晴、3度、84%
コロナウィルスのおかげでマスクばかりかトイレットペーパーまでお店の棚から姿を消しています。実際には備蓄があるものの配送が追いつかないのが現状だと報道されています。時折トイレットペーパーを搬入しているのを見ることがあります。現状が収まるまではマスクは入手困難が続くのかもしれません。
トイレットペーパーの品薄の話ではありません。トイレットペーパーそのもののの話です。3年前に帰国して、日常品のあらゆるものを新しく買いました。洗剤、スポンジ、などなど家庭で使う小さなものから大きな家電まででした。30年も日本にいなかったので、どのメーカーの何が自分のニーズに合っているのかわかりません。片端から試してみました。トイレットペーパーもその一つです。
いつまでたってもどのメーカーのトイレットペーパーがいいのか掴めずにいます。試したトイレットペーパーどれも心もとない使用感です。薄すぎたり、ミシン目が入っているのにきちんと切れなかったりします。
海外旅行時に使うトイレットペーパーはホテルのものが主流なので比較対象にはなりません。一般家庭で使用するトイレットペーパーのことです。そうなると私が比較できるのは香港のトイレットペーパーです。香港でも今、トイレットペーパーが棚から消えるという日本と同じ現象が出ているそうです。30年前の香港のトイレットペーパーは本当に酷いものが多かったと記憶しています。色も濃いピンク、ゴワゴワでした。たまたま香港のトイレットペーパーが手元にあります。
向かって右の個装されていないのは日本のものです。左の3つが香港で売られているメジャーなトイレットペーパーです。個装されているのは昔からで、以前は紙で包まれていました。こうして見ると大きさもやや違います。日本のものは2層タイプ、香港のは3層のものも含まれています。日本のこのペーパーは私が使ってみた中では、ミシン目での切れが一番いいと感じました。トイレットペーパーの切れなんか香港にいる間は一度も考えたことがなかったのです。紙の質感、丈夫さは香港のどれを取っても日本の物より優れています。
その土地に住む人の好みだと思います。日本のは柔らかいのではなく薄いと感じます。柔らかくそれでいてしっかりしたトイレットペーパー、おまけにミシン目できっちりと切れてくれれば申し分ありません。もちろん日常使いですからお値段もそこそここで。いつになったら、望むトイレットペーパーの出会えますやら。