10月19日 続き
厳島神社の裏手にあるロープウェイの看板をくぐるとその先は紅葉谷公園。
無料バスもあるが、まだ緑一色の公園内をしばらく上がって行くとロープウェイの紅葉谷駅が現れる。
片道は1100円。
次々に来る客車に一組づつ乗り込むと高度はグングン上がって島の対岸が見えてくるが、このロープウェイは10分ほどもかかって予想外に乗りでがある。
榧谷駅で乗り換えると今度は30人乗りの客車にお客さんがぎゅうぎゅう。
こちらは瀬戸内海に浮かぶ島々を見ながら4分で獅子岩駅に到着。
ここが標高433m、目の前に宮島の最高峰、標高535mの弥山の頂上が見える。
案内に従って歩き出すと道は意外にも下り坂で、しばらく歩いてやっと登りにかかる。
谷を挟んでロープウェイ駅が見えてくる。
20分ほどかかって弥山本堂と霊火堂のある広場に到着。
霊火堂の中では弘法大師の時代から1200年燃え続けているという火があって、その上にかかる釜のお湯は飲めば万病に効くとか。そう聞いたのは山頂まで上った後だったので残念ながら飲み損ねてしまった。
さらに行くと道は大きな岩の下をくぐり、山頂の大岩が見えてくる。
肉眼ではわからないがここから先日行った下瀬美術館も見えているはず。
大岩の先にはきれいな展望台が造られていて
360度、少しもやっているとはいえ素晴らしい景色。
弥山は厳島神社のご神体。ただし厳島神社は足元にあるのでこの山頂からは見えない。
しばらく休憩したら往路とは違う道を下る。
途中には大日堂や仁王門があって
4つ辻から大聖院方面へ下る。と、この先はずっと急な下りで石段が続く。
途中、鹿に遭遇などしつつ、とにかくひたすら石段下り。途中、結構な人数上がってくる人たちとすれ違ったが、ほぼすべて欧米系の外国人。
ふもとの大聖院まで60分かかったが、この後1週間はふくらはぎが痛むほどハードだった。これを上るとは、さすが欧米系はタフだ。
山から下りると海は満潮になっている。そこで今度は水に浮かぶ姿を見ようと本日二度目の厳島神社参拝。
大鳥居も水に浮かび、記念写真を撮る新婚さんは注目の的。
干潮と満潮ではこれだけ見え方が違う。
しかしこの見事な演出、平清盛のアイデアとか。平家物語を読むと源氏より平家に肩入れしたくなるが、とにかくこの神社の設計者はすごい。
神社の上には五重塔の隣に目立つ大きな建物があるので、次はそこへ。
千畳閣とも呼ばれる豊国神社は豊臣秀吉が建てたもの。
神社なので秀吉が祀られているが、中には宮島名物のしゃもじがいっぱい。
開けた縁台の下には厳島神社が見えるが、それより色付き始めた銀杏の木がきれいだ。
裏からはフェリー乗り場も見える。
最後は観光客でごった返す表参道で卵サンドとソフトクリームを食べて宮島の観光は終了。
宮島は期待以上に楽しめて、やっぱり島に宿を取ってよかった。
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10月19日
早朝6時半、宿の玄関の鍵を開けて外へ。
今朝もまた引き潮に当たって砂浜を歩ける。
対岸を見ると街並みの上にやけに目立つ巨大な白い建物。
気になって調べると平等大慧会なる宗教団体の王舎城なる建物で、「海の見える杜美術館」とやらもあるとか。厳島神社の向かいにこんなものを作るとは、大胆不敵。
今朝は昨日の夕方より潮が引いていて、大鳥居の先まで歩くことができた。
空気がひんやりとして気持ちいい~。
さて、早起きして出て来たのは観光客が多くなる前に厳島神社に参拝するため。
300円を支払って7時に神社の中へ。
まずは客神社でお参り、それから本殿でも手を合わせる。
本殿の前にある高舞台の先から大鳥居を見ると
鳥居の向こうに新興宗教の本部が見えてしまう。
引き潮なので清水が湧き出ているという鏡の池も見えて
早朝のおかげで長い廊下に巫女さん以外にほとんど人影もない。この静けさを味わえただけでも宮島に宿泊した甲斐があった。
水のない反橋や能舞台を見て参拝終了。
出口の目の前には大願寺があるのでついでにお参り。
ここは日本三大弁財天の一つなんだとか。
宿に戻って8時半から朝食。
奇をてらわない正統派の朝食で、お味噌汁のアサリが特においしい。
朝食の後は荷物を預けてチェックアウト。
鹿がうろつく通りではカワハギが150円とか、びっくりするほど安かった。
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10月18日 続き
大竹駅から宮島口まではJRで15分。
JRの駅から少し歩くとフェリー乗り場の大きな建物が見えて、フェリーは2社あるが出発の早いJR西日本フェリーの切符を買う。往復は400円だけれど、今月から入島料が100円かかるようになって合計500円。
桟橋にはすでにお客さんがたくさんいて、フェリーが着いたとたんに降りる人たちと交替で乗り込む。
対岸の宮島まではわずか10分、桟橋に着く前には有名な大鳥居に近づいて、海側から水に浮かぶ様子が見られてラッキー。もう一社を選んでいたらここまで鳥居に接近しなかったらしい。
到着した宮島側の乗り場には本土へ帰る人たちが大行列を作っていて、駅前には修学旅行生の大団体。予想以上の盛況ぶりだ。
フェリー乗り場からは荷物を引きずって5分ほど。
今夜お世話になるのは「菊がわ」さん。
案内されたお部屋は6畳ほどだろうか、すでに布団が敷かれてあとはちゃぶ台1つ置くのがやっとの狭さ。
しかし宮島の旅館はどこも驚くほど高くて、ここは夕食なしで一人13,500円とこれでもぐっとリーズナブルなお宿。内装はリニューアルして間もないのかとてもきれいで、フェリーから近く、静かなのもよかった。
荷物を置いたら今日は軽く散歩、と宿から近い町屋通りを歩いてみる。
本当の町屋の間にお店がぽつん、ぽつんとある静かな通りで、軒先にかかる献灯の絵が一つ一つ違ってかわいい。
通りの端まで行くと目の前に厳島神社の五重の塔が見えてきた。
ここから海岸の方へ行くと
潮が引いていて砂浜が見える。フェリー乗り場の観光案内所では今日はあまり潮が引かないので大鳥居までは歩けないかも、と言われたけれど
何のことはない、鳥居の下に人がいっぱい。海側から見た時は陸から離れて見えたが、歩いてみれば大した距離ではなくて、足を濡らすこともなく大鳥居の真下まで行くことができた。
干満の差は3mほどあるそうで、引き潮がちょうど夕暮れに当たったのは運が良かった。
厳島神社を外から一回りして、そろそろ夕食を、と宿でもらった食事処マップを見るが、水曜日はただでさえ少ない夕食の摂れる店のいくつかはお休み、ここならと入った所は18時なのにあと30分で閉店と言われてしまった。
そこで表参道商店街でほぼ唯一開いている店にしばらく待たされて入店。
入ってみると我々を除いてはほぼすべて外国人観光客。日本人はほとんど旅館で夕食なのだろうが、宮島のインバウンド率は想像以上に高い。
ここでいただくのはもちろん穴子。
サラダに付いてきたいりこ味噌のドレッシングもタコ天もおいしかった。
食後は神社がライトアップされているというので西松原までまたお散歩。
が、意外に地味なライトアップでちょっと肩透かし。
帰りの商店街はとても静かで、大型旅館の修学旅行生たちだけがにぎやかだった。
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2023年10月18日~10月22日 広島・岡山の旅
10月18日
今回の旅の始まりは羽田から9時出発のANAの飛行機で。
沖止めのB737-800は7割ほどの搭乗率。
東京湾アクアラインや雪帽子をのせた富士山を見るうち、1時間40分で山口県の岩国到着。
岩国錦帯橋空港はボーディングブリッジが1つしかない小さな空港。
すぐにタクシー乗り場に行ったが待機している車はなく、電話で一台お願いして待つ場所を指定されるとそこには英語の標記しかないのには驚いた。
空港から広島方面への道は片側一車線で混んでいて、海沿いにはずっと工場が続く。
30分ほどで大きな公園が見え、子供の遊具などがある向かい側に目指す下瀬美術館の入り口があった。
下瀬美術館はまだ今年の3月に開館したばかりの美術館。
最近活躍の目覚ましい坂茂さんの設計で、最近の我々は彼の作品の追っかけと化している。
大きな木の下にいるようなロビーを通り抜け、庭に出るとレストランがある。
ここでお昼を食べようと思っていたのだが、もう予約でいっぱいとのこと。まだ新しいし、平日だからお客もあまりいないだろうと思ったのが甘かった。辺鄙な場所なのに若いお姉さんからおば様方まで、見学者はかなりいてびっくり。
予定変更、ロビーのカフェで坂さんらしい紙管の椅子に座ってホットドッグのランチ。
お腹を満たしたら美術館の見学へ。
廊下の先、左手が大きな展示室。
訪問した日には四谷シモンと金子国義の展覧会を開催中。この二人は澁澤龍彦や三島由紀夫とも親交があったそうで、
なんとも怪しい世界。金子の絵はバルテュスにも似ている。
廊下の右手には水の上にカラフルなコンテナが並んでいて、それぞれが短い廊下でつながっているが、これらのコンテナは展示内容によって並び替えることができるとのこと。
この日は美術館収蔵品の展示室になっていたが
美術館創設者のコレクションは日本人形からエミール・ガレのガラス器や家具、日本画、洋画といささか取り留めがない。
コンテナ群の先から外に出ると、ガレの庭と称する庭園がある。
ここには色鮮やかな花がいっぱいで、その先には海と島々が見えてとてもきれい。
庭園の先、木々の向こうにはヴィラが見えるが、これらも坂茂さん設計の宿泊棟で、一つ一つ内装が違うらしい。しかしこれらのヴィラ、一番安くて二人二食付きで18万、一番広い部屋は45万とお高い。
展示室の横にはピラミッドのような丘があって、その脇を上がると建物の屋上に出ることができる。
目の前に見える大きな島が宮島で、正面の景色は確かに見事だけれど
右手を見れば工場が立ち並び、山側にはごく普通の住宅やショッピングモールが見える。
美術館はともかく、よくぞこの場所に高級リゾートを作ったものだ。
と、いろいろな意味で感心しつつ
ショッピングモールの前から「こいこいバス」で最寄りの大竹駅へ出た。
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日本国内も、特に温泉にはまってからは結構旅してきたが、なぜか山陽道だけが未踏破で残ってしまった。
そこで友人を誘って広島、岡山に初めて足を踏み入れたのだが、広島で面白かったのはとにかくカープ一色だったこと。
マンホールの蓋からしてカープ坊や。
たまたま乗った市電がカープ車両で
カープ坊やと、もう一つの謎のキャラクター、スラィリーがお出迎え。
車内もカープ一色で、リーグ優勝した年が出ていたけれど、滞在していた時はちょうどクライマックスシリーズ開催中。結局負けてしまったのが残念。
市電だけではなく、JRの普通車両にもカープ塗装。
それ以上にびっくりしたのは車内放送にカープの選手の声が流れること。
東京では山手線でジャイアンツやスワローズの選手に案内放送されることなんてない。
広島駅のお土産品売り場には当然カープ商品がてんこ盛りで
おしゃれな帆布バッグ屋さんにも
老舗のちりめん屋さんにもカープものがしっかりある。
広島でカープ以外の球団のファンになるのは難しいだろう、なんて思ってしまった。
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ジョージアは犬天国。
どこに行っても繋がれていない犬たちがうろうろ、ごろごろしていて
トビリシの中心地でもこの通り。耳にタグが付いているのはちゃんと予防接種をしてもらっている証らしい。
幹線道路沿いのガソリンスタンドにも犬がいっぱい。
でも誰も気にしていないし
観光地でもごろごろ。
ハイキングに行けば付いてくるのが必ず何頭かいて
一緒に景色を眺めたりする。
メスティアの峠のカフェにもいるし
シハラ氷河へのハイキングでは何頭もの犬たちが次々に来るグループにまとわりついていたが、こいつらは何かおいしいものがもらえるんじゃないか、といささか意地汚い。
宿にも必ず犬がいて
しかしこの無防備さはいかがなものか。
大体ジョージアはどこに行っても動物がうろうろしている国で
田舎に行けば牛が勝手に歩いているのは当たり前、豚まで道を歩いている。
その割に猫を見かけることはほとんどなくて、トビリシの屋根の上にいたのと
クタイシの市場にいたぐらい。猫たちは家から出してもらえないのだろうか。
トビリシの街中のパブリックアートがかわいい。
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仏像友達(?)、Trintrinさんに教わって、半蔵門ミュージアムに初めて行ってみた。
場所は地下鉄半蔵門駅すぐ上。
立派なビルの玄関に入るとすぐに受付があり、初めての来館だと告げると丁寧に館内の案内をしてくださる。そしてこのミュージアム、なんと入場無料なのだ。
館内は撮影禁止なので以降の写真はパンフレットからのものだが、展示室は地下1階にあって、薄暗い中、絶妙にライティングされてまず迎えてくれるのはガンダーラの浮彫たち。
7点ほど並んだこれがどれもとても石を彫った物とは思えないほど繊細な表情で、驚くほどの高品質。
そして次に迎えてくれるのがこのミュージアムの目玉、運慶作と推定される大日如来像。
思ったよりも小さな像だが、威厳がありながら優美で見飽きることがない。運慶作だろうとなんだろうと、素晴らしい仏像。
常設展に続いては特別展で、現在は堅山南風の「大震災実写図巻」が出ている。
これは今年が関東大震災からちょうど100年だからの展示だが、一見コミカルにも見える墨絵がよく見ると悲惨な状況を映していて、中には震災後の自警団によるリンチの絵まであるのだが、ここだけはオリジナルの展示はなく、小さな写真だけ出しているのは何に対する忖度なのだろう。
展示室は小さいがとにかく質が高く、エレベーターで3階に上がるとこちらには立派なシアターがある。
フカフカの椅子で拝見したのは「大日如来坐像と運慶」という20分ほどの映画。これがまたお金をかけて作っているのがすぐにわかるいい出来。
2階には絵葉書と書籍を並べたショップがあって
ここで思わずこんな本を買ってしまった。
何年か前に運慶と快慶の展覧会を続けてみて、天才運慶のすごさに圧倒されたのだ。
短い時間ながら上品な半蔵門ミュージアムを堪能させていただいたが、この美術館の母体は「真如苑」なる仏教系の宗教団体。
幸いにして美術館内に宗教臭さはないが、ここといい、以前訪れたことのあるMiho Museum、あるいは熱海のMoa美術館といい、新興宗教はどれだけ集金マシーンなんだ、と考えずにはいられない。
欧米でも歴史ある大きな教会には立派な美術館が付属していることがよくあるが、私設美術館はたいてい大富豪の個人美術館で新興宗教団体のものは見たことがない。
日本の宗教法人がそれだけ税制で優遇されている証拠だと思うが、最近また騒がれている某宗教団体のようによその国に持って行かれて怪しい一族に贅沢されるよりはましだろうか。
なにはともあれいい目の保養ができて、Trinさんに感謝。
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2年ぶりに復活のポスト・コレクション。
まずは国内各地から。
ペンギンさんがいっぱい乗っているのは旭川の旭山動物園内のポスト。
秋田県は鷹巣駅前のポストの上には太鼓が乗っているが、これはこの町にギネスに認定された世界一の大太鼓があるからなのだそうな。
新潟の佐渡で見つけたのはかなり強引な感じ(笑)のトキのポスト。
昼神温泉のポストは夜空に星が散らばっているが、これはこの温泉地が星空観賞を売りにしているから。
その下の温泉には小さな黄色いアヒルが見えるが、これはかなり以前、Tokioの番組に出ていたアヒル隊長じゃないだろうか。
昼神温泉から移動した妻籠宿には周囲の景観に溶け込んだ素敵な郵便局があって、中は小さなポストの資料館になっているが、表にある激渋ポストはちゃんと現役だと思う。
さて、昨夏からようやく復活した海外旅行、初訪問の国はまだないのだが、この夏に行ったジョージアのポストは宿題になっていた。と言うのも以前コーカサス3か国を周遊した時、この国のポストだけは見つけることができなかったから。
そこでメスティアの街を散歩した時、キョロキョロしていると
建物の2階に折り紙の鳥のような郵便マーク発見。
階段を上がってみると小さな一部屋が郵便局で、親切にも写真を撮らせてくれた。
ここでジョージアの切手を買ったが、局内には残念ながらポストはなし。
ジョージアにポストはないのか、と落胆していると、トビリシを散歩している時、ガイド君が見つけて教えてくれた。
土産物屋の店頭にこっそりあったこのポスト、とてもかっこいいが、これは教えてもらわなければ気が付かない。
他ではまったく見かけることはなく、はたしてこれが観光用なのか、他にもこの形で街中に存在しているのかはわからずじまい。
このポストからガイド君にジョージア語と日本語でメッセージを書いてもらった絵葉書を投函。
すると2週間かけて無事に日本に到着。
とにもかくにも宿題は果たされたのだった。
ふみの日記念 ポスト・コレクション
ポスト・コレクション 2
香港のポスト
ポスト・コレクション 4
ベトナムのポスト
バングラデシュのポスト
キプロスのポスト
ポスト・コレクション 8
モロッコのポスト
ポスト・コレクション 10
タジキスタンのポスト
ポスト・コレクション 12
ポスト・コレクション 13
ポスト・コレクション 14
ポスト・コレクション 15
ポスト・コレクション 16
ポスト・コレクション 17
ポスト・コレクション 18
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先週のこと、父のご機嫌伺いのついでに思いついてマザー牧場へ行ってきた。
房総半島の真ん中へん、内房の富津市にあるマザー牧場。
中学の頃に一度来たことがあるような気がする(記憶が曖昧)が、だとすると半世紀ぶり!
ここは1962年創業と歴史があるのだ。
高速を降りてからすれ違いも難しいような山道を上がってたどり着く山の上の入り口。ゲートの脇からは東京湾が見える。
入場料は大人1500円だけれど、子供800円はともかく犬700円にびっくり。それでも平日のこの日、子供連れよりも犬連れの方が多かったかもしれない。
ちょうどお昼だったのでまずはレストランでランチ。
車内のラジオでレトルトカレーの話を聞いていたので思わず頼んでしまったカレー。
大人向けでも辛くはないが、ちゃんとスパイスがたってなかなかおいしい。
食事を終えて外に出ると目の前にアグロドームなる施設があって、ちょうどショーが始まる時間だったので入ってみる。
お客さんの大半は遠足で来ている小学生たち。
やがてステージの上に山羊が一匹出てきてショーがスタート。
と言ってもこのステージ上に動物たちが上るわけではなく
後ろのカーテンが上がるとガラス窓があって、その向こうにシープドッグに追われた羊やら山羊、アルパカ、牛などが出てくる仕掛け。
20分ほどでショーは終了、浅草の花屋敷なみの遊園地の横を通って先へ進むと
眼下にピンクの帯と、実はこれが見たくて来たコキアのすでに黄色くなった群落が見える。
ピンクは何だろう、と坂を下ってみると
これは「桃色吐息」という名前のついたペチュニアだそう。
その先、グランピング施設の麓にあるのがコキアの群落。
真っ赤なコキアを期待して来たのだが、これが黄色に変わってしまうとは知らなかった。
中の方にはまだ赤も残るモコモコしたコキア、近くで見るとなるほど和名の「ほうき草」の通り、これに柄を付ければそのままほうきになる。
園内には他にもパンパスグラスや曼殊沙華も見えて
やっと秋が実感できるようになった。
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9月13日
鎌先温泉から白石市内まではバスがあるが、待つのが面倒になってまたタクシーを呼んでしまった。
今回の宮城ではまた旅行支援があって宿代は3000円引き、クーポンが1泊2000円づつ付いたのでこれをタクシー代に充てようと思ったのだが、このクーポンがなんとも使いにくくて、紙でもらったら適用される店がほとんどなく、電子クーポンにしようとすると指定されるSTAYNAVIになぜかログインできない。
結局使わずに終わってしまって、元々あることも知らない旅行支援だったとはいえ使えなかったのはくやしい。
使う度に仕組みが変わる旅行支援、観光業の方々も大変だっただろう。
そのタクシーでやってきたのは白石城。
元々は蒲生氏郷の家臣が建てた城を伊達政宗の家臣の片倉小十郎が大改修し、その後は明治維新まで片倉家の居城だったそうだが、明治の初めに取り壊された。
なので今はほとんどただの公園なのだが、昔の本丸はこんな姿だったとのこと。
現在は天守閣と大手門だけが1995年に復元されているが、最近はちゃんと日本古来の建築様式で再現するので、この天守の中も木組みがきれい。
中では甲冑を着て記念撮影ができる、なんてこともやっているが、平日では見学者も少なくて、いたのは中華系の団体だけ。受付で聞くと「中国ではなく台湾からのお客さん。今日はキツネ村が休みなのでこっちに来ているんです」って、他にどこをまわるのだろうか。
小さな天守閣なので最上階まですぐに上れて
白石市を上から眺める。
門の外にはビデオの上映などしているミュージアムがあるが、カフェでお茶だけして見学終了。
白石市のキャラクターは「こじゅーろうくん」らしいが、ポチとこけしが競合している。
お城から下りたら途中に何かないかと歩いてみたが、ほとんどお店もなくてJR白石駅に到着。
駅前でお昼を食べようと思ったが、あてにしていた店が休みだったので暑い中をテクテクと歩いて
きちみ製麺へ。
立派な売店の裏に光庵という食事処があるので
ここでもちろん温麺(うーめん)。
と言っても暑いので冷たい鶏そばにしたらお出汁を凍らせた氷が入っていて、冷たいのもおいしかった。
食後はまたタクシーで白石蔵王駅まで。東京までやまびこでもあっという間で、暑かった9月の旅は終了。
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