晴れ、7度、63%
私が七味唐辛子を好きなことは幾度も書いて来ました。おかげさまでたくさんの七味唐辛子を頂戴します。辛味ばかりを思い浮かべる七味唐辛子ですが、辛さと同じくらい好きなのがそれぞれの香りです。七味と言われるくらいですからいく種類もの香り豊かな物が混ざっています。お店によって七種類も、配合も違います。山椒の香り高い七味唐辛子も好きなものの一つです。そして初めて「これは!」と驚いた七味唐辛子があります。胡麻と青のりの香り豊かな七味唐辛子です。 富山の吉田というお店の七味唐辛子です。封を切った時から胡麻の香りがします。「大辛」と書かれていますが辛味は差ほどではありません。いつもは真っ白いご飯にふりかけていただきます。とにかく美味しいのです。
この七味唐辛子とイカをスパゲティに合えました。ソースは年末年始で貯めて置いたエビの殻と頭でとった「アメリケーヌソース」です。 殻をよく炒めて、玉ねぎやニンジンと煮込みソースを作ります。殻の量が少ないのでソースですが、多ければ「ビスク」というスープも作ることができます。エビの殻と味噌の旨みが味わえます。白ワインを使って伸ばすのですが生憎赤しかなくオレンジ色のソースのはずがやや赤に近い色になりました。このソースの中でイカに火を通します。出来たソースと吉田屋の七味唐辛子を茹でたてのスパゲッティに合えます。海老の香りと胡麻の香り、かすかに青のりも香ります。そしていただく前にもう一度この七味をたっぷりと振りかけます。 細めのスパゲッティによく絡まって美味しく感じます。イカはあくまでも火を通し過ぎずに柔らかくソースの甘みとその後からくる七味の辛さがなんとも言えません。
青のりとたくさんの胡麻の香り豊かなこの七味、もっとみなさんに知ってもらいたいといつも思います。