チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ほっけ(干物)のパスタ

2019年06月10日 | 昨日のお昼ご飯

晴、19度、84%

 一夜干しの干物など好きな物の一つでしたが、年々塩っ気が強く感じられるようになりました。福岡にいれば新鮮なお魚が手に入ります。干物を買わなくなりました。ただ、ほっけの干物だけは求めます。新鮮なほっけは福岡では売られていません。ほろっとお箸で身が外れます。皮もパリパリに焼くと厚みがあってなかなかのお味です。

 この干物のほっけをパスタと合わせました。味が薄い干物を探しますが、干物は干物です。パスタを茹でるときにお塩を入れません。以前、お素麺に合わせた時はあまりに塩っぱくなって驚きました。日本の乾麺はお塩が入っています。ほぐしたほっけとパスタを合わせるだけの簡単なものです。茹で上げたパスタにオリーブオイルを垂らして絡まりよくします。緑は庭のディルトパセリの花です。大きなほっけの干物はデパートの北海道展で求めますが、普通サイズのスーパーで求めたほっけなら2枚使うとちょうどいい量です。

 先にほっけを焼いてその間にパスタを茹でます。茹で上がる頃にはほっけの身の準備はできて、皮は既にお腹に入っています。いたって簡単です。アジやサバの干物でもできますが、ほっけの身の外れ具合が美味しさの決め手です。

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薔薇の奇形?

2019年06月09日 | 庭仕事

曇、18度、88%

 昨日は昼過ぎにやっとお日様が顔を出しました。雨、風でモチノキの花が散って庭一面が汚く見えます。ポツポツと残ってた薔薇も雨でみすぼらしくなっています。薔薇の花を全部落とそうとハサミを持って庭におりました。迷うことなくハサミを入れていると、様子がおかしい薔薇の花を見つけました。 薔薇の花の真ん中から新芽が出ています。脇の茎からではありません。真ん中の雌しべの部分がグッと伸びて葉を付けた姿です。そういえば、昨年はキュウリの実の真ん中に花が咲いたものも取れました。「奇形かしら?」

 今読んでいる本がレイチェルカーソンの「沈黙の春」です。 1960年代に書かれた古典的な名作、いつかは読まなくてはいけないと思いつつ今になってしまいました。化学製品が自然界に及ぼす悪影響に警鐘を鳴らした本です。まだ読み始めですが、庭のこうした異常は気にかかります。

 普通に売られている駆虫剤、殺菌剤を時折スプレーします。希釈して使うような農薬ではありませんが、化学製品には違いありません。庭仕事を始めて3年目、それ以前の庭は荒れ放題の手が入っていない状態でした。化学物質の蓄積は少ないと思います。

 自然界の出来事です。何かの拍子にこうした奇形ができることがあるのかもしれません。福岡から佐賀にかけての海辺の松林は、松食い虫の殺虫が空中散布で行われます。その一帯から我が家までは距離もあります。昔は多かった近所の農家も今では一軒もありません。「たまたまね。」と思ってはみるものの、気にかかる薔薇の花です。

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長男の嫁

2019年06月08日 | 自分ごと

雨、19度、90%

 41年前、長男である主人と結婚しました。昭和50年代です。今とは社会状況も家庭のあり方も違いました。長男の嫁でしかも一人っ子ですから、結婚当時からいつかは両方の親の面倒を見なくてはと思っていました。その後、日本を30年離れました。帰国して2年、日本は社会情勢も家庭のあり方も大きく変わってしまったことに気付きます。

 海外にいましたが、まずは私の母のパーキンソン氏病に始まった家でのケア、入院、施設への入所と「介護」と名のつくことの手配を進めました。母が逝き、義父の家庭での介護に疲れた様子を見せ始めた義母のためにと義父の施設を探しました。義父も逝き、今は義母が入退院、そろそろ施設を考え始めています。

 この10年に渡る親達の問題のことを書くと、皆さんから「よくお出来になりますね。」とか「お優しい。」とお言葉をいただきます。決して人間的に優しいのでやってきたことではありません。母も義母も「長男の嫁」です。ところが二人とも姑との仲が悪く、昭和初めの人ですが同居もせず、義理の親の最期を看取ったのは別の親族でした。母も義母も「長男の嫁」としてテイタラクです。主人の家に至っては本家に仏壇があるので、義父が亡くなるまで仏壇もなく義母は仏壇の祀り方すら知りませんでした。

 この二人の「長男の嫁」を見てきてとても情けなく思いました。高度成長時代を生きてきて派手な生活をして結局最後はどなたかに頼らなくては生きていけません。社会情勢の中で深く考えることなく生きてきた母や義母だと思います。情けないを通り越して、恥ずかしいとさえ思います。私が義理の両親に尽くす原動力は、そこにあります。優しいからではありません。恥ずかしいと思うようなことはしたくないだけです。「長男の嫁」としての矜持を持っているつもりです。そんなことを言っても同居するわけではありません。ご同居の方の苦労に比べれば大したことはしていないと思います。

 考えれば、一人息子のお嫁さんも「長男の嫁」です。今と昔では世間の考えも家庭のあり方も違います。極力息子のお嫁さんに迷惑をかけないようにと常々心しています。母、義母になかった古いタイプの「長男の嫁」を務めるつもりです。

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パンは発酵食品?

2019年06月07日 | パン

雨、27度、89%

 毎朝毎朝、パンを焼きます。設備のない家庭で焼くパンです。気温の変化、湿度の変化で発酵の状態を見極めながら焼きます。見極めるなんて素人ですから、毎日同じ配合でも焼き上がりも毎日違います。

 数ヶ月前、新聞で発酵食品の中に「パン」が入っているのを見ました。麹や納豆、ヨーグルトと並んで「パン」の文字が。私には少し驚きでした。朝、パンの種を仕込んで冷蔵庫で約1日かけて発酵させて翌朝焼きます。冷蔵庫に入れている時間は長いのですが、それこそ発酵と向き合っています。毎日「発酵のさせ過ぎね。」とか「今日は発酵に時間がかかるわね。」と言った具合です。その私がパンが発酵食品だと書かれているのにピンとこないのです。

 パン種は他の発酵食品よりはっきり生きていると感じます。じんわりと膨らみます。酵母は生き物です。ですから「発酵食品」だと言われれば頷けるのですが、しっくりと来ません。おそらく焼くという過程で他の「発酵食品」とは違い見た目が乾燥してしまうからだと思います。280度で焼き上げる我が家のパン、 生きた酵母がガスを発した跡がパンの切り口にちゃんと残っています。

 生きた酵母を相手に毎日毎日「発酵」をさせています。頭の中は「発酵」という言葉でいっぱいです。それなのに数ヵ月たった今も「パンが発酵食品?」と思い続けています。

 

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布袋草の花

2019年06月06日 | 庭仕事

晴、23度、94%

 今年も布袋草の花が咲きました。大きな花ではありませんが、スクッと茎を伸ばして花をつけます。水面に布袋草の丸い葉っぱ、そこから10センチほどの高さに咲く薄紫の花は佇まいよく見えます。

 3年目の布袋草です。夜のうちに花芽をもたげて、夜明けにはまだ蕾ですが、日が登るとパッと咲きます。咲くのはその日の日の入りまで、翌日にはしょぼくれてしまいます。甕にあまりに多くなった布袋草を10日ほど前に分家して今では鉢は2つです。ただ移動しただけなので本家、分家とも同じ日に花が咲きました。 こちらが分家です。日向に置いてあるので花色が本家と違うように見えます。見出し写真の方が実物に近い色です。分家の鉢を覗き込むと、あれあれ、布袋草の浮き袋を誰かが噛みちぎっています。 犯行現場は見ていませんが、おそらくカラスの仕業です。水を飲みに甕の淵に止まります。本家の甕は花芽が立ち上がってくるまではカラス防止のネットをかけていました。中のメダカを食べられてはと心配でした。折角の花です。ネットを外したばかりです。本家の浮き袋は現在は傷んだ様子はありません。

 1日で萎む布袋草の花ですが、毎日毎日、花芽をつけます。夏が終わる頃からポツンポツンと間遠になって、11月まで咲きます。道ゆく人の目にも留まる布袋草の涼しげな花です。

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なめくじハウス

2019年06月05日 | 庭仕事

曇、23度、90%

 昨年の秋、寄せ植えを作りました。ビオラの寄せ植えです。 もう一つ黄色いビオラばかり寄せたものも作りました。雪こそ降りませんでしたが、寒さの中道ゆく人が目に留めてくださいました。7株、8株は寄せています。垂れ下がるほど花を付けると、思い切りよく刈り込みます。この写真昨日のものです。花数は減りましたが、まだ十分楽しめます。その上、 種を飛ばして、敷石の間には可愛いビオラの子供達まで咲きました。春になると植え替えるつもりがもう6月です。東京から戻ると黄色いビオラは花がほとんどありません。昨日、園芸店に行きました。5月の連休の頃は溢れんばかりの花の苗があったのに、花の苗は夏に向けて数が少なくなっています。欲しいと思っていた花は見つかりません。求めたのは、ピンクと白の混じったペチュニアです。 黄色と白、紫のペチュニアは売り切れていました。

 昨年の春もペチュニアを寄せました。花がよく咲くという品種を求めました。なのに一向に蕾がつかない、よく観ていると「なめくじ」が這った跡が見られます。なめくじが夜中に出て来て花芽を食べていたのです。そこで、今年は苗と一緒に「なめくじ」対策の薬も買いました。「なめくじ いらっしゃい」というのが商標です。出してみると、お家の形をしています。箱に書かれた絵によるとなめくじは窓から入って毒エサを食べて、外に出て死ぬのだそうです。窓の下には滑り止めのような階段までついています。

 ほんの3センチ四方の「なめくじハウス」この中になめくじの死骸がいっぱいだとさぞ気味が悪いだろうと思います。昨年買った薬は「なめくじホイホイ」みたいなものでした。確かにこれを置くだけで、ペチュニアはたくさん花を咲かせました。なめくじにはありがたくない代物ですが、「なめくじハウス」を可愛いと思ってしまいます。昨晩は夜半に雨が降りました。雨の中、なめくじが「なめくじハウス」に出入りする様子を思い浮かべていました。

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「国宝 東寺」東京国立博物館

2019年06月04日 | 日々のこと

曇、22度、90%

 東京に入った日、主人との約束の時間まで少しあります。羽田から上野へと急ぎます。期間を3日残すところの「国宝 東寺」を観るためです。

 覚悟はしていましたが「50分待ち」と看板が出ています。日差しがなく、風があるので館外で並ぶのも苦にならないだろうとチケットを求めました。ご年配の方が多い参観者のために給水所まで設置されていました。「この人数で50分?」と思うほどの人数です。約1時間後入館できました。

 密教芸術の宝庫といわれる「東寺」の仏像と「曼荼羅」の展示です。 「東寺」から持ち出された品の数は今までで一番多いと聞きます。「東寺」の謂れの巻物の前ですら人の山。背が低い私は苦渋します。

 主人の仕事のおかげで日本ばかりか、中国、インド、タイの仏像を観る機会を得ました。国によって、その仏像の顔や精密さもずいぶん違います。仏像を作る人が素人の場合もあれば有名な仏師のこともあります。中国の岸壁の仏像の素朴なお顔に身近に感じることがありました。かと思えばタイの仏像のように金箔が施され眩いばかりのものもあります。インドに至るとそのお顔がなんともエキゾチック、眉やお髭までもが太く、濃く作られています。

 仏像は庶民が手を合わせるものから、寺の僧達にしか解禁されないものまで作られた経緯は様々です。道の端に立つ仏像が厳しく、立派である必要はありません。すっと手を合わせたくなるような素朴なお姿がいいと思います。

 今回集められた密教文化を反映する仏像達はどれも気高い顔つきです。中には「ハンサムだわ。」と見惚れるものもありました。その中の一つが唯一撮影可能だった「帝釈天騎象像」です。背の低い私がよくこんなに綺麗に撮れたと、後になって驚きました。

 仏像もさることながら「曼荼羅」も数多く展示されています。インドでは「曼荼羅」を観る機会がありませんでしたが、タイで観た「曼荼羅」の荘厳で煌びやかな様は万人を制すといった趣でした。そのスケールにも目を見張ります。密教文化と聞くと地味な文化を想像しがちですが見事なまでの芸術でした。

 曇り空の下に出て来て、深い満足感がありました。上野のお山の緑の向こうにはスカイツリーが見えています。14世紀と21世紀を一瞬ひとつに感じた光景でした。

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「おかあさん、おかえりなさい。」

2019年06月03日 | ここ

晴、21度、90%

 ココさん、2泊3日のお泊まりでした。いつもの動物病院です。お泊りの間の1食分ずつを用意しているとそれとなく気配を感じています。お泊まりというか、「そのご飯が食べたい。」その一心です。ご飯が入った袋に釣られるように喜んで病院に向かいました。ご飯の袋が看護婦さんに手渡されます。ココさんの視線は袋に集中。「すぐにお迎えにくるから、いい子にしていてね。」と写真を一枚。 ココさん、「?」という表情のすぐ後、目を大きく見開いて後ろ足を突っ張って「中に入りたくない。」様子を見せました。それもほんの数秒、いつものココさんらしく看護婦さんと一緒に中に入って行きました。

 昨日のお迎えは日曜日の夕方、病院はすでに閉まっています。インターフォンを鳴らすと、病院の玄関からではなく裏の院長先生のご自宅の門から「ガハガハ」と聞こえました。振り返ればココさん私めがけて突進中。力強くやって来て、力尽きて「ガハガハ」。相変わらずのココさんです。「ココさん、太ったんじゃない?」「そんなことありませんよ。」家に向かうココさんの後ろ姿は背中の部分が肉厚です。

 看護婦さんは、「患者さんがいないときはよく遊びましたよ。」とココさんのいい子ぶりを褒めてくださいました。「モモさんとは違って愛想がいいものね。」と大笑い。

 またすぐお泊まりに行く予定のココさんです。次回はご飯の量を少し減らそうと内心思っています。「お帰りなさい、ココさん。」

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主人の住まい

2019年06月02日 | 日々のこと

曇、19度、90%

 武蔵野の深い緑に初めて接したのは小学生の頃でした。生まれ育った福岡の木々とは大きさも種類も違いました.大きな幹の並木道を歩いたそのとき、不思議なくらいの安心感に包まれたのを覚えています。ところが高校を出て私が住んだ場所は東京の南西部、同じ東京でも武蔵野の面影はありません。結婚して子供を授かったのもその多摩川沿いの土地でした。

 主人が長年お断りして来た本社勤務をお受けすることになりました。本社に近い武蔵野に住まいを構えることになりました。 昨日は電化製品などを揃えました。香港からの荷物はまだ着きません。日本での生活、主人は33年ぶりです。当面は香港にも行き来があると思います。マンション住まいですが、見える景色が香港のそれとは全く違います。玄関を開けると、 ベランダからは芝のある周囲1キロほどのトラックが見えます。日本の玄関ロックの精巧さに驚きます。 周囲のお店の様子や交通の便を確かめていると、「ここに住むのは僕だからね。」と主人。ココさんと私は福岡住まいです。主人が福岡に戻る度、「いいよ、泊めてあげる。」と言っていた私。今度は私が上京する度に「泊めてあげるよ。」と主人に言われそうです。

 イチョウの木一つとっても、木姿や大きさが福岡のものとは格段違います。木の種類も違います。2年前、北海道に初めて行った折にも同じことを感じました。日本の土地土地の土を体現している木々です。仕事が忙しい折でも武蔵野の緑が主人に憩いを与えてくれると思います。

 

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6月のテーブルクロス

2019年06月01日 | 日々のこと

晴、17度、91%    東京

 福岡より30分ほど早い夜明けを迎えました。日本は南北にも長い、東西にも距離がありますが時差がありません。北海道に行けばもっと早い夜明けを迎えることになるのだろうと想像します。

 昨日家を出るときは福岡はかなりの雨の量でした。降り立った東京もどんより。いよいよ梅雨入りかと思わせる天候です。長年暮らした香港の高温多湿に比べれば、日本の梅雨なんてと思っていました。昨年の福岡地方の大雨は予想外でした。空氣も重く、床までペタペタ。古い日本家屋の我が家は時代を超えた匂いがこもっているかのようでした。こんな時期部屋の中はできるだけすっきりと過ごしたいと思います。そこで、今月はウィリアムモリスのクロスは避けました。細かく書き込まれた花柄は爽やかな空気の元でこそ映えると思います。考えてみればウィリアムモリスのお国イギリスと日本ではあまりに違う気候です。

 今月のテーブルクロスは、手持ちの中では一番大柄です。色遣いも少なく寂しげに見えます。 ところがどんよりとした天候では気持ちの邪魔にならないと思います。

 今月のカレンダーはモモさんの寝顔。 私がベットにひっくり返って本を読んでいると、右腕にはいつもこのお顔がありました。頭の重さ、お顔の匂い、寝息までもが聞こえて来そうです。

 いつもは月末2日間は家の中掃除に充てますが、上京が決まっていましたので1日繰り上げました。明日家に戻れば家の中はご覧の通りです。6月の生活が始まります。

 

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