公式サイトより引用。
典座とは禅宗の寺院においての僧侶やお寺への参拝者の食事を司る役職。
調理や食事も重要な修行とする曹洞宗では重要な役職とされ、曹洞宗の教えを日本に伝えた道元禅師は著作「典座教訓」の冒頭で、典座には古来より修行経験が深く信任のある僧が任命されてきたことを述べている。
さまざまな光景の映像が寄り集まってお釈迦さまの足の裏になり、僧が裸足になって草の上を歩く光景につながるといった具合に個々はリアルな画面が連想法のようにして美学的に画面が展開していく。
頂きますと食べる前に言うのは命を頂きますという意味だとはよく言われるが、救わなくてはいけない側の僧も食べないと生きていけないといった矛盾は、肉体労働についたり、いのちの電話を受け持つガタイのいい兄弟子といった、3:11の被害の実写から仏教や僧は何ができるのかという問いあるいは疑問にストレートにつながる。