曇、12度、78%
アイロンでつけたり縫い付ける小さな刺繍のワッペンが好きで買い貯めてあります。 繕いが必要な時ちょっと貼り付けたり、真っ白なTシャツにポイントに縫い付けたり、重宝しています。手芸店に行くと必ずワッペンのコーナーを覗きます。
先日そんな話を知人にしました。びっくり、その方も刺繍のワッペンを集めていらっしゃるとおっしゃいます。「珍しいのをたくさん持ってるのよ。」「よかったら見せてください。」見せていただいたワッペンは大きな箱一箱分もありました。彼女は使わずに買ったままに袋に入れて仕舞ってありました。刺繍のワッペンのコレクションです。次々に出して見せてくださるワッペンにため息。その中に数袋ミナベルホネンのワッペンも含まれていました。
ミナベルホネンは主に服を扱うブランドです。布に特徴があり色使いも独特です。いいなあとは思いますがオーバーフィットなので私は一つも持ちません。ワッペンも色具合、質感が他のものと違います。ミナベルホネンのワッペンはずいぶん以前に売られていたものだそうです。派手な色ではありませんが3つ1組に入っている袋をかえすがえす見せてもらいました。中の一つがとても気になります。 これです。なんの動物か?じっとみているとココがココ座りをしている様子に似ています。厚かましい私は「この一袋、譲っていただけません。」と言ってしまいました。ちょっと躊躇なさったけれど、はい、今私の手元にあります。
手芸店で求めるものよりはややお高めですが、買った時のお値段で譲ってくださいました。さあ何につけようか気分はルンルンで家に帰りました。今から暑くなるとTシャツの出番です。袖につけようか?背中側の襟元でもいいなあ?ココに似た正体不明の動物は取って置くつもりです。一番上の花輪、下の鳥、いい色具合です。2センチほどの小さなワッペンがコロナウィルスでの重い気持ちを晴らしてくれました。