カタルーニャ国際賞、受賞スピーチ全文
長いので私はプリントアウトして読みました。
スピーチは地震、津波の話から、日本人の美意識、無常感などの精神性の話、そして原発の話へと進み、
電力会社と政府が金を撒いて、幻想を押し付け、あともどりのできない既成事実を前に国民を脅してきた…
そして地獄の蓋を開けてしまった…日本人は核に対して「ノー」と叫び続けるべきだった…と語り
…「効率」や「便宜」という名を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。
我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的夢想家」で無くてはならないのです。
人はいつか死んで消えてしまう、しかしhumanityは残ります。
それはいつまでも受け継がれていくものです。我々はまずその力を信じるものではなくてはなりません…
と結んでいます。
悲観的な口調ではなく、力強くて、希望が感じられるもので嬉しくなりました。
文章のうまさもさすが、論旨がすっと心の中にまで届きます。
多くの人に読んでもらいたいです。
そして、村上春樹さんには、日本でも講演してほしいと思います。
日本では、小説家や、画家や音楽家等が、
自分の立場を明確にして意見を言うということはほとんどありません。
大本営発表のような政府や電力会社、御用学者の話をそのまま流すニュースばかり、
そして、スポーツの応援のような歌、癒し系の音楽、
これらに対抗するのは並大抵のことではありませんが、
村上春樹のこのような発言には勇気づけられます。
草の根の活動も少しずつ広がっているようです。
絶望的になったり、少し希望が芽生えたり、
地震から3ヶ月が過ぎて、東北からは遠い京都に住む私の心も毎日揺れています。
長いので私はプリントアウトして読みました。
スピーチは地震、津波の話から、日本人の美意識、無常感などの精神性の話、そして原発の話へと進み、
電力会社と政府が金を撒いて、幻想を押し付け、あともどりのできない既成事実を前に国民を脅してきた…
そして地獄の蓋を開けてしまった…日本人は核に対して「ノー」と叫び続けるべきだった…と語り
…「効率」や「便宜」という名を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。
我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的夢想家」で無くてはならないのです。
人はいつか死んで消えてしまう、しかしhumanityは残ります。
それはいつまでも受け継がれていくものです。我々はまずその力を信じるものではなくてはなりません…
と結んでいます。
悲観的な口調ではなく、力強くて、希望が感じられるもので嬉しくなりました。
文章のうまさもさすが、論旨がすっと心の中にまで届きます。
多くの人に読んでもらいたいです。
そして、村上春樹さんには、日本でも講演してほしいと思います。
日本では、小説家や、画家や音楽家等が、
自分の立場を明確にして意見を言うということはほとんどありません。
大本営発表のような政府や電力会社、御用学者の話をそのまま流すニュースばかり、
そして、スポーツの応援のような歌、癒し系の音楽、
これらに対抗するのは並大抵のことではありませんが、
村上春樹のこのような発言には勇気づけられます。
草の根の活動も少しずつ広がっているようです。
絶望的になったり、少し希望が芽生えたり、
地震から3ヶ月が過ぎて、東北からは遠い京都に住む私の心も毎日揺れています。