チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ビオラ

2019年01月21日 | 庭仕事

晴、7度、63%

 主人が「表の道沿いには花を絶やさないように。」と言います。誰が世話をするのかしら、まるで私は管理人です。でも、もともと土いじりが好きですから花の苗を見ては買って来ます。まだ「日本の庭仕事2年生」です。先の見通しが効きません。夏の終わりには園芸店でも花の苗が少なくなりました。あのひと月は寂しげな我が家の表でした。

 パンジー、ビオラが出てくるのをじっと待ちました。昨年の経験から春遅くまで咲き続けてくれます。雪をかぶっても咲きました。パンジーより花姿が小さいビオラが好きです。花が枯れてもビオラなら見苦しくありません。買ってくる苗はお高くてもサントリーなどの開発した「よく花がつく」という苗を買い込みます。花付きが断然いいのです。これも昨年の経験です。

 裸んぼのもみじの下、 寄せてたくさん植えています。もみじの根元には寄せ植えから地面に下ろしたガザニアがまだ花芽をつけています。 

 玄関脇の金木犀の下には黄色のビオラだけを寄せて置きました。鉢ですから冬でも時々水遣りをします。その鉢の横には、秋咲のマムが新芽をつけ始めています。 よそのお宅の春咲マムはもう花が開き始めています。やはり暖冬です。昨年と違い福岡の平野部では積雪がありません。球根の仲間で早くに花をつけるクロッカスが金木犀の下に芽を出しています。 雨上がり異常に暖かかった昨日の我が家の表の様子です。暖かなことは私たちも身体も心も緩みます。きっと花たちものんびりと咲いてくれているだろうと思います。

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寒椿

2019年01月20日 | 菓子

曇、14度、85%

 今日は大寒、一年で一番寒い時期です。でも今朝は14度と昨日よりもぐっと気温の高い朝を迎えました。そして、今日は亡き母の誕生日です。

 最後の誕生日には施設からの許可が出て食べたがっていた握り寿司を差し入れしました。びっくりするほどがっついて食べた母の姿を思い出します。お箸を使うのももどかしかったのか手で口に運んでいました。部屋を出る時、「来年もまたお寿司ね。」と言ったのを思い出します。その7ヶ月後に亡くなりました。あの日からもう6年です。

 母の施設を見舞う時には必ず和菓子を持参しました。自他共に認める「あんこ好き」でした。香港から福岡空港に降りてまっすぐ施設に向かうようになると、香港で私が作った和菓子を持って行きました。滞在中は好きだった有名店の和菓子を食べ切れる数だけ求めて運びました。私がドアを開けると、「あんこは?」と聞くような母でした。

 大寒、母の誕生日、そんな思いで「寒椿」のお菓子を作りました。久々の和菓子作りです。外は外郎、中は白こしあんです。この季節、夕方の暗さの中でも椿の色が目に飛び込んで来ます。ぽってりとした赤い色に目が留まります。

 しばらくぶりでしたので外郎の生地がやや柔らかめに仕上がりました。一口食べました。 時間をかけて作った手亡の白豆の餡が豆の香りを損なわずに美味しく感じます。母に供えました。昼前には義母の病院にも持っていくつもりです。

 生きていれば今日で92歳です。ひとときの時間、母を偲ぶつもりでいます。

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ココさんと羊さん

2019年01月19日 | ここ

晴、5度、85%

 私が朝起きて、居間に出て来て一番にすることは「羊さん」に充電することです。「羊さん」充電タイプのあんかです。2年前一番寒い時に初めて日本にやって来たモモさんにお嫁さんのご実家からいただいたものです。足元は床暖房がありません。空調の暖房を入れていても床近くは寒いと思います。

 2日前の朝でした。朝の気温2度近くです。暖房のスイッチを入れて、「羊さん」をコンセントにつなぎます。コンセントはココさんの寝てるところから少し離れています。いつもは毛布の上で「羊さん」を待っているココさんです。

  「あれ?何してるの。」「おかあしゃん、羊さんまだ冷たいです。」「うん、もうすぐ暖かになるよ、待ってて。今日は寒いね。」

 次に見ると、 「おかあしゃんもう温かですよ。」「赤いランプ消えたからね。毛布の上に持って行こうね。ココさん、羊さんと一緒に寝てなさいよ。」「はい。」

  よほど寒かったのか、足も尻尾も身体の下です。

 昨日は6度、今朝は5度、今「羊さん」の充電中ですがココさん毛布の上で寝ています。あっ、赤いランプが消えました。毛布のところに運びます。まだしばらくはココさんの大事なお友達「羊さん」です。

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昨日はモモさんの誕生日でした。

2019年01月18日 | もも

晴、6度、67%

 モモさん生きていれば、昨日で15歳でした。朝一番、香港の主人からメッセージが入りました。毎朝「おはよう」とメッセージが入るのですが、いつもよりとても早い時間です。「モモの誕生日です。」と書かれています。早くに目が覚めてしまったのでしょう。

 お祝いのケーキを作りました。モモさんが好きだったシフォンケーキの生地で作ったロールケーキです。飾り付けをしていたら、モモさんが黒豆を好きだったことを思い出しました。先日、主人と遅くなったおせちを食べながらその話をしたところです。ほんの少し残っている黒豆を飾りに使いました。「モモさん、どうぞ。」

 モモさんが逝って今年は2年目を迎えます。ため息をつくような胸の苦しみはなくなりましたが、空を見ても道の草を見てもモモさんを思います。13年と数ヶ月、一緒に暮らした時間が胸をよぎります。

 主人か私どちらかが逝ってしまうまでモモさんはこの地上にいるような気がします。「モモさん、15歳おめでとう。」

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はなさんからお洋服もらいました、ココ。

2019年01月17日 | ここ

晴、2度、69%

 暖冬と言われていますが、福岡、昨日から寒さが戻って来ました。ココさんは嫌がらずに着てくれるモモさんのお古のベストで過ごしていました。モモさんもこのベストは豪ちゃんのお下がりです。大きな男のパグたちのお下がりですからやや大きめです。

 お昼前、はなさんのお母さんからお荷物が届きました。はなさんは市内に住むココさんのお姉さんパグです。そういえばしばらく会っていませんね。開けると裏が起毛したベストが3枚も入っています。女の子らしい色柄です。早速着せてみました。

 嫌がらずに袖を通してくれました。しめしめ。ベストですが、短い袖も付いています。何よりサイズがぴったりです。お古の洋服は尻尾のところで長さが余っていました。ココさんが嫌いなフードや襟飾りもありません。3枚を次々に着替えました。 薄いグレーですが、可愛い絵柄模様が入っています。はっきりしたピンクの洋服は初めて、 

 「可愛いよ。」ココさん、満更でもなさそうです。寒いので洋服を着ることにも慣れて来ました。考えてみるとモモさんも洋服は頂き物ばかり、ココさんも同じです。親の私が揃えたものはと言ったら毛糸のベストを編んだくらいです。

 この洋服ははなさんには大きかったそうです。綺麗に洗って送ってくださったのに、どこかはなさんの匂いがするのか、クンクン匂います。夕方のお散歩に着て出かけました。いつもお会いする方たちに「ココちゃん、可愛いの着てるね。」ココさん揚々と歩きます。私も内心ホクホク。「よかったね。」

 義母の入院がまだ続いています。お会いしたい方たちになかなか会えずにいます。退院したらはなさんに遊びに来てもらおうね。今朝の温度3度を切っています。起きてすぐいただいたベストを着せました。「暖かいね、ココさん。」

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こげ茶のリボン

2019年01月16日 | 身の回りのもの

晴、7度、67%

 この歳になってもリボンがかかったものを頂くと嬉しくなります。小さい頃はやっぱり赤いリボンが好きでした。家に置いてあるリボンのかかったものは私へのプレゼントだと勘違いして、包装を解いてしまい叱られたことも屡々です。

 ここ数年は、茶色のしかもこげ茶色のリボン惹かれています。こげ茶の色も様々です。サテンのものは艶があり、木綿のものは浅い色、ココア色に近いこげ茶もあります。リボンの幅は太すぎず細すぎず、文字が書いてあったらその文字の色も気になります。

 頂き物にかかっていたリボンはどれも取ってあります。缶一杯のリボンです。こげ茶色のひと時代前は白のリボンも好きでした。ある時頂いた箱にかかっていたリボンの幅が3センチほどのサテンの白でした。ちっとも可愛くない、ちっとも素敵じゃないと思ったことを覚えています。そしてこの幅広のしろリボンはすぐに捨ててしまいました。手芸屋さんに行くとこれまたリボンを買います。自分が使うためのリボンです。時には一巻き買うこともあります。

 リボンに関心があるのは女だからでしょうか。小さなリボンの切れっ端ですら、缶から出して来て幾度も眺めてしまいます。よその人から見たら変な趣味かもしれないと最近気付きました。不要なものを捨てるとなると、一番先に捨てられそうなリボンの缶です。そんなことを思いながら、またリボン一杯の缶の蓋を取ります。

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侘助

2019年01月15日 | 

曇、7度、85%

 送られて来た荷物を開けると生の花が入っていたら、ワクッとしませんか?荷物を開ける時ですら、「何が入っているのかな?」と気持ちが高鳴っています。その箱の中に赤い花や黄色の花が大事に包まれているのを見つけた時、お菓子の箱を見つけた時とは違った喜びがあります。思いがけない贈り物です。

 今の時期、山茶花や椿が咲く庭を見ます。「これは山茶花、あれは椿。」などと一人確認しながら歩きます。似ているようで似ていない。どちらかを判断するときは地面を見ます。首からポットリ落ちて入れば椿、ハラハラ花びらが散っていれば山茶花。どちらも好きな花です。取り分け「侘助」という椿が好きです。きっと名前のせいかもしれません。

 どこかでそんな話をしたのか、友人が自宅の庭の「侘助」を手折って送ってくれました。「遥々ようこそ。」椿ですから匂いはありません。その可愛い紅色の花が荷物の中に見えました。くっきりとした緑の葉っぱ、まだか細い花芽もついています。

 夕方遅くついた「侘助」を手に花器は何にしようか迷います。一夜明けると蕾が膨らみ始めました。寒い部屋に置いています。ひとつひとつ花開きます。ひと月も養えば蕾は全て開くはずです。寒の内の大きな楽しみの一つです。

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遅ればせのおせち

2019年01月14日 | 日々のこと

曇、6度、85%

 昨日、年が明けて初めて主人が帰宅しました。帰宅を待って、おせちをいただきました。いつも変わらぬ物しか作りませんが、 こうして向き合っておせちをいただけることは幸いです。

 ココさんにもモモさんの時同様に小さなお重です。

 一の重には、 伊達巻、海老の酒蒸し、かまぼこ、黒豆、おなますと銀杏、数の子。

 二の重には、 ルイベ漬け、タコのうま煮、ぶりの西京漬、牡蠣の燻製、裏白しいたけ、キンカンの甘煮、ユリ根のきんとん。

 三の重には、 がめ煮。

 数の子やルイベ漬けは友人から送られてきた頂戴ものです。ありがとうございます。

 母は地元の出身でない上おせちを作ったことがありませんでした。義母はデパートで求めて来たおせちをお重に詰める人です。残念なことにおせちの記憶がありません。いえ、おかげでかえって自由に各地のおせち、我が家のおせちを作って来たと思います。福岡ではおせちにぶりを使います。美味しい西京味噌にさわらをつけようか迷いましたが、ぶりを選びました。

 今日の夕方には明日からの会議のため東京へ帰ります。一晩だけの我が家のお正月、薄味、二人で食べきれるだけの量、お重は空っぽになりました。残してある数の子とお餅をお昼ご飯にいただくつもりです。来年もまた、主人とこうしておせちを囲めるように祈ります。

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小さな蘭 「マコデス」

2019年01月13日 | 庭仕事

小雨、10度、85%

 「マコデス」という小さな蘭を求めたのは昨年の3月でした。蘭だとは知らずに求めました。葉っぱの模様がとても魅力的です。苔と一緒にガラスのドームの中で育てようと思いました。

 高さにして5センチもありません。「マコデス」を調べてみると、花は咲くものの葉の美しさを愛でるための蘭だそうです。「ジュエルオーキッド」と別名を持ちます。宝石蘭です。流通量の少ない品種だそうで、巡り合ったのが幸いでした。求めてすぐに1泊で家を空けました。帰宅してみると、ガラスのドームの中で蒸れて葉っぱが萎れています。一大事とドームを外して様子を見ました。結局葉っぱ一枚だけが助かりました。私の意気消沈はかなりのものでした。

 一夏越しました。小さな葉っぱが傍に付き次第に元の姿に戻りました。周りの苔も成長しました。寒さがやって来たのでガラスのドームを再びかけました。 ドームの中には水滴が付いています。気温管理が難しいそうですが、現在のところ暖房を入れない部屋に置いています。クリスマス、お正月のために庭の南天赤い実をを散らしました。

 植物と向き合い始めてこの2年、芽が出ない種、芽が出ても育ちきらないもの、やっと送ってもらった苗が私の無知から枯らしてしまったもの。たくさんの失敗の経験を積んでいます。この冬を越してくれれば、「マコデス」との付き合いも1年目を迎えます。毎朝ドームの中に声をかけています。「元気?」

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コリンファース「喜望峰の風に乗せて」

2019年01月12日 | 映画

雨、7度、92%

 コリンファースは好きな俳優の一人です。昨日のお昼、彼の新しい映画の初日だと知りました。3時から1回だけの上映です。急に行くことに決めました。

 「ブリジットジョーンズの日記」で初めて知ったコリンファースです。「英国王のスピーチ」でアカデミーをとって、最近では「キングスマン」シリーズで目にします。イギリス人そのままのような人柄に感じます。

 実話を基に作られた「喜望峰の風に乗せて」です。この邦題より「THE MERCY」原題の方がこの話を適切に伝えています。1968年、単独無寄港の世界一周ヨットレースに挑戦したアマチュア船乗りの話です。負債を抱えた会社経営者が選んだのは会社も自宅も担保にしてこのレースで得る賞金と栄誉でした。でも相手は海、自然です。思うようにいかない記録に虚偽の記録を報告します。当時はGPSもありません。実は彼は喜望峰まで行かずUターンしていたのです。その罪の意識に気付き、帰港する前に海に身を投げます。その時彼が感じたのが「MARCY」。単純に日本語に訳せば「慈悲」です。彼の家族愛、夫婦愛が下敷きにあります。

 宗教的なバックグランドがあるので日本では受け入れられないかもしれません。日本人には「キングスマン」のコリンファースの方がすんなり入ってくるはずです。コミカルな役、真面目な役、役者さんですから幅広くやらなくてはなりません。紳士的な顔つき、正当な米語ではない英語、くぐもった声、私が好きなのはやっぱり少しコミカルなコリンファースです。

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