コクトーの「美女と野獣」ばりに腕の形をした燭台、表現主義的に隈取りの深い照明、のちのダリオ・アルジェントを思わせる原色の使い方。
限られたセットを使い回して迷宮感を出した演出。
撮影監督出身のマリオ・バーヴァらしい。
前にも見ているのだが、これくらいカラフルだとは思わなかった。
「世にも怪奇な物語」ばりの少女の使い方の巧みさ。窓の桟を顔の真ん中にいれて覗いているという現実には見ずらいだろう見方をしているのが超現実感を出した。
Valerio Valeriという少女なのだが、他に出演作はまったくない。