「元」売れっ子の人気グラビアタレント・水川真琴。でも人気は凋落し、今は崖っぷち。もう後がない。とうとう不良債権処理係と言われる後藤国光が担当についてしまった。
普通、落ち目のグラビアタレントといえば、結婚して引退するか、お水に流れるか、AV業界に移るかといったところだろう。でもそんな彼女に国光が持ってきたのがなんとCSの釣り番組のレギュラー。この辺り、まだ、彼女の所属するプロダクションは良心的なんだろう。でも低予算で、メイクも衣装も自前らしい。
彼女には釣り番組をやるうえで、大きな欠点があった。釣った魚に触ることができないのだ。でも餌の虫を触るのは平気で、カワイイとさえ言うくらいである。彼女が魚に触ることができないのは、小学生の頃、いたずら坊主のクラスメートに背中に金魚を入れられて、それがトラウマになったからだそうだ。蕁麻疹が出るくらいだからかなり重度である。ちなみに、食べる方はなんでも大丈夫らしい。
そんな釣り素人の彼女だが、国光の旧友でプロアングラーの対馬利明の指導の下に、だんだんと釣りの才能を開花させていく。これは全く釣りに縁がない女性が、次第に釣りに嵌っていく話なんだろうな。本人は、「釣りタレント」ではなく、「釣りもたしなむタレント」を目指しているようだが。
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