ルーブル美術館の舞台裏を捉えたナレーションなしのドキュメンタリー。
まず裏方の数の多さと建物の規模の大きさが圧巻。
広すぎて移動するのにローラースケートを使っているのが、なんとなく可笑しい。
展示室でピストルを発射し、その音がどう響くか測定しているらしき光景など、それ自体何を調べるためなのかわからないなりに一種の珍景として印象的。
数々の美術品が展示される前は相当にかさばる重量感のあるモノであることがわかる。
それらを扱う文字通りの腕力と繊細さ。
彫刻類が運搬される光景など、フェリーニ映画の場面を見るよう。