桜は少し期待外れだった皇居東御苑だが、ここも新宿御苑同様、植物園のように様々な樹木が植えられ、丁寧に名札が付けられている。
大手門を入ってすぐに目につくのは鮮やかな濃い赤色のボケの花。
三の丸尚蔵館の隣にはお土産売り場があって
ここは下々のためにクリアファイルが200円とかとてもリーズナブルなお値段。そのためか大にぎわいなのだが
その近くに植えられている和紙の原料のミツマタ。
黄色の他にオレンジの花もあってとてもきれい。沈丁花に似ていると思ったらやはり同じ科に属するらしい。
ここもきれいに花が咲いていたのは小さな果樹古品種園。
桃のピンクが華やかで、ここは外国人たちの撮影スポットとして大人気。
白いのは梨の木、古品種とはどんな実がなるのだろう。
富士見多聞の周りにはシャクナゲがもう咲きだしている。
もう何も残っていないけれど、天守台は大人気。
石垣を愛でようと近寄ると、その向こうに目立つ建物が。
香淳皇后の還暦祝いに建てられた桃華楽堂という音楽堂だそうで、皇后のお印の桃の木が周りに植えられているが、この建物はどこぞの新興宗教の施設のようでまわりに全くそぐわない。
が、江戸城跡のこの広い敷地には石垣と
警護のための詰所である番所が残るだけ。
江戸城は何度も火災にあって、明治以降は建て直されることもなく跡形もなくなってしまったそうだが、二条城などを見ても江戸城が残っていたらどれだけのものだったか。
ところで丸の内に出かけたのは三菱一号館美術館で開催中のこちらを見るため。
「ルドン ― 秘密の花園」
こじんまりとしたこちらの展示室はルドンの版画を見るのにぴったりだが、後半はもちろん華やかな花の絵が並び、目玉はオルセーからの「ドムシー男爵の食堂装飾」。(写真はHPから)
ずいぶん昔にオルセーに行った時も15枚のパネルを並べたこの装飾画は一番印象的だった。
そしてこの食堂の中央には本来大きなパステル画が一枚あって、これが現在は三菱一号館の所蔵とのことでこちらは初めて見る。
「グラン・ブーケ」は248x163cmもあるが、パステルでこんなに大きな絵は他にあるのだろうか。
鮮やかなブルーの花瓶と、そこに活けられた色とりどりの花々にうっとり。
会場の広さのため15枚のパネルは2室に分けられ、「グラン・ブーケ」はまた別の部屋で展示。
ここだけは撮影可能な部屋に複製が元の配置に並べられていたが、小さな部屋のサイズに合わせて縮小されているので本来の部屋の雰囲気は感じられず残念。
50代になるまでは黒一色の版画ばかり制作していたルドン、漠然と引きこもりの暗い人物を想像していたが、会場の説明を読むと結構裕福な家に生まれ、若い頃からパリの文化サロンなどを通じてインテリ層の一員だったらしい。
画家としても生前から評価され、レジオン・ドヌール勲章を受章しているなど、決して貧乏で苦労した人ではなかったよう。
でなければあんな夢のような花は描けないか。
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大手門を入ってすぐに目につくのは鮮やかな濃い赤色のボケの花。
三の丸尚蔵館の隣にはお土産売り場があって
ここは下々のためにクリアファイルが200円とかとてもリーズナブルなお値段。そのためか大にぎわいなのだが
その近くに植えられている和紙の原料のミツマタ。
黄色の他にオレンジの花もあってとてもきれい。沈丁花に似ていると思ったらやはり同じ科に属するらしい。
ここもきれいに花が咲いていたのは小さな果樹古品種園。
桃のピンクが華やかで、ここは外国人たちの撮影スポットとして大人気。
白いのは梨の木、古品種とはどんな実がなるのだろう。
富士見多聞の周りにはシャクナゲがもう咲きだしている。
もう何も残っていないけれど、天守台は大人気。
石垣を愛でようと近寄ると、その向こうに目立つ建物が。
香淳皇后の還暦祝いに建てられた桃華楽堂という音楽堂だそうで、皇后のお印の桃の木が周りに植えられているが、この建物はどこぞの新興宗教の施設のようでまわりに全くそぐわない。
が、江戸城跡のこの広い敷地には石垣と
警護のための詰所である番所が残るだけ。
江戸城は何度も火災にあって、明治以降は建て直されることもなく跡形もなくなってしまったそうだが、二条城などを見ても江戸城が残っていたらどれだけのものだったか。
ところで丸の内に出かけたのは三菱一号館美術館で開催中のこちらを見るため。
「ルドン ― 秘密の花園」
こじんまりとしたこちらの展示室はルドンの版画を見るのにぴったりだが、後半はもちろん華やかな花の絵が並び、目玉はオルセーからの「ドムシー男爵の食堂装飾」。(写真はHPから)
ずいぶん昔にオルセーに行った時も15枚のパネルを並べたこの装飾画は一番印象的だった。
そしてこの食堂の中央には本来大きなパステル画が一枚あって、これが現在は三菱一号館の所蔵とのことでこちらは初めて見る。
「グラン・ブーケ」は248x163cmもあるが、パステルでこんなに大きな絵は他にあるのだろうか。
鮮やかなブルーの花瓶と、そこに活けられた色とりどりの花々にうっとり。
会場の広さのため15枚のパネルは2室に分けられ、「グラン・ブーケ」はまた別の部屋で展示。
ここだけは撮影可能な部屋に複製が元の配置に並べられていたが、小さな部屋のサイズに合わせて縮小されているので本来の部屋の雰囲気は感じられず残念。
50代になるまでは黒一色の版画ばかり制作していたルドン、漠然と引きこもりの暗い人物を想像していたが、会場の説明を読むと結構裕福な家に生まれ、若い頃からパリの文化サロンなどを通じてインテリ層の一員だったらしい。
画家としても生前から評価され、レジオン・ドヌール勲章を受章しているなど、決して貧乏で苦労した人ではなかったよう。
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