Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 9 Durness ~ Ullapool

2024-06-24 13:13:54 | ヨーロッパ

5月23日

ダーネスの村にはビーチの他にもう一つ見どころがあるので、ここを離れる前に見に行く。

駐車場から下をのぞき込むと入り江が見えて
 
階段で下に降りることができる。
 
すると崖の下は洞窟になっていて、ここがSmoo Cave。

入り江の形からも想像できる通りここは天候の悪い時には絶好の避難所だったのだろう、発掘するとバイキングたちの遺物や作業跡が見つかるのだそうだ。
が、ここが面白いのは右手の奥。
 崖に穴が開いていて、上から水が滝になって落ちてくる。
昨晩から続く雨のせいもあるのだろう、かなりの水量で小さいけれどすごい迫力。

 
洞窟内に空撮の写真があったので、上に戻ったら道路を渡って滝の落ち口を見に行く。
 
小さな橋の上から覗けば落ち口がよく見える。流れてくる川の水が茶色のはこの周辺の土壌にピート(泥炭)が多いため。

ダーネスを離れて雨の中、海岸沿いの道を行く。
西海岸に回って、次にやって来たのは景色が良いというScourie Bay。

海は澄んだ水色だけれど、雨の上に強風も吹いて、気温の8℃より寒く感じる。
 
駐車場の脇にバードウォッチング用の小屋があるのですぐに避難。鳥好きの皆さんはここで一日過ごすのだろうが、今日は鳥の姿もほとんど見えない。

 羊たちに行く手を遮られながら先に進むと
 
ここも天気が良ければさぞや景色がいいだろうLochlannachにやってきた。
スコットランドも北部では標記も英語とスコット語の併記。
スコット語はゲール語かケルト語か、とスコットランド人の友人に聞くと、言葉はゲール語、ケルトは言語というよりケルト文化圏だという解説。ケルト語族の一つがゲール語という説明もあり、いずれにせよ英語とはまったく違って文字を見てもわからない。

湖にかかる大きな橋を渡って
 
また別の入り江でトイレ休憩。水辺にはホテルがあるけれど、小さな小屋では手工芸品を売っていて、こんな所で、とちょっと驚く。

さらに行くとAssyntという所に廃城が見えた。
 
 
15世紀後半に作られたこの城、17世紀には廃墟になったらしいが、ここにはイギリス人が大好きな幽霊が出るらしい。
スコットランドにはやたらに城があるが、敵は外国人ではなく、部族同士の争いが多かったよう。日本の戦国時代のようなものだろうか。

 
雨はやんだが相変わらず低い雲が垂れこめる中、ようやく町らしい町が見えてきて、お昼過ぎに本日の目的地、Ullapoolに到着。


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コメント
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