赤井英和の息子でボクサーデビューもしたという赤井英五郎が監督編集というのだが、そのわりに息子が父親について、後輩が先輩に突っ込んでいくといった感じが薄い。
もともと聞きにくいことではあるだろうけれど、それだったら阪本順治監督といった存命中の関係者にボクサーあるいはその後役者に転身した赤井英和のどういうところが魅力的だったのか、といったことも聞いて回った方が膨らみが出たのではないか。
英五郎は帝拳ジム所属で、帝拳ジムのホームページで見ると「尊敬するボクサー」の欄にあるのはロベルト·デュラン、マービン·ハグラー、マイク·タイソンといった名前で、父親の名前は入っていない。入れるのは照れ臭いのか知らないが。
基本的に現役時の映像で構成されていて、特にエディ·タウンゼントの記録などは貴重。