以前受講した放送大学の教科書として指定されていた「わかる情報セキュリティ 」(佐藤健:工学社)。内容は、情報セキュリティ全般に渡る基本的な内容を一通り述べたものである。
情報システムというのは、本質的に潜在的なリスクがたくさんあるものである。ネットにはびこるウィルスやクラッカーによる攻撃、内部からの情報流失など、例をあげるときりがない。それは、ネットや情報基盤技術の発達に伴う負の側面なのである。加えて近年の個人情報保護に対する関心の高まりもあり、仮に個人情報が流出した場合には、大きな社会問題となってしまう。情報システムを活用するということは、その圧倒的な利便性を享受するだけでなく、そんなリスクがあることを受け入れ、そんなリスクが顕在化しないようにコントロールしていくということなのである。
だから、情報システムに関係する人間は情報セキュリティについて、それぞれの立場に応じて必要なことをちゃんと理解しておく必要がある。今は情報処理試験の体系が変わって「情報セキュリティアドミニストレータ」の区分は無くなってしまったが、本書は、それに合格できるくらいの知識は十分に網羅している。各章末に練習問題がついているのもうれしい。私が「情報セキュリティアドミニストレータ」を受験した際にこの本があったら、もっと受験は楽だったと思うと少し残念である。
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(本記事は姉妹3ブログ共通掲載です。)
情報システムというのは、本質的に潜在的なリスクがたくさんあるものである。ネットにはびこるウィルスやクラッカーによる攻撃、内部からの情報流失など、例をあげるときりがない。それは、ネットや情報基盤技術の発達に伴う負の側面なのである。加えて近年の個人情報保護に対する関心の高まりもあり、仮に個人情報が流出した場合には、大きな社会問題となってしまう。情報システムを活用するということは、その圧倒的な利便性を享受するだけでなく、そんなリスクがあることを受け入れ、そんなリスクが顕在化しないようにコントロールしていくということなのである。
だから、情報システムに関係する人間は情報セキュリティについて、それぞれの立場に応じて必要なことをちゃんと理解しておく必要がある。今は情報処理試験の体系が変わって「情報セキュリティアドミニストレータ」の区分は無くなってしまったが、本書は、それに合格できるくらいの知識は十分に網羅している。各章末に練習問題がついているのもうれしい。私が「情報セキュリティアドミニストレータ」を受験した際にこの本があったら、もっと受験は楽だったと思うと少し残念である。
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