曇、27度、80%
暑いので1日空調を稼働させています。1日付けっ放しなのは居間の空調だけです。お手洗いとお風呂場を除くとどの部屋にも空調があります。全て改築後につけたので2年ほどしか経っていません。ところがこの2年間一度も掃除をしたことがありませんでした。そこで昨日空調の掃除にかかりました。
香港で30年使っていたのは全てクーラーでした。除湿作用がついた機種もありましたが、概ね冷房のみです。それでも長い間フル稼働させますから、月に一度はフィルターを洗っていました。最新の空調の構造を知りません。そこで取扱説明書を出して来ました。我が家の空調は全て同じシリーズのものです。
脚立を出して来て表の蓋を開けました。びっくりするほどの汚れを覚悟していましたが、フィルターもごみ受けも綺麗なままです。拍子抜けします。自動清掃が時々回っているからでしょう、白い綿ぼこりが手のひらに少しだけ取れました。最後に台所の空調です。この空調はほとんど使ったことがありません。他の部屋と同じで汚れがないと思っていると、蓋を開ける時から手がべたつきます。うっかりしていました。外回りすら2年間拭いたことがありません。中のごみ受けは埃すら見えないのですが、フィルターが外回りと同じく油を手に感じます。 左手の換気扇とは1メータほどしか離れていません。フィルターを外して油をぬぐいました。
使っていないのに空気中に浮遊している油が付着したと思われます。台所とはそんな場所です。壁も天井も油で汚れます。台所の空調は必要ないと言ったのに、主人が「一遍に付けなさい。」というわけで取り付けました。換気扇の性能も優れていますが、これまたモーターのような内部の掃除が大変です。空調があることでこれまた掃除の対象が一つ増えました。
帰国して全ての電化製品が新しいものに変わりました。日本製ですから性能もよく、掃除も楽にと工夫されています。たくさんの取扱説明書を読んで、やっと使い慣れて来たところです。台所の空調の掃除がちょっと重荷に感じます。換気扇のように使用頻度が高ければまだしも、使わないのに汚れます。昨日夕方に雷雨がありました。その音を聞きながら台所の天井を見上げます。本当に必要なものを見極めて生活に取り入れることが肝心です。