7月10日
今朝は洋朝食。
この宿ではパンも自家製だそうだ。
9時に出発してまずは昨日長靴を借りた羅臼ビジターセンターをちょっと見学。
地形や動植物の説明、はく製などがある中
シマフクロウのための仮設住宅やヒグマの飲んだ缶ジュースが面白い。
さらに建物の裏手には間欠泉があって、表示された予定時間にちゃんと噴き上げる。
昨日も通った道を知床峠に向かって上っていくと
今日は羅臼岳の姿がくっきり。
これは上り道の途中で撮った姿。頂上に岩が突き出ているのが見えるが
峠まで上がりきってしまうとこの岩は見えなくなってしまう。
この峠を境に天気が変わるそうで、頂上から北は晴れているが
羅臼はやっぱり雲海の下。
この峠の駐車場には三脚に大きなカメラを構えた人たちが何人もいて、狙っているのはベニマシコという鳥とのこと。
ネットで写真を拝借したが、ここがこの桃色の可愛い鳥がよく見られる所らしい。
朝から晩まで、中にはここで寝泊まりする人もいるとか、バードウォッチャーには到底なれそうもない。
冬には通れなくなるという峠から下るとすぐに知床五湖の入り口に着く。
5つの湖を巡るハイキングコースは一周3kmだけれど、専任ガイドが必要と言うことで本日は全長800mの高架木道を歩くだけ。
木道の端には電流が流れているのでヒグマが出ても上ってこられないようになっているのだが、昨日のワイルドなハイキングの後ではきれいに整備されたここをただ歩くのはつまらない。
とは言えオホーツク海は真っ青に見えるし
知床連山も一湖にくっきり映ってきれいだ。
日陰のない木道を歩いたらのどが渇いたので
売店のコケモモ・フロートで一休み。
北海道に来て以来、一日一ソフト(笑)。
お昼は「道の駅うとろ・シリエトク」で。
充実した売店にもちろん食堂があるが
今日もご当地バーガー、知床産鹿肉。癖はなくて、言われなければ鹿とはわからない。
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地元の情報通、かかりつけの美容師が新しいかき氷屋ができたというので早速偵察に。
場所は駅前のアーケードをまっすぐ西小山方面に行き、アーケードの屋根もそろそろ尽きるちょっと手前。
「日光天然氷 碧」
店頭ののれんが周りのレトロな商店街の中では目立ち、まるでビルとビルの隙間に作ったかのような店内は細長くて片側にカウンターが伸びているだけだが、壁材や照明などがおしゃれだ。
入るとお店の人の姿が見えなくて戸惑うが、店の突き当りの左にレジと厨房がある。
先にここで注文と支払いをするシステムだが、店頭には何も書かれていないのはちょっと困る。
こちらがお品書き。
今やかき氷が1000円以上するのは当たり前になってしまった。
注文してほどなく、お願いした「波照間の黒蜜」登場。
器にこんもり、かなりの高さに美しく盛られているが、これをこぼさずに食べるのは大変、気を使いながら食べる。
氷はふわふわと細かく削られてこめかみにキーンと来ない。
黒蜜もとても上品な甘さで、材料にこだわっているだろうことはよくわかる。
しかしこちらのかき氷は見た目のまま、シロップがかかっているだけなので食感にアクセントがなく、正直この大きさを一人で食べると途中で飽きてしまう。
この半分の量ならおいしく食べられるのだが、シェアはできないし、ミニサイズは小学生以下限定とか。
水もお茶も出てこないので、何とか食べ終えるころには口の中が冷たさでしびれてしまった。
同じ1000円越えのかき氷ならやっぱり「はいむる珈琲」の方が工夫があっておいしく食べられる。
コロナ禍で5月の開店予定が今月になってしまったというこちらのお店、9月いっぱいの営業だそうだが、それまでに進化してくれることを期待したい。
それにしてもこういうかき氷に出会うと安くて何人でシェアしてもOK、具沢山の台湾の氷が恋しくなる。
10月ごろから旅行者の受け入れを再開するような記事を見たこともあったが、日本がこの様子では難しいだろうな
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7月9日 続き
羅臼湖のハイキングから戻るともう1時をだいぶ回っているので
お昼は朝その前を通った「道の駅らうす」へ。
この二階のレストランへ行くと、変な顔だしヒグマペアが迎えてくれる。
通常であれば観光バスがやってくる広い食堂で
ご当地ホッケバーガー。白身のフィッシュバーガーで違和感なし。
それより同行者の一人とシェアしたタコのお刺身が柔らかくておいしくて
その方は青い「知床ドラフト」に挑戦していたが、こちらのお味は「?」だったらしい。
ついでにデザートは「知床海のバニラ」のミニソフト。
深層水を使っているというこちらも青色、ほんのり塩味で甘すぎずおいしい。
レストランの下には売店があるので、羅臼町経済にささやかな貢献をすべくお買い物。
帰宅日の翌日に届くよう冷凍宅急便をお願いすると、きっちり梱包して送ってくれたので
すぐに同行予定だった友人を呼んでホッケや羅臼昆布をごちそう。宅急便はほんとに便利。
食事のあとは車で5分ほど、羅臼ビジターセンターのお向かいにある「熊の湯」温泉へ。
車を降りるともう硫黄の香りがして
この渋い橋を渡ると
手前が女湯、奥が男湯の湯小屋がある。
ちなみにこの女湯入り口、日本語しかないうえにあまりにそっけない扉なので外国人にはわからず、金髪のお姉さんたちなど堂々と男湯の方に混浴しに来ちゃうので地元の漁師さんたちは目のやり場に困ることになるんだとか。
脱衣場には寄付金箱があるので、寸志を入れて先客があがったばかりの露天を覗くと
横に源泉槽のある湯舟に薄濁りのお湯、6人でちょうどいっぱいになるほどの大きさでこの時の湯温は42℃ほど。ここはいつも激熱だと聞いていたのでほっとしながら、適温のお湯にゆっくり入らせていただきスベスベの浴感を楽しんだ。
と、しばらくして地元の奥様方が3人いらっしゃり、お湯のパイプを見て「入れ方がおかしい」とすぐに行動開始。湯舟には冷水と70℃以上の熱い温泉の2本のパイプが伸びているのだが、お湯の半分は湯舟に入らないように調整されていたらしい。このパイプの位置を直し、それでも足りなくて源泉槽からもう一本お湯のパイプを引き出した。42℃は我慢ができないほどぬるいらしい。
なんでもこちら普段はもっとずっと熱く、へたに水を入れようとすると怒られるとか。
冬の寒い時など海で体の冷え切った漁師さんたちがこのアツアツのお湯で体を温めるのだそうだが、心臓に悪そう!
十分に温まったので「ありがとうございました」と退散した。
ちなみにここ、先日羅臼町のHPを見たらヒグマが近くで目撃されたのでしばらく入浴禁止とか。名前の由来通りだが、熊も出ず、ぬるいお湯に入れてラッキーだった。
とホクホクしながら宿に戻ると
うっすらとではあるが海の向こうに国後島が見える!
島影は長く伸びていて思っていたよりもずっと大きな島。人口も今や8000人以上と羅臼よりも多いのだが、人が住んでいるのは島の反対側だそうでこちらからは崖ぐらいしか見えない。
とはいえつい最近国後から択捉への航路を開いた高田屋嘉兵衛の話を読んだばかりなので、国後が見えてよかった!
そして知床サライ2泊目の夕食。
まつぶ貝のお刺身がとてもおいしく、煮つけにされたアブラガレイの身の厚いこと。この地の特産というボタンエビは解禁になったばかり、そのまま食べるのが甘くておいしいのだが
これを羅臼昆布の入ったお湯でしゃぶしゃぶして、さらに頭で出汁を取った後のスープのおいしいこと。ここにご飯を入れて作る雑炊は最高だった。
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7月9日 続き
9時に集合して宿を出発。
が、その前に注意はヒグマのこと。
知床半島もこの辺りから先はヒグマが頻繁に出没するとのことで、ガイドも唐辛子スプレー持参だがとにかく歩いている時には出会わないよう祈るしかないとか。
クマ除けの鈴も人間がいることを学習させることになるのでこの辺りでは付けないように勧めているそうだ。
羅臼の町から知床峠へ向かう国道を走って20分ほど。
駐車場もない道端に今日向かう羅臼湖へのハイキングルート入り口があるので、車は宿のスタッフが運転して帰りにまた迎えに来てもらうことになる。
トレイルは片道3キロ、高低差もあまりない一本道で一部木道も作られているが
途中にはこんな泥道も多いので、この手前の羅臼ビジターセンターで全員長靴を借りてきた。
歩き始めてじきにハイマツの向こうに二の沼が見えてくる。
一の沼はこのルート上ではないので見えない。
すぐ足元には小さな花が見えて
ゴゼンタチバナとか
小さな小さなマイヅルソウなどはすぐに見なれてしまう。
アップダウンはあまりないが、途中には倒木などもあってなかなか大変。
だが振り返ると雲がかかっているとはいえ羅臼岳のてっぺんもなんとか見えた。
ウコンウツギや
ナナカマドの花
固まって咲いていたチングルマ
ツマトリソウ、ミツバオウレンなど見るうち
小さいが景色のいい三の沼に到着。
正面が羅臼岳だが頂上はまた雲に隠れてしまった。
その先は湿原になっているので木道を歩いて四の沼。
ここは浅く透明な水の中にミツガシワがいっぱい根を張っているのが見える。
クマザサの中を歩いて五の沼。
さらに行くとワタスゲや
コケモモ、ギョウジャニンニクの花も見えて
イソツツジやモウセンゴケはたくさん付いた水滴がかわいい。
と花を探しながら来たので羅臼湖到着には2時間かかった。
羅臼湖は周囲約4キロで知床国立公園の中でも最大の湖。
あいにく雲が低いが、広々として気持ちいい。
クマザサの花やキンバイソウの写真など撮りながら、帰りは同じ道をスタスタと戻って、1時間15分で車の待つ国道へ帰還。
ヒグマに出会わなくて良かった、とほっとしながら、車に乗り込む前にはダニが付いていないか入念にチェック。
クマザサにはダニが多いそうで、前回ここでダニに刺された宿のスタッフはトラウマになってしまった様子。
調べると案の定お客さんの一人にダニが付いていて、他に出会う人もいない秘境は楽しいけれどいろいろ大変なのだった。
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7月9日
知床サライの朝食は健康的に7時から。
今日も真ホッケでスタート。
食後は時間があるので腹ごなしに町の散歩に出てみる。
宿を出て海沿いの道を行けば2,3分先に「道の駅らうす」。
さらに行くと欄干にワシ(の像)の乗った橋があり
川沿いに山側に家が並ぶのが町の中心。全人口4800人、ほとんどが漁業関係者の町だそうだ。
まっすぐ行くと漁港が見えて、小さな漁船や観光船も何隻か停泊している。
海上保安庁の船も2隻見え、なにしろ目と鼻の先にある国後島との中間が国境だそうだから責任重大。
堤防の先まで歩いて振り返ると町もそのすぐ後ろの山も霧に覆われて、この町がすっきり晴れることはめったにないのだとか。
さらに港沿いを行くと市場の建物が3つ並んでいて、さらに先には新しく建てられたらしい大きな建物も見える。
市場の中は一般人立ち入り禁止。中を覗くと魚の入った箱はいくつか並んでいるが人の姿は少なくて活気はない。
漁船が1艘やって来たが、見ていると水槽に水を入れてこれから出港するらしい。
あとで羅臼在住の添乗員に聞いてみると、ここは漁場が目と鼻の先なので夜中に出て行って朝水揚げするというわけではなく、市場に魚が多くなるのももっと遅い時間なのだそうだ。
市場の先に魚魂碑なるものがあるのでこれを見ていたら
キタキツネがふらりと出てきた。
やせこけた犬かと思ったよ。
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kimcafe様主催「ヤムの会」の分科会で恵比寿へ。
ガーデンプレイス方面まで足を延ばすのは久しぶり。
指定された店は動く歩道の終点、アメリカ橋を渡ったところのはずなのだがそれらしきビルの壁面に目指す店名が見当たらない。
タイミングよく出会ったkimcafeさんがお店に電話をして、ビルの上を見上げると
この屋上には知らなければ気が付かない。入り口も小さくて、急階段を3階まで上るとガーデンプレイスのお城を見下ろすテラス席のあるメキシコ料理屋「オトラ」にやっと到着。
3人目のメンバーはすでに来ていたので、テラス席で早速乾杯。
この時期、これほど似合いの飲み物があるだろうか。
こちらはTexMexの店ということで
コブサラダ、ナチョスでスタートして
カカオを使ったサルサモーレは香りはチョコレート、味はほろ苦くて辛い不思議な料理。
トルティーヤに包んで食べるファヒータの豚肉が柔らかくておいしい。
さらに追加でバッファローチキンとケイジャンポテトを頼むと
この2つが一番スパイシーで辛かった。
旅好きの3人なのにしばらくは外に出られず、これからどうするなんて話をひとしきり。
高齢者の我々は静かにお話ししていた(と思う)が、後ろの方では大声上げるグループもいたりして、国内旅行でも東京者は病原菌扱いされるのも仕方ないのか。
梅雨もコロナ禍も早く終わってくれることを祈るばかり。
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7月8日 続き
中標津でランチを終え、少し走るとすぐに野付半島に入る。
野付半島は釣り針のような形に伸びた全長26キロの砂嘴で、沖の国後島までは16キロしかないが、今日は全く見えない。
道の、特に野付湾側は湿地になっていて花がいっぱい。
濃い黄色のゼンテイカ(キスゲ)がちょうど満開。
エゾノシシウドにはよく見ると虫がいっぱい蜜を吸いに集まっている。
他にもノハナショウブやセンダイハギが見られ
ツメクサやハマエンドウを先日のPicture Thisがちゃんと認識してくれて、さすがに北海道の固有種までは難しいようだがかなり使えることを証明。
少し行くと霧の中に枯れ木の立ち並んでいる所があって、これはミズナラが海水に侵食されたナラワラ。
その先では立派な角のエゾシカの集団を発見、これを見ていたらタンチョウも一羽飛んできた。
釣り針の曲がり口に野付半島ネイチャーセンターがあり、ここに野付半島の石碑がある。
ここから遊歩道が伸びているのでこれを歩いて行くと
ハマナスが満開で、鼻を近づけるとバラのいい香りがする。
ウツボグサやエゾノサワアザミなども見ながらさらに行くと
遠くにトドマツの枯れ木が見えるトドワラ広場に到着。以前はもっとたくさんの立ち木が見えたそうだが、台風などで倒れて年々少なくなっているとか。
ここにいるうちに雨が降って来たので遊歩道を戻り、車に乗り込んで1時間で本日の宿泊地、羅臼町に到着。
宿はS社が経営する「知床サライ」。
なんでもこの町を訪れた社長が外国人でも泊まれる宿がないから、と2年前に開業したのだとか。
なので部屋はバストイレ付きのベッドルーム、目の前に海が見えるが、その沖に見えるはずの国後島はここでも雲のかなた。
夕食はきれいなダイニングルームで。
素揚げした羅臼昆布がさすがのおいしさ、大きな時しらずもイカの乗ったピザもおいしいけれど、こんなに食べられないよ。
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7月8日
朝の釧路は漁船も出かけ、沖合は霧でぼんやり。
ひんやりとする中、ホテルからまっすぐ10分ほど歩いて8時開始の和商市場にやって来た。
まだ早いせいなのか、お客さんの姿は少なくて静かだけれど、店先には商品が並び始めて
蟹はさすがに高いけれど、それ以外の魚は種類も豊富で
イワシなんて10匹200円と安い!
他にも昆布などの干物、土産物の店などもあり
道産チーズばかりを集めた店には心ひかれたものの、旅行一日目では買うわけにいかない。
「送ることもできるけど、ここで食べていくのが一番よ」とお店の人は商売っ気がない。
さて和商市場と言えば勝手丼が有名で、市場内の何か所かで御飯を買うことができる。これに好きなものを乗せてもらうわけだが、ここに来るまでは朝から海鮮もなあ、と考えていた。
ところがケースを覗くと珍しいネタがいっぱい、特に地の魚にはちゃんとバランで印をつけている店があって、お刺身は1切れからOKということで予定変更。
一番小さいごはんにカニ汁を買い、お刺身を乗せてもらって市場中央のテーブルで食べると
ホッケ、あぶらがれい、鱈のお刺身がそれぞれ食感、味が違って、特にホッケがおいしい!
ウニと筋子を乗せてしまったのでおかずだけで935円になったが、お刺身がおいしかったとお店のお母さんに言ったら、「地の安い魚がおいしいのよ~」と、やっぱり北海道の人はいい。
食後のデザートには実はこれが目当てでここに来た鶴居村のソフトクリームをいただき、
チーズ屋さんで鶴居村のヨーグルトも買った。
鶴居村は以前に行ったことがあるが、乳製品がおいしいのだ。
期待以上に和商市場を楽しんで、10時にホテルをチェックアウトしてツアーご一行様に合流。
今回は友人がドタキャンして総勢7名、添乗員兼ネイチャーガイド兼宿のマネージャー&コックのS社社員の運転するバンで出発。
運転しながらずっと話し続けるM氏の説明を聞きつつ、1時間半で当初集合予定だった中標津の町に入り
早めのお昼に案内されたのはこの辺りで一番と言う回転ずしのお店「花まる」。
回転ずしとは言えさすが北海道ならではのネタがあり
これはおいしかった〆とろにしんに、ホタテの白子の握りは初めて食べた。
これも珍しいゲンゲ汁。
深海魚のゲンゲは富山が有名だが、北海道でも獲れるらしい。鱈のような食感で、これもうまし。
予想通り、朝から海鮮尽くし。
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本来なら今頃は栃ノ心関のふるさと、ジョージアでトレッキングをしているはずだった。
しかしむろん4月にはツアー中止のお知らせ。
そのツアーを催行予定だったおなじみS社は急遽次々に国内ツアーを発表してこの事態をなんとか乗り切ろうとしている。
普段からお世話になっているこの会社がなくなってしまっては大変なので(笑)、その一つに参加させてもらうことにした。
2020年7月8日~12日 「花の北海道フラワーハイキング」
ところが中標津空港集合のこのツアー、出発までが大変だった。
まず参加を決めてからUAのマイルでANAの中標津行きを予約していたらこれが欠航。
そこで8日早朝発の釧路行きに変更するもマイルでは取れなくて有償になり、しかも7月に入ってから1日3便のうち朝昼の2便はこれも欠航が決定して前日の夜には釧路に入らなければならなくなった。
その上同行予定だった友人は直前に風邪をひき、出発日の朝には熱が37.5℃になったということでドタキャン。
7月7日
と言うことで午後の羽田空港に一人でやって来た。
出発ロビーは今まで見たことがないほどガラガラ、出発予定便の半数には欠航の赤い表示が出ていて寂しい。
釧路行きはAir DoのB737。片側3席の真ん中はちゃんと空けているので楽ちん。
飲み物一つ出ないけれど、ウィングレットの白熊を眺めているうちに1時間40分で釧路空港到着。
お迎えのヒグマ親子を眺める暇もなく、すぐに出口で待っていた市内行きバスに乗り込んだが、気温は16.7℃とさすがに涼しい。
バスは釧路駅前を通り、終点一つ手前のフィッシャーマンズワーフMooなる商業施設まで50分。
その斜め前に立つクラウンプラザホテルが今夜の宿。駅前のビジネスホテルでもよかったのだが、朝便が欠航のためANAが15,000円まで宿泊費を持ってくれるというのでこちらへ(せこい)。
目の前に釧路川の河口があって、漁船が並んでいる。
さて、せっかく釧路に一泊することになったからにはおいしいものを食べに行かねば。
Mooにも食事をするところはあるようだが、あえて幣舞橋を過ぎて、さらに先の飲食店街へ。
橋にも彫刻が並んでいたが、歩道にも鮭がいたり、漁師さんがいたり、釧路はなかなか楽しい。
飲食店街に人影はあまりないが、聞いた通り炉端焼き屋がいっぱいあり、店内にはそれなりにお客さんもいるよう。
ネットで見てやって来たのは「はたご家」。建物の2階にある大きな店で、平日の夜でもかなりにぎわっていた様子。
通されたのはカウンター席で、注文はタブレット入力なのが飲めない独り者には気兼ねがなくていい。
注文するのはもちろん地の物、ということで
まずは焼き青ツブ貝。しっかり目の味付けだけれど、ツブ貝うま~い。
東京ではまずお目にかかれない真ホッケ。半身があるのでこの店にやって来たのだが、半身で十分な食べ応え、脂がのっているので大根おろし必須。
大好きな北寄貝にウニはお寿司でいただいて
花咲ガニの味噌汁はお出汁がよく出ておいしい。
お腹の余裕はまだあったけれど、今日の所はこれくらいにしておこう。
この先もきっと海鮮三昧だから。
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先日温泉に行った時のこと、道端の花はなんだろう、という話の流れから植物検索アプリをダウンロードしてみた。
選んだのは Picture This というアプリ。
するとこれが実に優秀で、アプリを立ち上げて知りたい花の写真を撮るとほんの2、3秒で花の名前を教えてくれる。
しかも説明から分類名、花言葉やら育て方まで至れり尽くせり。
面白いので宿の庭で見つけた花を片っ端からチェックしてみると
オオベニウツギにオオバウツギ
ヤグルマカッコウ、アワモリショウマ
雑草だと思うツルマンネングサもすぐ出るし
花ではなくこんな葉だけでもアサバソウと出る。
とにかくその認識の速さが驚きで、PCで検索するよりずっと速くて便利。
今更ながらスマホアプリってすごい!
ただこのアプリ、ダウンロードして立ち上げると最初の画面が有料プラン申し込みになっている。この画面右上をクリックして消せばなんのことはない、無料で使えるので申し込みをする必要はなし。この誘導の仕方はちょっとずるいので注意が必要。
山野草には弱いという噂もあるので、これは検証してみなければ。
と言うことで、百合子には怒られるかもしれないが、明日から東京を出て遊びに行っちゃうのだ。
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