晴、5度、76%
「しいたけ栽培」、「なめこ栽培」のキットをいただいたのは10日前のことです。菌の植わった原木ではなく、木屑を固めたブロックに菌を植え付けたものです。早速説明書に書いてある通りに準備しました。ブロックに十分水を滲み込ませるだけです。毎日の手入れは霧を吹くこと。実はこのキットを5年ほど前にもいただきました。あの時は「しめじ」でした。香港に持ち帰り作り始めたのに一向に芽が出る様子もなく失敗に終わりました。今回は不安な気持ちで始めたキノコ栽培でした。
「しいたけ」は翌日には小さな芽をつけました。「なめこ」は金色の小さな粒が見て取られます。それからあっという間に急成長を遂げた「しいたけ」を昨日摘み取りました。こんもりとした傘が広がり始めたからです。コロリと面白いように取れます。頂いて10日目、無事に「しいたけ」は私の口に入りました。
キノコを栽培すると言うとキノコ特有な臭いは?と懸念するかもしれませんが、床に置いてある2つのブロックをココさんが匂うこともないくらい「しいたけ」も「なめこ」も臭いません。さて、「なめこ」です。小さな金色の粒からこの10日、全く成長なしです。5年前の失敗の繰り返しかなと心配でしたが、ブロックの胴体に群生した「なめこ」の芽が出ています。 ひと安心。キノコの種類によって発芽にかかる時間が違うようです。
摘み取った「しいたけ」はお肉と合わせて薄味に炒めて食べました。 「どんこ」のような身が硬い種類ではなく「香信」の種類で平たく柔らかなしいたけです。さてお味ですが、流石採れたてです。ほんのりと甘みがあります。そしてお店で買うのと大違いは香りです。「しいたけ」のあの香りが深く口に広がりました。食感は柔らかです。まだまだたくさんある「しいたけ」、毎日の食卓に上ります。
「なめこ」はあと2週間ほどで生育するようです。「しいたけ」は収穫後、しばらく休ませることで再び使用可能だそうです。家でまさかのキノコ栽培、採れたてのものの美味しさは格別です。