雨、13度、88%
日本に帰国したら日本のお魚が食べれるだろうと楽しみにしていました。ところが近くのスーパーで売られている魚介類は原産国がカタカナのものばかりです。さすがにここ福岡では鯛だけは近くの漁場の産です。近くの漁場で漁れる魚はデパートの地下で高く売られています。中にはブランド魚と呼ばれるものまであります。日本近海で漁れる普通のお魚が食べたいと願う気持ちは3年経っても変わりません。
長崎で漁れたという「カレイ」が売られていました。身の厚い「カレイ」です。1匹買いました。お煮付けにしようか?ムニエルもいいなあ?白味魚ですがこの時期はしっかり脂が乗っているはずです。濃い味付けや余分な油をたさなくても美味しいだろうと「カレイ」を見て思いました。
切り身にして両面をじっくりと焼き、生野菜と合わせてみました。ラディッシュのスプラウトやルッコラ、香りや味に癖のある野菜を使います。添えたトマトは甘酸っぱさでソース代わりにもなります。 熱々の「カレイ」に野菜を添えてお昼ご飯です。
火を通している時から脂がにじみ出ています。中骨の上下でホロリと身が外れ、ルッコラやラディッシュの香りとともに口に広がる白味魚独特の甘みです。縁側の部分はカリッとした焼き上がり、身とは違う美味しさです。トマトを潰してソースにすれば「カレイ」の脂がさっぱりとします。
お昼ご飯にはちょっと贅沢でしたが、「カレイ」の旨さに満足。近海で漁れるお魚ばかりを食べることが出来たた昔は良かったなと思います。遠くから運ばれてくるお魚の方が美味しいこともあります。お魚はお肉と違って産地が気になるのはなぜでしょう。もっとお安く美味しいお魚が食べたい。雨の日のお昼ご飯「カレイのサラダ」でした。