台湾のライチー狩りに行きたいな~、なんて考えていたら、もっと身近に行くべき果物狩りがあるじゃないかと思いついた。
というわけで友人を誘い、お得な「大人の休日倶楽部パス」を入手して山形へ。
まずはまい泉のカツサンドを食べながら福島へ。
グランスタ東京限定とやらの丸いプレスサンドはどこぞのランチパックみたいだが、中にはエビカツやヒレカツと目玉焼きが入っていて食べ応え十分。さすがに某ヤマ○○とはちょっと違う。
福島からはたった2両編成、一日に5往復しかない奥羽本線の鈍行で峠駅へ。
この駅、豪雪地帯にあるからだろう、駅舎全体が大きな屋根に覆われていて、駅と言うよりまるで工場の中みたい。
外観もまるで鉄工所。列車で着いた人はもちろん、車で乗り付けて写真を撮っているテッチャンたちも結構いる。
駅からのお迎えのミニバンは満員のお客さんを乗せて山の中へ。
ほんのちょっと前まで未舗装でスイッチバックしながら上がったという細い道は今はずいぶん良くなっているが、宿への道中には途中の一軒宿、滑川温泉のほかには人工の建物は何一つなく、緑の木々が覆いかぶさってくるばかり。車のない時代にはさぞ大変だったことだろう。よくこんな山奥に温泉を見つけたものだと感心してしまう。
20分ほどで駐車場に到着。
ここからつり橋を渡り、ちょっとした坂を上がらなければならないので
宿泊客の荷物はこんなかごに乗せ、小さなモーターでケーブルを引っ張って上げてくれる。こんなかご、インドの山奥で見たことがある。あちらは人力だったけど。
駐車場には車が一杯、宿の入り口にも首にタオルを引っ掛けた人が一杯。
皆さん、有名な露天風呂に入りに来た日帰り入浴のお客さん。日帰りは3時半までとのことなので、これはゆっくり空くのを待とう。
案内された2階の廊下はピカピカ、10畳のお部屋も窓が大きくて明るい。
小さなテレビに映るのはなぜか仙台の放送ばかり。谷の向きの関係で、山形の放送も、近いはずの福島の放送も入らず、かろうじて仙台放送が入るのだそうだ。
お迎え菓子をいただきながらゆっくりして、さあ、4時だ!
のれんをくぐり、右手は内湯、左手からは外に出て露天に向かう。
この時間、大きな露天は混浴なのでまずは女性専用露天へ。
ぱっと見は小さな露天だが、入ってみると結構ゆったりと10人ぐらいは余裕で入れる。
お湯は薄青く、それほどにごりも湯の花もめだたないが、ちょっと熱めで硫黄の香りがする。
これにどっぷりと漬かり、目の前を見上げると岩肌もあらわな山の姿。完全な野天に緑の風が吹き渡り、ふえ~、気持ちいい~。
ずっと入っていたいがお湯が強いのだろう、心臓がバクバクしてきた。
部屋に戻り、涼んでいるうちに5時半になり、「食事ですよ~」と宿の人が呼びに来た(この宿には電話がないのだ)。
あまり大きくない食事処はお客さんで一杯。
鯉の甘露煮や芋煮、山菜が山形の山の湯らしく、
デザートにはゆずゼリーまでついて質量ともに十分。
しかしこの宿は夕食後にのんびりはできない。
なぜなら夜の6時から8時まで大きな露天風呂が女性専用時間になるから。
暗くなる前に入らねば、と食事の消化もそこそこ、お風呂に向かう。
混浴露天は女性用の1.5倍ほどだろうか、思ったほど大きくないが視界がさらにひらけて開放的。お湯は女性用よりも濁りが強く、硫黄のにおいが強い。後から入ってきた若いおねえちゃんたちが「お湯の匂いが甘い!」と喜んでいたけれど、硫黄の匂いって甘いかな?
露天が混んできたので早々に内湯へ移動。
すると予想通り、こちらには誰もいない。
あまり大きくはないが木の浴槽には女性用露天と同じお湯が一杯にあふれ、真っ黒に変色した木の床を濡らしている。
露天もいいが、気持ちのいい内湯が実はもっと好きだと最近気が付いた。このお風呂は当然
常になく早く床につけば6時前にはもう目が覚める。
早速露天に向かえば外はかなりの雨。
でも雨に打たれながら霧に煙る山を見ながらの入浴もまたたのし。
7時からの朝食にはご飯の友がいっぱいだけれど、今日は自制しておかねば。
列車の時間の関係で7時50分には早くも見送りのバスが出る。
つり橋を渡って名残惜しく宿を後にする。
噂にたがわず、すばらしいお湯だった姥湯温泉。
次回はぜひ連泊で来たいものだ。
姥湯温泉 桝形屋 山形県米沢の秘湯 日本秘湯を守る会 会員の宿
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というわけで友人を誘い、お得な「大人の休日倶楽部パス」を入手して山形へ。
まずはまい泉のカツサンドを食べながら福島へ。
グランスタ東京限定とやらの丸いプレスサンドはどこぞのランチパックみたいだが、中にはエビカツやヒレカツと目玉焼きが入っていて食べ応え十分。さすがに某ヤマ○○とはちょっと違う。
福島からはたった2両編成、一日に5往復しかない奥羽本線の鈍行で峠駅へ。
この駅、豪雪地帯にあるからだろう、駅舎全体が大きな屋根に覆われていて、駅と言うよりまるで工場の中みたい。
外観もまるで鉄工所。列車で着いた人はもちろん、車で乗り付けて写真を撮っているテッチャンたちも結構いる。
駅からのお迎えのミニバンは満員のお客さんを乗せて山の中へ。
ほんのちょっと前まで未舗装でスイッチバックしながら上がったという細い道は今はずいぶん良くなっているが、宿への道中には途中の一軒宿、滑川温泉のほかには人工の建物は何一つなく、緑の木々が覆いかぶさってくるばかり。車のない時代にはさぞ大変だったことだろう。よくこんな山奥に温泉を見つけたものだと感心してしまう。
20分ほどで駐車場に到着。
ここからつり橋を渡り、ちょっとした坂を上がらなければならないので
宿泊客の荷物はこんなかごに乗せ、小さなモーターでケーブルを引っ張って上げてくれる。こんなかご、インドの山奥で見たことがある。あちらは人力だったけど。
駐車場には車が一杯、宿の入り口にも首にタオルを引っ掛けた人が一杯。
皆さん、有名な露天風呂に入りに来た日帰り入浴のお客さん。日帰りは3時半までとのことなので、これはゆっくり空くのを待とう。
案内された2階の廊下はピカピカ、10畳のお部屋も窓が大きくて明るい。
小さなテレビに映るのはなぜか仙台の放送ばかり。谷の向きの関係で、山形の放送も、近いはずの福島の放送も入らず、かろうじて仙台放送が入るのだそうだ。
お迎え菓子をいただきながらゆっくりして、さあ、4時だ!
のれんをくぐり、右手は内湯、左手からは外に出て露天に向かう。
この時間、大きな露天は混浴なのでまずは女性専用露天へ。
ぱっと見は小さな露天だが、入ってみると結構ゆったりと10人ぐらいは余裕で入れる。
お湯は薄青く、それほどにごりも湯の花もめだたないが、ちょっと熱めで硫黄の香りがする。
これにどっぷりと漬かり、目の前を見上げると岩肌もあらわな山の姿。完全な野天に緑の風が吹き渡り、ふえ~、気持ちいい~。
ずっと入っていたいがお湯が強いのだろう、心臓がバクバクしてきた。
部屋に戻り、涼んでいるうちに5時半になり、「食事ですよ~」と宿の人が呼びに来た(この宿には電話がないのだ)。
あまり大きくない食事処はお客さんで一杯。
鯉の甘露煮や芋煮、山菜が山形の山の湯らしく、
デザートにはゆずゼリーまでついて質量ともに十分。
しかしこの宿は夕食後にのんびりはできない。
なぜなら夜の6時から8時まで大きな露天風呂が女性専用時間になるから。
暗くなる前に入らねば、と食事の消化もそこそこ、お風呂に向かう。
混浴露天は女性用の1.5倍ほどだろうか、思ったほど大きくないが視界がさらにひらけて開放的。お湯は女性用よりも濁りが強く、硫黄のにおいが強い。後から入ってきた若いおねえちゃんたちが「お湯の匂いが甘い!」と喜んでいたけれど、硫黄の匂いって甘いかな?
露天が混んできたので早々に内湯へ移動。
すると予想通り、こちらには誰もいない。
あまり大きくはないが木の浴槽には女性用露天と同じお湯が一杯にあふれ、真っ黒に変色した木の床を濡らしている。
露天もいいが、気持ちのいい内湯が実はもっと好きだと最近気が付いた。このお風呂は当然
常になく早く床につけば6時前にはもう目が覚める。
早速露天に向かえば外はかなりの雨。
でも雨に打たれながら霧に煙る山を見ながらの入浴もまたたのし。
7時からの朝食にはご飯の友がいっぱいだけれど、今日は自制しておかねば。
列車の時間の関係で7時50分には早くも見送りのバスが出る。
つり橋を渡って名残惜しく宿を後にする。
噂にたがわず、すばらしいお湯だった姥湯温泉。
次回はぜひ連泊で来たいものだ。
姥湯温泉 桝形屋 山形県米沢の秘湯 日本秘湯を守る会 会員の宿
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