世界観を作りこむタイプのコンテンツが劇場用映画、ドラマともにシリーズ化と共に増えているのだが、次を見る前にどんなんだったか忘れてしまうことが増えた。記憶力の低下もあるし、多すぎて頭が回らないこともあるだろう。
これに関してはは別に忘れて困ることはないが、困ることが他ではよくある。
舞台になる修道院が外景ロケ(CGその他で手を加えているのだろうが)、内部のセットともによくできていて、ちょっと「薔薇の名前」を思い出したくらい。
まだ尼僧見習いといったヒロインと村の若者とがちょっといい感じになるが、中年の神父とは何ともならないのがあっさりしていて、まあ本筋になりようにないのだからこれはこれでいい。
ホラーシーンは尼僧の黒づくめの恰好の不気味さを生かし、時々ぐわっと文字通り牙を剥くといったショックシーンをぶつけてくるけれど、割とルーティンでそれほど新味はない。
しかしホラーのお約束とはいえ、いったん解決したらそのまますんなり終わってほしいね。次があるぞというのはわかっているのだから、わざわざ念を押されると鼻につく。
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