「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督が再びと言うべきか女の子の殺し屋を描く。
ただし、完成された殺し屋ではなくて素人の女の子たちが森のなかで合宿して訓練を受けるのを、実際にミスマガジン2021に選ばれた新人アイドル6人を集めて訓練し、その試練と根性そのものを見世物にする、日本ではよくあるアイドルの売り方とだぶらせてある。
その分、格闘や銃の扱いなどのスキルはそれ自体で見世物としてはおよそ成立しておらず、タルいし、迫力もない。
殺し屋たちの日常を描いたモキュメンタリー「最強殺し屋伝説国岡 完全版」の続編でもあるという設定があるらしいのだが、正直一本の作品として見るのにいちいち予備知識入れないといけないのかと思わされるのも嬉しくない。
「グリーンバレット 最強殺し屋伝説国岡」というタイトルが出るタイミングがかなり外していて、初めでもラストでもなくクライマックスが中途半端に決まったところなので、その後がすごく長く感じる。