実写版アニメ版ともにテレビが先行して、実写版映画がもう30年近く前に二本できて、3DCG版が今度新しく作られ来年にはもう続編が出るという、まあ何度でも繰り返し作られる旧称「アダムスのお化け一家」。
出てくるキャラクターの美意識が通常と逆というのも、アメリカの特に郊外的な明るさの裏のどろどろした世界というのも、ティム・バートンやデヴィッド・リンチなどの作家によってすっかりおなじみになったもので、今となってはむしろまことに平和な世界観。
不気味にしてユーモラスなキャラクターの魅力というのは今でも通用はするが。
2Dアニメと実写を潜り抜けたあとの3DCGの誇張した空間感覚はそれなりに楽しめる。