19日、20日の土日は、放送大学の面接授業だった。受講したのは「化学物質と環境・社会」。土曜日の朝、起きた時に体調があまり良くなかし、かなり雨も降っていたので、よほど放棄しよう思ったが、授業料がもったいないので、頑張って出かけた。幸いなことに午後からは体調が回復し、家に帰ってから、わんこを散歩に連れていくような元気も出てきたので、この余勢をかって、2日間放送大学に通ってきた(笑)。今の専攻を卒業して再入学のことを考えると、基礎科目と総合科目は、放送科目に面白そうなものもないので、なんとか面接科目の方で確保しておきたい。
さて、内容の方だが、私たちの周りにはとてつもない位多くの種類の化学物質がある。その数何と現在5.8千万個、2.6秒に一つずつ増えていっているそうだ。化学物質と聞くと、マスコミなどではマイナスのイメージで報道されるものが多いが、同じ化学物質でも、使い方次第で毒にも薬にもなる。現代社会では、化学物質なくしては、医学も農業も成り立たないのである。
その一方で、化学だけでなく、科学全般に渡って、一見科学的な装いをした(少しでも科学的知識があれば噴飯的なものが多いのだが)商売が世の中に溢れている。マスコミも、記者に科学技術に関する素養が欠如しているため、やたらと不安をあおるようなセンセーショナルな記事ばかりが増えていく。資源のない、科学技術こそが頼りのはずの日本の現状としてはあまりにもお寒い。もっと、日本社会全体が、もっと科学リテラシーをつけるとともに、科学技術を振興していくような体制整備が必要ではないだろうか。
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