ビブグルマン掲載の焼き鳥屋は何軒もあるものの、なぜかエスニック系は少ない武蔵小山。
ちょっと毛色の変わったテイクアウトを求めると歩く距離が伸びる。
まずは学芸大学方面へ出向いてベトナム料理。
「スタンドバインミー」はその名の通り、バインミーや麺を中心にしたベトナム料理屋さん。
バインミーも何種類かあるが、初めてなのでオーソドックスにオリジナルをお願いしてみると
ハムの奥にレバーパテがしっかり塗ってあり、たっぷりのなますとパクチーにミントが入っているのが効いておいしい。
税込み950円とバインミーにしてはお高いが、それだけのことはあるかも。
インドネシア料理が食べたいとなれば目黒に出向く。
「チャベ」は武蔵小山にもあるが極狭の店なので現在はお休み、目黒の方はお昼から営業しているのだ。
テイクアウトはメニューのどの料理でもOKとのことなので
日本では珍しいバンドゥン名物シュウマイのセット。
大きなシュウマイが2つに厚揚げ、ポテトも入ってなかなかのボリューム。
カップに入った濃厚ピーナッツソースが結構ピリ辛、袋で添えられたサンバルは真っ赤な見た目の割には辛くなくてさわやか。
やっぱり「チャベ」はおいしいな。
インドネシアに近いけれどちょっと違うマレーシア料理は五反田の「ちりばり」へ。
ROCの裏手にある小さなお店で日本人のご夫婦がやられているが、以前にいただいたナシレマがすごくおいしかった。
しかしこの店にそもそも行ったのはバクテーが食べたかったから。その時はすでに売り切れていたので、今回は電話予約をしてテイクアウトにした。
で無事に入手したのがこちら、鶏だしで炊いたご飯付き。
バクテーにはお揚げや青菜も入っているが、お肉は見た目以上にたっぷり、スープの漢方風味もほどよくて、正直今年の初めにコタキナバルで食べたものよりおいしい。
この店、何を頼んでもはずれはなさそうだ。
ところでバクテーと言えば、少し前に「富士そば」にこんなものがあった。
好奇心から食べてみたが、マレーシアのバクテーとは似ても似つかぬもの。
しかし肉系の出汁がよく効いたスープにたっぷりの薄切り豚肉はなかなかおいしくて、これはこれでありだと思ったがこの限定メニューはもう終わってしまっただろうか。
それにしてもバクテーとは、よく思いついたものだ。
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武蔵小山界隈、意外にも結構ミシュランガイド掲載店がある。
と言っても庶民的なエリアのこと、当然お安いビブグルマンの方だけれど。
その1軒はトンカツ屋の「たいよう」。
駅前のアーケードから横町に入った小さな店なのだがお昼時にはいつでも外に行列ができていて、そのため評判は知っていたがこれまで一度も入ったことはなかった。
それがこの自粛要請のためにテイクアウトのみの営業となり、ある日ちょうど12時ごろに通りかかると店の扉が開いていたので中に入ってみた。
お弁当を一つお願いすると「2時半にならできます」とのことでびっくり。
しかしこの機を逃しては食べられないと思い、2時間半後に出直してやっとゲット。
ヒレランチ弁当、1350円。
持ち帰りではあるがヒレカツの衣はサクサク、お肉は柔らかくてなるほどおいしい。
しかしそれ以上に感心したのは御飯とキャベツがとてもおいしいこと。きっといいお米を使っているんだろうな、とわかるし、キャベツの切り方にも気を使っているに違いない。
豚汁もこの写真ではわからないが大きな具がいっぱい入り、漬物も上品。
カウンター席だけのこの小さな店がいつも混んでいる理由を納得。
行きつけの美容師が贔屓にしているのは「Shinori」。
焼き鳥屋だけれどワインしか出さず、飲めない人はお断りという下戸には本来縁のない店なのだが、ここもテイクアウトを始めたというので前日に電話で予約、当日は夕方の引き取り。
場所はつけ麺屋の2階、しかも入り口は脇の階段と言うわかりづらい場所。
今回お願いしたのはチキンちらしライス、2800円。2,3人前ということなので友人を呼んで取りに行ったのだが
ふたを開けてみるとこのきれいさで思わず歓声。
しかも取り分けてみるとなんと下の御飯はケチャップライス。
てっきり酢飯か白飯だと思っていたのでこれには驚いたが、オムライスのようでうれしい!
フレンチ焼き鳥というこちら、テイクアウトをやってくれているうちにまた行かなきゃ。
焼き鳥屋では「まさ吉」もビブグルマンの常連だそうで
しかし行ってみるとこれもまた小さな目立たない店。
店頭にテイクアウトの文字はないが、中に入ってお弁当をお願いすると20分かかるとのことでまた出直して受け取り。
焼き鳥弁当、1500円には焼き鳥の他に人参との甘酢炒めと鶏そぼろがびっしり。
焼き鳥は確かにいいお肉でおいしいけれど、甘酢炒めと鶏そぼろは味が濃すぎて塩辛い。お弁当としてのバランスはあまりよろしくないのでは。
そぼろ弁当ならこちらの方がおいしかった、ミシュラン掲載店ではない居酒屋、「豚星」さん。
こちらの鶏そぼろには青のりがまぶしてあり、御飯とのバランスもパーフェクト。
また食べるなら550円のこっちがいい。
ミシュラン掲載の焼き鳥屋はもう一軒「酉玄」というのがあって、ここは以前から酒飲みの美容師もおすすめしていたけれど、この間通りかかったら夕方からテイクアウト可能と出ていて、ここも下戸には今が食べるチャンスかも。
それにしてもミシュラン、よくこんな隠れた小さな店を見つけるものだ、と感心してしまった。
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現地に食べに行きたいけれどまだ当分行けそうにない、それなら暇なので自分で作ろうシリーズ第二弾。
今回挑戦したのは台湾の魯肉飯。
それというのも最近弟にそそのかされてお勧めされて電気圧力鍋を購入、スペアリブなど感動的に柔らかくなるのでこれを使うことにしたのだ。
レシピはネットにいろいろあるので好みでちょっと甘めに味付け、圧力鍋だとお肉は簡単に柔らかくなるが汁が多くてちょっと薄味なので鍋でさらに煮込み、バラ肉を使って脂が多いので一晩冷蔵庫で冷やして固まった脂を除くと
トロトロのお肉に味付けもちょうど良くなって大成功。
五香粉を少し入れたが、もっと八角を効かせてもよかったかも。
そしてお肉以上においしくなったのが圧力鍋に一緒に入れた厚揚げとゆで卵。お汁がしみてうまーい!
中華風スープにはヤングコーンを入れたが、ひげまで食べられるというので入れてみたらこれもいける。
せっかくお肉の甘辛煮ができたので、次に作ったのはカオ・クルック・ガピ。
ヒョウちゃんが記事にしているのを見て無性に食べたくなったのだ。
ガピとはタイのエビ・ペースト。紫色で塩辛く、なかなか強烈なにおいがするが、炒め物などに使うとコクが出ておいしい。
我が家の冷蔵庫にあるものはいつ買ったものやら、表面が乾いてガチガチになっていたが、これをお湯で溶いてご飯を炒め、周りに具材を並べれば出来上がり。
今回用意したのは上の魯肉に錦糸卵、干しエビと玉ねぎスライス、パクチー、インゲンはタイのように生のまま小口切り。本来はこれにプリッキヌーのような唐辛子が乗り、マナオというライムを絞るが、辛いのは苦手なのでチリはなし、レモンを絞るのを忘れたが、混ぜて食べれば結構それっぽくて満足。
時間がたっぷりあるおかげで普段は作らないようなものを作れるのが楽しいが、早く本場物が食べに行きたいなあ。
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旧ソ連圏に旅行してすっかりはまったロシアの黒パン。
また買いに行きたいけれど当分無理そうとあきらめていたところ、今年の2月というぎりぎりのタイミングでロシア旅行に行かれたすねこすりさんから黒パンの粉が買えるという貴重な情報が。
そこで早速SOVIET★EXPOと言うサイトからお取り寄せ。
ネットで注文して2日で届いたのがこちら。
ロシア製の、これは一番好きなボロジンスキーと言うパンを焼くためのミックス粉。他にドライイーストとチョコレート、紅茶がおまけに入れられ、ロシア映画のパンフレットも入っていた。
1袋500gは2斤ぶんなので、まずは1斤焼いてみることに。
粉は小麦粉とライ麦粉が混ざっているので灰色がかっていて、他にライ麦麦芽、モルトパウダー、クミンにコリアンダーが入っているのがボロジンスキーの特徴。
これに説明書きの通りドライイースト3gと水150ml、食用油大匙1杯を入れてこねると意外に簡単にまとまった。
これにラップをしてオーブンレンジの発酵機能を使って40分すると、ちゃんと膨らんで指の跡が残る状態になった。
我が家のオーブンレンジ、買ってからもう20年になるのだが、発酵機能なんてものがあることにも気が付いていなくて、使うのはもちろん初めて(笑)。
ガス抜きをして、我が家にはパン型がないのでナマコ型に成形、これをまた40分2次発酵させたら200℃にセットして40分。
おお、ちゃんと焼けた~。皮はカリカリ、中はしっとりもっちりとして、クミンとコリアンダーの香りもしっかり効いている。甘みは少なめでこれはいい!
思ったよりもずっと簡単にできたのに気を良くして、もう1斤分にはレーズンと乾燥イチジク、クルミをたっぷり入れてみた。
天気の関係か、はじめと同じ水分量にしたのだが今度はタネがベタベタとゆるくなってしまい、レーズンとイチジクをウィスキーに漬けておいたのでなおさらゆるくなってナマコ型がサンショウウオみたいになってしまったが
ちゃんと食べられるものができた。これをトーストしてハムを乗せるとうまーい!
取り寄せたものは4斤分が送料込みで1950円。1斤500円かからないのだから焼いたパンを取り寄せるより安い。
なにより日本では入手できないボロジンスキーが食べられて幸せ。
一から作ろうとすると材料の入手もままならないからこのミックス粉は実にありがたい。
もう1袋あるし、今度は何を入れようか。
ご紹介くださったすねこすりさんに感謝!!
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武蔵小山近辺のテイクアウト、今回は洋食編。
26号線沿いの狭い土地にできたこの建物、テナントの入れ替わりが激しかったが、駅前のスパゲティ屋が2号店の居酒屋「東京Meat酒場」を出してからようやく定着した模様。
これまでは週末しかランチ営業をしていなかったが、平日もテイクアウトを始めたのでお弁当を買ってみた。
立派な紙パッケージに入ったこちらは「イタリアン酢豚弁当」。メインの他にポテトサラダと玉子焼き、五穀米が入っていて、一見少なそうだが器に深さがあるので量はたっぷり。
しかしあまりイタリアンな感じはしなくて、やっぱり居酒屋メニューかな。
こちらも26号線沿い、と言っても線路を挟んだ反対側にあるお店、「Il Positano」。
ここもカフェなどが入れ替わっていたが知らない間にイタリアンになっていた。そこで試しにパスタをテイクアウトしてみると
注文してから作ってくれるのでいい状態で食べられ、少し薄味だがなかなかおいしい。これは桜エビとソラマメのパスタ、和の食材でアレンジするのが得意な店のようで、ここは落ち着いたらお店に食べに来てもいいかも。
少し足を延ばして不動前へ。と言っても歩いてみたらあっという間に着いてしまってあまり散歩にはならなかったのだが
「キャトル・アブリール」はアフリカ系フランス人シェフの店で、以前は武蔵小山の駅前に店があったのが再開発でここに移ってきたらしい。
前の店はほとんどカウンターだけの本当に小さな店だったが、こちらはテーブルが8席ほどにカウンターもあって少しゆったりした。
日替わりで4種類ほどあるメニューからこの日はカスレを頼んでみると
白いんげん豆のトマト煮の中に巨大な自家製ソーセージが2本。他にサラダとパンが付いてくる。
食べにくいのでカスレを皿に移してみるとすごい量で、これはテイクアウトにしてよかった、お店で食べたらきっと半分も食べられなかったに違いない。
豆もソーセージもハーブやスパイスが効いて、味も量も本場フランスのビストロ風かな。
これで1500円だけれど自分的には2食分なのでかなりお得(笑)。
デザートのココナッツタルト(500円)もおいしかった。
ところで最近はテイクアウトの他に食材も売りだした飲食店がちらほらあって、近所の「串揚げ 田中」の店先にも。
「もったいない野菜セット」1500円。なかなか使い出があった。
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Covid-19と言う呼び方が日本では一向に定着しないけれど、この流行が始まって以来急に聞くようになったのが「アマビエ様」なる妖怪。
なんでもそのお姿を貼っておけば疫病から守ってくれるという。
そのオリジナルのお姿がこれ。
海からやってきた一種の人魚だそうだが、Wikiによればその出現は1846年だというから結構新しい妖怪。
妖怪って平安時代とか、もっと古くから信じられてきたものだと思っていた。
となるとツチノコみたいなものかな。
そう言ってしまってはありがたみも薄れるが、上の出現時期の前後に日本でコレラがはやったそうなので、状況的には現在と同じだ。
さて、このアマビエ様。
ラダックに行くといつもお世話になるHidden Himalayaのお客様がこんなものを作ってくださったとのこと。
← ダウンロード用はこちら。
めちゃくちゃかわいくてツボなのだが、なぜツボなのかと言うとこの衣装
この通り、ラダックの伝統衣装だから。
頭の上にチョコンと乗せるシルクハットのような帽子が独特で、わかる人にはすぐわかる。
作者の方も拡散希望とのことなので、こちらにも掲載させていただいた。
コロナ感染の拡がるインドでも、隔絶された環境のラダックではそれが幸いして感染者はないようだが、その代わり暖かくなっても観光客は来ないし、観光以外に産業はない。
今の状況ではインド人でも夏までに移動できるようになるとは思えないし、むしろ移動してこられるほうが怖いだろう。
過酷な状況にあるラダックの皆さんにはなんとかがんばっていただきたい。
もちろん同様に厳しい事態に直面している世界中の皆さんにも、アマビエ様のご加護がありますように。
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先日読んだ「The Monuments Men」の映画化、ツタヤにDVDがあったので引きこもりのお供に借りてみた。
日本語タイトルは「ミケランジェロ・プロジェクト」だが、原題は原作通り「The Monuments Men」。
原作、というか実在の人物とは登場人物の名前を変えているが、本で取り上げられている主要メンバーはほぼ網羅されていて、その配役が監督・主演のジョージ・クルーニーをはじめ、マット・デーモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマンから「ダウントン・アビー」のヒュー・ボネビルまで、渋いけれど豪華。
原作の弱みである各メンバーがバラバラに行動しているので全体に散漫な印象も、実際よりも主要メンバーが集合して活動しているように変えているのでチーム感は出た。
しかし盛沢山のエピソードをかなり詰め込んでいるので、せっかくの豪華メンバーながらそれぞれの見せ場は少なくてもったいない感じ。
中で紅一点、フランスの美術館内でドイツ側の動きを見張っていた女性を演じたケイト・ブランシェットはその意志の強そうな所とか、この映画の中で一番印象的。どんな役を演じてもうまい人だ。
坑道の中に大量の金塊や美術品が目の届く先まで積まれている場面など映像ならではの所はあるし、全体に軽くユーモアをまじえているので気楽に見られる映画ではある。
しかし軽すぎて悲惨な戦場であったはずのノルマンディーへの上陸からドイツ軍を東へ追っていく過程まで、まるでピクニックに行っているか、せいぜいボーイスカウトのキャンプみたい。
あくまで娯楽映画に仕上がっているので、これは映画を見てから原作を読んだ方がいいかもしれない。
そしてもう一本、原作の中に軽く触れられている列車による美術品持ち出し阻止のエピソード。
これを映画化した「大列車作戦」The Trainは1964年の作品。
ツタヤにお取り寄せながらちゃんとあって感激。
こちらは監督がジョン・フランケンハイマー、主演がバート・ランカスターなのでバリバリ硬派なアクション映画。
連合軍によるパリ解放の直前、盗難美術品をジュ・ド・ポーム美術館に集めていたドイツ軍将校がこれを列車でドイツに移送しようとした。これをこの美術館で見張っていたのがミケランジェロ・プロジェクトにも登場するフランス人女性で、移送計画をフランスのレジスタンスに通報し、フランス国鉄内のレジスタンス勢力が列車の進路を変えたり、車両を脱線させたりして見事に妨害したという、これは史実。
映画はこのエピソードを元にしながら登場人物の名前も変えるなど史実通りではないフィクションだそうだが、ドイツ国境へ向かうはずの列車の進路をポイント切り替えで変更すると、同乗しているドイツ人たちにばれないよう途中通過駅の駅名表示を次々に変えてしまうところなど、まるで犯罪か詐欺の映画のようで面白い。
1944年のお話なので登場するのは蒸気機関車。これをクライマックスでは進路妨害のために派手に衝突して脱線させたり、空爆シーンでは駅がめちゃくちゃに破壊されたりするのだが、なんとこれらはフランス国鉄で廃棄予定の本物をぶっ壊して、一発勝負で撮影したのだとか。今では考えられないことだろう。
サボタージュがばれると鉄道員をはじめレジスタンスのメンバーは次々に殺されてしまって、ここいらへんは上の映画とは対照的な厳しさ。
しかし考えてみるとこの映画が製作された1964年は終戦から20年しか経っていない。ナチスの恐怖もまだ生々しかったのだろう。
迫力満点のアクション映画で美術品は途中忘れられたようになるが、なぜフランス人は命を懸けて美術品を守ろうとするのか、なぜドイツ人将校は無理に移送しようとしたのかもちゃんと触れられている。
古いけれど見ごたえのある映画だ。
ところでどちらにも登場する美術館勤務のフランス人女性、本名はローズ・ヴァランといって戦後も略奪された美術品の返還に尽力し、その功績を認められたとか。
本人が書いた手記もあってその中に移送列車阻止のエピソードも登場するらしいが、残念ながらフランス語版しかないよう。
この人の話だけでも一本映画が作れそうだ。
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温泉旅館に泊まった時には和朝食をおいしくいただくが、普段の朝はもっぱらパン。
なので海外でも国内でも、旅行先でおいしそうなジャムを物色するのがお決まりになっている。
そのストックも禁足が長引いて底をついてきた。
そこで暇にあかせて手作りジャムに挑戦することにした。
まずは愛媛から取り寄せた河内晩柑があったのでママレード作り。
皮を刻んで苦み抜きをし、実は袋から出して、と手間がかかるが、ママレードにすると意外に河内晩柑らしさはなくなってしまうことを発見。
これは河内晩柑は味はいいが独自の香りはそれほどないからかもしれない。
河内晩柑は生のまま食べるのが一番と学習。
次に作ったのは生姜のジャム。
皮をむいた生姜と、今回はリンゴもフードプロセッサーでみじん切りにして砂糖を加えて煮込んだ。
思ったよりずっと簡単、リンゴ入りなのでマイルドでトーストに乗せるとおいしいが、リンゴの量はちょっと多すぎたかもしれない。
ジンジャーティーやジンジャーエールに使いたいので、次回は生姜100%にしよう。
こちらは安く売っていたバナナのジャム。
これは作るのが一番簡単、皮をむいて輪切りにして、好みでレモンをきつめに効かせただけでうまーい!
バナナジャムは台湾で一度買ったことがあるが、あまり市販されていないのは原料が安すぎていい値段にできないからでは、と勘ぐってしまう。
こんなに簡単にできるのだから、確かに買う必要はないかも。
さらにたくさん買って冷蔵庫にごろごろしているニンジンもジャムに。
ニンジン・ジャムはイランで初めてお目にかかって、こういうのもありか、と思ったもの。
スライサーで千切りにしたものに少し水を加えて煮込み、柔らかくなったところでハンドブレンダーにかけたらとてもきれいなオレンジ色のペーストになった。
ジャムなのでもちろん砂糖を入れて甘くしてあるのだが
カブの薄切りをお酢とこのジャム、パセリであえたらおいしいサラダになった。
カブをきれいに並べてジャムを上に乗せればもっと映える写真になっただろうけど。
ニンジン・ジャムはお料理に色々使えそう。
せっかく手作りするなら珍しいジャムを作りたい。
次は何にするかな?
過去のジャム・コレクション:
ジャムあれこれ
ジャムあれこれ 2
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新型コロナで自粛の続く東京、国立博物館も2月末から休館になってしまい、おかげで楽しみにしていた法隆寺展もせっかく百済観音様が東京までお出ましくださったのに、一般には拝ませていただくこともできずに奈良にお帰りになることになってしまった。
緊急事態宣言はGW後も延期になったが、博物館などは自粛が緩和されるとの報道もあったので早速トーハクのHPをチェック。
しかしどのように対策して開けるか検討事項は多いのだろう、いまだ開館に関するお知らせは皆無でがっかり。
予定されている「きもの」展と「日本の伝統芸能」展、見たいんだけどな。
特に後者はBSの番組で紹介されているのを見たら歌舞伎や文楽を再現舞台やCGを使って体感できるように工夫されていてとても面白そうなのだ。
どうせもう年間スケジュールはめちゃくちゃなのだから、なんとか開館後にフルに開催していただきたいところ。
さて、そんなトーハクのHPに塗り絵があることを発見した。
スクールプログラムのワークシート
2009年以来、さまざまな展示に合わせて用意されたもので、子供用のものもあるがかなり細かい絵柄が多くて大人向き。
そこで早速色鉛筆で一枚に挑戦。
するとこれが思った以上に細かくて、自分はこんなにこらえ性がなかったのか、と思わず呆然。
自分はペルシャやインドの細密画、ボッシュやブリューゲル、ファン・アイクなど、これでもかというほど細かく描き込まれた絵が大好きなのだが、結局自分にはできないことだから惹かれるのだ、と改めて認識。
そこでもう一枚はもう何年も触っていなかったパステルを使ってテキトーに色塗りすると
これが楽しい!
所詮は暇つぶし、皆様も好きな画材でお試しあれ。
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昨年の夏以降に仕入れた歯磨き粉コレクション。
まずは珍しいモンゴルの歯磨き。
カモミール、ローズマリー、サルビアのエキス入りのハーブ歯磨きで、入ってはいないがユーカリっぽい香りがいかにもハーブ。
モンゴル語に併記された英語表記の中に「ヨーロッパ基準」とあるのだが、箱をよく見ると
なんと、Made in Spain!
モンゴルの会社がスペインに生産を依頼しているらしい。
お次は年末に仕入れたタイの歯磨き。
独自の製品が豊富なタイ、ずいぶんいろいろ試したが探せばまだ新しいものが見つかる。
今度もハーブ歯磨き、いつもの薬草っぽい香りと味を期待して口に入れたら、なんとしょっぱい。
成分を見るとCamphorとBorneolは樟脳、泡立ちは良くて口の中が引き締まる感じもあって効きそうだが、久しぶりに不味い歯磨きに当たってしまった。
ボルネオで仕入れたのはマレーシア製のこちら。
珍しい茶色の透明ジェルで、イスラム圏ではおなじみのミスワックやアロエ、ティートリーオイルの他にGanoderma Amboinenseエキス入りとある。これはなんぞや、と調べてみると鹿角霊芝という漢方の一つで、βグルカンが免疫力を高める働きがあるとか。
マレーシアもユニークな歯磨きの宝庫だ。
しかし海外で仕入れた歯磨き粉の在庫もここまで。
これを使い切るまでに次を仕入れに行くことはできるのだろうか。
過去のコレクション:
歯磨き粉の話
また歯磨き粉の話
歯磨き粉コレクション 3
歯磨き粉コレクション 4
歯磨き粉コレクション 5
歯磨き粉コレクション 6
歯磨き粉コレクション 7
歯磨き粉コレクション 8
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歯磨き粉コレクション 10
歯磨き粉コレクション 11
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歯磨き粉コレクション 14
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