Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

独裁の崩壊

2024-12-12 13:44:42 | 雑談

アルバニアでお世話になったガイド氏は40代半ば。
なので共産党独裁時代も経験しているが、まだ子供だったし、両親がしっかりしていたので苦労はしなかったと言う。

そんな中、印象に残っているのはある日お母さんがとても幸せそうな顔をしていた時のこと。
その頃、食料はすべて配給制で、卵は一家族に一週間5個、それが7個になったのがうれしい、と喜んでいたのだそうだ。

アルバニアにそんな独裁体制を敷いたのはもちろん悪名高いエンヴェル・ホッジャ。
しかし晩年は病気で、実際に権力を握っていたのは奥さん、そもそもこの奥さんが旦那を支配していて、国中にバンカーを作らせたのも奥さんじゃないかと言われているのだそうだ。

そんなホッジャは普通に病死、奥さんもつい4年前に99才で死んでいるそうなので、独裁者としては平穏な最後だったと言えるだろう。
アルバニアが大変だったのはむしろその後の共産党独裁の崩壊後。
国中がねずみ講に巻き込まれて経済破綻してしまったのは有名な話。アルバニア・マフィアはいるし、汚職もひどいとのこと。
ガイド氏に言わせると政治が安定しないので有能な人材はどんどん海外に移住してしまい、「何のための民主化だったのか」と現在の政治情勢にはかなりお怒りの様子。

アルバニアに限らず、強烈な独裁崩壊後の国はなかなか安定せず、むしろ治安が悪化する国も多いように見える。
イラクしかり、イエメンやリビアもひどい状態が続いている。

そんなわけで今一番関心があり、心配しているのはシリア。
独裁者アサドがとんずらしたのはいいが、これまでばらばらに活動していた反政府勢力は仲良く国づくりをしていけるのだろうか。

イエメンもリビアもシリアも幸いにして訪れる機会があったが、どこも平和でさえあれば観光資源に恵まれた魅力的な国で大好きになった。
これらの国を再訪できるようになるのはいつだろう。


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パスワードと暗証番号

2024-09-15 16:59:57 | 雑談

我が父は今年93才。
今もPCを使い、スマホを持っているのがご自慢。
らしいのだが、このスマホが家族には大迷惑。

足が弱って外は出歩けないのだから携帯は必要ないのだが、スマホの画面をいじりまわす。
あげくに設定を変えてしまったり、怪しげなアプリをダウンロードしてしまって、肝心な時に電話が掛けられなかったり、受けられなかったりする。
おかげで何度ソフトバンクに駆け込み、店員の時間を取った挙句に「これは初期化するしかないですね」と言われたことか。

先日もまた電話が掛けられなくなったというので店に行って調べてもらうと、クレジットカードからの支払いが止まっていたのでスマホの機能も止められたとのこと。
そこでクレジットカードを使ってみるとこれが使えない。どうやら何か不正を探知して止められたらしいのだが、最近はなんでもメールで通知が来る、これをチェックしていないのでそのままになってしまったらしい。

と、ここからが大変。クレジットカードのことを問い合わせようとするとHPにはパスワードが必要、電話には暗証番号が必要。ところが年寄りは「どちらも知らない、覚えていない」でもうお手上げ。なすすべがない。

先日の自分のカードの不正利用もあってセキュリティーが厳しくなるのは仕方がない。
しかしこうなにもかもパスワードと暗証番号、メール連絡になってしまうと年寄りには付いて行けない。
そういう自分がもう年寄りなので全部書き留めておかないと忘れてしまう。
メモを残すな、パスワードを使いまわすな、なんて盗まれるリスクよりも忘れてしまうリスクの方がはるかに高い。

こんなSNSを使い、新しいアプリも便利そうなものは入れるようにしているのも時代に置いて行かれないため。
いつまで付いていけることか。

それにしても父よ、スマホはもう諦めて固定電話にしてくれ!


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スコットランド・ミステリー

2024-08-15 16:21:43 | 雑談

スコットランド、特にシェトランドまで足を運んだ大きな動機の一つはアン・クリーブスのミステリーシリーズ、「シェトランド」であったことは何度も書いた通り。
しかしスコットランドを舞台にしたミステリー小説は他にもいっぱいあって、渡航の前、帰ってからも何冊か読んでみた。

NC500で巡ったスコットランド北部の田舎を舞台にしているのはM.C.Burtonの「ハミーシュ・マクベス」シリーズ。
 名前からしていかにもスコットランド人のハミーシュは田舎巡査のままでいたいばかりに実は鋭い頭の持ち主なのにわざと怠惰を決め込んでいる。しかし周りで殺人が起こればちょっと間抜けな振りをしつつ解決してしまうという、コミカルなコージー系のミステリー。
1作目はあまり感心しなかったが、2作目 、3作目は結構面白くて、旅行をした後では田舎の村で魚釣りをして過ごしたいというハミーシュの気持ちもよくわかる。

スコットランドで一番の人気らしいのはスコットランド人作家、イアン・ランキンのエジンバラを舞台にしたリーバス警部シリーズ。
 リーバスは軍隊での特殊訓練によるトラウマを抱えていて、1作目はこれがちょっと暗すぎ、主人公の性格もひねすぎていてつらかったが、シリーズが進むにつれて性格は改善するらしい(笑)。3作目はリーバスが事情によりロンドンのスコットランドヤードに出向になる話で、これはイングランドでのスコットランド人の立場や感情がわかって一番面白い。スコットランド人の友人もファンだと言っていたし、もう何作か読んでみてもいいかも。

逆にイングランド人がスコットランド、しかもシェトランドのアンスト島に出向くのはフランシス・ロイドのジャック・ドウズ警部シリーズの1作。
 その名も「シェトランド・キラー」では島の古城で殺人事件が起こるが、プロットはいささか強引、家にいた奥さんまで出向いて巻き込まれるのはいくらなんでも無茶すぎる。

このプロットはありえない、と指摘しているのはシェトランド観光局のHP
なにしろ本とTVシリーズのおかげで実は英国内でももっとも殺人事件の少ないこの島なのに、シェトランドに行くというと「殺されないように気を付けて」なんて冗談を言われてしまうほどミステリーで有名になってしまった。
 なので本屋の棚にはアン・クリーブスの本を始めミステリーがずらり。
去年はクリーブスの肝いりで有名ミステリー作家を何人も招いた Shetland Noir というイベントまで開催したのだとか。

このHPの記事でも取り上げられ、本屋にも並んでいたのはマルサリ・テイラーという作家のキャス・リンチを主人公にしたシリーズ。
 作家は現在もシェトランド在住、なので帰ってから読むと情景がまざまざと思いだされて実に楽しい。ミステリーとしてのプロットもしっかりしているし、ヨット乗りの主人公も魅力的で、このシリーズはもっと読みたい。

と、どれも日本ではマイナーでなかなか入手できそうにない本だが、そこはアマゾンとKindle 様様、今では簡単に原書が読める。
帰ってからもまだまだスコットランドを楽しめるのだ。


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カードの不正利用

2024-08-05 10:39:12 | 雑談

朝、スマホのメールをチェックするとクレジットカード会社からの連絡。
「不正利用の疑いがあるので連絡せよ」って、なに~。

サイト利用履歴をチェックしても疑わしいものはないので、「この連絡こそ詐欺じゃないのか」と疑心暗鬼になりつつも電話連絡。
すると「今朝、アメリカのオンラインで買い物をしましたか」って、してません!

一件は請求のあった時点で支払いストップ、もう一件は支払われたがすぐに戻してもらえるとのこと。
普段アメリカのオンライン・サイトなど利用しないので発覚したようだが、すぐに不正利用と判断して連絡してもらえるとはたいしたもの。
しかしカードは当然その場で利用停止、あちこちに登録してある番号は新しいものに更新しなければならないのが面倒だ。

それにしてもどこで情報が流出したのか。
最近このカードを使ったのは国立西洋美術館の売店とオンラインチケットのサイト。
チケットサイトが怪しいか。
皆様もお気を付けください。


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酷暑脱出

2024-07-09 19:13:14 | 雑談

スコットランド旅行記はまだまだ続きますが

 ただいま成田。

カレー食べて涼しい所に脱出します。

 

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2024年の幕開け

2024-01-04 15:17:47 | 雑談

あけましておめでとうございます。

2024年は年明けからいきなりの大波乱。
元旦には地震速報で震度7を見てびっくりしていると、家中のスマホがウィンウィン警報を鳴らし始めて大騒ぎ。
やがて大津波警報が出て、東日本大震災はもちろん、2004年に自身が遭遇したスリランカの津波をいやでも思い出す。「津波は何波もやってきます」とTVが必死に警戒を呼び掛けていたが、真っ暗になってしまった後はどれだけ恐ろしかっただろうか。
北陸の皆様には心からお見舞い申し上げる。

元旦の正月番組がすべて吹っ飛んでしまって、TV局の皆さんもがっかりしているだろう、などとのんきなことを言いつつ、それでもなんとか普通に戻った2日のTVを見ていると、今度はなんと羽田の事故。
決定的瞬間の映像が何度も流れて、まだ新しい機体がみるみる炎に包まれて行くのを見るのは飛行機好きとしてはなんともつらい。
海保の5人が亡くなられたとはお気の毒だが、JLの乗客乗員全員が無事だったとのニュースには思わず拍手してしまった。

そんな大事件続きの正月だったが
 我が家ではおかげさまで無事にお節を食べることができた。

2日にはもうお節も餅も片付いて
 ランチは年賀状を買いに行った郵便局で見つけた大江戸カレーに北の富士カレー。後者はなんと販売者が日本大相撲協会、北の富士さん自慢のレシピは本来はもっと辛いらしいが、一般向けにちょっとマイルドにしたカレーはそれでもしっかりスパイスが効いてとてもおいしい。

日本のみならず、世界のあちこちで大変なことの続く2024年1月だけれど、この後は少しでも状況が良くなってくれることを祈る。


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スマホ利用の進化

2023-12-13 11:49:45 | 雑談

ビザ申請の件で書いた通り、いまや海外旅行にスマホは必需品。
しかし考えてみれば旅行中にスマホが手放せなくなったのはごく最近のことだ。

まず団体旅行であれば行動中のスマホは不要。
みんなにくっついて行くだけで安全安心に旅行できてしまう。
旅行中に連絡を取り合うような家族でもないので、電話を使うこともまずなかった。

そのうちにホテルでWiFiが無料で使えるのが当たり前になり、個人旅行中に翌日のことを調べたり、ちょっとした予約を入れたりするようになった。
それでもホテルでネットが使えれば十分だと思っていた。

現地SIMの便利さに目覚めたのはポーランドに行った時。
遅ればせながら初めてウーバーを利用してその便利さに感動したのだ。
その他にもポーランドには移動に便利なアプリがいろいろあって、しかも現地で買ったSIMが6GBで150円ととんでもなく安くて、以来個人旅行の際にはSIMを購入するようになった。

で最初はSIMを入れ替えていたのだが、そうすると普段日本で使っている電話を受けられなくなる。
以前はそれでまったく問題なかったが、親が年を取っていつ何が起こるかわからなくなってきた。緊急連絡が受けられないと困るので、電話用と現地SIM用、スマホを2台持つようになった。

スマホはそれほど重いわけではない。とはいえ2台持ってさらにカメラなど持つと肩が凝る。
そこで今回はデュアルSIMで片方はeSIMを使ってみた。
今回はアプリが必要なAiraloなる会社の物を使ってみたが、日本にいる間にいろいろ設定して、現地に着いて電源を入れるとちゃんと2本のバーが立った。
年寄りでもなんとかなるものだ。

めまぐるしく変わるスマホ事情だけれど、使えればやっぱり便利。
なんとか食いついて行かなければ。


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安井浩美さんのアフガニスタン報告

2023-07-02 20:20:42 | 雑談

先日行ったばかりの神保町にまたやって来た。

今回の目的地はツアーで散々お世話になっている西遊旅行社。
コロナの流行が始まる前に新しいオフィスに移転したのは知っていたが
 こんなきれいなロビーができていたのにはびっくり。
以前の狭苦しくて質素なオフィスとは段違い。

さてここまで足を運んできたのはアフガニスタンに関するトークイベントがあると知ったから。
 定員25名が満席の盛況。

お話をしてくださったのは共同通信社カブール支局通信員の安井浩美さん。
2021年にタリバンがカブールを占拠した際、派遣された自衛隊機で脱出した唯一の日本人だが、2001年の9.11以降現在までアフガニスタンに在住、それ以前は西遊の添乗員もしていたというすごいお方なのだ。

スライドトークはアフガニスタンの地理の紹介から始まって人種の説明、お気楽な観光地の話も少し交えながら中心は9.11以来の政治情勢。
カルザイ政権が国際援助で巨額の資金を獲得しながら汚職でどこかへ行ってしまったお金が多いこと、それでもなんとかいい方向に向かっていた所で大統領になったガニがくそだったこと、さらにアメリカの中途半端な介在でタリバンを政権に取り込もうとしたものの、治安が不安定な所で強引に米軍を撤退させてしまったばかりにタリバンに完全支配されてしまったことなど、実に分かりやすい。
しかもご本人が取材した困窮する家族たちの話が写真と共に紹介されるので臨場感が半端ない。
病院の子供たちや、延々と並ぶ小さな小さな墓など、たまらない。

親交のあった中村哲先生のことにも少し触れて、殺害された背景にはパキスタンがいるらしいとのこと。その理由は川上のアフガニスタンで取水をされると川下のパキスタンで使える水が少なくなるからと言う説明になるほど、とうなってしまった。

安井さんのお話の後には西遊の社長のお話も。
今年の5月に現地に行ったそうで、日本の外務省は危険度4を発しているので旅行会社としてツアーを組むわけにはいかないが、欧米やタイあたりからも旅行者が来ているという話。
バーミヤンの写真など魅力的で、あわよくば個人旅行の依頼を待っている気配ありありだったが、安井さんによるとタリバンはいつなにをしでかすかわからない、軍も警察も制服を着ない私服に銃を持っているので公務員なのか強盗なのかもわからない、と恐ろしくて、さすがに命を賭してアフガニスタンに遊びに行くわけにはいかない。
高校生の頃から憧れているアフガニスタンだけれど、ここばかりは一生行かずに終わってしまいそうだ。

ところでロビーにはカラフルな刺繍製品が並んでいたが
 
これは安井さんが現地の女性たちの就労のために起こした工房のもの。
以前は女の子たちのための学校を開いていたが、タリバン政権下で無理になったのでこの活動に力を入れているとのこと。

見るととてもしゃれたデザインで作りもしっかりしているので、支援の意味も込めてトートバッグを一つお買い上げ。
 
Made in Afghanistanのタグが誇らしい。

実際にはものすごくシビアな状態であろうアフガニスタンのことを、しかし笑いも交えながら伝えてくださった安井さんにはますます活躍していただきたい。
このトークイベント、行って本当に良かった。


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東京都より野菜を賜る

2023-06-13 16:51:04 | 雑談

おととしの自分は全く仕事をせず、したがって収入もなければ税金を納めることもなかった。

するとこの春先、東京都からお知らせが届き、なにごとかと開けてみると、貧乏人に食料を賜るとのお知らせ。題して「東京おこめクーポン事業」。

選択肢は9つほどあって、お米だけをドーンと25㎏とか、代わりにパックご飯とかうどんとか。お茶のペットボトルが3ケースなんて選択肢もある。

元々コメの消費量が極端に少ないのでどうしようかと思ったが、まずはお米15㎏をいただくことにして、4月に5㎏袋が3つ届いたうち2袋は弟に下賜、残り5㎏でも我が家では1年以上もつだろう。

そして先日のこと、2回目の配送で届いたのは「東京都産野菜」。
宅急便のお兄さんに「重いですよ」と注意されて受け取ると本当に重い。
そして開けてみるとこの通り。

じゃがいもが大小2袋に玉ねぎ、にんじん、長ネギ、にんにく1玉に舞茸1パック。と、このあたりは日持ちがしたり冷凍にできるからいいのだが、きゅうりが8本に巨大なロメインレタスは早く消化しなければならない。
サラダばかりじゃ飽きる、とクックパッドとにらめっこ。

貧乏だと思わぬ救済事業の対象になって、結構おもしろかったりする。
けど、これが本当に賢い税金の使い方だろうか。


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Shetland にはまる

2023-04-24 17:28:23 | 雑談

このところ続けざまに読んでいたのはイギリスのミステリー作家、アン・クリーブスのシェトランド・シリーズ。


シェトランドとはイギリスの最北端、スコットランドの沖にある島々で、スコットランド本土から170キロ、島数は100あるが人が住んでいるのはそのうち16島だけ、人口は合わせて2万人強、中心となるラーウィックと言う町でも緯度はノルウェーのオスロより北にあるという。

シリーズは全8作あって、わずか2万人の辺地なのに次々に殺人が起こるのはミステリーシリーズのお約束(笑)。
毎回閉ざされた小さなコミュニティーの中での事件なので容疑者は限られているのだが、島の人はほとんど遠い縁戚か顔見知り、噂はたちまちのうちに広がってしまうような社会なのに実は誰もが人に知られたくない秘密を抱えている、というあたりが読みどころ。

さらに寒くて農業もほとんどできないような土地なのに北海油田や天然ガスのおかげで実は豊か、自然を求めてイギリス本土からの移住者も結構いるのだが、元からの島民との関係は微妙というあたりも、ここまで書いて大丈夫なの?と思うほどクリーブスさんの筆は容赦ない。

このシリーズはBBCでテレビドラマ化されていて、実は本よりもドラマの方を先に見ていた。
初めにケーブルのミステリーチャンネルで見た時にはいつも寒そうな所だな、ぐらいに思っていたのだが、本を読んでから改めて見ると、なるほど小説に出てくる場所はこんな景色なのか、と2つがしっかり合体してさらに興味が増した。
ドラマは初期のエピソード以外はオリジナルのストーリーになっていて、主人公の人物設定も実はかなり違うのだが、小説の方で結構うざい恋愛要素を潔く省いているなどこちらも非常によくできている。

というわけでシェトランドに夢中になっている所、来年の春にスコットランドに行かないかとの誘いが来た。
友人のスコットランド人もまだ行ったことがないというシェトランドまで、脚を延ばしてみようかな。


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