マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

かしら芋

2013-12-15 | グルメ
京都ではお正月のお雑煮にでっかい「かしら芋(親芋)」を入れます。
とくに男の子は「かしら(頭)」になるように、ということで入れるのです。

お雑煮も、おせちの食材も全部そんな験担ぎやダジャレで選ばれている、
ということを知った時は少々驚き呆れましたが、
世間は何でもそんなもの、と思うようになり、
同時にそんなダジャレに託した、昔の人の健康や平安を祈る気持ちの深さも思うようになりました。
野菜や料理につけられた名には魂がこもっているような、
そんなこともあるような気がしてきます。
だから今年も「おせち」は作る予定です。

白味噌のお雑煮の、一番上にのっかった大きな丸い「頭芋」を食べないことには下のお餅にありつけない!
父が子供の時、その芋を食べきるのはかなり苦しかったようで何度もその話を聞かされました。。
私が子どもの時はもう「かしら芋」は食べやすく切ってありました。

写真の芋は、夫が収穫してきた赤芽芋(セレベス)の親芋、子芋、孫芋です。
いくらなんでもこの大きさではお椀(大きめのお椀ですが)の中に入りません。
土の中の居心地がよほど良かったのでしょう。
特大に育ちました。
普通の里芋サイズに切って、田楽や煮ものや汁ものにして食べています。
大がらでも、きめが細かくて、粘りもあって、味も上々!
お雑煮にもぴったりです。
コメント
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