デンゼル初のシリーズものというのが売りになっているが、あちらでは俳優の評価の基準として演技力、ルックス、カリスマ性、身体能力、セックス・アピールなどと共にシリーズものを持っているかどうかというのがあるかららしい。デンゼルはほぼすべての点で最高点をマークするが、最後のひとつが埋まったということらしい。
元上司の女性や近所の若者といった血がつながらないが人間との疑似家族、とまではいかなくてもコミューンものでもある。
クライマックスの大勢の完全武装の敵相手の建物と共に嵐そのものを巧みに身を隠すのに生かした戦いの趣向が面白い。嵐そのものの特殊効果も見事。CGはあまり使えないだろうに、どうやったのか。
ちょっと黒澤明っぽくもある。監督のアントワン・フークワは前作「マグニフィセント・セブン」で「七人の侍」のリメイクのリメイクを作っていたわけだし。
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