これも高校時代の記憶。
私の通っていた高校は、一応「市」となっているが、現在の人口がわずか2万人弱の小さな田舎町にあった。何しろ、高校1年の頃、まだSLが走っていたのを記憶している。観光用ではなく、普通に走っていたのである。
高校もこじんまりしていて、当時は1学年がわずか3クラス120人しかいなかった。(現在は、統廃合で高校自体が無くなってしまった(涙))
田舎の高校の割には結構進級に対しては厳しく、追試なども一切やらなかったので、同じ学年から5~6名は進級できなかった者がいた。(教えているレベルが高いと言うわけではない。進級要件の運用が厳密で、お情けもなく機械的に適用していたということである。)
高校がこじんまりしているので、みんな和気藹藹にやっているかというとそうでもない。この言葉自体が好きではないのだが、いわゆる上級生というやつの中には、ろくでもないのも多かった。
1学年上にも何人か、むやみに威張り散らしている連中がいた。例えば、あいさつをしなかったと言っては、下級生を呼び出して、偉そうにインネンをつける。普段の態度も、とにかく威張っている。わずか1年早く生まれたと言うだけで、どうしてそう勘違いができるのか不思議なほどであった。
学年が変わって、私たちが2年になったとき、特に態度の大きかった奴の一人の姿が見えなくなった。噂によると、どうも3年に進級ができなかったため、体裁が悪くてどこかに転校したらしい。
まさに、諸行無常、因果応報である。 (合掌)
※
本記事は、2006年02月19日付で「時空の流離人」に掲載したものに加筆訂正を加えたものです。
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