通り。しかしサラダや野菜炒めがあるのがありがたく、炭水化物過多になりがちなB級グルメにここでビタミン補給をさせていただく。

食事が済んだらMRTの美麗島駅へ。
 
地下のステンドグラスで有名な駅だが、地上の中央ロータリーにはガラスのピラミッドのような入口がある。

ここから橘線の終点、西子湾駅まではわずか3駅。
 
レンタル・バイク屋が呼び込みをしている駅前を抜け、旗津へ渡るフェリー乗り場へ。

ちょうど一隻が出て行ったばかりだったのでほぼ先頭に並び、次の船が来たら悠遊カードをかざして船内へ。40元の料金がカードだと20元になるらしい。
 
船の1階はバイクのジモティーだらけ、2階には座席もあるがもちろんデッキに出る。
 
ターミナルのこちら側には「哈瑪星」という漢字に「Hamasen」の表記が。この名前は日本統治時代の港をつなぐ鉄道路線が「浜線」と呼ばれていた、その音が残ってそこに中国式の漢字を当てたものだとか。

前方を見ると小高い丘の上に灯台が見えて、このフェリーの行き先はその左手のちょっと高い建物の所。
なので出港するとほんの5分で着いてしまうが、潮風に吹かれるのは気持ちいい。

 
到着する旗津(チージン)のターミナルはレトロなレンガ造り。
 船から降りた人たちは皆まっすぐ前方に伸びるにぎやかな通りに行ってしまうが、こちらはまず船上から見えた灯台まで行ってみようと海沿いに歩いてみた。


土曜日のためか、岸壁には釣り人がいっぱい。対岸の右手には高雄で一番高い85階建てのビルが見える。

ちょっと遠回りしながら、標識の通りに歩いて行くと
 
普通の住宅の間を抜けて丘の麓に着き、そこから結構急な坂道を上へ。
 
20分ほどで真っ青な空に映えるかわいらしい高雄灯台に到着。
気温は30℃はないぐらいだがこの日差し、日本との温度差に慣れていないせいもあってもう汗だく。

1883年に建てられたというこの灯台は今も現役とのことだが、1階には小さな展示室がある。
 
そして外を見回せば

細長い旗津半島と高雄港。

港の出口に西子湾が見える。

この景色を眺めながらしばらく休憩して、
 汗が少し治まったらこんな山道を5分ほど歩くと
 
1875年に清朝によって築かれた旗後砲台に到着。
これはもちろん高雄港の守りとして築かれたものだが、1895年に日本軍に攻められた時には清の司令官がとっとと逃亡してしまったので大砲を5つ放っただけですぐに占領されてしまった、と入口の説明に書いてあった。

ここからは外海に浮かぶたくさんの貨物船が良く見え、
 眼下には砂浜も見える。

そこで今度はその砂浜を目指して丘を下って行くと
 丘の下に大勢の観光客が通るトンネルを発見。
 
結構長くて中央辺りでは足元が暗くなるこのトンネル、星空隧道と名付けられて天井には星座が描かれているが、ブラックライトで光るはずのこの星座はほとんど見えない。

しかしトンネルを抜けると脇は高い崖。
 
眼の前には長い防波堤が伸びていて

人は多いがなかなかいい景色。

トンネルをまた引き返して砂浜に出てみるが
 
ここは砂が黒いのであまり美しく見えないのが残念。

ビーチの入り口には屋台がたくさん出ていて
 
その先には海鮮レストランがずらり。
 
氷の中から頭だけ出した魚がおもしろいが、一人ではこういう所には入れない。

最後はフェリー・ターミナルからも見えた旗後天后宮にお参り。
 
こちらに祀られている媽祖様は船乗りの守護神だそうなので、拡大解釈して旅の安全をお願い。
 
細かい彫刻で埋められた中にこの廟の古い写真があったが、英語で「Takao, Hatatu」とあるから日本統治時代のものだろう。廟の前の通りは現在よりもずっと広い。

またフェリーに乗って本土に戻った。


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17年台湾縦断 2 高雄定番観光

2017-04-27 17:31:35 | 東アジア
4月7日 続き

ホテルに荷物を置いて着替えたら、早速活動開始。

今度はMRTの高雄駅まで、こちらも徒歩7,8分。
高鐵駅につながる左營駅で降りて、高雄観光のシンボルとなっている蓮池潭に行こうと駅前のバス停からガイドブックにも出ている番号のバスに乗った。

運転手にも確認して乗ったのだが、これが希望とは逆回りのバスだったようで、左營の街をぐるっと回って目的地までは30分ほどもかかっただろうか。おかげで街の様子を眺めることができたけれど。反対方向に行けばすぐだったと思うのだが、反対方向のバス停はあったのかな。

ともあれ営業終了の17時半になんとか間に合って龍虎塔に到着。
 
思ったよりも小さいが、チープな派手さは想像通り。指示の通り龍の口から中に入ると
 
中華圏でおなじみの極彩色の仏教説話。大昔、香港やシンガポールで行ったタイガーバーム・ガーデンを思い出す。
  
龍の方の塔を登ってみると眼下にはジグザグの橋と池の名前の通りの蓮が見え、

高いところから見る池の景色はなかなかいい。

虎の口から出たら道を渡ってお向かいの慈済宮もちょっと覗いてみる。
 
今回の旅ではこういうお宮をたくさん見ることになったが、ここはお医者さんの神様だとか。

お参りを済ませ、機械式の水上スキーを楽しむ人など見ながら池の南側をぐるっと歩いて行くと
 
龍虎塔の向こうに夕日が沈んでいく。

こちらの池のほとりには大きな中華風の建物。
 
入口にはゆるキャラがたくさん並ぶ、これは高雄物産館なのだが
 
商品の売り場は意外に小さくて、ここにあるとの情報のあったパイナップルケーキも見つからなくてかなりがっかり。
本物のフルーツの入ったアイスキャンディーはおいしかったけれど。

この物産館の前には凝った造りの大きな歩道橋があって
 
台鐵や高鐵の線路をまたいでいく。

橋を渡った先はアパートなどが並んで静かな一角。
 線路沿いが遊歩道になっているのでそれをたどって行くと
 
いかにも郊外らしい台鐵左營駅に着いた。

 20分ほど待って隣駅の高雄駅へ。

ここからは歩いて美麗島駅からすぐの、これまた高雄観光の定番、六合夜市へ。
 
ここは広い道路が歩行者専用になっていて歩きやすく
  
日本では見たことのない富士菓子焼やらアヒルのあらゆる部位の並ぶ屋台などおもしろく
 
小さな巻貝や大きなハタのような魚にも心惹かれたが
 
結局夜市の一番端にある路面店でサバヒーのお粥。骨がきれいに取られた丸々一匹のサバヒーはヒレだけ残して完食、サラサラのお粥もおいしくて、これで95元。

デザートはすぐ隣の屋台で
 
冷たい圓仔湯。台湾らしく甘さ控えめの豆や仙草ゼリー、白玉が大好き。

ホテルに帰るべく脇道に入ると
 
渋い薬屋や、パチンコ屋まであって、高雄は初日からおもしろい。


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17年台湾縦断 1 高雄初上陸

2017-04-23 23:27:56 | 東アジア
2017年4月7日から17日 台湾東部縦断の旅

4月7日

台湾には何十回と行っているが、ほとんどは仕事で台北ばかりだったので高雄には行ったことがない。
そこで今回は初めて高雄から入ることにし、LCC利用なので成田発。

その成田に行くのに今回は昨年の秋から運行開始したと言う大崎発のシャトルバスを使ってみた。

 大崎駅新西口からデッキを歩いて行くと眼下に小さなバスターミナルが見える。降り口にはツタヤ内にスタバもあるので早めについても大丈夫。

運行はウィラーと京成バスの共同で、今回はウィラーの車体に当たった。
 
きれいな座席で久しぶりにレインボーブリッジなど通り、朝のラッシュ時だったが1時間10分で成田空港到着。
ネット予約だと1000円なので、我が家からだとこれが最安値で成田に行く方法。特に第三ターミナルに行く時には重宝しそうだ。

ただし今回はタイガーエア利用なのでLCCでも第二ターミナルからの出発。
 Gカウンターとはどこぞや、と思ったら中央の島の向こう、出発口の並びの端にあった。

早めに着いたが出発2時間半前にチェックイン開始。
短めの列もサクサクすすんで、往路は持ち込みにした手荷物も問題なし。
これは楽勝と思ったら思わぬところに伏兵。まじめに液体物をプラスチックバッグに入れてやったら、セキュリティーチェックの兄ちゃんが110mlの日焼け止めを「これはダメです。廃棄します」と取り上げやがった。
たったの10ml、なんて融通が利かないんだ。

搭乗ゲートは予想通り、ターミナルのどん詰まりで第三ターミナルも目の前。
 
それでも沖止めではなくブリッジ使用だったのはうれしい驚き。

定刻の11時35分よりちょっと早めに出発した高雄行きのA320は7割ほどの搭乗率。
3席並びの中央が空いていたし、座席幅もそれほど狭く感じることなく、問題なし。
 
日本各地を紹介する虎のキャラクターが笑える。

ちょうどお昼だったので、往路には機内食を予約しておいた。
 ご飯の上に排骨肉と煮卵が乗った典型的台湾弁当。
これで980円は高いけれど、へたな機内食よりもおいしくて満足。

高雄到着は予定よりもちょっと遅れて15時。
 
こちらもブリッジに付けられて、入国も早い。

空港を出る前にコンビニで悠遊カードに1000元をチャージ。
これが今回地下鉄は元より、どこのバスにも使えて実に便利だった。
台湾で悠遊カードは必須。

そのカードを持って空港ターミナルを出ればすぐに地下鉄の駅。
  
 聞きしに勝る便利さだが
  
高雄の地下鉄はどこも萌えキャラだらけで日本よりすごい。飲食厳禁なのは許すと何でも食べちゃいそうだからだろうな。

空港駅からは7駅で「世界で2番目に美しい駅」に選ばれたことがあるという美麗島駅に到着。
2番というのが微妙だが、その理由はこの中央ホールのステンドグラス。

確かに見事なものだが、広い構内は意外に人が少なくて閑散としている。

 
この駅から地上に出て高雄駅方面に向かい、途中で折れて7分ほどで今夜の宿、Bamboo Hotelに到着。

  
ビルの横に大きな広告が出ているが下の階に入っているのは予備校、ホテルの入り口は小さくて、ビルも相当古そう。
 5階にあるフロントもしょぼくていささか不安になるが、日本語を話すお姉さんが一人いて丁寧に受け付けてくれ、宿泊階へのエレベーターはカードでガードされている。

そして部屋に入ってみると、こちらはきれいにリフォームされて広さも十分。
  
 
バスルームも清潔だし、大通りに面した眺望も悪くない。これで1泊6000円しないのだからいいじゃないの。

と部屋に落ち着いたのが高雄上陸後1時間の16時。
気温は30℃でもう汗だく。さすが南は暑い!


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アラブっぽい看板

2017-04-21 17:21:25 | 中近東/北アフリカ
アラブと言えばイメージはラクダ。
 実際、道端をラクダがうろうろしている。

人間の姿はと言えば
 白いゾロゾロ姿。これはカタールのドーハだけれど
 オマーンではなぜかよたったような姿。

もっともどちらの国でも街中を歩いているのは貧乏な外国人だけ。
自国民は車で移動するので外を歩いている姿など見かけない。

オマーン人の正装を見るのは
 
トイレの標識ぐらい。


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ポスト・コレクション 15

2017-04-20 19:19:55 | コレクション
久方ぶりのポスト・コレクション。

まずはオランダ。

 
街中のポストにべたべたとシールが貼られてしまうのはイタリアと一緒。なぜか2つづつ並んでいるが、どちらのポストも郵便番号別に投入口が2つあるまったく同じものだ。
 こちらはたしかバッグ博物館のショップ内にあった古い形のポスト。
四角い形とオレンジ色が植民地のインドネシアに渡ったことがよくわかる。

キルギスのビシケクではオシュ・マーケット前に郵便局と青いポストを発見。
 
旧ソ連圏ではポストを郵便局以外の街頭で見かけることはほとんどないように思う。

こちらはインド、ロータン・パスの麓、コクサール村の郵便局。
 この缶型ポストはすでに何回も登場しているが、かわいくてたまらない。

 オマーンのニズワにあったポストはどうやらハンジャルを模しているらしい。 
 
マスカットのホテル前のポストは普通の形だったが、ここから出した絵葉書の切手もハンジャルの柄。
 王様の絵葉書はちょうど10日で日本に着いた。

同じくオマーンだが、ティウィ村の郵便局にあったポストは青ではなく黄色。
 
どうやら黄色から青へ変更中のようだが、郵便局のゆるーい雰囲気同様、変更のペースもゆるーいようだ。


過去のポスト・コレクションはこちら↓

ふみの日記念 ポスト・コレクション
ポスト・コレクション 2
香港のポスト
ポスト・コレクション 4
ベトナムのポスト
バングラデシュのポスト
キプロスのポスト
ポスト・コレクション 8
モロッコのポスト
ポスト・コレクション 10
タジキスタンのポスト
ポスト・コレクション 12
ポスト・コレクション 13
ポスト・コレクション 14


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台湾・北投温泉 瀧の湯リニューアル

2017-04-18 18:21:15 | 東アジア
台湾から無事に戻りました。

今回の旅のきっかけはご存じJR東日本の大人の休日倶楽部。
北海道新幹線開業1周年でまたお得なパスが出たのだが、北海道は行ったばかりだし、26000円出せばLCCで台湾に行けるんじゃね?と調べると確かに行けそうと言う所から始まった。

結局日にちや時間を選んでいるとお安いキャンペーンは使えないし、26000円よりは足が出てしまったのだが、台湾国内は交通費が安いし、安ホテルも清潔、なによりも食事が安くて、一人で小吃など食べていれば一食400円もかからない。
あそこも行きたい、ここも行っておこう、とやっているうちに11日間になってしまったが、楽しいし安いし、やっぱり台湾、最高!

内容盛りだくさんで長い旅行記になりそうだし、すぐまた出かける予定があるので鮮度の高い情報を先に一つだけ上げておこう。


昨年からしばらく休業していたと言う北投温泉の老舗、瀧の湯。
4月7日からリニューアル・オープンとの情報を得たので16日に行ってみた。

日曜日でにぎわう温泉公園を抜けて目指す場所まで来てみると
 
あら、前と全然変わってないんじゃないの?
玄関前に確かにお祝いらしい胡蝶蘭が見えるけど、と中に入ってみると
 
フロント周りはすっきりときれいになっていて、以前はあった手書きの日本語の注意書きなどなくなり、番台も以前は日本語を話すおじさんだったのが今は英語を話す若いお兄さんとお姉さんになっている。
入浴料も以前の90元から150元に値上がりしているが、料金を払うとなんとロッカーの鍵を渡される。

ここから先は写真はなしだが、のれんをくぐるとまずはすっかりきれいになった下足箱があって、奥の壁には鏡とドライヤーが一つ。
その先には鍵のかかるロッカーが並ぶ更衣室ができている。

ここで裸になって浴室に入ると、すぐに浴槽があるのは昔のまま。
ただし以前からの高温槽の横にその半分ほどの大きさの低温槽ができている。

その奥が洗い場なのも昔のままだが、一番奥にあった棚はなくなって、床は新しいレンガ、壁際にはシャワー付きのカランが3つ並んで、天井から下がるランプも和風でおしゃれ。
さらにシャワーの横にはトイレができていて、これがまた広くてとてもきれい。

図にするとこんな感じだが
 
おそらく白い部分の浴槽は昔のまま、ピンクの部分を建て増ししたものと思われる。

天井は木の梁が見える造り、照明は十分ながら光量を押さえて全体に落ち着いた感じも以前どおり。
そして肝心のお湯は昔のまま、高温槽で44.7℃の表示があり、なめればレモンのように酸っぱい強酸性のお湯は肌にピリリと強烈。
低温槽の方は湯量を絞って42℃ほどの入りやすい温度になっているが、入り比べればやっぱり源泉ざばざばの高温槽がお湯の鮮度がまったく違って気持ちいい。

感心したのは途中でお姉さんが入って来てお湯の温度を計って湯量の調整をし、排水溝の掃除などしていったこと。
かなり頻繁にチェックしていると見た。

リニューアルしたての日曜なので混んでいるかと懸念したが、入っていたのは4,5人のベテランのお姉さま方ばかり。
みなさんおしゃべりもせずにゆっくりとお湯を楽しんでいて、さすがこのお湯の常連。

お湯に浸かるよりも外で涼む方が長くなるが、入浴後は汗が引かなくなるほど相変わらずパワフルなお湯。
それをそのまま、浴室の雰囲気も踏襲しつつ清潔に生まれ変わらせて、このリニューアルのセンスの良さには本当に感心した。
このお風呂を維持するためなら150元への値上げにも十分納得できる。

ちなみに料金表にあった個室湯屋はまだ準備中。
 フロントの右側にも休憩室ができるようだがこちらもまだ未完成。

リニューアルした瀧の湯のこれからも楽しみだ。


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飽食週間

2017-04-06 18:47:06 | 食べ歩き
先週、なぜか知り合いとの会食が続いておいしいもの責め。

まずはお久しぶりの御成門、「桝ざき」にて。

 スタートはいつも茶わん蒸しなのだが、この日はなんとフォワグラに新玉ねぎのソースという変わり種。フォワグラが濃厚で、これはもうフレンチで出てきても不思議ではないお味。おいし~。
 続く前菜はいつもよりちょっとおとなしめ?
 お椀は鯛の白子真薯とのことだが、蓋を取った時の香りにうっとり。
 品数豊富なお造りはミズダコが特においしい。
 焼き物は季節柄、桜鱒がお餅と桜の葉にはさまっていて、これまた香りが素晴らしい。
こちらのお店、なぜか桜の季節に来ることが多いのよね。
 続く野菜のおろし煮は今回一番気に入ったお料理。ふんだんに入った木の芽がさわやかで、丁寧に仕事をされた野菜を引き立てる。

ここまででもうかなりお腹いっぱいになってしまったので
 
桜エビが香ばしい土鍋ごはんはほんの一口。残りはお土産にしてもらえるし
 デザートがあるからね。
これも今回はちょっとおとなしめのデザート、ほうじ茶のアイスクリーム、うまし。


と、この食事から3日後、今度は恵比寿で10年ぶりに会うオーストラリア人と会食。
最後に一緒に行った店に再びお連れしたが、こちらの隠れ家は今は一見さんお断りになってしまったので店名は内緒。

   
大間産のすごい大トロのあぶりとか、鹿肉、野ブタ、三つ葉の下に隠れているのは大きな桜鯛の切り身入りうどん。

珍しい日本酒を堪能して連れは喜んでくれたけど、一番おいしかったのはみょうがだったらしい。
英語がないので説明に困るが、みょうがってしょうがの仲間、だよね?


さらにその翌日、今度は我が家のすぐ近くで新規開拓。

 
大きなフランス国旗の掛かった入口から2階に上がる店の名は「マルティニーク」
今年の2月に開店したばかりのクレオール・フレンチとのことなので、友人たちと3人でトライ。

注文を終えて、まず登場したのは突出しの揚げ物。
 野菜を使った「アクラ」というクレオール料理と説明されたが、中はねっとりしたペースト状で、スパイスが効いた香りはインドのサモサっぽい。カラリと揚げたてがとてもおいしくて、これは幸先がいいかも。

前菜にはアシェット・クレオールという盛り合わせを頼んでみたが
 「ちょっと変わったものが入っていますが」と言われた右上の黒い四角、これがブーダンノワールなのだがなめらかでものすごくおいしい!ブーダンノワールと言えば脂身も入ったソーセージだと思っていたが、ここのはまるでチョコレート・ムースのようで、味は脂っぽくないフォワグラみたい。
左側のチキンもスパイスを効かせた皮がパリパリで、サラダ類も美しくてうまし。
 温野菜のソースはアンチョビ入り。
 シュークルートのベーコンやソーセージもすべて自家製だそうで、ベーコンの脂身もしつこくない。奥入瀬の豚を半頭買いしているそうで、この店はシャルキュトリーが得意のよう。
 最後はフレンチらしくはないがパエリアを頼んで、どのお料理にも大満足。

この店の建物、元々は確か歯医者だったと思うのだが、その後アジア料理やイタリアンなど入りながら長続きしなかった。
アーケードからちょっと入って目立たないのが厳しそうだが、おいしいのでがんばってほしい。
クレオール料理がもっと増えてくれるとうれしいので、通って常連にならねば。


と飽食の一週間を過ごしたが、明日からは台湾に行く。
最近コレステロール値が高くてとうとう薬を出されてしまったのだが、あれも食べたい、これも食べたい・・・。 
   
 
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東工大でお花見

2017-04-05 17:55:59 | 国内旅行
早々と開花宣言の出た東京の桜、その後は寒さで一向に咲かず、我が家の玄関前の木など日陰のせいか、昨日でようやく五分咲き、今日の暖かさでやっと満開に近くなった。

天気の良かった昨日は近所なのにわざわざ足を運んだことのなかった大岡山の東工大へ花見に。
東急目黒線の車窓からも見えるが、桜の樹のたくさん植わったこちらのキャンパス、花の季節には開放してくださる。

正門を入って左手に見えるのが本館前の桜並木。
 
昨日の時点でもまだ五分も咲いていなかったが、昭和25年ごろに植えられたという老木に風格があり
 
中には地面に着きそうになっている枝もある。

 
本館横には大きな芝生の一角があって、ここは家族連れなどでいっぱい。
  
 
種類の異なる桜の花色の違いを楽しめる。

 この日はちょうど入学式だったので、スーツ姿の学生や父兄もぞろぞろ。
自分はここの卒業生ではないけれど、入学式の時はやっぱり桜が咲いていたっけ、とはるか大昔を思い出す。

初めて入ったキャンパスの中、小汚い(失礼)部室など並ぶ中をさらに奥へ歩いて行くと
 なにやら先端研究をしているらしき校舎などもあって、さすが東工大。

 
奥の方では人の姿も少なくて、目黒区でこの環境とはなんと贅沢なこと。

この日は結局4駅分を歩いたが、往復してやっと12000歩。
目黒線、駅間が近すぎ。


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オマーンの王様コレクション

2017-04-04 18:21:24 | 中近東/北アフリカ
オマーンは絶対君主制の国。
現在の国王、カーブース・ビン・サイードの肖像は国中いたるところで見ることができる。

  
ホテルや商店には写真が掲げられていたり、絵まで描かれていたり。

 
スークやコンビニでもお見かけするし
 
有名ハルワ屋にももちろんいらっしゃる。

 
ビルの壁にも大きな絵が掲げられた王様は若い頃はイギリスの士官学校を出られたそうで
 
そのためか若い頃のお写真は軍服姿。精悍な感じでかっこいい。

この現国王は極端な鎖国主義で国の発展を遅らせていた父親をクーデターで追放し、1970年から開国をして今のような国づくりをしたと言うことで尊敬されているそう。
すべてを直接統治する絶対王政から現在は少しづつ民政に移行させようとしているようで、いろいろブータンの先代国王と似ているかもしれない。

ただし王妃が4人もいた先代ブータン国王とは違い、オマーンの現国王は独身。
若い頃に一度いとこと結婚したが、4年ほどで離婚した後はずっと独り身。噂では女性に興味がないとか。
既に70代後半、ガンを患って闘病中ながら後継者が決まっていないとのことなので、現在は安定しているこの国も将来はいささか心配かもしれない。

ところでこの国の王室、現国王の叔父にあたる先々代はなんと日本女性と結婚していた、と添乗員が教えてくれた。
1930年代のことで、日本に住むことを条件に正式に結婚し、女の子も生まれた。
ところが奥さんは3年ほどで亡くなってしまい、すでに譲位していた王様は子供をオマーンに連れ帰ったものの本人はインドで亡くなり、日本の血の入った子供は王宮の奥に隠されて現国王が即位するまで外に出ることはできなかったとか。
その王女が現在はどうされているのか調べてもわからなかったが、なんという人生だろうか。

ご本人もいろいろ苦労されているだろう王様、
 最後は空港でお見送りしてくださった。


過去の国家元首コレクション:

ブータンの王様コレクション
ヨルダンの王様コレクション
カダフィ・コレクション
アサド・コレクション


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オマーンの製品事情と戦利品

2017-04-03 16:03:31 | 中近東/北アフリカ
オマーンの人口は450万人弱。
日本で言えば静岡県よりちょっと多く、福岡県よりは少ないぐらい。
さらに国土のほとんどは岩山に砂漠なので、コーカサスや中央アジアのように国内産の物を見つけるのは難しいだろうと思っていた。

そんなオマーンの特産品と言えばデイツ。
周り中デイツ畑だったミスファット・アル・アブリーン村では宿にちゃんと地元産品のお土産コーナーがあったので
 
まったく手を加えずに乾燥させただけと言うドライ・デイツとデイツ・ハニーをお買い上げ。
ここの乾燥デイツはちょっと見ゴ〇ブリのようにも見える(笑)が、くどくない甘さでとてもおいしい。
そしてデイツ・ハニーの方は花から採られた蜂蜜と言うわけではなく
 この写真のように完熟したデイツに圧力をかけて絞ったシロップ。黒糖シロップのようでヨーグルトにぴったり、これはもっとたくさん買えばよかった。

ニズワのスークには有名店の他にもたくさんハルワの店があって
 
いろいろな器に入って売られているがどれも大きい。
そんな中、何種類も気前よく試食させてくれた右の店のお兄さんに「一番小さいのはどれ?」と聞いたら
 こんな手のひらに乗るかわいい器入りが出てきた。
1つ0.8リヤル(約240円)で2週間以上日持ちすると言うので持ち帰ったが、サフランやローズウォーターの香りがエキゾチック、甘さもほどほどでおいしかった。

それではパッケージ製品はどうかと言うと、思ったよりもオマーン製があったのはうれしい発見。
  
 
ミネラル・ウォーターだけでもいろいろな銘柄があって、これらはすべてオマーン産。フルーツ・ジュースも無添加100%果汁でおいしい。

移動途中、砂漠の近くのドライブインにもコンビニやミニ・スーパーはあって
 
そんなところは日を遮るために店内はちょっと薄暗く
 チョコレートは冷蔵庫に入っている。

 おやつの小袋は1つ0.1リヤル(30円)。
ソハールはオマーン北部の町の名前なのでこれもオマーン製だが、成型ポテトでお味はいまいち。

都会に戻ればもちろん大きなスーパーがあって、代表は「LuLu」。
 
夜にはまるでパチンコ屋のように派手なこちらのお店。
 
広ーい店内で地元の方々は大量の買い物をしている。

ここで大量陳列されていたのはその名も「チップス・オマーン」。
 
オマーン製ポテチは他にも2種類ほどあったが、「チップス・オマーン」はちょっとピリ辛のチリ味で一番おいしい。

 ザータルは中近東一帯で使われる野生タイムで、これもちゃんとオマーン製。
パンにつけて食べるのが一般的だが、サラダやスープ、野菜炒めや肉のグリルにも合う優れもの。
 オマニ・コーヒーは大好きなカルダモン入り。
これ用の小さな紙コップはラクダ柄。
 帰国寸前に地元のパンを買うのも慣例になったが、オマーンでは普通のピタパンの他にパイのような菓子パンも人気があるらしい。

スーパーの中にはこじゃれたベーカリーもあって
 
量り売りのアラブ菓子を買ってみたが、これは強烈に甘かった。

中東でもう一つ好きなものはレモン・ミント・ジュース。
もちろんお店で飲むフレッシュなものが一番おいしいが、瓶入りもいろいろ出ているので飲み比べてみた。
 
左からオマーン製、UAE製、サウジアラビア製。トロピカーナは炭酸入りでこれもサウジ製。
比べてみるとオマーン製は一番味が濃くて甘さも強い。UAEは色の割に風味があまりなくて、一番さっぱりとおいしかったのはサウジ製。レモン・ミントに炭酸はいらないが、トロピカーナさん、日本でも出してくれないだろうか。

ついでにサウジ製でおいしいのはマームールというデイツ餡の入ったクッキー。
 メーカーもいくつかあるようだが、この全粒粉クッキーは特においしかった。
なぜかこのお菓子はすべてサウジ製なのだが、オマーンのどのスーパーにもあるのは人気があるのだろう。

もう一つデイツ菓子で好きなのはこちら。
 中にナッツが入り、まわりはチョコレートがかかったデイツ。
こちらはなぜかUAE製ばかりで、オマーンのスーパーでは見かけないのでドーハの空港で購入。
結構いい値段で、もっと安いのがあるはずなのに、と思ったらドーハはUAEならぬカタールだった。
  

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