曇り、10度、72%
暖かな香港での長い暮らしから帰国して初めのふた冬は年末に霜焼けを患いました。皆さんが色々なお薬を勧めてくださいました。飲み薬の「ユベラックス」を飲むとわずか1週間ほどで痛みが取れました。「ユベラックス」はビタミンEを主体にした薬です。そこでこの冬はビタミンEのカプセルを10月の初めから飲みました。 暖冬のせいもあるでしょうが、霜焼けに悩まされずに春を迎えようとしています。
冬になると身体のどこかしこに痛みまでは行かなくても滞ったような重さが出てきます。年末にかけては殊更です。霜焼けばかりか気が付いたら肩や腰が重たく感じたり、水仕事で肌がカサカサなんて具合です。以前にも頂いた「くすり湯」を今年もいただきました。お寺で売られている生薬のみを使った薬湯です。飲むのではなくお風呂に薬の袋を浮かべて使います。雨が一日以上降り続いた昨晩、久しぶりにお風呂に浮かべてみました。温泉の匂いとは全く違う漢方の匂いです。香港の漢方薬局の前をと通った時のあの匂いです。お湯はやや濃いウグイス色に染まります。ゆっくりと湯船に横になると全身がじんわりと暖かくなります。時折使うアロマの精油とは香りそのものからくる神経の目覚め方が異なります。
市販の入浴剤もたくさん売られていますが、この「くすり湯」単なる入浴剤ではなく「お薬」とストレートに思ってしまいます。おかげで昨晩はゆっくり休めました。60歳を過ぎると、日々の小さな不調を早め早めに取り除いて毎日を送りたいものです。