もうすぐ卒業式のシーズンである。新聞やテレビなどにも、卒業式関係のニュースが多くなるだろう。当然、私が出た高校にも卒業式はあった。しかし、私は、自分の高校の卒業式を見たことがない。
私は、基本的に○○式というものが好きではない。特に、普段見たことも無い来賓が、巻紙を広げて、意味の無い祝辞を延々と読むのにはとても耐えられない。今はどうかは知らないが、私たちの時代は、本当に、巻紙に長々と書かれた、あまり感動的でもないような挨拶を読むのが通例となっていた。これは、苦痛である。おまけに、時期的にもまだ寒い。式の行われる体育館にはもちろん、暖房なんてものはない。
というわけで、結局、
1年のとき:欠席
2年のとき:欠席
3年のとき:欠席
とあいなってしまったのである。もっとも、3年のときは、大学受験のためということもあったのだが。無理をして出ようと思えば出ることもできたが、なるべく早く現地に入って慣れておくことを優先して、少し早く京都の街へ行ったのである。ということで、どうも、高校の卒業式と言うやつには実感が湧かない。中学や小学でもあったはずだが、そちらの方はあまりにも昔すぎて、まったく記憶にないし。
※
本記事は、2006年03月02日付で「時空の流離人」に掲載したものに加筆訂正を加えたものです。
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