晴、19度、67%
今日はモモさんの初月命日です。主人も戻って来ています。そんな私達の気持ちに寄り添うように、今年17歳を迎えるアマリリスが真っ赤な花をつけました。昨日の午後からはその蕾がゆっくり開き始めました。
香港で最後に住んだ家に引っ越した時に、新しい家へのプレゼントにと思って買った大玉のアマリリスの球根でした。10年近くは毎年咲きました。ところが14歳で最後に花をつけて以来一度も花芽をつけません。狭い出窓の場所ふさぎでしたが、球根の横からは子供の球根もできて、昨年の秋には小玉の球根を合わせると4個になりました。球根類は国際間の引っ越しの荷物に入れてはいけません。それを承知で昨年の年末に土から上げて日陰に置きました。引っ越しの荷物には新聞紙を幾重にも重ねて忍ばせます。
まだ寒い2月の中旬、この4個の球根を土に戻しました。ずっと鉢植え育ちの球根です。モモさんが逝った頃から球根の先には芽が出始めました。やはり土の力です。葉っぱの芽と花芽は似ているようで違います。親玉の17歳の球根に花芽を見たのは、ココが来てすぐのことでした。急に気温が上がる日が上がると花芽の茎はグイッと伸びて来ました。葉っぱが好きなココは、このアマリリスの葉っぱにもいたずらをします。花芽を食べられてはと思い、囲いを作ります。
4つの固い蕾です。昨日は朝から気が気ではありません。午後には花先から穏やかなアマリリスの表情が見て取れます。順に花を開いてくれるでしょう。 親玉の横の子供達も鉢植えの時より緑がしっかりした葉をつけています。
昨日は主人も1日庭にいました。土からの恵みを感じながら、モモさんのことを静かに思います。 初収穫のサラダ菜です。葉っぱが好きなモモさんに食べさせて上げたかったなあ。