prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「モンスターハンター」

2021年04月17日 | 映画
ゲームにはまるで疎いので元のゲームをどうアレンジしているのかはわからないが、ハリウッド映画的な骨法に従って作っているので見ていて混乱したりするところはない。
おおざっぱな世界観がわかればいいという感じ。

モンスターが思った以上にグロいのには参った。
ピーター⋅ジャクソン版の「キング⋅コング」の巨大な虫とまではいかないが、蜘蛛が人に産み付けた卵が孵ってわっと文字通り蜘蛛の子を散らすように腹から胸にかけて走りまわるあたりなど総毛立った。

「バイオハザード」以来のミラ⋅ジョヴォヴィッチの長身で筋肉質の女性ヒーローぶりもすっかり板についた感じで、トニー⋅ジャーの言葉が通じないながらも対立を通り抜けて協力関係になるあたりもいい。
「マッドマックスFR」みたいなロマンス抜きの男女ペアでもあるし、もっと遡れば昔からある喧嘩友だち式のこれまた骨法に従った作り。

いかにも映画館の大画面と音響効果がぴったり。
あちらの映画はスケールの大きさの出し方が上手いよねえ。

字幕版で見たのだが、吹き替えだと言葉通じないのはどうしたのだのだろう。英語は日本語にして意味不明言語は音だけそのままで通したのだろうか。