晴、6度、68%
今朝はぐっと気温が下がっています。気温の高い日と寒い日を繰り返しながら、間違いなく春がすぐそこに来ていることを、風の匂いや庭の小さな草花が知らせてくれます。
小さな草花を見る時は地面にしゃがんでいることも屡々。父母の時代には、草花が植わっていない庭でした。木と石ばかりの花といえば木に咲く花だけだったと思い出します。木や石の庭が好きだったのか、草花の手入れが嫌だったのかわかりません。道行く昔からのこの家を知るご年配の方から「花が増えましたね。」と声をかけられます。春を迎えるこの季節はその言葉が特に嬉しく思えます。
3年前の秋、庭のあちこちに水仙を植えました。父が好きだった花です。それから3年目の今年もあちこちから水仙の芽が出て来ました。「こんなところにも植えていたのね。」と忘れていることもあります。いろんな種類の水仙を植えました。今年の一番咲きは「ラッパスイセン」です。中の花弁の色が特徴的なこの水仙は匂いは少ないながら大ぶりです。一輪切ろうかと見ていると、 ココさんがやって来てクンクン。
春の庭では球根が一番早く動き出します。クロッカスが今年は少ないけれどちらほら。
秋からきれいな葉をつけていた「オキザリス」がそこかしこに咲きました。葉の形も様々な「オキザリス」は花が漏斗状ではかない可愛さです。
ルッコラに混じって咲いている「オキザリス」 紫の葉っぱが「オキザリス」の葉です。球根は数年植えたままでも翌年花をつけてくれます。
チューリップは15センチほどになりました。チューリップを植えたあたりを見ていると、嬉しい発芽を見つけました。「あんず」です。昨年ジャムを作るために長野から取り寄せた「あんず」の種を庭にパラパラ蒔きました。すっかり忘れていたのに、硬い芽が出ています。 「育つことはないだろうなあ。」と思いながら気になるので毎日覗きます。
明日はもっと冷え込むそうです。折角の花や芽生えが痛まないかと心配です。地面の中の動きは目に見えません。心を澄ませば草木が動き始めている音まで感じられそうです。