Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

19年夏の台湾 2 ライチー狩り再び

2019-06-30 17:57:26 | 東アジア

6月22日

前夜遅くに同室者が到着、朝は4名でホテルから10分ほど歩いて朝食へ。

ネットで見つけてぜひ来たかったのは津津豆漿店と言うこちらのお店。
 
台湾の朝は豆漿屋ということでローカル度満点のこちらに来たわけだが、我々が日本人だとすぐに気が付いた店のおばちゃん、歩道の空きテーブルを指すとすぐにメニューを持ってきてくれた。
 
ここに英語表記のメニューがあるとは。しかしこれがあればオーダーも楽チン。

 
まずは店先で作っている蛋餅。普通は鉄板で焼く蛋餅をこちらでは揚げているのだが、ニラがいっぱい入った皮はパリパリで、脂っこさもなくうまい。
 
鹹豆漿の豆乳は濃厚、飯糰は何も言わなくてもちゃんと4つに切ってくれる気遣いの良さ。
 そして思いがけずおいしかったのは右の茶色い飲み物。中国語では米漿だが英語ではRice & Peanut Milkとなっていて、まるでピーナッツバターを溶かしこんだかのような香ばしさ。今まで頼んだことがなかったが、これは好きかも。

ローカル朝食にご満足いただけたらホテルに戻り、もう一人、やはり昨晩到着したメンバーと合流。
総勢5名となったところで手配していた車の運転手さんのお迎えを受ける。

本日は今回の旅のメインイベント、ライチー狩りのために新竹へ。

このライチー狩り、初めは現地オプショナルツアーの大手、Veltraに車の手配を頼んでいた。
ところが1か月ほど前になっていきなり「ライチー狩りは今年の天候異常のため中止となりました」と先方から一方的にキャンセル。
そのため急遽ネットで探して、Finemakersなる台湾の旅行社に見積り依頼。
するとこちらでも「今年は生育が遅れていて、希望の日にちにはまだ開園しないようだ」と返事をしてきたがあちらこちらに問い合わせてくれている様子。
そこでライチー狩りがだめでも付近の観光をお願いすることにしたら、出発の2日前になって「ライチー狩りができることになりました」との連絡が。

そんなわけで9時に台北を出発して、新竹の手前で高速の渋滞があったものの、10時半を少しまわったところで無事にライチー農園に到着。
なんでも昨日開園したばかりだそうで、日本語を話す運転手さん、「混んでいるんじゃないかと心配です」と言っていたが、何台か車が来ていたもののそれほどお客はいなくて、しかし我々の他にも日本人の一団がいたのにはちょっとびっくり。

入場料は一人100元で、時間無制限の食べ放題。

 
8年前に行ったライチー農園とは別の所で、はしごを上って畑に入るとかなりの急斜面にライチーの木がびっしり。
 
ライチーの実は期待通りたわわに実り
 
足元にも落ちた実がいっぱいで踏みつけずには歩けない。

 
 日によく当たって赤い実を選んで口に入れれば、果汁があふれて甘くてうま~い!これはやっぱりここまで来ないと。


これはライチー畑の一番高い所から見た景色。
この日は曇り空で風も強かったが、おかげで小一時間もライチー狩りを楽しんでお腹いっぱい食べられた。これがピーカン照りだったら30分もいられなかっただろう。

 持ち帰る分はこちらで計量。
写真の白いシャツのお兄さんが今回の運転手さんだが、「奥さんに頼まれるたので」と実にうれしそう。
「ここにライチー狩りに来たのは初めて。できることも知らなかった」と意外にローカルにも知られていない様子。

ところで今回の持ち帰りは1斤(600g)で100元(約360円)。
以前はすごく安かった覚えがあったので驚いたが、以前の記録を見ると8年前とは言え1斤25元で4分の1。
しかし後でスーパーで見ると1斤170元ほどで売られていて、朝市の果物屋にもほとんど見当たらず、出ていても値段が書いていないのが恐ろしげ。
今年はライチーが大不作は本当だったらしく、それでもライチー狩りができてラッキーだった。

ところでライチー畑の下にはまた別の種類の植物がたくさん植えられていて、なにやら白い花も見える。

これは何だろう、と聞いてみると
 
入り口にいたおじちゃんたちが「玉蘭花」だと教えてくれて、きれいな花をわざわざ取ってきてくれた。
これ、ちょっとジャスミンのような良い香りがして、台湾ではお寺に捧げる花だそう。
この辺りは実はライチーよりもこの花の産地として有名なのだそうだ。

今回もライチー狩り、楽しかった!


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19年夏の台湾 1 台北到着

2019-06-28 19:20:02 | 東アジア

以前、台湾にライチー狩りに行ったのはもう8年前になるが、その話を仕事先の若い女の子たちにしたら「行きたい!」とのことで、にわか添乗員になって台湾に行ってきた。

2019年6月21日から25日まで またも台湾女子会

添乗員と言っても参加メンバーの出発はすべてバラバラ。
自分は早朝発のJL便に乗るべく、朝食抜きで羽田へ。

ラウンジへ行くとファーストとビジネスの配置が記憶とは逆になっていて、「変わったんですね」と言ったら受付のお姉さんに不審な顔をされてしまったが、そう言えば最近はもっぱらスカイビューの方に行っていたのだった。

で、ビジネスクラス・ラウンジに行くとすぐにダイニング・スペース。
  
 
お料理は前よりも少し充実したようで、しかしここではこれを食べねば、と朝からビーフカレー。
ついでにミニたい焼きも取ってみたが、これはいかにも冷凍品でいまいち。

それにしてもダイニング・スペースばかりで、もっとゆっくり座れる場所はどこだと探すと、入り口すぐに目立たない階段があって、2階にソファやワークデスクの広いスペースがあった。
 しかしこちら、入り口がわかりづらいせいかガラガラ。静かなのはいいが、案内に難ありだと思う。

やがて時間になり、乗り込んだB777は満席。
 
「賛否両論」の鳥照り焼き丼を出されたが、カレーを食べたばかりだし、台湾に行くのにこんなものを食べている場合じゃない、とハーゲンダッツを2口ほど食べただけで終了。
座席モニターのタッチパネルの具合が悪くて映画も見られず、しかし予定より30分も早く台北は松山空港に到着。

入国もスムーズで、タクシーのおっさんには思い切り住所を間違えられてホテルまでかなり歩く羽目になったが、12時ちょうどには無事に宿に到着。

ホテルは2年前に泊まって気に入った9ine Hotel
  
初めてだと外観にいささかひるむが、大きなクマちゃんのいるロビーでコーヒーなど無料で飲めるし
 狭いながらも部屋にはアメニティも揃っていて、二人で泊まれば1泊3000円もしないのだからCPがいい。

しかしチェックインは午後3時から、ということで荷物を預け、まずはちょっとお腹を満たしに
 
ホテルから徒歩1分の胡椒餅の屋台へ。腰にベルトを巻いてがんばるお兄さんの後姿を見ながら
 赤肉胡椒餅40元(約140円)。
ここのお肉は汁気はほとんどないが胡椒など味がしっかりしていて、それよりまわりのパイがもっちりとしておいしい。脂身もあるという五花肉35元の方が肉汁は楽しめるかもしれない。

しばらくまわりをうろうろ散歩して、2時に若手2名とホテルのロビーで合流。
行ったことがないという二人を案内して徒歩5分の迪化街へ。

自分は2年前に来たばかりだが、たった2年の間にもこの通りの特に北側はまた進化していて
 
ファサードはきれいになっているし
  
 
ディスプレーもおしゃれな店が増えた。

そんな店の一軒、表には作家物の陶器などが並んでいたのだが
  
奥に長い店に入ってみると裏の部屋の棚にはなにやら珍しいお茶がいっぱい。
すると中国で茶芸師の勉強をしたという連れの一人が喰いついて、若いお兄さんに試飲を所望。
 
なんでもここは本日は不在のお茶マスターが選りすぐった野生茶なるものが自慢とのことで、3種類飲ませてもらって駄舌には違いなどわからないが、どれもさっぱりとおいしい。
暑い日でも風の通る部屋で熱いお茶をいただくと落ち着く。

ここでしばらくまったり遊ばせてもらって、次は以前にも行った「夏樹甜品」で
 
杏仁味の氷の下に杏仁豆腐とタピオカ、仙草ゼリーの隠れた杏仁豆腐氷。やっぱりこれはうまい。

買い物などもしながら通りを南に下るにつれて昔ながらの店も増えてきて
 
裏通りに入ると店だかゴミ置き場だかわからないような所もあるのが台北の面白さ。

30℃を確実に超える中、汗だくで歩いて、一度ホテルに戻ってチェックインした後は3人で夕食に。

 暑いと言いながら選んだのは鍋(笑)。
 
酸っぱい白菜漬けにがっつりお肉のこの鍋も2度目ながら相変わらずおいしいが、食べても食べてもまるで底から湧いて出るように減らないのはなぜ?

 食後は近くのマッサージ屋ですばらしく気持ちのいい足裏マッサージを受けて、初日はこれぐらいにしておこう。


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単管バリケード・コレクション

2019-06-26 16:39:28 | コレクション

単管バリケードとは何のことか、ご存じだろうか。

見れば、ああ、あれか、とわかる
 道路工事の道端に置かれたこんな柵のことである。
(写真はネットから拝借)

昔は当然のことながら実用一点張りだったこのガード、
 いつの頃からかこんなキャラクターがいろいろ登場して、見かけると気になってしょうがない。

というわけで写真を撮り始めてみると
   
 
ウサギやらキツネやら、これらはアニマルガードと呼ばれる種類。

 
チーバくんやぐんまちゃんのご当地キャラもあって、これは他府県にももっとあるはず。

 この恐竜は確か福井市で見かけた、これも一種のご当地もの。

さらに最近は
 
キティちゃんや「ワンピース」のチョッパーまで登場して、ワンピースはルフィー・バージョンもあるらしいがこれは見かけていない(と言ってもさすがに「ワンピース」はあまりよく知らないのだが)。

この単管バリケード、何年か前にはタモリ俱楽部でも取り上げられていて、気になる人には気になるらしい。
なんでも仙台銘板なる会社が始めたそうで、この会社の営業所に行けばアニマルガードのストラップも買えるとか。ぐんまちゃんのとか、ほしいかも。

バリエーションはさらに増えているようなので、このコレクションは続く(たぶん)。


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歯磨き粉コレクション 14

2019-06-20 19:23:42 | コレクション

しつこくやります、歯磨き粉コレクションは第14弾。

まずはフランス在住、タヌ子さんにご紹介いただいたものをパリでゲット。

 
ルージュの文字の通り、歯磨き粉ではあまりない赤、というより濃いフューシャピンクが衝撃的。これを一度使っただけで歯ブラシの毛もピンクになってしまった。
アニスと冬緑油と言うものが入っているそうで、味はかなり好み。

ちなみにパッケージの男は1915年にこの歯みがきを開発した夫妻の息子。
歌手で「フィガロの結婚」の闘牛士に扮したところ(と箱に書いてある、たぶん)。


インドで入手したのはPatanjaliというアーユルヴェーダの歯磨き粉。
このブランド、ババ・ラムデヴというヨガとアーユルヴェーダの指導者が創業したそうで、食品から日用雑貨まで揃えた小さな専門店を田舎町で何度か見かけたことがあって、前から興味を持っていた。

昨年訪れたラダックのレーには残念ながら専門店はないのだが、スーパーの棚で見つけたのでゲット。

 これがオリジナルの製品だと思うが、一番小さいサイズは25g入りでわずか10ルピー(約16円)。
ミルクチョコレートのような茶色でいかにもハーブ歯みがきだが、使い終わりに鼻に抜ける香りに癖があって、これはあまり好きではない。

 同じ店にあったこちらはAdvanced、50g入りが50ルピーとオリジナルの2.5倍のお値段。
 箱を見るとオリジナルの倍の種類のハーブが使われているそうで、こちらのちょっと白っぽいペーストには嫌な残り香はない。
しかしインドのアーユルヴェーダ歯みがきならHimalaya社の方が好き。


イタリアはプーリアで入手したのはおしゃれなパッケージのこちら。
 
と言ってもプーリア製ではなく、珍しやサンマリノ共和国製とある。
 ココナッツオイル入りだそうだが味はリコリス・ミント。独特の風味が癖になりそう。


上の製品説明によるとココナッツオイルは歯や歯茎を保護してくれるそうだが、
 オーストリアで見つけたこちらはココナッツ・エキス入り。
真珠色のペーストは蓋を開けただけでココナッツの香りがぷーんとして、ココナッツ好きにはたまらん。ただし味はミントが結構きつい。


サンマリノに続いて珍しいエチオピア製もゲット。
 
スーパーの棚はほとんどコルゲートに占められていたが、この製品がかろうじて国産。
箱にはホログラムが使われていて、表示がすべて英語なのはミャンマーなどと一緒。
白い中にわずかに青い粒が見えるペーストはコルゲートっぽい味だが、ちょっと甘め。


そのコルゲートはロシアでも強くて、中央アジアでよく見た緑のハーブ系ブランドがウラジオストクのスーパーにはまったくなかったのががっかり。

そのコルゲートもいろいろ出しているので、アルタイ・ハーブなるものを買ってみた。
 
シーバックソーンの絵があるところがアルタイ・ハーブらしいが、ハーブ感はほとんどなくて、色は緑だがおなじみコルゲート。


過去のコレクション:

歯磨き粉の話
また歯磨き粉の話
歯磨き粉コレクション 3
歯磨き粉コレクション 4
歯磨き粉コレクション 5
歯磨き粉コレクション 6
歯磨き粉コレクション 7
歯磨き粉コレクション 8
歯磨き粉コレクション 9
歯磨き粉コレクション 10
歯磨き粉コレクション 11
歯磨き粉コレクション 12
歯磨き粉コレクション 13


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下田散策

2019-06-17 23:35:04 | 国内旅行

アジサイを見に行った下田。
出発は東急線からの乗り換えだと一駅分はたっぷり歩かされるJR武蔵小杉駅よりスーパービュー踊り子で。

 
スーパービューと称するだけあって大きな窓の列車だが、平日昼間の乗車率は3割ほど。
 朝は晴れていたのに伊豆半島に入ったあたりから雲が多くなってしまったのが残念。車窓からの大島もぼんやり。

武蔵小杉から伊豆急下田駅までは2時間半。
新幹線の旅に慣れてしまうと、この距離でこの所要時間はかなり長く感じる。

 
下田駅には暖簾がかかり、関所のような演出もあってがんばっている。
駅前にはもちろん黒船の姿も。

さて、到着したのが12時を少し回ったところなのでまずは腹ごしらえ。
伊豆と言えば金目の煮つけか海鮮丼あたりが定番だろうが、本日はちょっと変化球で
 
一品香という中華料理屋さんで「キンメ・エビのワンタン入り下田天然塩ラーメン」1200円。
3つも乗った大きなワンタン、中のすり身はほぼエビの味。魚介出汁のスープが飲み干したくなるほどおいしくて、あおさ海苔もいい。

食後は駅前から伸びるマイマイ通りをまっすぐ歩き、突き当りを左へ。
するとヨットハーバーが現れて
 
 ここがペリー上陸の地点だと銅像があった。

下田公園の入り口はここからすぐなのでアジサイを堪能して、山を下りてくるとすぐ脇に旧澤村邸なるなまこ壁の家がある。
 この白黒格子のなまこ壁が下田の自慢の一つらしくて
  
  
それらしい家が町の所々に見える。

旧澤村邸の前にはちょっとした水路があって、この脇をペリーが歩いたとしてペリーロードなる名前が付けられている。
 
ほんの短い通りだけれど、古民家を利用したカフェなども出来ていて、ここはちょっといい感じ。

 このペリーロードの終点にあるのはペリー一行の応接所兼幕府との交渉場所となった了仙寺。
 
本堂のお賽銭箱の上には黒船従軍画家による絵の大きな複製もかけられている。

 さらに敷地内にはMoBS 黒船ミュージアムなるものがあって
 
絵葉書やうちわの並ぶミュージアムショップの奥に展示室があるので、500円を支払って入ってみた。

展示室はこじんまりしたもので図版がほとんどだが、その隣の黒船シアターで流されているビデオがとてもわかりやすくて優秀。幕府側の交渉役、林大学頭がいかにたくみにペリーの要求に対応したかとか、ペリー一行を手厚くもてなして300人に一人頭今の価値で50万円ものお金をかけた食事を出したけれどアメリカ人の口には合わなかったとか、これは予想外に楽しめた。

駅まで戻る道すがらには
 
ひものやあんパンを買って
 
駅の中の売店でも
 
塩鰹茶漬け(おいしい!)と、残り2つで半額になっていた駅弁を購入。
金目のお寿司は酢〆、炙り、それにシソ巻きの下は甘辛いそぼろになっていて、しかしそれ以上に脇のカップに入ったワサビの茎の漬物がおいしかった。

これらを持って改札を通ると、これから乗る普通車の隣になにやらゴージャスな車両。
 
The Royal Expressと名付けられたこの特別列車、いくらぐらいするものかと調べてみたら一番お安くて横浜から下田まで観光、お重のお弁当付きで25000円!

 普通車でもこんな車内でだれでも海が見られるようになっているし
 自分は途中駅で見かけたこのキンメ列車で十分。リゾート21と名付けられたこちらの特別車両は普通運賃で乗れるんだそうだ。

久しぶりの伊豆半島、日帰りでも十分楽しめた。


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下田公園あじさい祭り

2019-06-15 16:43:44 | 国内旅行

しばらく前にマツコ・デラックスの番組を見ていたら紫陽花の名所をいろいろ紹介していて、下田公園も見事ながらあまり有名ではないという。

それなら、ということで平日に下田まで足を延ばしてみた。

下田公園は伊豆急下田駅から徒歩15分ほど。

 
後北条氏が豊臣秀吉との対決に備えて築城した下田城の跡。
入り口にはあじさい祭りのゲートが建てられ、急な上り坂なのでゴルフカートがピストン輸送をしているが入場料などはない。

その坂を上っていくとなにやら石碑がある。
 
近寄ってみるとお懐かしや、ジミー・カーターが来日の折に建てられたものらしい。
 その先には下田開港100周年を記念して建てられた開国記念碑にペリーとハリスの姿も。

道はさらに上って、その両脇には色とりどりのアジサイがいっぱい。
 
途中には休むための丸太椅子やベンチ、色っぽい彫刻もあったりする。

思ったほどの時間もかからずに標高70mの天守跡に到着。
 
頂上には何も残っていないが
 
特徴的な形の下田富士が見えて、その手前には一段とたくさんのアジサイが見える。

が、そちらに向かう前にもうちょっと先まで、と石畳で整備された道を歩いて
  
 お茶ヶ先展望台へ。


あいにくの曇り空だけれど和歌ノ浦が一望出来て
 すぐ眼下には下田海中水族館。
休憩していた公園整備のおじさんたちによるとここからイルカショーもよく見えるそうだが、残念ながら休憩時間。

ここから引き返して天守跡の下に戻ると、臨時のカフェができていて
 
地元の蜂蜜を使っているというレモネードがさっぱりとおいしい。

ここからの景色が圧巻で

色とりどりのアジサイが斜面にびっしり。
しかしこれでもまだ7分咲きだそうで、公園全体では15万株、和洋様々100種類以上ものアジサイが植えられているそうだからすごい。

たくさん撮った花の写真のごく一部はこちら↓

今回は新しいおもちゃの接写レンズもお供にしてアジサイの本来の花を撮ろうと頑張ってみたが
    こうしてみると地味なガクアジサイの方が面白くなる。

  
 
山を下る道にも体に触れんばかりにアジサイが咲き誇って花を満喫。

マツコ(の番組)のおかげでいい所を体験できた。


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ポスト・コレクション 17

2019-06-12 13:10:50 | コレクション

まだ続くポスト・コレクション、久しぶりの復活。

まずはマレーシアのペナン島から。

 
元イギリス領なので当然、赤。左の丸型ポストなどジョージ5世のサイファがあるので、ゆうに80年以上使われていることになる。
新旧ポストが仲良く並んでいるところもあり、黄色いのは速達用。
しかしなぜ丸い旧型ポストを撤去しないのだろう。してほしくないけど。

 これはミャンマーのヤンゴンで見かけたポスト。
ミャンマーのポストは以前にも見かけたが、この形は初めて。

 ドイツに
  フランス
 オーストリア、とここいらへんはみんな黄色。
フランスが安定は悪そうだけれどしゃれた細い脚に乗っているのに比べて、ドイツ系は実用一点張り、なんの愛想もない箱なのが面白い。

これはエチオピアのウクロと言う町で見かけた郵便局。
 
残念ながらポストは見当たらないが、手紙を刺した棒を持つ手のマークがかわいい!

 
アジスアベバの中央郵便局にあったポストにもこのマークが付いていて、これは飛脚の手だろうか。
ここから出した絵葉書は10日でちゃんと日本に届いた。

最後はロシア、ウラジオストクのポスト。
 郵便局は駅の近くにあったらしいが見逃してしまった。


ふみの日記念 ポスト・コレクション
ポスト・コレクション 2
香港のポスト
ポスト・コレクション 4
ベトナムのポスト
バングラデシュのポスト
キプロスのポスト
ポスト・コレクション 8
モロッコのポスト
ポスト・コレクション 10
タジキスタンのポスト
ポスト・コレクション 12
ポスト・コレクション 13
ポスト・コレクション 14
ポスト・コレクション 15
ポスト・コレクション 16


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「ギュスターヴ・モロー展」@パナソニック汐留美術館

2019-06-09 12:35:23 | 機内食・映画・美術展

パリで一番好きな美術館はモロー美術館。
過去に二度行っているので、その収蔵品の来日であるこの展覧会は行かなくてもいいかな、と思っていたが、よく通る駅のポスターに誘われて行ってみた。

 

会場であるパナソニック汐留美術館は初めて。
オフィスビルの4階にあって、同じようなビルの並ぶ汐留はわかりにくい。

会場もごく小さくて狭いので、平日昼間の会場は混んでいるというほどではなかったものの、離れて絵を見たりするのにはあまり向かない。

展示はモローを巡る二人の女性、母親と恋人に関するものから始まっていてこれがうまい。
80過ぎまで生きた母親に献身的だった息子、30年も連れ添いながら結局一緒になることなく、恐らくは影の存在だったであろう恋人との関係は示唆的で、ここから飽きることなく描き続けたファム・ファタールを見せられると、モローはいかにも強い女性に支配され続けた人に見える。
描かれた美しい女性たちが日本の男性向け漫画に登場する「気弱な男に積極的にアプローチしてくれるかわいいのにエロい女の子」に見えてしまうとは、この展覧会の学芸員に乗せられすぎだろうか。

展示は「出現」と「一角獣」が目玉で、あとは習作がほどんどだが、制作の過程が見えるのは面白いし、ラフな習作は抽象画のよう。
パリの美術館で印象的な水彩画があまり来ていないのは保存の問題か。
内容と規模から言って1000円の入場料なら妥当と言う感じ。

またパリに行く機会があったら、またモロー美術館に行こう。


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ウラジオストクのユル・ブリンナー

2019-06-06 17:36:00 | ロシア

中学生の頃、一番好きなハリウッドスターはユル・ブリンナーだった。
テレビで見た「王様と私」と「荒野の七人」での精悍な風貌にガキながら夢中になったのだ。

そのユル・ブリンナーが実はウラジオストク出身であるとは、今回の旅のためにいろいろ調べ始めて知った。
しかも彼の銅像まであるとなれば、これは探しに行くしかない。

中央広場から駅へと向かうアリューツカヤ通りにあるとのことだったのでキョロキョロしていると、通りからちょっと上がったところにしゃれたお屋敷が並んでいる。

その建物をもっとよく見ようと近づくと
 その前に立っているのは
 
ユル・ブリンナー様!シャム王のお姿でかっこいい!

さらにかっこいいのは後ろの家にはめ込まれたプレート。
 「俳優ユル・ブリンナーはここで1920年7月11日に生まれた」とロシア語と英語で書かれている。

場所は国立沿海地方美術館のちょうど向かい側。
 
アールデコ風の素敵な家で、これにはちょっとびっくり。
と言うのもユル・ブリンナーと言えばジプシーの血を引いているとか、パリで空中ブランコ乗りをしていたとか言われていたので、もっと貧しい家の生まれかと思っていたのだ。

さらにアルセーニエフ沿海地方博物館に行くと
 階段の壁に「王様と私」と「荒野の七人」のポスター。彼は他の映画にも出ているが、この2本が何と言ってもダントツ。

そして19世紀末の貿易商たちに関する部屋で面白いものを発見。
 
ここには商人の名前とその取扱った品を並べた棚があるのだが、ここに「ユーリー・ブリンナー」の名前が!

調べてみるとこれがまさにユル・ブリンナーのおじいさんで、元々スイス出身だったこの人は若い頃に一旗揚げようとなんと開国から間もない日本にやってきて横浜や長崎で貿易商となり、日本女性と結婚していたこともあるらしい。

その後ロシアに渡って再婚、できた息子がユルのお父さんだが、モンゴルの血が入っていると言われるのは再婚相手がモンゴル系だったのだろうか。

このお父さんの結婚相手がウラジオストク出身だったのでユルはこの地で生まれたそうだが、その後お父さんはロシア人女優と再婚して中国のハルピンに移ってしまったので、ユルはウラジオストク育ちと言うわけではないらしい。

その後パリに移ったユル、ソルボンヌの哲学科を出たという説もあるからやはり裕福な家だったのではないだろうか。
サーカスで働いていたという話も、金持ち坊ちゃんが家業がいやで逃げ出したか、あるいはスターをエキゾチックに見せるための伝説だったのかも。

いずれにしろまさに国際人だったユル・ブリンナー、久しぶりに「王様と私」をまた見たくなった。


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ウラジオストクの街並み

2019-06-04 17:06:10 | ロシア

1860年から開発の始まったウラジオストク、長い歴史ではないものの、クラシックできれいな街並みが残っているのはうれしい驚きだった。

  
  
 
パステルカラーの建物が多いので明るく
 
しゃれたアールデコ風の建物も見える。

20世紀初頭、町が赤軍に落ちるまでは日本人もかなり住んでいたそうで、ゆかりの建物もあちらこちらに残っている。

 
現在アルセー二エフ博物館になっているのは旧横浜正金銀行。

 
ギリシャ風の柱が並ぶのは旧日本国総領事館、そのお向かいのドーム屋根は旧朝鮮銀行。

繁華街の真ん中にあって大きな時計が目立つリノベーションされた建物には「浦塩日報」の編集部があり
 
クローバーハウスのお向かいに建つかわいい建物には堀江商店という貿易商が入っていたとか。

 木造の住宅などは壊されつつあるミリオンカと呼ばれる地区で、きれいに残されている建物があると思ったらこれは旧日本人小学校。
1922年には生徒が256人もいたのだそうだ。

クラシックな建物とともに、街を歩いていて目に付くのは落書きっぽい壁画。

  
 
スタイルはバラバラ、ペナンの壁画ほどうまくもないけれど
 ちょっとしゃれたこんなのもある。
 
これは海の近くでいつもお客さんがいっぱいのグルジア料理店の店先。

 
ウラジオストクはこれからどう変わっていくだろうか。


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