マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

東大話法ー傍観者の論理・欺瞞の言語ー

2013-12-05 | book
「東大話法」とは?!
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規則 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
規則 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
規則 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事する。
規則 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
規則 どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
規則 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
規則 その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
規則 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、
     実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
規則 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
規則10 スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
規則11 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず自信満々で難しそうな概念を持ち出す。

規則12 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
規則13 自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
規則14 羊頭狗肉。
規則15 わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
規則16 わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
規則17 ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて 賢いところを見せる。
規則18 ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。

規則19 全体のバランスを常に考えて発言せよ。
規則20 「もし○○○であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。
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以上は京大出身の現在東大教授「安富 歩」氏の著書から転載しました。

本の中では3.11以降の東大教授らの言動が実名でそのまま書かれていて、
著者が解りやすくその話法、裏の心を解説しています。

3,11以降、次々マスコミに登場する東大教授たちの
あまりに不誠実で非人間的な言動に驚愕しました。

今後はみんなが著者が列挙した東大話法を習熟して
どことかの教授が何か喋った時は、

ああこれは規則7だな、とか規則9だ、規則20だ、と思いながら聞くようになれば、
簡単には騙されません。

「20の規則」が役立つこと間違いなしです。

しかし!この「20の規則」は
特別に頭のいい厚顔無恥の東大教授や○○大教授の専売特許で
常人にはとても使いこなせるものではありません。

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『原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―』

安冨 歩 (著)
  東京大学東洋文化研究所教授(経済学者)

明石書店 (2012)
コメント
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