曇り、16度、84%
早春に野原いっぱいに咲く「カタクリ」の花をずいぶん以前にテレビで見たことがあります。可憐で、一斉に風になびく様子を忘れられませんでした。いつか自分の庭にも「カタクリ」の花を咲かせたいと思っていました。
「カタクリ」の球根を見つけたのは一昨年の夏の終わりだったと思います。嬉しくてすぐに買い求め、説明書き通りに庭に植えました。昨年の春、期待していたのに発芽すらしませんでした。「きっと、土地が合わなかったのだろう。」と残念に思いつつも忘れていました。
日に日に暖かくなります。毎日チューリップの色付きを見に庭におります。そんな時、チューリップの株の根元に小さな緑の新芽が3本ほど出ているのを見つけました。雑草の芽ではありません。何かわからないので抜かずに置きました。2週間ほど経つとその新芽はわずか6センチほどですが花芽をつけていました。そしてその脇にはあと2つ芽吹きも見られます。「何の花かしら?」自分が「カタクリ」を植えた場所も忘れています。その前に「カタクリ」の花を実際に見たことがありません。蕾は細い首をもたげて来ました。「もしかしたらカタクリ?」と期待します。
昨日チューリップの間でひっそりと花を開かせた「カタクリ」です。 2年目にして目覚めて花を咲かせました。
この春でやっと庭仕事4年目に入ります。知らないことばかりです。失敗することもたくさんあります。水のやり過ぎ、日の当て方、「朝顔」ですら2年も発芽させることが出来ませんでした。
「カタクリ」この1年半の間じっと土に埋もれたままだったのですね。何が刺激してくれたのか、この春遅い目覚めです。一斉に咲き揃うのは無理でしょう。ほかの株にも花芽がついています。 春は驚きの連続です。大きな庭仕事はありませんが、虫や病気にならないように注意深く見守っています。
来月に入るとハーブの種蒔き、野菜の植え付けを始めるつもりです。昨日福岡にも桜の開花宣言が出されました。庭仕事が本格化するまでゆっくりと4年目の桜を楽しむつもりです。